【経営コンサル監修】決済代行サービスのおすすめ19選を徹底比較|キャッシュレス決済が導入できる!専門家がよくある質問に回答!

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- おすすめの決済代行サービスを比較して検討できる!
- 決済代行サービスのよくある質問に経営コンサルタントが回答!
- 決済代行サービスの選び方をビジコン編集部が徹底解説!
本記事では、「キャッシュレス決済を導入したい」と考える事業者様に向けて、おすすめの決済代行サービスを厳選してご紹介します。記事中盤では経営コンサルタントの中野さんに、決済代行サービスのよくある質問について解説いただいています。ぜひこの記事を参考に最適な決済代行サービスを選択しましょう。
※監修者は「決済代行サービスのよくある質問」についてのみ監修をおこなっております。その他の部分については監修者が監修したものではありません。

編集部
この記事の編集者
ビジネスコンシェルジュ編集部
ビジネスコンシェルジュは、国内シェアNo.1ドメイン公式登録サービス「お名前.com」が個人事業主・中小企業の方々に向けて、ビジネス効率化がより身近になる情報をお届けするメディアです。
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監修者
税理士法人V-Spiritsグループ代表
中野 裕哲
起業コンサルタント®、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、CFP®、大正大学招聘教授(アントレプレナーシップ論、ファイナンス基礎) 起業コンサルV-Spiritsグループ創業者。東京池袋を本処に全国の起業家・経営者さんを支援! 「あの起業本」の著者。著書・監修書22冊、累計30万部超。経済産業省後援「DREAM GATE」で12年連続相談件数日本一。 【まるごと起業支援®・経営支援】 起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
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目次
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決済代行サービスおすすめ19選
ここでは、ビジネスコンシェルジュ編集部が厳選したおすすめの決済代行サービスを、用途別に分けてご紹介します。気になったサービスがありましたら、資料請求やサイトからの問い合わせを活用してみましょう。
決済代行サービスおすすめ19選

汎用型の決済代行サービス6選|実店舗もECサイトも対応可能
比較表で汎用型の決済代行を比較するならこちら
Squareでは、期間限定のキャンペーンの開催や、サービスのアップデートを積極的に行っています。2024年9月には対応するQRコードの決済サービスが大幅に増え、今後のアップデートにも期待です。

また、Square 資金調達では、スピーディーな資金調達が可能です。申し込みはすべてオンラインで完結し、利用にかかる手数料は固定手数料のみとなっています。個人事業主や店舗運営のオーナーにも人気のおすすめプランです。
ここがおすすめ!
- 事業規模・種類で決済手数料が変わることのないシンプルな料金体系
- 「業界最先端」のセキュリティや、充実したサポートが受けられる
- オンラインでの申込みや最短で当日審査が完了し、すぐに利用できる
- 新規のお客様はVISA&・Mastercardの決済手数料が業界最安の 2.5%で導入が可能(2024年11月1日~)※詳細は公式ページを確認※
ここが少し気になる…
- 翌営業日に振込対応しているのは「三井住友銀行」「みずほ銀行」のみ
STORES 株式会社
STORES決済

ここがおすすめ!
- 手動入金・自動入金の2種類から選べる
- 世界標準のセキュリティ基準に対応している
- 決済手数料1.98%〜で、主要な決済手段を利用できる
ここが少し気になる…
- 複数店舗で利用する場合は、店舗ごとに申し込みが必要
-
支払い方法で、自分の口座番号を購入者に間違って教えてトラブルになったり、商品発送後に、まだ振り込まれていなかったというミスが一切なくなり、プライバシーも守られ、購入者も販売者も安心して取引できるようになります。
-
ECサイトで利用しているあとに、実店舗での決済も必要になりキャッシュレス決済用のカードリーダーも導入し、EC・対面の両方を同じ口座にて処理できました。売り上げの取りまとめや入金サイクルなどが共通化していることで会計処理も楽で作業効率のアップに繋がりました。
-
同社の予約サービスと連携することで、予約サイト上で回数券の価格や内容を事前に確認・購入していただけるようになりました。また、オンライン決済により、お客様と対面しないサービス提供でも安全に決済が完了し、業務効率が向上しました。

アルファノート株式会社
アルファポータブル
ここがおすすめ!
- 最短1日からレンタルができ、屋外利用や複数台の導入にも対応
- 「レシート広告出力」「分割決済」など、充実した機能を搭載
- 専任担当者がつき、24時間体制のカスタマーサポートも利用可能
- 最短5分でお申込み完了、以降の煩雑な審査や手続きは全て対応
ここが少し気になる…
- 導入に伴う必要書類を確認するには問い合わせが必要

ソニーペイメントサービス株式会社
Sony Payment Services

ここがおすすめ!
- ECサイトやBtoBの掛け払い決済に加えて、実店舗向けの決済サービスにも対応
- 豊富なECカートを完備
- 業種に合わせた決済サービスやオプションサービスを提案してくれる
ここが少し気になる…
- 費用については問い合わせるまでわからない

SBペイメントサービス株式会社
SBペイメントサービス


ここがおすすめ!
- 総合的にサポートしてくれるサービスのため、どれを導入すべきか悩んでいる場合にも便利
- 20種類以上の決済から選べ、事業や規模を問わず導入できる
ここが少し気になる…
- より高い安全性を得られる「EMV3Dセキュア」は有償オプションとなる
-
ECサイトの決済代行として導入している中で、クレジットカード決済で不正疑いがあった場合などいち早く画面から調査依頼ができ、結果・回答もスムーズだった。ショップ運営側としては、不正利用、不正利用の疑いはクレームになる可能性もあるので、スピード感をもって対応していますので、SBペイメントはその点はかあり安心です。

\気になるサービスをクリックで詳細へジャンプ/
手数料 | 導入できる | 入金 | 導入の | ||
汎用型決済代行 | ▼対面決済 | ・クレジットカード決済 | ・翌営業日振込(三井住友・みずほ銀行のみ) | ![]() | |
▼Visa,Mastercard | ・クレジットカード決済 | ・手動入金(決済日の翌日6:00から) | ![]() | ||
▼Visa・Mastercard・JCBほか | ・クレジット | ・月1回入金 | ![]() | ||
3.6% | ・クレジットカード | ・毎日入金 | ![]() | ||
お問い合わせ | 対面 | ・月2回入金 | ![]() | ||
お問い合わせ | ・口座振替 | ・月末締翌月払い | ![]() |

ECサイト特化型の決済代行サービス5選
比較表でEC特化型の決済代行を比較するならこちら株式会社もぐら
月額パンダ


ここがおすすめ!
- 初期費用や月額費用は0円かつ利用のない月は無料で、導入ハードルが低い
- 個人事業主にも対応し、ネットだけで簡単に利用開始できる
- クレジットカードと口座振替の決済状況はスマホからも確認可能
ここが少し気になる…
- 請求書の発行や郵送代行には非対応

GMOペイメントサービス株式会社
GMO後払い

ここがおすすめ!
- 決済時に与信審査が行える「アルタイム与信」は業界最長の事績を持ち、安心かつスムーズな取引が可能
- 与信審査通過かつ正常に完了した取引に限り、業界最低水準の料金設定で「未回収リスク100%保証」
ここが少し気になる…
- サイトが未完成の場合や、対面販売・電話受注販売には対応していない
-
GMO後払いを利用することで、代金未回収のリスクを大幅に軽減できたのが大きなメリットです。特に医療や通販など、商品やサービスを先に提供する業態では、支払い遅延や未払いが課題でしたが、このサービスにより与信審査や回収業務を任せられるようになり、スタッフの負担も軽減されました。顧客側も手元に商品が届いてから支払える安心感があるため、購買率アップにもつながっていると思います。
-
昨今、クレジットカード決済でのオンライン注文が当たり前だが、個人情報やクレジットカード決済をしたくない方、そのやり方がわからないシニア層にとってはオンライン注文のハードルが後払いの支払い方法がある事により下がったと思う。特に、現金で支払いたいが、代引きはNGという方にとってもむいていると思う。
GMOイプシロン株式会社
Epsilon by GMO
ここがおすすめ!
- 売上連動型のビジネスカードが年会費永年無料で使える
- 定期購入・継続課金にも対応
- イプシロン加盟店のみ限定の融資サポートがある
ここが少し気になる…
- 国内特化ということもあり、海外取引には不向き

PayPal Pte. Ltd.
PayPal


ここがおすすめ!
- 支払いが簡単に行えるオンライン決済フォームが使える
- 購入者保護制度で全額返金を保証しているから安心
- 国際的な取引の際、為替手数料を含めた支払いが可能
ここが少し気になる…
- 厳しいセキュリティゆえに突然アカウントが凍結される可能性がある
-
クレジットカード情報がサービス元で管理され、取引先はその情報を閲覧することができないため、情報漏洩のリスクを減らすことができるのが最大のメリットと感じる。決済もワンクリックで行われ、保障サービスも充実しているため非常に使い勝手が良い。
-
業務委託という立場では個人でシステムを導入することはコスト面から厳しいと考えていました。Paypalはアカウント情報があれば決済を行うことができ、手数料も特にかからないことがメリットだと感じます。
-
決済出来るサイトが多いのが、とてもメリットだと思います。 また、いろいろなクレジットカードが登録出来るのも嬉しい利点で、皆が使い易いという声もあり、その点もメリットです。

\気になるサービスをクリックで詳細へジャンプ/
手数料 | 対応 | 入金 | 導入の | ||
ECサイト特化型決済代行 | 売上の3.5%+決済成功手数料100円/1件+消費税 | ・クレジットカード | お問い合わせ | ![]() | |
お問い合わせ | ・コンビニ | ・月末締め翌々月10日入金 | ![]() | ||
▼クレジットカード決済 | ・クレジットカード決済 | 決済手段ごとに異なる | ![]() | ||
お問い合わせ | ・口座振替 | 月末締め翌10銀行営業日支払い | ![]() | ||
1件あたり3.60% + JPY 40.00~ | ・クレジットカード決済 | 即時 | ![]() |

実店舗特化型の決済代行サービス4選
比較表で実店舗特化型の決済代行を比較するならこちらSMBC GMO PAYMENT株式会社
stera pack

ここがおすすめ!
- 決済端末とPOSレジが1台だけで完結でき、レジ回りもすっきりした状態に
- 30種類以上のキャッシュレス決済対応で、支払いもスムーズに
- 会員証アプリ機能で、キャンペーン告知やポイントカードの電子化が手軽に行える
ここが少し気になる…
- Visa、Mastercard、銀聯、電子マネーの利用開始までに約1か月半ほど日数が必要

株式会社DGフィナンシャルテクノロジー
CloudPay Neo
ここがおすすめ!
- 決済端末が不要で、QRコードだけですぐ導入できる
- 多様な決済手段に対応しており、顧客満足度とリピート率の向上を実現
- 複数請求を一括で決済リンク発行・送信でき、催促や管理の手間を劇的に削減
ここが少し気になる…
- 料金を確認するには問い合わせが必要

ここがおすすめ!
- 「Airペイ QR」や「Airペイ ポイント」を含めた各アプリ・機能で77種の決済手段を利用可能
- 振込手数料はすべての銀行で0円で、決済手段や金融機関によって入金が最大月6回
- 「Airレジ」との連携により、注文入力から会計までが一括で完了し、業務効率を向上できる
ここが少し気になる…
- POS機能を使いたい場合は「Airレジ アプリ」のダウンロード・連携が必要
-
当店では、お客様の決済方法のニーズはpaypayで満たされたのではと思う。特筆すべきpaypayのサービスとしては、キャンペーンが多く、また、キャンペーンの知名度が高いので、キャンペーン時には来店動機の一つになっているようだ。
-
今までは現金とペイペイしか対応していなかったのですが、これを導入したとこにより支払方法が増えてお客様には喜ばれています。 Airレジも導入していて、連携させることで販売管理や売り上げがすぐに見ることができるので販売部や経理部の方でも分かりやすいとのことでとても助かっています。
-
エアペイを導入したことで、クレジットカードやQRコード決済など多様な支払い方法に対応でき、顧客満足度が向上しました。レジ業務もシンプルになり、現金管理の手間やミスが大幅に減少。導入費用が抑えられるうえ、スマートな店舗運営が可能になりました。

株式会社ジェイエムエス
JMSおまかせサービス


ここがおすすめ!
- 71種ものブランド数の取り扱いや、豊富な支払方法に対応
- 店舗にあわせた決済端末が選べ、導入費用も0円で使える
- 月々の振込額や売上明細はWebでまとめて確認でき、導入前後の支援も手厚い
ここが少し気になる…
- 「JMS中小企業応援プログラム」に適用した場合のみ手数料率が2.48%

\気になるサービスをクリックで詳細へジャンプ/
手数料 | 対応 | 入金 | 導入の | ||
実店舗特化型決済代行 | ▼Visa,Mastercard | ・クレジットカード | ・毎日締め2営業日後払い | ![]() | |
お問い合わせ | ・クレジットカード | ・月1回入金 | ![]() | ||
▼クレジットカード・iD・QUICPay決済 | ・クレジットカード決済 | ・月6回入金(みずほ銀行・三井UFJ銀行・三井住友銀行) | ![]() | ||
▼クレジットカード決済 | ・クレジットカード決済 | 月2回払い | ![]() |

BtoB向けの決済代行サービス4選
比較表でBtoB向けの決済代行を比較するならこちら株式会社マネーフォワード
マネーフォワード 掛け払い

株式会社マネーフォワード
マネーフォワード 掛け払い
与信・請求書・消込・督促ぜんぶおまかせ!請求業務の課題を解決したい企業におすすめ
ここがおすすめ!
- 煩雑な手続きゼロで口座振替の負荷もなく導入が可能
- 連携機能が充実していて、仕訳登録の自動化ができる
- インボイス制度・電子帳簿保存法などの法改正などにも対応
ここが少し気になる…
- 業種や商材によって対応できない場合もある
GMOペイメントサービス株式会社
GMO掛け払い

ここがおすすめ!
- 「消し込み」や「督促(架電・再発行)」「入金管理」といった業務負荷のかかる作業を代行
- 未回収リスクも負担
- 買い手は事前の手続きが不要で初回取引から利用できる
ここが少し気になる…
- 手数料や固定費の幅が広く、取り扱いの商材や販売方法によっては高くつく場合も
株式会社ネットプロテクションズ
NP掛け払い
\気になるサービスをクリックで詳細へジャンプ/
手数料 | 対応 | 入金 | 導入の | ||
BtoB向け決済代行 | 委託金額の 0.5~3.5% | ・口座振替 | お問い合わせ | ![]() | |
お問い合わせ | ・コンビニ払い | ・月末締め翌々月10日入金 | ![]() | ||
お問い合わせ | ・銀行振込 | ![]() | |||
▼債権買取手数料(非課税) | ・口座振替 | ![]() |

経営コンサルが答える!決済代行サービスのよくある質問

ここでは、決済代行サービスにまつわるよくある質問について、経営コンサルタント・起業コンサルタント®・税理士など多岐に渡る分野で活躍をしている中野裕哲さんにご回答をいただきました。経営の専門家ならではの回答ばかりなので、導入前の疑問や不安を解消できるはずです。ぜひ参考にしてください。
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決済代行サービスのよくある質問
Q1. キャッシュレス決済を導入することによって得られる経営効果はどんなものですか?
Q2. キャッシュレスを強化したいけど、現金を捨てるのは怖い。今後、キャッシュレスと現金とでどうバランスを取った経営が求められますか?

税理士法人V-Spiritsグループ代表
中野 裕哲
1番に考えられることとしては、「資金繰り」です。 キャッシュレス決済を導入することは業務の効率化や幅広い顧客層の獲得といった効果がありますが、現金決済と異なりすぐに手許に現金が入らないという点があります。決済代行サービス会社により入金までの時間(期間)は異なりますが、あまりにも長い期間手許にお金が入らないようだと資金繰りに影響を及ぼす可能性が高くなります。 手許資金を確保した状態で導入をするのか、現金とキャッシュレス決済をバランスよく利用すべきかについては、資金繰り表を作成し検討すべきと思います。
Q3. 決済代行会社は倒産してしまうと売上金が入金されないというリスクがあるので、倒産する恐れがある決済代行会社を避けたい。何をチェックすべきですか?

税理士法人V-Spiritsグループ代表
中野 裕哲
決済代行サービスに限らずリスクを回避するためには、「相手企業が信用上問題が無い会社なのか」「経営状態はどうなのか?」といったことを事前に調べる必要があります。 例えば、上場企業が運営している決済代行サービスであれば、会社HPにIR情報が掲載されており決算報告書が開示されています。また、そのような情報が開示されていない企業であれば、導入実績やセキュリティ対策、口コミ、問い合わせ時の対応などをチェックすることです。 他には、1社のみではなく、複数社契約を行いリスクヘッジを図ることも検討材料のひとつになると思います。
決済代行サービスの選び方|重要な3つのポイント

ここからは、ビジネスコンシェルジュ編集部が決済代行選びの際にチェックすべきポイントについて詳しく解説します。より詳しく知りたい方は、「決済代行サービス選びのその他の比較ポイント」も一緒にご覧ください。
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決済代行サービス選びに重要な3つのポイント
決済方法・課金方式|キャッシュレス決済・コンビニ決済など

まずは、希望している決済手段や課金方式に対応しているかどうか確認しましょう。決済手段には、キャッシュレス決済(クレジットカード・キャリア・コード・電子マネー決済)やコンビニ決済・銀行決済などがあり、取引の相手や企業規模などによって適したものが異なります。
また、課金方式には、都度課金方式や継続課金といった複数の課金方式があります。自社の企業規模や取引相手などに応じた決済方法、課金方式が選択できる決済代行サービスを選ぶ必要があります。
以下からは、顧客の需要が高い決済手段「キャッシュレス決済」についてより深掘ります。導入したいキャッシュレス決済があれば要確認しておきましょう。
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キャッシュレス決済の種類
クレジットカード決済
クレジットカード決済は、利用者が後払いで支払いを行う方法です。クレジットカードを使うと、購入時にすぐに現金を支払う必要はなく、後日指定した日にまとめて支払うことができます。
店舗やオンラインでの支払いの際には、カードに記載されている番号や暗証番号の入力、またはサインが求められるのが一般的です。
多くのカードには分割払いやリボ払いのオプションがあり、利用者は自分の予算やニーズに合わせて支払い方法を選ぶことができます。例えば、分割払いでは、購入金額を数回に分けて支払い、リボ払いでは、毎月の支払い額を一定にできます。
QRコード決済
QRコード決済は、スマートフォンの決済アプリで支払い情報と紐づいたQRコードまたはバーコードを表示させ、かざすだけで支払いが完了する決済方法です。スマホがお財布代わりになる利便性の高さから、近年普及が拡大しつつあります。
銀行口座と連携させたりATMでチャージしたりと、様々な支払い情報を追加できます。顧客が日常遣いしたくなるようなポイント還元キャンペーンを行うQRコード決済会社が多いのも特徴です。
さらに、決済履歴がアプリ内で管理されるため、自分の支出を簡単に確認できるのも利点です。日常の買い物やオンラインショッピングなど、幅広いシーンで活用できる便利な決済方法です。
電子マネー決済
電子マネー決済では、スマートフォンや専用のICカードをかざすだけで簡単に支払いができます。支払い時には、カードやスマートフォンを専用のリーダーにかざすだけで、即座にお金が引き落とされます。
暗証番号の入力も不要で、スムーズに決済できるため日常の買い物でよく利用されます。電子マネーは、チャージ方式と呼ばれるプリペイド型が一般的で、事前に残高を追加して利用します。
例えば、コンビニや自販機でカードにお金を追加しておき、その残高を使って買い物できます。
後払い(BNPL)決済
後払い決済とは、顧客の手元に商品・サービスが提供され、請求書が届いたら支払いを行う方法です。ECなどのBtoCビジネスでも用いられますが、活発なのは請求書払い(後払い)の取引がメインのBtoBビジネスになります。
BtoCだと後払いの手軽さから顧客の商品購入へのハードルが下がり、購入へ繋がりやすいとされています。BtoBでは、分割や後払いができることによってキャッシュフローの負担が減ると支持されています。
手数料などコストが適切か

次に決済代行サービスを利用する際にかかるコストが適切かチェックしましょう。ここからは、決済代行サービスの初期費用・月額費用・各種手数料といった主な費用について解説します。
特にスタートアップ企業や中小企業では予算が限られているため、どれだけリーズナブルに高品質なサービスを導入できるかが気になるのではでしょうか。ぜひこちらの内容をチェックして決済代行サービスの費用感をつかみ、検討する決済代行サービスのコストが適切か判断できるようにしておきましょう。
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初期費用
決済代行サービスには、導入時にかかる初期費用があります。この初期費用は、サービスによって大きく異なる場合がありますが、一般的には数万円から数十万円程度が相場とされています。
決済代行サービスの種類が増えてきた現在では、初期費用が無料のものも出てきています。ただ、その分導入前後のサポートが手薄だったり、利用できる機能が初期費用があるサービスよりも少なかったりする場合があるので、サービスごとに比較して検討しましょう。
月額固定費用
決済代行サービスの月額固定費用は、サービス提供者やプランによって大きく異なります。多くの基本プランでは月額固定費用が無料または数百円から数千円程度です。
しかし、無料や低額の月額固定費用サービスでは機能に一定の制限があることも多く、取引量が一定数を超えた場合や特定の機能を使用する場合に、追加費用が発生することもあります。そのため、必要な機能を追加した結果、月額固定費用が数万円になることも少なくありません。
また、一部のサービスでは、月額固定費用が完全に無料である代わりに、決済手数料が高めに設定されている場合もあります。このような場合、取引量が多い企業にとっては、月額固定費用が低くても長期的にはコストが高くなる可能性があるため、注意が必要です。
各種手数料
決済代行サービスでは、決済手数料や振込手数料・取消手数料・トランザクション費用などが発生する場合があります。これらの手数料はサービスや決済金額ごとに異なるため、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
特に高額な商品やサービスを販売している場合、手数料が高いと大きな負担となる可能性があるため、自社が提供するサービス内容などを考慮しながら確認を行いましょう。
以下の記事では、決済代行サービスを手数料で比較しておすすめをご紹介しています。こちらもぜひチェックしてみてください。
\詳しくはこちらの記事をチェック/

【格安】手数料が安い決済代行サービスのおすすめ7選を紹介|費用相場も解説
決済代行サービスを使いたいけど、決済手数料や振込手数料を少しでも抑えたい」と考える事業者に向けて、手数料の安い決済代行サービスを厳選しておすすめ7選をご紹介します。安い手数料のサービスを比較して選びたい方は、この記事を読めば自社に合った最適なサービスが導入できます。
セキュリティ対策は万全か
決済代行サービスを利用する場合、顧客がクレジットカードなどの個人情報をの入力が発生するため、ベンダーがどのようなセキュリティ対策を行っているか把握する必要があります。
万が一個人情報が流出した場合、企業の信用性の失墜や訴訟に発展するリスクがあります。そうならないためにも、「プライバシーマーク」の有無や「ISMS認証」があるかどうかを確認しましょう。また、クレジットカード情報の保護における国際基準である「PCI DSS」といった認証を取得しているかどうかも、1つの判断基準となります。
決済代行サービス選びのその他の比較ポイント

ここでは決済代行サービスを選ぶ際の3つのポイントで取り上げられなかったチェック項目について解説します。決済代行サービスが絞りきれないとお悩みの方は、先述の3つのポイントに加えてこちらで紹介するポイントも踏まえて比較検討してみましょう。
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決済代行サービス選びのその他の比較ポイント
売上金の入金サイクルを確認
決済代行サービスの売上金の入金サイクルとは、売上が立った日から入金されるまでの期間を指します。決済代行サービスでは、一般的に「締め日」と「入金日」が設定されており、締め日までの売上額が入金日に事業者の登録口座に振り込まれる仕組みです。
決済代行サービスの売上金の入金サイクルは、事業者の資金繰りに大きく影響します。入金サイクルが長い場合、売上が立った日から入金されるまでに時間がかかるため、事業者は資金繰りに苦労する可能性があります。入金サイクルが短い決済代行サービスを利用すると、資金繰りに余裕が生まれます。
入金日や締め日は月末の15日・月末の20日など決済代行サービスによって異なります。各決済代行サービスごとに売上金の入金サイクルを確認しておきましょう。
サポート体制は充実しているか
決済代行サービスを利用する際は、サポート体制が充実しているかどうか確認しましょう。サポート体制が充実していると、急なトラブルやエラーが発生した際もリアルタイムで対応してくれるため、顧客を逃すことがありません。
サポート体制について確認する際は、対応時間や問い合わせ先もチェックしてください。夜間や土日祝でも対応してくれるか、問い合わせ先がしっかり明記されているかがポイントになります。
特に初めて決済代行サービスを利用する事業者は、手厚いサポートのある決済代行会社が適しています。分からないことや不明点があった際、丁寧に対応してくれるサービスを選ぶと導入もスムーズでおすすめです。
導入実績は豊富か
決済代行サービスを選ぶ際には、導入実績についても確認しましょう。同業種企業の導入実績がある決済代行サービスなら、自社に合っている可能性が高いです。また、大手企業の導入実績のあるサービスなら、実績のないサービスに比べて安心感があります。
導入実績は決済代行会社の公式ホームページなどに掲載されています。「キャッシュレス決済を導入してどう変わったか」「取引先とのやり取りがどう楽になったか」など、導入事業者のコメントを掲載しているサービスも一部あるので、導入後のイメージを明確にしたい方は併せてチェックしてみてください。
他システムと連携できるか
決済代行サービスは他システムと連携させると、より便利に活用できるのでおすすめです。連携できるシステムには、会計システムやCRMシステム・SFAシステム・ERPシステムなどがあります。
他システムと連携させることで売上管理の効率化などが期待できます。各種多様な種類があるため、自社が使っているものが対応しているか確認しましょう。
今お使いの決済代行サービスから乗り換える方はこちらもチェック

この記事を読んでいる事業者様の中には、すでに決済代行サービスを利用していて、別のサービスに乗り換えを検討しているという方もいるのではないでしょうか。
そこでここでは、決済代行サービスを乗り換える際に注意したいポイントを解説します。乗り換えを検討している方は、ここまで解説した選び方に加え、こちらの内容も踏まえて決済代行サービスを選んでみましょう。
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決済代行サービスを乗り換える際の注意点
利用できる決済手段がどう変化するか確認する
決済代行サービスを乗り換えたらどの決済手段が使えるようになるか、逆にどの決済手段が使えなくなるのかを確認してください。決済代行サービスによってクレジットカードブランドや決済の取り扱い数は異なるので、乗り換えによってこれまで使用していた決済手段が使えなくなる場合もあります。
これまで使えていた決済手段が使えなくなると、「利用しにくくなった」と顧客に感じさせる恐れがあるので、できるだけ今まで使用できた決済方法を引き継げるサービスを導入するのがおすすめです。
顧客のカード情報が引き継げるか確認する
ECサイトへの導入に限りますが、決済代行サービスを乗り換える場合、顧客のクレジットカード情報が引き継げるかどうかを確認しましょう。基本的にカード情報を登録すると2回目以降は入力不要になりますが、引き継ぎができないと再入力を顧客に依頼する必要があります。
契約やシステムの関係で引き継げるか否かは変わってくるので、今契約中の決済代行サービスとこれから契約しようとしている決済代行サービス間で引き継ぎが可能か確認してみてください。
導入しているカートシステムが対応しているか確認する
こちらもECサイトへの導入を検討している事業者様に限った話ですが、現在導入しているカートシステムが新しく導入したい決済代行サービスに対応しているかをチェックしてください。決済代行サービスによっては連携できるカートシステムが少ない場合があります。
その他のおすすめ決済代行サービス
ここでは記事前半に紹介しきれなかった、おすすめの決済代行サービスを紹介していきます。
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実店舗対応型
PayPay株式会社
PayPay

ここがおすすめ!
- トライアルキャンペーンを実施中!「PayPayマイストア ライトプラン」の初期費用が0円、月額利用料が最大2カ月0円に
- 最短当日から利用可能なQRコード決済に加え、マルチ決済に対応した端末タイプから選べる
- ライトプランなら集客機能も使えて、手間をかけずにリピーターを獲得できる
ここが少し気になる…
- 4年以内に解約する場合、解約違約金が発生
-
PayPayを導入したことで、現金を扱う機会が減り、会計のスピードと正確性が向上しました。また、利用者が多いため「PayPayが使えるお店」として集客効果もあり、新規顧客の獲得にもつながっています。決済後の入金もスムーズで、キャッシュフローの改善にも貢献しています。
-
PayPayカードを登録することでポイントも多く還元されますし、銀行との紐付けも簡単でチャージすれば手数料0で即座にチャージされる点がストレスを感じることなく使用できます。送金システムも簡単でわかりやすく行える点も魅力に感じています。
-
まずはおつり問題。 たくさん用意してマルシェに挑んでいましたが、PayPayなら必要ないので助かりました。 またお客様の購買心理も後押ししてくれている気がします。PayPay使えるならこれも買っておきます。と言うお声をいただくので、よかったなと感じています。

ECサイト特化型
株式会社ROBOT PAYMENT
サブスクペイ

BtoB向け
株式会社ROBOT PAYMENT
請求まるなげロボ

マネーフォワードケッサイ株式会社
マネーフォワード ケッサイ
ここがおすすめ!
- 請求書カード払いに対応しており最大60日間繰り越せるので、新たに事業を始める場合にも便利
- 目的にあわせた2つのプランを備え、無駄なく導入できる
- 最新の入金状況が常に確認でき、ニーズにあわせた請求書発行パターンを選べる
ここが少し気になる…
- プランにより与信審査や未回収管理などが使えない

まとめ
決済代行サービスは、キャッシュレス決済をはじめとした複数の決済手段を一括で導入できるため、決済に必要なシステムの導入や準備にかかる時間を短縮できます。ぜひ、本記事を参考にしながら自社にピッタリ合った決済代行サービスを選んでくださいね。
決済代行サービスのおすすめ記事はこちら
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BtoB取引の決済代行とは?メリットやサービス会社の選び方も解説
BtoBの取引に決済代行サービスを利用することで、経理担当の負担軽減やメイン業務の専念に繋がります。本記事では、BtoB取引に決済代行サービスを利用するか検討している方のために、BtoB決済代行のメリットや注意点、選び方などを解説しています。
税理士法人V-Spiritsグループ代表
中野 裕哲
キャッシュレス決済を導入することで得られるメリットは3つあります。 ①業務効率化 例えば、現金管理や過不足を確認する必要が無くなりますので、業務の生産性向上が図れます。 ②顧客層の拡大 現在は幅広い世代でキャッシュレス決済をする人が増えています。逆に、キャッシュレス決済を導入していないというだけで顧客離れを起こしてしまうケースも想定されます。 ③入金確認等の手間が省ける 以上のことから、業務効率化や顧客獲得に繋がる可能性があり、経営に良い効果をもたらすことができるでしょう。