おすすめのクラウドソーシングサービス・サイト10選|発注者視点で比較

Check!
- クラウドソーシングサイトには、幅広い業務が依頼できる総合型とジャンル特化型がある
- 実績や登録者数などを確認して、サイトの信頼性を確認することも重要
- 受注者の質を確認するため、本格的に依頼する前に簡単なテスト依頼をするのがおすすめ
クラウドソーシングサービス・サイトを活用すれば、様々な業務を低コストで外注できます。ただし受注者の質は担保されていないため、利用時は注意が必要です。この記事では、おすすめのクラウドソーシングサービス・サイトや選ぶ際の比較ポイントを解説します。
目次
開く
閉じる
開く
閉じる
クラウドソーシングサービス・サイトを活用しよう

クラウドソーシングサイトとは、仕事を外部発注したい企業と仕事を探しているワーカーを仲介するマッチングサービスです。各サイトには、フリーランスや副業を求めるワーカーが登録されていて、業務の募集に対してワーカーが応募することでマッチングを行います。
アルバイトやパートの募集と異なり、募集要項の出稿や書類選考・面接などを自社で行う必要がないため、素早い人材の確保と採用コストの削減に繋がります。しかし、応募してくるワーカーの質は担保されないため、利用する際には注意が必要です。
本記事では、クラウドソーシングサイトを選ぶ際の比較ポイントやワーカーを採用する際の注意点などの解説を交えて、おすすめのクラウドソーシングサイトを総合型と特化型に分けて紹介します。

クラウドソーシングサービス・サイトとは?依頼できる仕事内容も解説
クラウドソーシングサービス・サイトとは、仕事を依頼したい人と探している人を繋ぐマッチングサービスです。専門人材に低コストで仕事を依頼できるため、企業による活用も増えています。この記事では、クラウドソーシングサイトの仕組みやメリット・デメリットなどを解説します。
クラウドソーシングサイトはサイトの種類・信頼性・依頼形式で選ぶ

クラウドソーシングサイトを選ぶ際には、自社のニーズに合ったサイトの種類や信頼性・業務の依頼形式に注目して選ぶことが重要です。次章からは、下記のクラウドソーシングサイト選びに重要な3つのポイントとその他の比較ポイントについて解説します。
【重要なポイント3つ】
- 総合型か特化型か
- 発注できる業務内容・登録者数は多いか
- どのような依頼形式が選べるか
【その他の比較ポイント】
- 支払い方法や利用料を確認
- どのようなサポートを受けられるか
クラウドソーシングサイトの選び方で重要な3つのポイント

より費用対効果の高いクラウドソーシングサイトを活用するには、以下の3つのポイントをよく検討して自社に合ったサイトを選ぶことが重要です。ここでは、各ポイントについて詳しく解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
クラウドソーシングサイトの選び方で重要な3つのポイント
総合型か特化型か
クラウドソーシングサイトは大きく分けて、「総合型」と「ジャンル特化型」の2種類があります。それぞれに特徴があるため、自社のニーズに適したタイプを選ぶことで、費用対効果の高い運用に繋がります。
以下では、それぞれの特徴と利用がおすすめな企業を紹介します。
総合型 | ジャンル特化型 | |
---|---|---|
特徴 | ・業種や職種に限定がない 幅広い業務内容の発注が可能 ・初心者からプロまで幅広い ワーカーが在籍 | ・特定の業種や職種に特化 ・スキルの高い人材の確保が可能 |
おすすめな企業 | ・幅広いスキルを必要とする企業 ・限られたリソースで多様な タスクをこなす必要がある企業 | ・依頼する仕事の分野が 決まっている企業 ・特定のスキルを持つプロに 業務を依頼したい企業 |
信頼性のあるサイトか
クラウドソーシングサイトを利用する場合は、ワーカーとのトラブル防止や業務の質を高めるために、信頼性のあるサイトか確認することが重要です。信頼性が高いサイトは、登録されているワーカーのスキルや資格が厳しく審査されているため、より良い人材が探せます。
また、簡単で確実な支払いシステムやプロジェクト管理などが整っているため、プロジェクトのスムーズな進行を支援してもらえます。サイトの信頼性を確認するには、サイトの実績や登録者数、評判・レビュー、セキュリティなどのチェックが有効です。
どのような依頼形式が選べるか
クラウドソーシングサイトに業務を依頼する際は、主に「プロジェクト式」「タスク式」「コンペ式」「時間報酬式」の4種類の形式があります。サイトによっては、設定されていない依頼形式がある場合や、サイト独自の依頼形式を持つケースもあります。
自社の依頼内容に合った依頼形式を選ぶことで、自社が求める業務の質とコストに合った人材が探せます。以下で、代表的な4つの依頼形式について解説します。
プロジェクト式
プロジェクト式とは、依頼する仕事内容をサイトに掲載してワーカーを募り、応募者の中から業務の目的に合った人材を選んで契約する形式です。契約時にワーカーの報酬額を決める「固定報酬制」と、稼働した時間に応じて支払う「時間単価制」があります。
契約前に応募者の登録情報や今までの業務の評価などをサイトで確認できるため、複数の応募者の中からより適した人材を選びたい場合におすすめです。応募時には採用を判断する資料として、今までの実績(ポートフォリオ)の提出を求めることもできます。
タスク式
タスク式は、依頼する仕事内容を報酬額とともにサイトに掲載してワーカーを募り、応募者が作業を行って納品する形式です。応募者が増えすぎて予算をオーバーしないように、応募期限や応募人数を限定するケースが多いです。
応募者選定がないため、どのような人であるかわからないまま納品されますが、短期間に多くの応募者を獲得できます。そのため、アンケート調査や意見収集によく用いられており、ワーカーの年齢や性別を限定した募集も可能です。
コンペ式
コンペ式は、制作物などの依頼に対し応募者からの提案を受け、その中から最も適した提案をしたワーカーに報酬を支払う形式です。ロゴマークやキャッチコピーの募集などによく用いられる方法で、多くの制作物の中から比較検討して最終決定したい場合に向いています。
コンペ形式に応募するワーカーは、採用されないと報酬が得られないため、報酬額相応の高いスキルを持った人たちであることが多いです。また、海外ワーカーからの応募も見込まれ、さまざまな専門知識や特殊スキルを持つ人からの提案が受けられるケースもあります。
ただし、キャッチコピーやロゴマーク、キャラクターのデザインなどを募集する際には、採用した制作物の著作権の問題が発生します。著作権はサイトの利用規約に明示されている場合が多いため、依頼前には利用規約の確認が重要です。
時間報酬式
時間報酬式は、業務を依頼する際に時間単位の報酬を設定し、業務にかかった時間に対して報酬を支払う形式です。業務の進行が予想できず納期の設定が難しい場合や、進行途中で業務内容に変更が出る可能性がある案件などに適しています。
このタイプでは、ワーカーの作業時間を正確に測定する必要があります。そのため、時間報酬式が設定されている各サイトは、ワーカーの作業時間を測定するためのタイムトラッキングツールを提供し、依頼主に対して透明性を担保しています。
クラウドソーシングサイトのその他の比較ポイント

クラウドソーシングサイトを選ぶ際には、上記で解説した重要ポイント以外にも下記の2つの比較ポイントに注目するのがおすすめです。ここでは、それぞれの比較ポイントについて詳しく解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
クラウドソーシングサイトのその他の比較ポイント
支払い方法や利用料を確認
業務を依頼した場合の報酬の支払い方法には、クレジットカード・銀行振込・請求書払いなどがあり、サイトによって異なります。複数の支払方法に対応しているのが一般的ですが、中には特定の方法のみの場合もあるため、自社のニーズに合っているか確認しましょう。
また、サイトの利用に手数料などの別費用が必要かどうかの確認もしておきましょう。多くのサイトでは、発注側は無料で利用ができますが、中には有料のサイトもあるので留意が必要です。さらに、契約直後に報酬の仮払が必要となる場合もあるため注意しましょう。
どのようなサポートを受けられるか
クラウドソーシングサービスには、ワーカーとのマッチングの支援や契約管理など、契約から納品までのプロセスをサポートするさまざまなツールが用意されています。特に、ワーカーとの取引にトラブルが発生した場合のサポートがあると安心です。
しかし、サイトによって提供されているサポートは異なるため、適切なワーカーと安心・安全な取引をできるサポート体制が整っているかの確認が大切です。そのため、サイト利用の前に各サイトのサービス体制の比較・検討をしっかりと行いましょう。
おすすめのクラウドソーシングサービス・サイト10選
ここがおすすめ!
- 全国のプロが登録し、350種類以上のカテゴリに対応
- 直接プロに依頼することで、低コスト・最短スピードでの納品を実現
- 支払い方法や下請法や源泉徴収など、必要な機能を標準装備
ここが少し気になる…
- 対応時間は依頼するプロにより異なる
合同会社KOSKee
BizWorkers

ここがおすすめ!
- 5時間の無料トライアルがあり、依頼したい作業量の確認ができる
- 幅広い業務に対応かつ、厳しい研修をクリアしたアシスタントを提供
- 残り時間の繰り越しが可能で、1ヶ月更新のためスポットでも利用しやすい
ここが少し気になる…
- 時間単価が決められており、平日日中以外と土日の作業は問い合わせで確認
株式会社クラウドワークス
クラウドリンクス
クラウドリンクス
ここがおすすめ!
- プロフィールやスキルを確認し、企業から直接スカウトが可能
- 経験を活かしたい「ハイクラス副業人」のマッチングに特化
- IT・エンジニアリング・デザイン・営業など、多方面に対応
ここが少し気になる…
- 登録者の7割が「現役社会人」のため、副業がメインに
株式会社クラウドワークス
クラウドワークス
クラウドワークス
ここがおすすめ!
- 250種類以上の仕事に対応できる豊富なワーカーを保有
- 多くの提案から選べるため、予算にあわせて適正価格で発注可能
- ボリュームを問わず発注でき、気軽に利用ができる
ここが少し気になる…
- ワーカーとのNDA締結は必要に応じてサービス上で行う
株式会社パソナJOB HUB
JOB HUB

ここがおすすめ!
- 顧問コンサルティング、経営幹部や社外役員のサーチにも対応
- 大手企業や急成長のベンチャー企業まで、幅広く導入
- 業務委託だけでなく、正社員やアウトソースなどの提案も可能
ここが少し気になる…
- 予算に応じた支援内容が可能で、詳細は問い合わせで確認
ここがおすすめ!
- 就業意欲が高く、継続的に働ける優秀な主婦を多数保有
- 取引に関するあらゆる困りごとも丁寧なサポート体制で対応
- 納品物を確認・承認するだけで、簡単に支払いが完了
ここが少し気になる…
- 成功報酬型のみで報酬を支払いする仕事は登録不可
ここがおすすめ!
- 個人のスキルを気軽に売り買いできる「日本最大級」のスキルマーケット
- テキストはもちろん電話やチャットなど幅広い取引が可能
- 「365日運営」のサポート体制で初心者でも安心安全に利用できる
ここが少し気になる…
- 「法人機能」を利用する場合は利用登録が必要
ここがおすすめ!
- プロジェクト形式だけでなく、タスクやコンペなどの募集形式に対応
- 法人限定で選定から納品まで代行する「受託サービス」を
- クラウディア会員のみお得に使える「福利厚生サポート」の提供
ここが少し気になる…
- タスク・コンペ⽅式の場合は即時納品のため公開前に仮払い
CROCO株式会社
Shinobiライティング

ここがおすすめ!
- 1文字1円、1記事から発注でき、SEO強化も可能
- 業界最高水準の「コピペチェックシステム」を採用
- 登録ライターは業界最大級の31万人超で迅速な納品を実現
ここが少し気になる…
- 申し込みには審査が必要で、支払いはクレジットカードとPay-easyのみ
サクラサクマーケティング株式会社
Repo

ここがおすすめ!
- レギュレーション・企画の策定・記事収集までサポート
- 契約したプランによって記事の内容の修正が可能
- 「SEOコンサルタント」によるSEO記事の作成にも対応
ここが少し気になる…
- 費用は問い合わせが必要で、通常案件の審査には1ヶ月程度かかる
クラウドソーシングサイトを利用する際の注意点

クラウドソーシングサイトへの依頼は、発注後にトラブルが発生するリスクもあるため、事前の確認をしっかり行う必要があります。ここでは、クラウドソーシングサイト利用によるトラブルを防ぐための注意点を3つ紹介します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
クラウドソーシングサイトを利用する際の注意点
依頼内容は正確に記載する
ワーカーとのトラブルを防ぐためにも、依頼内容は正確に記載しなくてはなりません。あいまいな依頼内容は、後々のトラブルの原因となるだけでなく、応募ワーカーの質の低下や応募が集まらないリスクにも繋がります。
依頼内容には、具体的な作業内容、報酬額や納期、業務を遂行するために必要なスキル・経験などを正確かつわかりやすく記載する必要があります。また、業務を依頼する目的・背景の説明や、ワーカーが受注の参考となる資料などの提示も効果的です。
著作権が関係する作成物を依頼する場合は、サイトの利用規約に著作権の譲渡が明記されている場合であっても、依頼内容の中で著作権の譲渡について明記しておきましょう。
テスト依頼でクオリティを確認する
ワーカーが応募する際に、業務に対するポートフォリオの提出を求めることはできますが、ワーカーの業務に対するクオリティまで測るのは難しいです。そのため、本格的な依頼をする前にテスト依頼を行い、ワーカーのクオリティを確認するのがおすすめです。
テスト依頼を行う場合には、依頼内容の中でテスト依頼の結果で本格契約するかを決定する旨を明記しておくことが重要です。また、テスト依頼に対しても一定額の報酬を支払うのが一般的です。
機密情報を扱う依頼は避ける
クラウドソーシングサイトでは、サイトからの情報漏えいがないように対策を施していますが、ワーカーからの漏えいは防げません。そのため、機密情報や個人情報を扱う案件の依頼は避けるのが得策です。
どうしても機密情報や個人情報を扱う必要がある場合は、情報が流出しても最小限の被害で収まるように案件を精査し、受注者と秘密保持契約を結ぶのがおすすめです。これにより、ワーカーが秘密保持契約に違反した場合には、差止請求や損害賠償請求ができます。
まとめ

クラウドソーシングサイトを活用すれば、さまざまな業務を低コストで外注できます。しかし、不特定多数のワーカーが募集に対して応募するため、ワーカーの質が担保されないケースもあり注意が必要です。
サイトには、総合型とジャンル特化型があり、依頼内容に合わせたサイトの選択が大切です。クラウドソーシングサイトを利用する際には、本格依頼の前に簡単なテスト依頼を行ってスキルの高いワーカーを選び、作業効率の向上を狙いましょう。