クリニックにおすすめのPOSシステム4選|選ぶ際のポイントも解説

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  • クリニックにPOSシステムを導入することで、業務負担軽減やサービス向上に繋がる
  • 保険適用やレセコンとの連携性などクリニックに必要な機能の有無を確認する
  • 継続的に通う患者が多いクリニックには、顧客管理や予約管理ができるものがおすすめ

クリニックにおけるレジ業務には、保険の適用や未回収金の発生、入力ミスなどの課題があり、複雑で時間もかかります。POSシステムを導入し、効率化を図りましょう。この記事では、POSシステムの導入メリット、選ぶ際のポイントなどを交え、おすすめ製品を紹介します。

目次

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  1. POSシステムでクリニックの会計業務を効率化
  2. クリニックにPOSシステムを導入するメリット
  3. クリニックがPOSシステムを選ぶ際のポイント
  4. クリニックにおすすめのPOSシステム4選
  5. その他のPOSシステムの選び方
  6. まとめ

POSシステムでクリニックの会計業務を効率化

クリニックでは、保険適用の算出や、患者の手持ち金不足による未回収金の発生により、レジ業務が煩雑になりやすいのが課題です。また、人手不足によってレジ業務が滞り、長い会計待ちが発生する、といったケースも少なくありません。

POSシステムやPOSレジは、自動計算やキャッシュレス決済対応により、レジ業務の効率化を図れます。クリニック向けの機能を備えた製品も多く、自院の課題解決につなげられる可能性があります。

本記事では、クリニックにおけるPOSシステムの選び方やおすすめの製品について解説します。クリニックならではのレジ業務の課題を解決したい場合は、ぜひ参考にしてください。

POSシステムとは?機能や導入のメリット・デメリットを解説

POSシステムとは、小売業の日々の売上や販売した商品をデータ化して管理するシステムを指します。POSシステムを活用することで、売上管理の効率化や商品在庫の最適化が実現します。この記事では、POSシステムの機能やメリット・デメリット、選ぶ際のポイントを解説します。

クリニックにPOSシステムを導入するメリット

レジ業務が煩雑になりやすいクリニックにPOSシステムを導入することで、ミスや負担の軽減、未回収金の管理の効率化、サービス向上などの効果に期待できます。ここでは、クリニックにPOSシステムを導入するメリットを解説します。

会計業務のミスや負担を軽減できる

POSシステムは、診療項目や預かり金などを入力すると、医療費を計算したうえで正確なお釣りを自動計算してくれます。会計の度に煩雑な保険適用の計算をせずに済み、お釣りの金額ミスも防止できます。

会計業務を簡略化することで、レジ担当者の心理的な負担の軽減につなげられるでしょう。また、操作方法さえ習得すれば、新人でも複雑な医療費の計算ができるようになり、人手不足の解消にもつながります。

未回収金の管理がしやすくなる

前述したように、クリニックでは患者の手持ち金の不足などにより、未回収金が発生することが多いです。未回収金が大きくなると、クリニックの経営状況にも悪影響を来しかねません。

POSシステムは、患者ごとの未回収金の状況や残高をまとめて管理できます。システム上では、誰からいくら回収すべきかが一目で分かるため、カルテや台帳を使った管理方法に比べて、未回収金の管理が楽になります。そして、回収率のアップにも期待できます。

サービス向上に繋がる

POSシステムを導入して計算を自動化することで、会計にかかる時間を大幅に短縮できる可能性があります。また、POSシステムによっては、現金払い以外にも、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済などのキャッシュレス決済方法に対応しています。

会計待ちを解消しつつ、支払方法の選択肢を増やすことで、患者に対するサービス向上につなげられます。特に、現在はキャッシュレス決済へのニーズが高まっており、簡単に決済手段を増やせるPOSシステムの利点は大きいでしょう。

クリニックがPOSシステムを選ぶ際のポイント

クリニックがPOSシステムを導入する際は、医療業界独自の会計事情にも柔軟に対応できる機能を備えたものを選ぶことが大切です。ここでは、クリニックがPOSシステムを選ぶ際のポイントについて解説します。

既存システムと連携できるか

電子カルテやレセプトコンピューターで医療費を管理するクリニックでは、これらのシステムとの連携可否が、POSシステムの重要な選定基準となります。

利用中のシステムとPOSシステムを連携することで、カルテやレセコンのデータからそのまま会計できるため、金額確認や重複入力の手間を減らせて便利です。計算ミスも防止でき、会計業務の大幅な効率化が見込めます。

POSシステムによって連携できる外部システムが異なるため、利用中のシステムに対応しているかどうか確認しましょう。

クリニックに特化した機能があるか

クリニックでは保険適用・自費払いの算出や、家族まとめての同時精算、保険証未所持による全額自費払いした患者への返金処理など、煩雑な作業が多く発生します。このような作業をスムーズに行える機能の有無にも注目しましょう。

例えば、保険適用の選択や、人数選択、返金処理の機能を備えたPOSシステムがおすすめです。クリニック特化型のPOSシステムの導入により、複雑な処理もスムーズに行うことができ、患者の満足度を向上させるとともに、会計担当者の負担も減らせます。

キャッシュレス決済に対応しているか

医療費は思いがけず高額になることも多く、患者が手持ちの現金で支払いできないというケースも多くみられます。キャッシュレス決済に対応しているPOSシステムであれば、現金が足りなくてもその場ですぐに精算できる可能性があります。

クリニック視点では、未回収金を減らすことができ、安定した経営につなげやすいです。また、非接触で会計できるため、衛生面でも安心です。

特に、体力や感染力が低下した患者が多いクリニックでは、感染症予防の観点からも、非接触で決済できるPOSシステムは有用性が高いでしょう。

顧客管理・予約管理ができるか

POSシステムによっては、顧客管理や予約管理の機能を備えています。クリニックでは継続的に通う患者が多いため、患者の情報や予約情報を一元的に管理できるものがおすすめです。

別途顧客管理システムや予約管理システムを導入せずに済み、コストや専用端末の設置場所を削減できます。また、顧客ごとに未回収金を管理しやすくなるため、回収漏れの防止にもつなげやすいです。

自院のスペースに適しているか

POSレジの設置にはある程度のスペースが必要になるため、自院において十分な設置スペースを確保できるかどうか、事前に確認しましょう。POSレジの中には、スタッフと患者側の両方から操作できるタイプや、音声が流れるタイプのものもあります。

機能によってサイズ・形状が異なるため、設置場所を具体的に決めたうえで、サイズ感を考えることが大切です。また、クリニックでは医療機器の設置や、ある程度の通路幅の確保も求められます。

スタッフ・患者の動線も考慮したうえで、最適なサイズ・形状のPOSシステムを選びましょう。

拡張性の高さをチェック

クリニックでは、法改正や世間的なニーズの変化などにあわせて、サービスの拡充を求められることがあり、会計業務においても柔軟に対応していかなければなりません。そのため、POSシステムを選ぶ際は、拡張性の高さにも注目するのがおすすめです。

例えば、新しいキャッシュレス決済方法や、医療費改定にも自動で対応できるPOSシステムであれば、クリニック側でアップデートをせずに済みます。

また、クリニックの規模拡大にあわせて、新機能の追加や端末の増設、画面レイアウトを簡単に変更できるものは、1つのシステムを長期にわたって使い続けることができます。将来の事業計画やトレンド予測をもとに、柔軟な利用が可能かを検討しましょう。

導入費用は予算に見合っているか

POSシステムの導入には、初期費用・月額料・端末の購入費用などのコストがかかります。一般的に多機能なPOSシステムは、サポート範囲が広く、業務効率化にも大きな効果が観られます。

一方で、コストも高額化しやすいため、導入費用が予算に見合っているかは十分に検討すべきでしょう。システムの操作教育にかかるコストも含めて、費用対効果の最大化につなげやすいPOSシステムの導入が望ましいです。

クリニックにおすすめのPOSシステム4選

Square株式会社

Square

Square

Square株式会社

Square

多機能かつキャッシュレス決済対応であらゆる業態におすすめ

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Squareでは、期間限定のキャンペーンの開催や、サービスのアップデートを積極的に行っています。2024年9月には対応するQRコードの決済サービスが大幅に増え、今後のアップデートにも期待です。

また、Square 資金調達では、スピーディーな資金調達が可能です。申し込みはすべてオンラインで完結し、利用にかかる手数料は固定手数料のみとなっています。個人事業主や店舗運営のオーナーにも人気のおすすめプランです。

評判・口コミを紹介

Square ターミナルを​導入してから、​作業は​2倍ほど​スピーディーに​なったと​思います。​電話回線を​使った​決済は​読み込みに​時間が​かかるし、​端末は​キッチンの​奥に​設置していたので​カードを​持って​行って​決済しなければなりませんでした。​決済スピードが​速い​ことと、​客席で​会計が​できる​ことで​時間が​大幅に​短縮できました。​

Square ターミナル導入事例(epais coup)|Square株式会社

GOOD
ここがおすすめ!

  • Androidスマートフォンの「タッチ決済」にも対応
  • 「複数店舗管理」「eギフトカード」「勤怠管理」など、充実した機能数
  • 電話やメールでのサポートが受けられ、導入後も安心して利用できる
  • 新規のお客様はVISA&・Mastercardの決済手数料が業界最安の 2.5%で導入が可能(2024年11月1日~)※詳細は公式ページを確認※

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ここが少し気になる…

  • 払い戻しやオフラインモード時に対応している決済が限られている

株式会社 スマレジ

スマレジ

スマレジ
出典:smaregi.jp

株式会社 スマレジ

スマレジ

飲食店向けプランも◎細かく管理したい方におすすめ

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評判・口コミを紹介

前のレジを入れ替えたとき、各店のスタッフ教育がネックでして、集合教育を実施したり色々しないと駄目だったのですが、今回はほとんど集合教育を取らずにマニュアルベースで、あとは各エリアマネージャーから落とし込んでもらうという形を取りました。 販売員さんの年齢も様々ですが、とくにそんなに抵抗なく。操作説明が要らないって凄いですね。  

導入事例(靴下専門店 Tabio)|株式会社 スマレジ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 入出荷管理やPL管理・販売管理機能も搭載
  • 無料プランや飲食店向けプランを含む5つのプランから目的に合わせて選択可能
  • 「免税」や「軽減税率」にも対応

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ここが少し気になる…

  • 月額費用が安いプランもあるがかなり機能が限られている

株式会社ビジコム

BCPOS

BCPOS
出典:www.bcpos.jp

株式会社ビジコム

BCPOS

リサイクルショップも◎機能を組み合わせたい方におすすめ

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評判・口コミを紹介

今回セミセルフレジを導入することで、お金の取扱いは市民の方がご自身で行っていただけるので、職員はその間に証明書等の交付準備作業をすることができるようになり、交付事務の効率化が図られました。決済手続きはスマホ決済であればものの数秒で終わります。お一人の会計時間の短縮は例え1分でも2分でも積みあがることで、全体の滞留時間の短縮につながっています。

導入事例(東京都三鷹市役所)|株式会社ビジコム

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ここがおすすめ!

  • お客様専用ページ機能つきのサポートは無料で利用できる
  • クラウド連携が可能で、一元管理や在庫や顧客情報の共有もしやすい
  • リサイクルショップ向けのオプションも用意

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ここが少し気になる…

  • 土日祝・365日の電話サポートは「有料」サポートになる

株式会社ユビレジ

ユビレジ

ユビレジ
出典:ubiregi.jp

株式会社ユビレジ

ユビレジ

多機能かつ直感的!マルチに使えどんな業種にもおすすめ

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評判・口コミを紹介

問い合わせに対してユビレジは迅速で対応が早い、と感じています。例えば、何かの影響でインターネットに繋がらない、という不具合が発生した時に、それがインターネットによる問題なのか、またはiPad本体なのか、周辺機器なのか、状況からの判断が非常に早いので、施設としての対応も早くなり助けられています。

テナント様をお待たせする時間がなるべく少なくなるよう対応ができているようで良かったです

導入事例(豊洲 千客万来(万葉倶楽部株式会社))|株式会社ユビレジ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 「カンタンがいちばん」をコンセプトにしており、多機能なのに直感的に使える
  • 飲食・小売り・サービス業といったさまざまな業種に対応
  • 「複数店舗管理」機能を備え、各店の売上がリアルタイムで集計可能

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ここが少し気になる…

  • 「在庫管理」や「QRオーダー&決済」「ハンディ」はオプション対応

その他のPOSシステムの選び方

POSシステムを選ぶ際は、上記に加えて、以下のようなポイントにも注目しましょう。例えば、タブレットやスマートフォンなどを端末化できるサービスは、規模の小さなクリックでもコスト・スペースを心配せずに導入・運用しやすいです。

患者にアプリをインストールしてもらい、オンライン上で決済や来院予約ができるサービスは、クリニック側の管理業務がさらに楽になります。

クリニックの煩雑な会計業務に対応できるかは、医療業界での導入実績の豊富さから判断できます。操作性・登録商品数・サポート体制にも注目しながら、自院での運用に適したPOSシステムを導入しましょう。

【重要なポイント2つ】

  1. 利用可能な端末を確認
  2. 自社と同じ業種・業界の導入実績を確認

【その他の比較ポイント】

  1. 使いやすい操作性か
  2. 登録できる商品数を確認
  3. サポート体制は充実しているか

まとめ

複雑な医療費の計算や未回収金の頻度が高いクリニックの会計業務には、会計やお釣りの自動計算ができるPOSシステムやPOSレジが役立ちます。

保険適用したうえで現金のやり取りをスムーズに行えるため、患者の会計待ちを解消しつつ、会計担当者の負担軽減にもつなげやすいです。

また、年々ニーズが高まっているキャッシュレス決済も簡単に導入でき、患者の満足度を高めつつ、現金不足による未回収金の発生リスクを抑えられるのもメリットです。

返金処理や家族同時精算など、クリニック向けの機能が充実したPOSシステムも多く存在するため、自院の運営状況や顧客ニーズに合わせて、費用対効果の高いものを導入しましょう。

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