おすすめのオフショア開発企業10選|選ぶ際の比較ポイントも解説

Check!
- オフショア開発企業は、国・得意領域・エンジニアスキル・日本語能力を確認して選ぶ
- 準委任契約と請負契約があるため、自社のプロジェクトに合った契約形態を選択する
- 文化や言葉の違いによる納期遅れなどのリスクもあるため、明確な仕様書を準備する
オフショア開発では、人件費を抑えてITシステムやアプリの開発を進められます。しかし、言葉や文化の違いによる納期遅れなどのリスクもあるため、開発企業を選ぶ際は注意が必要です。この記事では、おすすめのオフショア開発企業や選ぶ際の比較ポイントを解説します。
目次
開く
閉じる
開く
閉じる
オフショア開発で大幅なコスト削減を実現

オフショア開発とは、自国以外の海外の企業にソフトウェアやシステムの開発を委託することです。オフショア開発のメリットは、人件費の安い国や地域に開発業務を依頼することで、コストの大幅な削減などが挙げられます。
また、国内ではIT人材が不足していますが、オフショア開発を通じて海外の優秀な技術者を活用できます。プロジェクトに応じて必要な人数やスキルを柔軟に確保できる点もメリットで、人材不足に対応しやすくなります。
本記事では、おすすめのオフショア開発企業を紹介し、また、選び方の重要なポイントや注意点などを解説します。

オフショア開発とは?メリット・デメリット、失敗例と対策などを解説
オフショア開発とは、システムの開発業務などを海外企業や現地法人に委託することです。本記事では、オフショア開発をよく知らない方のために、オフショア開発のメリット・デメリット、失敗例とその対策、オフショア開発会社の選び方を解説しています。
オフショア開発企業は国・得意領域・開発体制で選ぶ

オフショア開発企業を選ぶ際は、国ごとの特徴・得意な開発分野・開発体制を確認することが重要です。また、実績・契約形態・費用に着目して比較することで自社ニーズに適した企業を選びやすくなります。次の章でそれぞれのポイントを解説します。
【重要なポイント3つ】
- 国ごとの違いを確認
- 得意な開発分野を確認
- 開発体制を確認
【その他の比較ポイント】
- 実績は豊富か
- 適切な契約形態か
- 費用を比較する
オフショア開発企業の選び方で重要な3つのポイント

海外の国に開発を委託する上で、意思疎通や技術力に注目して開発先を選ぶことが大切です。ここでは、オフショア開発企業選びに重要な3つのポイントを解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
オフショア開発企業の選び方で重要な3つのポイント
国ごとの違いを確認
オフショア開発を成功させるには、委託する国の特徴や、自社の方針との相性をよく考えることが重要です。国ごとにコスト・技術力・言語・文化の違いがあるため、適切な選択をすることがプロジェクトの効率と成果を大きく左右します。
例えば、人件費が安く、日本語を話せる技術者が多いベトナムは、人気の高いオフショア開発先です。また、勤勉な国民性が日本企業と相性がよく、時差もほとんどないため、円滑なコミュニケーションに期待できます。
中国の場合は、IT技術者の数が多く、AIやIoTなどの最新技術に強みがあります。日本から地理的に近く、ベトナム同様時差がほとんどないため、直接のやり取りも比較的容易です。英語コミュニケーションに強みがある国には、インドやフィリピンが挙げられます。
国で開発先を選ぶ際には、コスト削減と技術力のどちらを重視するか、言語や文化の相性が合っているかなどに着目することが推奨されます。例えば、品質を重視する場合、経験豊富なインドや中国の技術者が選択肢として考えられます。
得意な開発分野を確認
オフショア開発企業には、それぞれ得意な分野や技術があります。例えば、モバイルアプリ開発に強い企業もあれば、Webシステムや大規模な業務システムに特化した企業もあります。
そのため、自社ニーズとは異なる強みを持つ企業を選んでしまうと、技術的なミスマッチが発生する可能性が高くなります。ミスマッチを防ぐためには、事前にどの開発分野での実績が多いか、過去のプロジェクトを確認しましょう。
また、システム開発やアプリ開発においては、どの技術(Java・Python・Swiftなど)に強みを持っているか確かめることが重要です。
開発体制を確認
オフショア開発を選ぶ際には、アサイン体制・ブリッジエンジニアのスキル・日本語能力など、開発体制の確認が重要です。
アサイン体制とは、開発チームにどのようなメンバーが配置されるかを指します。開発規模に応じて適切なエンジニアがアサインされているか、さらにそのエンジニアがどのようなスキルや経験を持っているかを確認しましょう。
日本企業と海外の開発チームとの橋渡し役を務めるブリッジエンジニアは、高度な技術知識と語学力があるか確認しておくことが大切です。技術的な問題を解決し、双方の意図や要求を正確に伝える役割を果たせるか見極めましょう。
開発チームの日本語能力に着目することも重要で、日本のビジネス文化や商習慣に精通したエンジニアがいることにより、開発進行がスムーズになります。
オフショア開発企業のその他の比較ポイント

オフショア開発企業を選ぶ際には、実績や費用の比較に加え、自社のプロジェクトの性質を考慮して適切な契約形態を選択することも大切です。ここでは、オフショア開発企業のその他の比較ポイントを解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
実績は豊富か
オフショア開発では、自社の業界における実績がある開発先企業を選ぶことがプロジェクトを成功に導く上で大切です。
各業界には特有の要件・ルール・商習慣があります。例えば、金融業界ではセキュリティが特に重視され、製造業界では在庫管理や生産計画システムの複雑な要件が求められます。
こうした業界の特徴を理解している開発企業に依頼することで、無駄な説明が減り、プロジェクトをスムーズに進められます。また、これまでに同じような業界での実績が多ければ、多くの課題を経験しており、その分適切な解決策を提供できる可能性が高いです。
実績を確認する際は、自社と同じ業界での開発経験があるかだけでなく、自社が求めるシステムやアプリの種類に対する実績があるかまで、詳細に調べることがおすすめです。実績に対する評価まで確認できると参考にしやすくなります。
適切な契約形態か
オフショア開発の代表的な契約形態には、準委任契約と請負契約があります。これらは、契約の範囲が異なるため、プロジェクトの性質に応じて適切な契約形態を選択することが大切です。以下に、それぞれの契約形態について解説します。
準委任契約
準委任契約は、労働力や技術提供を一定期間確保する契約です。開発の進行中に仕様変更や追加要件が発生しやすい場合や、長期的なプロジェクトに向いています。
この契約形態では、納品物の完成が求められるわけではなく、作業そのものが契約対象となるため、進行中に仕様を柔軟に変更できるのが大きなメリットです。継続的なチーム体制により、自社にノウハウを蓄積しやすいのも利点です。
ただし、マネジメントが必要で、進捗管理にコストがかかります。また、この契約に完成責任は含まれないため、成果物の品質や納期の保証が明確ではない点も気をつけなければいけません。
請負契約
請負契約は、特定の成果物を納品する契約です。契約時に定めた仕様に基づいて、完成物を納品する義務があるため、品質や納期が明確に保証されます。この形態は、要件がしっかり固まっている短期・単発のプロジェクトや、小規模な開発に向いています。
しかし、途中で仕様を変更するのは難しく、追加費用が発生しやすいデメリットがあります。仕様変更ができない点は柔軟性に欠けるものの、固定的で予算管理がしやすい面もあります。ただし、契約前に詳細な要件定義が必要なため、初期段階の負担は大きくなります。
費用を比較する
オフショア開発の費用は、開発規模・期間・委託先の国によって大きく変動します。開発の基本的な費用は、エンジニアの人月単価(1人あたりの月単価)で計算されます。プロジェクトが大規模で長期になるほど、エンジニアの稼働時間が増え、費用も高くなります。
小規模なプロジェクトや短期の開発であれば、請負契約で固定価格が推奨されます。長期プロジェクトや仕様変更が発生する場合は、柔軟に対応できる準委任契約がおすすめです。
また、国による費用の違いも考慮しなければいけません。国によって人月単価が約30万円程度と安価な場合もあれば、40万円前後になるケースもあります。国ごとの特徴を押さえた上で、費用と技術力のバランスを考えて選ぶようにしましょう。
開発の要件に対してどの国が適しているかを見極め、プロジェクトの規模や期間に応じた費用の見積もりを確認することが重要です。
おすすめのオフショア開発企業10選
双日テックイノベーションベトナム株式会社
双日テックイノベーションベトナム
双日テックイノベーションベトナム
双日テックイノベーションベトナム株式会社
双日テックイノベーションベトナム
高品質なサービスと優秀な開発チーム!金融業界にもおすすめ
口コミ一部抜粋
(投稿された口コミがまだありません)
GOOD
ここがおすすめ!
- 開発から運用・拡張まで「長期的」な協力関係を結べる
- 最先端技術の導入や期限の厳守、高品質なサービスの提供
- 経験豊富なエンジニアを有した「開発チーム」により、さまざまなニーズに対応
MORE
ここが少し気になる…
- 日本人スタッフの有無や契約形態などは問い合わせで確認
オルグローラボ株式会社
オルグローラボ
オルグローラボ
オルグローラボ株式会社
オルグローラボ
豊富な経験と実績!強固なセキュリティとカスタム性の両立を求める方におすすめ
口コミ一部抜粋
(投稿された口コミがまだありません)
GOOD
ここがおすすめ!
- 品質向上とコスト削減への持続的な取り組みを実現
- 実務を通じた「実践的」なトレーニングの実施で、プロジェクトへの理解が深まる
- エンジニアの給与を可視化し、公正な取引を約束
MORE
ここが少し気になる…
- 土日やベトナム祝日の出勤については原則禁止で事前相談が必要
株式会社アイディーエス
スマラボ

GOOD
ここがおすすめ!
- 「AWSクラウド環境の構築」「デザイン/UIの最適化」まで幅広く対応
- 日本基準の高い開発品質かつ、設計フェーズから開発まで一貫して行う
- 契約は日本法人で、サポートもすべて日本人が支援するため初心者でも安心
MORE
ここが少し気になる…
- 最低契約期間は6か月で、アサインジャッジはできない
株式会社プライムスタイル
プライムラボ
プライムラボ
GOOD
ここがおすすめ!
- 日本とベトナム両方に優秀なエンジニアを有し、ハイクオリティーなサービスを提供
- 日本人PMが多数ベトナムに滞在することで、コミュニケーションロスを防止
- UXUIに特化したデザイナーによる、一貫した支援
MORE
ここが少し気になる…
- 対応サービスの詳細と各種費用は問い合わせで確認
株式会社キャピタルナレッジ
キャピタルナレッジのシステムオフショア開発

株式会社キャピタルナレッジ
キャピタルナレッジのシステムオフショア開発
スピード・コスト・クオリティ全てを最適化したい方におすすめ
口コミ一部抜粋
(投稿された口コミがまだありません)
GOOD
ここがおすすめ!
- コストを抑えつつ、スピーディーな開発を実現
- 豊富な人材でPDCAを最適化し、エンジニア不足を解消
- 「ラボ型」「受託開発型」のどちらにも対応
MORE
ここが少し気になる…
- 日本人スタッフの有無やサポート体制については問い合わせで確認
株式会社Wakka Inc.
Wakka Inc.のラボ型開発
株式会社Wakka Inc.
Wakka Inc.のラボ型開発
短期契約から長期的なプロジェクトまで幅広くおすすめ
口コミ一部抜粋
(投稿された口コミがまだありません)
GOOD
ここがおすすめ!
- 「スタートアップ支援」と「長期プロジェクト支援」に対応
- 自由度の高いチーム編成により、開発のボトルネックを解消
- 新規事業やMVP開発など、企画支援から運用まで、一貫してサポート
MORE
ここが少し気になる…
- 日本人スタッフの有無、日本語の対応可否などは問い合わせで確認
ディレクトリジャパン株式会社
ディレクトリジャパンのオフショア開発

ディレクトリジャパン株式会社
ディレクトリジャパンのオフショア開発
コミュニケーションロスによるコスト削減を重視したい方にもおすすめ
口コミ一部抜粋
(投稿された口コミがまだありません)
GOOD
ここがおすすめ!
- グローバル活用のコンサルティングによる徹底的なサポート
- 東南アジアに特化した人材活用やエンジニアの活用
- 外国人サイドだけでなく双方のコミュニケーション支援を実施
MORE
ここが少し気になる…
- 日本人スタッフの有無や契約形態については問い合わせで確認
株式会社オリエント・ソフトウエア
オリエント・ソフトウエアのオフショア開発センター
オリエント・ソフトウエアのオフショア開発センター
株式会社オリエント・ソフトウエア
オリエント・ソフトウエアのオフショア開発センター
専用チームで安心!ニーズの変化にも対応できる柔軟性を重視したい方にもおすすめ
口コミ一部抜粋
(投稿された口コミがまだありません)
GOOD
ここがおすすめ!
- 「専用チーム」により、スムーズなコミュニケーションが取れる
- 成長企業に最適な「ビルド・オペレート・トランスファー(BOT)」を採用
- 必要に応じた「チーム編成」で、ニーズにあわせて柔軟に対応
MORE
ここが少し気になる…
- 具体的な対応業務は問い合わせで確認
株式会社Sun Asterisk
Sun Asteriskのオフショア開発
株式会社Sun Asterisk
Sun Asteriskのオフショア開発
デザインから戦略・開発・テストまで一気通貫で任せたい方におすすめ
口コミ一部抜粋
(投稿された口コミがまだありません)
GOOD
ここがおすすめ!
- ベトナムの優秀なエンジニアだけでなく、日本からも経験豊富な人材が多数在籍
- 100人体制の「デザインチーム」により、開発やテストまで一気通貫で任せられる
- 常に技術力の向上を目指し、ユーザーの感動体験にコミット
MORE
ここが少し気になる…
- 具体的な費用や契約形態は問い合わせで確認
インディビジュアルシステムズ株式会社
インディビジュアルシステムズのオフショア開発
インディビジュアルシステムズのオフショア開発
インディビジュアルシステムズ株式会社
インディビジュアルシステムズのオフショア開発
短期から中・長期まで!シンプルな料金体系を望む方におすすめ
口コミ一部抜粋
(投稿された口コミがまだありません)
GOOD
ここがおすすめ!
- 運営費用は「ポジション単価(BSE・PL・PG)×人月」のみ
- 日本語に対応したプロジェクトリーダーや日本人営業が在籍
- 最速で即日ラボ立ち上げが可能な体制を保持
MORE
ここが少し気になる…
- 対応業務やテスト・レポートの運用については問い合わせで確認
オフショア開発を委託する際の注意点

オフショア開発の効果を高めるためには、計画性を持って委託することが大切です。ここでは、オフショア開発を委託する際の注意点を解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
オフショア開発を委託する際の注意点
要件を明確にしてから見積もりをとる
オフショア開発を委託する際に、余計なコスト増を防ぐためには、事前に要件を明確にしてから見積もりを依頼することが重要です。
要件が明確でない場合、開発チームは不完全な情報に基づいて進行することになり、納品後に期待した機能や仕様が満たされないことがあります。追加の修正や再開発が必要になると、その分コストが増加します。
システムやアプリの要件を詳細に定義する際は、必要な機能・開発範囲・品質基準などを具体的にすることが大切です。開発側との誤解を防ぐために、仕様書の内容もなるべく詳細にし、曖昧な表現を避けるようにしましょう。
また、進行中のレビューを含めてスケジュールを確認し、納期に余裕を持たせることも修正や再開発を防ぐ上で大切です。
文化や言葉の違いを理解しておく
オフショア開発を委託する際には、文化や言葉の違いを理解することが重要です。例えば、日本独自のニュアンスや曖昧な表現は、外国では理解されにくく納期遅れの原因になるリスクがあります。そのため、指示を明確にした仕様書を準備することが大切です。
また、日本の仕事優先の文化と異なり、ベトナム・インド・フィリピンなどの国では、祝日・家庭・宗教行事が優先される場合があります。納期や作業進行への影響を抑えるためには、事前に文化的背景を理解し、開発チームと共通認識を持つようにしましょう。
こまめにコミュニケーションをとる
オフショア開発では、異なる国や文化で働くチームと共同でプロジェクトを進めるため、言語の壁や時間差が原因で、情報共有のズレが生じやすい側面があります。このズレを放置すると、仕様の誤解や納期の遅れが発生しやすくなります。
プロジェクトを円滑に進めるためには、こまめなコミュニケーションが欠かせません。例えば、定期的なミーティングを設定すれば、現状把握と必要に応じた軌道修正がしやすくなります。
チャットやビデオ会議ツールなどを活用して、日常的にコンタクトを取ることも効果的です。リアルタイムなやりとりを増やすことで、早期に問題を発見しやすくなるため、スムーズな解決に期待できます。
スケジュール管理を徹底する
オフショア開発では、日本と開発拠点となる国の間に時差があることが多いです。例えば、夜間に日本の業務が終了しても委託先では業務が始まる場合、コミュニケーションやタスクの引き継ぎが滞ることがあります。
このような課題を放置するとトラブル時の対応が遅れ、プロジェクト全体の遅延に繋がります。時差の影響を最小限にするためには、定期的な進捗確認を行い、スケジュール管理を徹底することが重要です。
その際、スケジュール管理専用のツールを使用することがおすすめで、タスクの進捗を可視化できるため、全体の管理がしやすくなります。スケジュールを設定する際もトラブルを想定し、余裕を持たせて期間設定することが大切です。
まとめ

オフショア開発では、自国以外の海外にシステム開発を委託することでさまざまなメリットが得られます。人件費の安い国に開発を依頼すれば、開発コストを大幅に抑えられ、IT人材の不足を補えます。海外の優秀なエンジニアを活用できるのも利点です。
オフショア開発の企業選びでは、国ごとの特徴や得意な分野、開発体制を確認することが重要です。各国にはコスト・技術力・言語や文化の違いがあるため、これらをよく理解した上で、自社に合った企業を選ぶ必要があります。
オフショア開発を委託する際には、計画的な進行管理や明確な仕様書の準備が欠かせません。本記事の内容を参考にして、人材の柔軟な確保とコスト削減を実現し、プロジェクトの円滑な進行を目指しましょう。