おすすめの新卒採用サイト10選|選ぶ際の比較ポイントも解説

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- 新卒採用サイトは、コスト・自社業界での実績・就活生の会員数に注目して選ぶ
- スカウトや説明会実施など、採用までをサポートしてくれる体制があるサイトがおすすめ
- 利用する前に、どのようなスキルや価値観をもつ人材が欲しいのか明確にしておく
人手不足が深刻化する昨今では、新卒採用においても求める人材を獲得するのが難しくなっています。新卒採用サイトを上手に活用し、自社にマッチした学生を集めましょう。この記事では、おすすめの新卒採用サイトや選ぶ際の比較ポイント、注意点を解説します。
目次
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新卒採用サイトを活用しよう

新卒採用サイトとは、企業が求職者(就活生)との接点を拡大し、効果的に採用活動を進めるためのオンラインプラットフォームです。自社の求人情報や魅力を広く発信できるため、適切な人材の発掘に繋がります。
新卒採用サイトでは、学生への情報提供・求人管理・選考のサポートなど、複数の機能を一括して利用でき、採用活動の効率化を図れます。全国の学生が利用するため、幅広いターゲットへリーチしやすい点もメリットです。
また、動画やインタビューの掲載で社風や価値観を伝えれば、企業の魅力を理解した求職者からのエントリーを増やし、優秀な人材を確保しやすくなります。本記事では、新卒採用サイトの選び方や注意点などを解説します。
新卒採用サイトはコスト・実績・会員数で選ぶ

新卒採用サイトを選ぶ際には、コスト・実績・会員数の確認が重要なポイントです。また、サポート体制やシステム連携で比較することも効果を上げる上で大切です。次の章以降でそれぞれのポイントを詳しく解説します。
【重要なポイント3つ】
- コストは適正か
- 実績は豊富か
- 会員数は十分か
【その他の比較ポイント】
- サポート体制は充実しているか
- 採用管理システムと連携できるか
新卒採用サイトの選び方で重要な3つのポイント

自社にとって理想的な人材を確保するためには、新卒採用サイトの規模が大きいものであることが不可欠ですが、予算とのバランスも無視してはいけません。ここでは、新卒採用サイト選びに重要な3つのポイントを解説します。
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コストは適正か
多くの新卒採用サイトは、掲載期間やプランごとに異なる料金設定がされています。掲載料金は、通年掲載で50〜120万円程度が相場ですが、採用活動の期間や規模に応じて料金が変わるため、計画的な予算設定と費用対効果の検討が欠かせません。
費用対効果を確認する際は、費用に対してどれだけの応募者を集められて、そのうち何人採用できると自社にとってコストパフォーマンスが高いかを判断することが大切です。また、応募者の質も重要で、採用後の定着率や応募者のスキルも考慮する必要があります。
一部のサービスでは、成功報酬型の料金体系を採用している場合もあります。成功報酬型とは、採用が決まった段階で報酬が発生する仕組みで、初期費用を抑えられたり、募集をかけるだけではなく、確実に採用成果が得られるメリットもあります。
ただし、成功報酬型は1名あたりの採用単価が高くなるケースも多いため、この場合も費用対効果の慎重な計算が必要です。
実績は豊富か
新卒採用サイトを選ぶ際、実績の豊富さは重要な判断基準になります。実績には、採用実績だけではなくサイトの利用企業数も含まれます。実績豊富なサイトを選ぶことで、応募者を一定規模で確保しやすくなり、採用の成功率が向上します。
一般的な新卒採用サイトは、利用企業数が多いほど、それに比例して多数の学生が登録しています。そのため、利用企業数が多いサイトであるほど、幅広い学生にリーチできる可能性が高くなります。
また、採用実績が豊富であれば、過去の事例に基づいた企業への運用サポートやアドバイスが充実しています。自社業界で理想的な運用ができるかを確かめたい場合は、自社業界での実績や採用事例を確認するのも有効な方法です。
新卒採用サイトの中には、ITや飲食など特定の業界に特化したものもあり、自社業界に適したスキルを持つ学生に直接アプローチする場合におすすめです。このような業界特化型のサイトは、業界特有の課題に対する解決策が提供されている場合もあります。
会員数は十分か
就活生の登録会員が多い新卒採用サイトは、学生の多様性も広がり、自社の求める人材に出会える確率が高まります。数十万人規模の登録がある大手サイトの場合は、さまざまな業種・地域からの応募が期待できます。
新卒採用サイトでは、利用企業数が多いほど登録会員数も多くなるため、会員数の多いサイトは、他社との比較や競争が激しくなる側面もあります。しかし、一定規模の応募者を確保する上で、会員数の多いサイトを選ぶことは有効な手段となります。
反対に会員数が少ないサイトでは、他社との競争が起こりにくい反面、応募者の確保も難しく、採用したい人材を得られない可能性が高くなります。
新卒採用サイトの会員数の多さは、採用活動の成功率を左右する重要な要素です。会員数が多いサイトを利用することで、多様な応募者から選ぶ余地が増え、最適な人材を見つけやすくなります。
新卒採用サイトのその他の比較ポイント

さまざまな採用サイトから、自社にとって効果の高いサイトを選ぶためには、採用サイトのタイプ・サポート体制・システム連携の可否に着目して比較することが推奨されます。ここでは、新卒採用サイトのその他の比較ポイントを解説します。
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新卒採用サイトのその他の比較ポイント
自社の採用スタイルに合っているか
新卒採用サイトの比較では、自社の採用スタイルに合っているかを確認することが重要です。採用サイトには、それぞれ異なる特徴や得意な手法があり、以下の3つのタイプに分けられます。
これらのタイプは、企業の規模・業界・採用の目的に応じて向き不向きがあり、選択を誤ると期待する効果が得られなかったり、余計なコストがかかる可能性があります。
ナビサイト
ナビサイトとは、広く学生に向けた求人情報を掲載する大手サイトのことで、企業説明会の案内やエントリー受付が可能です。多くの学生にリーチできるため、応募者を一定数確保でき、全国規模のイベントを通じて直接学生と接触できる点がメリットです。
サイトとしての規模が大きい場合が多く、大量採用を目指す企業や広く認知を広げたい企業に向いています。ただし、競合が多いため、中小企業や知名度の低い企業は目立ちにくいこともあります。
ダイレクトリクルーティングサイト
ダイレクトリクルーティングサイトとは、企業側が求職者のプロフィールを見て、スカウトを送る形式のサイトです。企業からのスカウトだけではなく、学生からのオファーを受けることもできます。
この形式のサイトでは、企業が自ら積極的にアプローチできるため、ピンポイントで欲しい人材にアプローチが可能です。また、サイトによっては、AIを使ったマッチングやスカウトの種類もさまざまです。
ダイレクトリクルーティングサイトは、特定のスキルや価値観を持つ人材を求める企業や、応募者数よりも質を重視する場合におすすめです。
就活エージェント
就活エージェントとは、エージェントが企業の要望をヒアリングし、条件に合う学生を紹介する仕組みで、紹介の過程で面接日程の調整や選考のサポートも代行します。
この形式は、エージェントが企業と学生の間に立って、双方のニーズに基づいて適切なマッチングやサポートを行うため、入社後のミスマッチが少なく、内定辞退を防ぐフォローも充実しています。
採用担当者の負担を減らせるため、採用経験の少ない企業でも安心して利用できます。就活エージェントは、採用にかける時間やリソースが限られている企業、確実に内定を出したい企業におすすめです。
ただし、多くの場合は料金体系に成功報酬型を採用しており、1名あたりのコストが高くなる点に注意が必要です。
サポート体制は充実しているか
新卒採用サイトのサポートはさまざまで、スカウト支援・合同説明会の実施・学生とのコミュニケーション支援などが挙げられます。このようなサポートが充実しているかどうかを事前に確認しておくことが、採用活動の効果を高める上で重要です。
例えば、サイト側が合同説明会や座談会を企画・運営してくれる場合、企業は負担を減らしつつ多くの学生と接点を持ちやすくなります。スカウト支援では、AIの活用や効果的なメッセージのサポートにより、応募者の質を高める効果に期待できます。
また、一部のサイトでは、掲載企業に対して専任の担当者が付き、応募数の増加・エントリーシートの改善・学生フォローの方法などを具体的にアドバイスしてくれます。
このようなサポート体制が充実した採用サイトを選ぶことで、採用活動の負担軽減や効率化に加え、ターゲット層への効果的なアプローチが実現します。
採用管理システムと連携できるか
採用管理システムとは、応募者情報の一元管理・選考フローの可視化・コミュニケーションの効率化を実現するツールです。採用管理システムを利用している場合、採用サイトとの連携によってさまざまなメリットが得られます。
新卒採用では、ナビサイトやダイレクトリクルーティングなど複数の媒体を通じて応募が集まりますが、これらを別々に管理するのは手間がかかります。
採用サイトと採用管理システムが連携していれば、応募者の情報を自動で取り込んで一元管理できるため、コピペ作業や手動でのデータ入力ミスを防げます。また、選考プロセスをリアルタイムで可視化でき、迅速な意思決定を実現します。
どのサイトからの応募者が多いかデータ分析もできるため、戦略的な採用活動に繋げやすい点もメリットです。このような連携のメリットを得るためには、どのサイトが自社の採用管理システムと連携できるのか事前に確認することが重要です。

採用管理システムとは?機能やメリット・デメリット、選び方を解説
採用管理システムは、採用業務や採用に関する情報をデータ化して管理するシステムです。面接の設定や自動連絡などで作業を効率化でき、中小企業にもおすすめです。本記事では、採用管理システムをよく知らない方のために、機能やメリット・デメリット、選び方を解説しています。
おすすめの新卒採用サイト10選
株式会社ワンキャリア
ONE CAREER(ワンキャリア)

ここがおすすめ!
- 「学生が1年で最も使うサイト」5年連続2位を獲得
- 優秀な学生の登録数が多く、母集団の質向上やデータの活用が行える
- 口コミや選考体験談により、学生の選考へのハードルを下げられる
ここが少し気になる…
- 文理問わず登録があり、どちらかといえば業界特化型ではない
ここがおすすめ!
- 90万人の学生が利用してる就職情報サイトに掲載ができる
- 応募者管理システムを備え、応募者を一括管理
- 「アウトソーシング」の活用で担当者の業務負担を軽減
ここが少し気になる…
- 費用は問い合わせで確認
株式会社L100(エルハンドレッド)
ホワイト企業ナビ

ここがおすすめ!
- 取材だけでなく執筆も0円で「求人作成」が可能で、不慣れな担当者でも安心
- 「スカウト利用」は成果報酬0円かつ毎月50通を上限に付与される
- 採用コスト削減に加え、採用ブランディングも同時に可能
ここが少し気になる…
- 掲載時に3条件を満たしていないと利用できない
株式会社i-plug (アイプラグ)
OfferBox

ここがおすすめ!
- 「AIによる活躍人材分析」でミスマッチを防止
- 専任カスタマーサクセスからの「理想の学生像」を提案
- オファーを乱発しないことで高いオファー開封率を実現
ここが少し気になる…
- どのような学生の登録が多いか、費用の詳細などは問い合わせで確認
レバレジーズ株式会社
キャリアチケットスカウト
キャリアチケットスカウト
ここがおすすめ!
- 面談や選考のオファーが送れ、業界高水準のスカウト承諾率を誇る
- 「募集掲載画面」で会社の価値観が伝わり、効率よく学生を集客
- 導入からスカウト開始まで、充実したサポート体制
ここが少し気になる…
- スカウト代行やオファー通数追加はオプション
ここがおすすめ!
- 1社あたりの学生数が多く、学生の奪利用企業数とのバランスを考慮
- 「3種類のスカウト」により、学生に効率よくアプローチできる
- 多彩なオプションで工数削減や採用計画に活用可能
ここが少し気になる…
- 採用人数に応じたプランで、採用人数が増えた場合は別途費用が発生
株式会社ベネッセi-キャリア
dodaキャンパス
ここがおすすめ!
- 独自の「キャリア教育」により、優秀な学生と出会える
- 学生に直接自社の魅力を伝えられるため、知名度の壁も越えられる
- 就活生だけでなく、低学年向けの案内にも対応
ここが少し気になる…
- プランにより学生への送信期間が異なる
エン・ジャパン株式会社
iroots
iroots
ここがおすすめ!
- 優秀な学生に対して「ダイレクト」にアプローチできる
- 詳細な学生プロフィールにより、精度の高い見極めが可能
- 「候補者管理」や「学生検索」などの便利な機能を標準装備
ここが少し気になる…
- プランやオプションの有無などは問い合わせで確認
株式会社LabBase
LabBase就職

ここがおすすめ!
- 多彩な検索軸で、本当にマッチする学生を見つけられる
- スカウト返信率が40%と高く、知名度に左右されない採用を実現
- 「AI機能」の搭載で工数を削減し、精度の高いマッチングを提供
ここが少し気になる…
- 費用は問い合わせで確認
ここがおすすめ!
- さまざまな専攻分野を網羅した優秀な学生に出会える
- スカウト機能を活用することで効率的な採用を実現
- 理系採用に特化した専属コンサルタントによる伴走支援
ここが少し気になる…
- 理系限定イベントや人材紹介サービスは別サービス対応
新卒採用サイトの利用フローと注意点

新卒採用サイトは採用活動の負担軽減やコスト減に繋がりますが、計画性を持って利用しないと逆効果になる場合もあります。ここでは、新卒採用サイトの利用フローと注意点を解説します。
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新卒採用サイトの利用フローと注意点
1. 求める人物像を明確にする
新卒採用サイトを利用する際に、事前に求める人物像を明確にすると、どのサイトを使い、どのようなメッセージで求人すべきかが定まります。求職者は企業が求める人物像に合っているか判断しやすくなるため、採用後のミスマッチで早期退職するリスクを減らせます。
求める人物像が明確ではない場合、サイトの選定やメッセージに時間がかかるだけでなく、ミスマッチのリスクが高くなり、無駄なコストも増えてしまいます。そのため、自社が求める人物像を明確にする際には、関係者間の認識を統一することが重要です。
これは、経営陣・採用担当者・現場責任者の間で求める人材のイメージが異なることが、入社後のミスマッチの原因となり得るためです。スキル・資格・価値観・社風への適合性など、さまざまな視点で関係者と話し合い、共通の基準を持つようにしましょう。
2. 複数社から見積もりをとる
新卒採用サイトの料金体系はサイトごとに異なり、同じようなサービスでもコストが大きく変わる場合があります。コストを抑えるためには、同条件で見積もりをとって比較することがおすすめです。
また、サイトによって登録者数やイベント参加機会は異なるため、料金だけでなくサービス内容も比較することが必要です。これにより、同じ予算でどのサイトが最も高い費用対効果を発揮するかを見極められます。
さらに、掲載料金だけでなく、スカウトメールやイベント参加などのオプション料金もサイトによって異なります。事前にすべてのコストを含んだ見積もりを確認しておくことで、予想外の費用の発生を避けられます。
3. 正確な情報を掲載する
新卒採用サイトの利用では、求人掲載前に必ず情報が正確かどうか確かめましょう。雇用条件や選考プロセスの記載にミスがあると、求職者とのトラブルやミスマッチを引き起こす原因になります。
特に雇用条件(給与・勤務時間・休日休暇・福利厚生など)に誤りがあると、法的なトラブルに発展する恐れもあります。社風や求める人物像などは法的な要件ではありませんが、採用活動の効果を高めるためにも曖昧な表現を避け、具体的な内容にすることが大切です。
まとめ

新卒採用サイトは、効果的な採用活動を展開するための重要なプラットフォームです。求人情報を広く発信し、自社の魅力を伝えることで、適切な人材と接点を持ちやすくなります。さらに、全国の学生にリーチできるため、多様な応募者からのエントリーが期待できます。
これらのサイトは、情報提供や選考管理など複数の機能を一括で利用でき、採用活動の効率化を促します。動画やインタビューを活用して社風を伝えることで、自社に共感する優秀な人材の獲得がしやすくなるのも大きなメリットです。
サイト選びでは、コスト・実績・会員数のバランスを考慮することが重要です。さらに、サポート体制や採用管理システムとの連携があるサイトを選べば、採用活動全体のパフォーマンス向上を実現できます。本記事を参考に、理想的な人材確保を目指しましょう。