Google Chromeのショートカットキー一覧|OS・端末別に解説

Check!

  • Google Chromeでは、作業効率化に役立つさまざまなショートカットキーを使える
  • スマホやAndroidでも、外付けキーボードを使用することでショートカットキーを使える
  • Chromeの拡張機能を活用すれば、任意のショートカットキーを作成できる

仕事で使う人も多いGoogle Chromeですが、ショートカットキーを使えば作業がさらに効率化して便利です。本記事では、Windows・Linux、Mac、iPad・iPhone、Androidと使用するOSや端末別にショートカットキーを紹介します。

目次

開く

閉じる

  1. Google Chromeのショートカットキーを活用しよう
  2. Windows・LinuxでのChromeショートカットキー一覧
  3. MacでのChromeショートカットキー一覧
  4. iPad・iPhoneでChromeショートカットキーを使う方法
  5. AndroidでChromeショートカットキーを使う方法
  6. Chromeショートカットキーは追加や無効化もできる
  7. Chromeのショートカットキーが効かない場合
  8. まとめ

Google Chromeのショートカットキーを活用しよう

Google Chromeは世界的に人気のあるWebブラウザの1つで、業務で使用する方も多いでしょう。業務ではPCでChromeを使っている、という方が多いと思いますが、作業効率を上げるためには工夫も必要です。

そのために覚えておきたいものの1つが、Google Chromeで使える「ショートカットキー」です。ショートカットキーとは、通常マウスで行う操作をキーボードのみで実行できる特定のキー、またはキーの組み合わせのことを指します。

ショートカットキーを覚えておけば、カーソルを動かしたりしなくても簡単に操作ができるようになり、作業の時短に繋がります。この記事では、Google Chromeのショートカットキーを使用するOSや端末ごとに一覧で紹介していきます。

Windows・LinuxでのChromeショートカットキー一覧

Google ChromeはさまざまなOSや端末で利用することができますが、まずはWindowsとLinuxの場合のChromeショートカットキーを利用シーン別に見ていきましょう。

なお、ショートカットキーはAlt・Ctrl・Shiftのいずれかのキーを用いて行うことが多いため、この3つのキーの位置をあらかじめ把握しておくと覚えやすいです。

\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/

OSでタブとウィンドウを操作するショートカットキー

はじめに、タブとウィンドウを操作する際に使用するショートカットキーをそれぞれ一覧で紹介します。常時複数のタブやウィンドウを開きながら作業をする方は、これらの中から使いやすいものをいくつか覚えておくと良いでしょう。

タブを操作するショートカットキー

ショートカットキーを使って新しいタブを開いたり現在のタブを閉じたりできるほか、開いているタブの移動やタブ間の移動も簡単に行えます。

ショートカットキー操作内容
Ctrl + T新しいタブを開く
Ctrl + W(Ctrl+F4)現在のタブを閉じる
Ctrl + Shift + T閉じたタブを再表示
Ctrl + 1~8の数字指定したタブへ移動
Ctrl + 9一番右のタブに移動
Ctrl + tab(Ctrl+PgDn)次のタブに移動
Ctrl + Shift + Tab(Ctrl + PgUp)前のタブに移動
Ctrl + Shift + PgUp
(またはCtrl + Shift + PgDn)
タブを右(または左)に移動
Ctrl + Enter選択したリンクを新しいタブで開く
Alt + Home現在のタブでホームページを開く
Alt + ←現在のタブで前のページに戻る
Alt + →現在のタブで次のページに進む

ウィンドウを操作するショートカットキー

ウィンドウのショートカットキーも豊富に用意されており、タブと同様にカーソルを動かさなくても新規ウィンドウを開いたり操作中のウィンドウを閉じたりすること可能です。また、ウィンドウの最小化・最大化もショートカットキーで行えます。

ショートカットキー操作内容
Ctrl + N新規ウィンドウの表示
Ctrl + Shift + N新規シークレットウィンドウの表示
Ctrl + Shift + W(Alt+F4)操作中のウィンドウを閉じる
Alt + Space の後、N現在のウィンドウを最小化
Alt + Space の後、X現在のウィンドウを最大化
Alt + F の後、XGoogle Chrome を終了

Google Chromeの機能に関するショートカットキー

Google Chromeの機能を操作するショートカットキーは、以下の通りです。

ショートカットキー操作内容
F12(Ctrl + Shift + J)開発者ツールの表示/非表示を切り替え
Alt + F(Alt + E)Chromeメニューの表示
Ctrl + P印刷オプションを表示
Ctrl + H履歴の表示
Ctrl + Shift + Delete履歴の削除
Ctrl + Jダウンロードの表示
Ctrl + Shift + Iデベロッパーツール表示
Shift + Escタスクマネージャの表示
Ctrl + Shift + Oブックマークマネージャの表示
Ctrl + Shift + Bブックマークバーの表示/非表示を切り替え
Ctrl + Shift + M別のユーザーまたはゲストとしてブラウジング
F7カーソルブラウジングをオンにする
F3(Ctrl + F)現在のページ内を検索する検索バーを表示
Ctrl + G検索バーでの検索内容に一致する次の部分に移動
Ctrl + Shift + G検索バーでの検索内容に一致する前の部分に移動

ショートカットキーを使えば、開発者ツールの表示や印刷オプションの表示も一発で行えるため、わざわざマウスで操作する必要がありません。デベロッパーツールやタスクマネージャなどの表示もショートカットキーを使えば簡単に行えます。

アドレスバーに関するショートカットキー

アドレスバーに関するショートカットキーは、以下の通りです。

ショートカットキー操作内容
Ctrl + L(F6、Alt + D)アドレスバーに移動する
検索文字 + Alt + Enter新規タブでアドレスバーに入力した文字を検索
↓ で候補を選択 + Shift + Deleteアドレスバーから予測候補を削除
サイト名 + Ctrl + Enterサイト名に「www.」と「.com」を追加して現在のタブで開く
サイト名 + Ctrl + Shift + Enterサイト名に「www.」と「.com」を追加して新しいウィンドウで開く
検索エンジン名 + Tab別の検索エンジンで検索

アドレスバーへの移動や、新規タブでアドレスバーに入力した文字を検索など、多くの操作がショートカットキーを用いて行えます。アドレスバーへの移動はF6キー、もしくはAlt + Dでも可能なため、使いやすい方を選んで使用しましょう。

Webページを操作するショートカットキー

Webページを操作するショートカットキーは、以下の通りです。

ショートカットキー操作内容
Homeページの最上部に移動
Endページの最下部に移動
Space(PgDn)ページを1画面ずつ下にスクロール
Shift + Space(PgUp)ページを1画面ずつ上にスクロール
Tabクリック可能な項目を移動する
Ctrl + Dブックマークに登録する
Ctrl + Shift + D開いているすべてのタブをブックマークとして新しいフォルダに保存
Ctrl + Sページを保存する
Ctrl + Uソースの表示
Ctrl + 「+」ページを拡大する
Ctrl + 「-」ページを縮小する
Ctrl + 0ページをデフォルトのサイズに戻す
F11全画面表示モードのオン/オフを切り替え
Ctrl + R(F5)ページを再読み込み
Ctrl + O + ファイルを選択PC上のファイルをChromeで開く

ページの移動やブックマーク登録など、面倒な作業もショートカットキーを使えば簡単に行えます。画面の文字が小さくて見づらい場合には、ページの拡大・縮小を活用しましょう。Ctrlを押しながら、マウスホイールを動かす方法でも拡大・縮小できます。

また、ソースの表示やページの保存を行いたい際にもショートカットキーを使うと便利です。Webページを頻繁に閲覧する方は、これらのショートカットキーを覚えておくと良いでしょう。

作業時に便利なその他のショートカットキー

Windows・Linuxで作業をする際は、以下のショートカットキーも覚えておくことをおすすめします。

ショートカットキー操作内容
Ctrl + Cコピー
Ctrl + V貼り付け
Ctrl + X切り取り
Ctrl + Z直前の操作を取り消す
Ctrl + Y直前の操作を再実行

コピー・切り取り・貼り付けなどは、特によく使うショートカットキーです。覚えておくと作業がスムーズに進められるようになるため、使いこなせるようにしましょう。操作の取り消しや再実行は、誤って文字を削除してしまった際にも便利です。

MacでのChromeショートカットキー一覧

MacでのChromeショートカットキーは、Windowsと使うキーが異なるため注意が必要です。基本的には「Ctrl」は「Command」、「Alt」は「Option」に変更して使用します。それぞれのショートカットキーについて、以下で詳しく見ていきましょう。

\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/

Macでタブとウィンドウを操作するショートカットキー

Macでタブとウィンドウを操作するショートカットキーを紹介します。Windowsとほぼ変わらないないようですが、「Ctrl」は「Command」、「Alt」は「Option」に変更になっています。

タブを操作するショートカットキー

WindowsやLinuxと同様に、Macでもショートカットを使って以下のようなタブの操作を行うことができます。

ショートカットキー操作内容
Command + T新しいタブを開く
Command + W現在のタブを閉じる
Command + Shift + T閉じたタブを再表示
Command + 1~8の数字指定したタブへ移動
Command + 9一番右のタブに移動
Option + Command + →次のタブに移動
Option + Command + ←前のタブに移動
Ctrl + Shift + PgUp
(またはCtrl + Shift + PgDn)
タブを右(または左)に移動
Command + Enter選択したリンクを新しいタブで開く
Command + Shift + H現在のタブでホームページを開く
Command + ←(Command + [)現在のタブで前のページに戻る
Command + →(Command + ])現在のタブで次のページに進む

ウィンドウを操作するショートカットキー

WindowsやLinuxと同じようなウィンドウ操作を行えますが、Macでは使うキーが大きく異なる場合があります。ウィンドウの最小化やChromeの終了も「Command」を使うため、Macの方が覚えやすいかもしれません。

ショートカットキー操作内容
Command + N新規ウィンドウの表示
Command + Shift + N新規シークレットウィンドウの表示
Command + Shift + W操作中のウィンドウを閉じる
Command + M現在のウィンドウを最小化
Command + HGoogle Chrome を隠す
Command + QGoogle Chrome を終了

Google Chromeの機能に関するショートカットキー

MacでGoogle Chromeの機能を操作するショートカットキーは、以下の通りです。

ショートカットキー操作内容
F12開発者ツールの表示/非表示を切り替え
Command + ,設定ページを表示
Command + P印刷オプションを表示
Command + Y履歴の表示
Command + Shift + Delete履歴の削除
Command + Shift + Jダウンロードの表示
Command + Option + Iデベロッパーツール表示
Shift + Escタスクマネージャの表示
Command + Option + Bブックマークマネージャの表示
Command + Shift + Bブックマークバーの表示/非表示を切り替え
Command + Shift + M別のユーザーまたはゲストとしてブラウジング
F7カーソルブラウジングをオンにする
Command + F現在のページ内を検索する検索バーを表示
Command + G検索バーでの検索内容に一致する次の部分に移動
Command + Shift + G検索バーでの検索内容に一致する前の部分に移動

タブやウィンドウのショートカットキーと同様、「Ctrl」は「Command」、「Alt」は「Option」に変更になっているのが特徴です。履歴や印刷オプションの表示、ダウンロードの表示などもショートカットキーを用いて行えます。

アドレスバーに関するショートカットキー

Macでのアドレスバーに関するショートカットキーは、以下の通りです。

ショートカットキー操作内容
Command + Lアドレスバーに移動する
検索文字 + Option + Enter新規タブでアドレスバーに入力した文字を検索
↓ で選択 + Shift + Fn + Deleteアドレスバーから予測候補を削除
サイト名 + Ctrl + Returnサイト名に「www.」と「.com」を追加して現在のタブで開く
サイト名 + Ctrl + Shift + Returnサイト名に「www.」と「.com」を追加して新しいウィンドウで開く
検索エンジン名 + Tab別の検索エンジンで検索

最上部への移動や最下部への移動は、Windowsとは少し異なるショートカットキーです。ブックマーク登録やページの拡大・縮小は「Commandキー」を使って行います。Windowsと同様、拡大・縮小はマウスホイールを使っても行えます。

Webページを操作するショートカットキー

MacでWebページを操作するショートカットキーは、以下の通りです。

ショートカットキー操作内容
Command + ↑ページの最上部に移動
Command + ↓ページの最下部に移動
Spaceページを1画面ずつ下にスクロール
Shift + Spaceページを1画面ずつ上にスクロール
Tabクリック可能な項目を順方向に移動する
Shift + Tabクリック可能な項目を逆方向に移動する
Command + Dブックマークに登録する
Command + Shift + D開いているすべてのタブをブックマークとして新しいフォルダに保存
Command + Sページを保存する
Command + +キーページを拡大する
Command + -キーページを縮小する
Command + 0ページをデフォルトのサイズに戻す
Command + Ctrl + F全画面表示モードのオン/オフを切り替え
Command + O + ファイルを選択PC上のファイルをChromeで開く
Command + Shift + I現在のページへのリンクを含む新しいメールを作成
Command + Option + U現在のページの HTML ソースコードを表示(編集不可)
Command + Option + JJavaScript コンソールを開く

最上部への移動や最下部への移動は、Windowsとは少し異なるショートカットキーです。ブックマーク登録やページの拡大・縮小は「Command」を使って行います。Windowsと同様、拡大・縮小はマウスホイールを使っても行えます

作業時に便利なその他のショートカットキー

Macでの作業時に便利なその他のショートカットキーは、以下の通りです。

ショートカットキー操作内容
Command + Cコピー
Command + V貼り付け
Command + X切り取り
Command + Z直前の操作を取り消す
Command + Y直前の操作を再実行

これらのショートカットキーは、よく用いられるため覚えておくと非常に便利です。マウスの右クリックを使って行う操作が多いため、ショートカットキーを覚えておけばキーボードだけで操作できるようになります。

iPad・iPhoneでChromeショートカットキーを使う方法

iPad・iPhoneでChromeのショートカットキーを使用するには、外付けキーボードを用いる必要があります。外付けキーボードは、有線またはBluetoothで端末と接続して使用します。

iPad・iPhoneで外付けキーボードを使用する際は、Macと同じCromeショートカットキーを使うことができます。ただし、キーボードによって「Command」は「⌘」 記号、「Option」は「⌥」記号になっていることがあります

また、iPad・iPhoneでショートカットキーを使うには、設定の変更が必要な場合があります。すべてのショートカットキーを有効にするには、「設定」から「アクセシビリティ」に移動し、「キーボード」の「フルキーボードアクセス」をオンにします

参考:iPadでオンスクリーンキーボードと外部キーボードの設定を調整する – Appleサポート(日本)

参考:iPhoneでオンスクリーンキーボードと外部キーボードの設定を調整する – Appleサポート(日本)

AndroidでChromeショートカットキーを使う方法

「Chrome for Android」を使う場合も、iPadやiPhoneと同様、外付けキーボードを用意すればショートカットキーを使用可能です。Android向けの外付けキーボードでは、WindowsやLinuxと同じキーで操作ができます

また、Androidデバイスに組み込まれているGoogle製のスクリーンリーダー「TalkBack」を外付けキーボードと合わせて使用すると、Webページ内の詳細な操作もショートカットキーを用いてできるようになります。

参考:TalkBack キーボード ショートカットを使う – Androidのユーザー補助機能 ヘルプ

Chromeショートカットキーは追加や無効化もできる

Chromeのショートカットキーは、追加や無効化もできます。ここでは、拡張機能に任意のショートカットキーを割り当てる方法と、特定のショートカットキーを無効にする方法について解説します。

拡張機能にショートカットキーを割り当てる

Chromeのメニューから設定を行うことにより、拡張機能にショートカットキーを割り当てることもできます。拡張機能とは、Chromeのウェブストアから任意でダウンロードできる追加機能のことで、デフォルト機能にはないさまざまな機能が提供されています。

拡張機能によりChromeをより高度に活用することができますが、ショートカットキーを割り当てることで、さらに手軽に機能を呼び出すことができます。割り当ての手順は以下の通りです。

  1. Google Chromeの画面右上「Google Chromeの設定」をクリック
  2. 「その他のツール」から「拡張機能」を選択し、拡張機能一覧を開く
  3. 左上のメニューアイコンをクリックし、「キーボードショートカット」を選択
  4. 「ショートカットを入力する」の欄に任意のキーを入力

特定のショートカットキーを無効化する

誤操作などを防ぐために、特定のショートカットキーを無効にすることもできます。無効化には「Disable keyboard shortcuts」という拡張機能を使用します。Chromeウェブストアから入手可能です。

この拡張機能をインストールしてChromeのキーボードショートカットの設定画面(chrome://extensions/shortcuts)を開くと、「Disable keyboard shortcuts」の項目が表示されます

項目欄に無効化したいショートカットキーを入力すると、そのキーのショートカット機能を無効にすることができます。なお、「F6」「F12」のような単一のキーを無効にすることはできません

参考:Disable keyboard shortcuts – Chromeウェブストア

Chromeのショートカットキーが効かない場合

Chromeのショートカットキーが効かない場合は、設定を見直しましょう。設定の「キーボードナビゲーション」がデフォルトでオンになっているか確認するほか、外付けを使っている場合はキーボードが正しく接続されているか確認しましょう。

まとめ

Chromeでは、さまざまなショートカットキーを使うことができます。すべてのショートカットキーを覚える必要はありませんが、ショートカットキーを覚えておくとスピーディーに操作ができるほか、マウスを使わずにコピー&ペーストなどができて非常に便利です。

Windowsのほか、Macやスマホでもショートカットキーは使えます。本記事の内容を参考にしながら、スムーズな作業を実現させましょう。

Share

top