中古ドメイン購入後からサイト公開までにやるべきことをステップごとにまとめました。

「手順を調べながらサイト公開までの設定を進めたい！」という方は、是非参考にして下さい。

Webサイトを立ち上げるまでに必要なステップは以下の通りです。

1. ドメインの選定と購入

2. ドメインの所有権の変更と設定

3. セキュリティ対策の実施

4. サイトの設計と開発

5. コンテンツの作成と最適化

6. テストと改善

7. サイトの公開

8. マーケティングと監視

それでは、早速ステップごとに解説していきます。

中古ドメインを選ぶ際のポイントは、

・ドメインの運用履歴を確認すること

・バックリンク(被リンク)やドメインパワーを確認すること

・作りたいサイトの内容に合ったものを選ぶこと

の3つです。

また、信頼できるドメイン販売店やオークションを選ぶことも大切です。

中古ドメインを購入したら、必要に応じてWHOIS情報を更新します。

購入したばかりの中古ドメインには以前の登録者の情報が登録されているため、自身の情報に設定変更が必要です。

もしWHOIS情報を正しいものにしていないと、最悪の場合ドメインを停止される恐れがあります。

中古ドメインを購入したらなるべく早めに設定を変更しましょう。

また、ドメインのDNS設定を行い、選択したホスティングサーバーに接続します。

WHOIS情報・・・

インターネット上のドメイン名に関する登録情報のことを指します。

この情報には、登録者、登録者の連絡先、登録日の情報、ドメインの有効期限などが含まれます。

DNS設定・・・

DNSとはドメインネームシステム の略称で、ユーザーが入力するWebサイトのドメイン名を、そのサイトが実際にホストされているIPアドレスに変換するためのシステムです。

SSL証明書を取得して設定し、サイトのセキュリティを強化します。

また、必要に応じて追加のセキュリティ対策（ファイアウォールの設定、セキュリティプラグインのインストールなど）を実施します。

SSL証明書・・・

インターネット上で送受信されるデータを暗号化して保護するために使用される電子証明書です。

インストールすることで、訪問者はそのサイトが安全にデータをやり取りすることを確認できます。

サイトの目的に合わせたデザインと構造を計画します。

CMS（例えばWordPress）を使用する場合⇒適切なテーマとプラグインを選択し、カスタマイズします。

静的サイトを構築する場合⇒、HTML、CSS、JavaScriptなどを使用してサイトを開発します。

ターゲットである訪問者にとって、価値のあるコンテンツだと感じられるコンテンツを作成することが重要です。

コンテンツの内容だけでなく、タイトルや説明、キーワードも最適化しましょう。

サイトの使いやすさやロード時間、レスポンシブデザインなどをテストします。 問題が見つかった場合は、公開前に修正しておきます。

レスポンシブデザイン・・・デバイスの画面サイズに依存しないサイトの構築手法。Googleに推奨されており、SEO観点でメリットがあります。

すべての設定が完了し、テストが済んだら、早速サイトを公開してみましょう！

サーチコンソールにサイトを登録し、インデックス作成をリクエストします。

すべての設定が完了し、テストが済んだら、サイトを公開します。

SNS、メールマーケティング、コンテンツマーケティングなどを通じて、サイトを宣伝します。

Google Analyticsなどのツールを使用して、サイトのトラフィックとユーザー行動を監視し、必要に応じて最適化を行います。

サイト公開後もアップデートを続けることが成功の秘訣です。

ドメインは、基本的には買って終わりではなく維持費が必要になります。

有効期限が定められており、これを更新するためにかかる費用のことを更新料といいます。

更新料を支払うことで有効期限が延長され、引き続き中古ドメインを利用できるようになります。

ドメインは基本的に買い切りではなく、購入後もレジストラによって管理されています。

そのためドメインの使用を続ける場合は更新料を支払う必要があります。

中古ドメインは、ある程度の認知度やSEO価値があるため、初期購入価格は新規ドメインより高い傾向にあります。

しかし更新料はTLD(.com/.net/.jpなど)によってそれぞれ設定されているため、中古ドメインの方が更新料が高くなるということはありません。

注意点として、更新料はレジストラによって異なります。

中古ドメインを購入する際は、更新料や管理のしやすさなどを比較した上で選択するのがおすすめです。

実際のお名前.comの更新料の一覧はこちらから

ドメインを利用することが出来なくなります。

レジストラによっては更新猶予期間が設けられているたため、その期間内に更新料を支払えば再度使えるようになる可能性もあります。

また、更新猶予期間を過ぎた後は復旧猶予期間があります。

この期間に復旧申請を行えば復旧できる可能性がありますが、更新料とは別に手数料がかかる上に、復旧を保証するものではありません。

基本的には期限内に更新料を支払うことを徹底しましょう。

ドメインライフサイクルの一例

お名前.comでは、以下の方法で更新期限を確認できます。

ドメインを購入、管理する際には、初期の購入費用・更新料のほかに、移管料などがかかる場合があります。

移管料：ドメインを他のレジストラへ移管する際に発生する費用。

この費用は、新しいレジストラでの1年間の更新料を含むことが一般的です。

中古ドメインを購入して新しいウェブサイトに載せ替えるプロセスは、計画的に行う必要があります。

この作業には、ドメインの設定変更からウェブサイトのコンテンツ構築、そしてSEO対策まで多岐にわたります。

以下に、中古ドメインを新しいウェブサイトに載せ替える際の主な手順を紹介します。

・所有権の確認: 購入した中古ドメインの所有権が自分に移っていることを確認します。これは通常、ドメインレジストラのアカウント内で行います。

・WHOIS情報の更新: 必要に応じて、ドメインのWHOIS情報（連絡先情報など）を最新のものに更新します。

・ホスティングプランの選択: ウェブサイトのニーズに合わせたホスティングプランを選択し、契約します。

・ドメインとホスティングの紐付け: 購入した中古ドメインを新しいホスティングアカウントに紐付けます。

これには、ドメインのネームサーバーをホスティングプロバイダーのものに変更する作業が含まれます。

・CMSのインストール: WordPressなどのコンテンツ管理システム（CMS）を使用する場合は、これをホスティング環境にインストールします。

・ウェブサイトデザイン: テーマの選択やカスタマイズを行い、ウェブサイトのデザインを決定します。

・コンテンツの追加: ウェブサイトの目的に合わせて、テキスト、画像、動画などのコンテンツを追加します。

・SSL証明書の設定: ウェブサイトのセキュリティを強化するために、SSL証明書を設定し、HTTPSを有効にします。

・SEO基本設定: タイトルタグ、メタディスクリプション、ヘッダータグなど、SEOに基本的な要素を最適化します。

・リダイレクトの設定: 古いドメインからのリダイレクトが必要な場合は、適切に301リダイレクトを設定して、SEO価値を新しいウェブサイトに引き継ぎます。

・機能テスト: ウェブサイトの全ページをテストし、リンク切れや表示不具合がないか確認します。

・パフォーマンスチェック: ページのロード速度やモバイルフレンドリー性をテストします。

・公開: すべてのチェックが完了したら、ウェブサイトを公開します。

・トラフィックの監視: Google Analyticsなどのツールを使って、ウェブサイトのトラフィックやユーザー行動を監視します。

・定期的な更新: コンテンツの更新やセキュリティパッチの適用を定期的に行い、ウェブサイトを最新の状態に保ちます。

中古ドメインを設定し、管理する際に、「wwwあり/なし」とサブドメインの使用について適切な設定を行うことは、ウェブサイトのアクセス性、ブランディング、そしてSEOに影響を与える重要な要素です。

以下でそれぞれの設定について詳しく見ていきましょう。

wwwあり（例: www.example.com）とwwwなし（例: example.com）の違いは、主にユーザーの認識とSEOに関連します。

技術的には、「www」はサブドメインの一種であり、その使用はウェブサイトの運用方針に依存します。以下は、両方のアプローチの概要です。

伝統的に、多くのウェブサイトは「www」を使用してきました。これには、クッキー管理が容易になるという技術的な利点があり、ウェブサイトの柔軟性を高めることができます。

また、一部のウェブホスティング環境では、サブドメイン（「www」を含む）を必要とする設定がある場合もあります。

シンプルで覚えやすいURLを好む場合、またはブランディング戦略として「www」を省略したい場合は、「wwwなし」のURLを選択することができます。

サブドメイン（例: blog.example.com）は、主ドメインから派生したセカンダリアドレスです。

サブドメインを使用する理由には、以下のようなものがあります。

・コンテンツの区分: 特定のコンテンツ（例: ブログ、オンラインストア、サポートセクション）を主ドメインから分離して管理したい場合。

・複数の言語や地域への対応: 異なる言語や地域向けのコンテンツを提供する場合に、それぞれを区別するため。

・マーケティングやキャンペーン用: 特定のマーケティングキャンペーンやイベント専用のウェブサイトを設置する場合。

(1)一貫性のあるURL構造の選択

「wwwあり」または「wwwなし」のどちらかを選択し、ウェブサイト全体で一貫性を持たせます。

(2)301リダイレクトの使用

選択しなかった方（「wwwあり」または「wwwなし」）から選択したURLへ自動的にリダイレクトするように設定します。

これにより、SEOの観点からURLの統一が保たれます。

(3)サブドメインの適切な使用

サブドメインを使用する場合は、その目的と管理の容易さを考慮してください。

サブドメインはSEOパフォーマンスに影響を与える可能性があるため、慎重に計画することが重要です。

(4)DNS設定の最適化

「wwwあり」「wwwなし」およびサブドメインの設定は、DNSレコードを通じて管理されます。

ドメインのDNS設定を適切に行い、変更が正しく反映されるようにします。

中古ドメインを購入してWordPressでウェブサイトを構築する際は、いくつかの重要な設定が必要になります。

これらの設定を適切に行うことで、ウェブサイトの運用開始をスムーズに進めることができます。

以下に、中古ドメインを使用してWordPressを設定する主なステップを紹介します。

・ドメインの確認: 中古ドメインの所有権があなたに移っていることを確認し、必要に応じてWHOIS情報を更新してください。

・ホスティング選択: WordPressサイトをホストするためのウェブホスティングプロバイダーを選択します。

WordPressに最適化されたホスティングサービスを提供しているプロバイダーを選ぶと良いでしょう。

・ネームサーバーの更新: ドメインをホスティングプロバイダーのサーバーに向けるために、ドメインのネームサーバーをホスティングプロバイダーが提供するものに変更します。

・DNS伝播の待機: DNS設定の変更が全世界に伝播するのを待ちます。

このプロセスには数時間から数日かかる場合があります。

・自動インストール: 多くのホスティングプロバイダーは、cPanelや専用のダッシュボードからWordPressを簡単にインストールできる自動インストールツールを提供しています。

・手動インストール: 自動インストールのオプションがない場合は、WordPress.orgから最新のWordPressをダウンロードし、FTPを使用してサーバーにアップロードしてインストールすることも可能です。

・サイトのタイトルと説明: WordPressの管理ダッシュボードから、サイトのタイトルと簡単な説明（タグライン）を設定します。

・パーマリンク設定: 「設定」>「パーマリンク」から、URLの構造を選択します。SEOには「投稿名」が推奨されます。

・プライバシーポリシーと利用規約ページの追加: サイトの信頼性を高めるために、これらのページを追加することを忘れないでください。

・テーマの選択: WordPressのテーマディレクトリから、サイトのニーズに合ったテーマを選択し、インストールして有効化します。

・必要なプラグインのインストール: SEO、セキュリティ、キャッシングなど、サイト運営に必要なプラグインをインストールして設定します。

・ページと投稿の作成: 「ページ」や「投稿」セクションを使って、サイトにコンテンツを追加します。

・カテゴリーとタグの整理: 投稿を整理するためにカテゴリーとタグを適切に使用します。

・SEOの最適化: Yoast SEOやAll in One SEO Packなどのプラグインを使用して、サイトのSEOを最適化します。

・定期的なバックアップ: バックアッププラグインを利用して、定期的にサイトのバックアップを取ります。

・セキュリティ対策: Wordfence SecurityやiThemes Securityなどのセキュリティプラグインで、サイトのセキュリティを強化します。

中古ドメインを購入した後の主な手続きには、ドメインの登録情報（WHOIS情報）の更新、ネームサーバーの設定変更、そして必要に応じてウェブサイトのコンテンツのアップロードやサイト構築が含まれます。

また、ドメインのセキュリティ対策として、SSL証明書の設定も検討することが重要です。

中古ドメインの更新料は、ドメインを維持するために毎年支払う必要がある費用です。

この更新料はドメインのTLD（トップレベルドメイン）によって異なり、ドメイン登録業者によっても価格が異なる場合があります。

更新料の詳細は購入時またはドメインを管理するプラットフォームで確認できます。

中古ドメインの設定方法には、以下のステップが含まれます。

(1)WHOIS情報の更新: ドメインの所有者情報を最新のものに更新します。

(2)ネームサーバーの設定: ドメインをホスティングしているサーバーのネームサーバー情報に変更します。

(3)DNS設定: 必要に応じてDNSレコード（Aレコード、MXレコードなど）を設定します。

(4)ウェブサイトの準備: ドメインにウェブサイトを設置する場合は、コンテンツのアップロードやCMSの設定を行います。

中古ドメインの載せ替えとは、購入した中古ドメインに新しいウェブサイトのコンテンツを設置すること、または既存サイトから新しいドメインに変更するプロセスのことを指します。

このプロセスには、ウェブサイトのデータを新しいドメインに移行する作業が含まれます。

「www」を使う設定には、ドメインのDNS設定でCNAMEレコードを利用するか、またはウェブサーバーの設定で「www」のサブドメインをドメイン名にリダイレクトする設定を行います。

これにより、「www」を含むアドレスと含まないアドレスの両方でウェブサイトにアクセスできるようになります。

中古ドメインをWordPressサイトで使用するには、以下の手順を踏みます。

(1)ドメインのネームサーバーを、WordPressサイトをホスティングしているサーバーのものに設定します。

(2)WordPress管理画面で、設定 > 一般に移動し、「WordPressアドレス(URL)」および「サイトアドレス(URL)」を購入した中古ドメインに更新します。

(3)必要に応じて、既存のコンテンツを新しいドメインに合わせて更新します。