おすすめの福利厚生サービス・代行7選|選ぶ際の比較ポイントも解説

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- 福利厚生代行サービスは、プラン・社内ニーズ・コストパフォーマンスを確認して選ぶ
- 福利厚生代行サービスには、パッケージサービスとカフェテリアプランの2種類がある
- 従業員満足度の向上やコスト削減など、導入前に目的を明確にしておくことが重要
企業の福利厚生は、福利厚生サービス・代行に委託することができます。ただし数多くの代行会社があるため、自社のニーズや予算に合ったサービスを選ぶことが重要となります。この記事では、おすすめの福利厚生代行サービスや選ぶ際の比較ポイントを解説します。
目次
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福利厚生サービス・代行を活用しよう

福利厚生代行サービスとは、企業が従業員に提供する福利厚生を外部の専門業者に委託するサービスのことです。企業が直接管理する負担を軽減し、従業員に多様な福利厚生を提供するのに役立ちます。
具体的なサービス内容には、レジャーや旅行、ヘルスケア、食事補助、教育支援などの幅広いメニューが含まれ、業者ごとに異なります。福利厚生代行サービスを活用すると、自社でゼロから福利厚生を整備する場合と比べて、運用コストを抑えられます。
また、従業員満足度や企業イメージの向上に繋がるのもメリットです。本記事では、福利厚生代行サービスの選び方や導入時の注意点などを解説します。
福利厚生代行サービスはプランの種類・内容・コストで選ぶ

福利厚生代行サービスは、プランの選定・社員のニーズの把握・コストの確認が重要なポイントです。また、より効果的なサービスを選ぶためには、サポート体制・導入実績の比較も欠かせません。次の章でそれぞれのポイントを詳しく解説します。
【重要なポイント3つ】
- 自社に適したプランがあるか
- 社員のニーズに合っているか
- コストパフォーマンスをチェック
【その他の比較ポイント】
- サポート体制は充実しているか
- 導入実績をチェック
福利厚生代行サービスの選び方で重要な3つのポイント

福利厚生は、社員にとって価値のある内容であることが求められ、企業にとって無理な負担がかからないようにすることが大切です。ここでは、福利厚生代行サービス選びに重要な3つのポイントを解説します。
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福利厚生代行サービスの選び方で重要な3つのポイント
自社に適したプランがあるか
福利厚生代行サービスを選ぶ際、自社の方針に合ったプランを選ぶことが重要です。サービスには、パッケージ型とカフェテリア型の2種類のプランがあり、それぞれの違いを理解した上でサービス利用を検討する必要があります。
パッケージサービス
パッケージサービスでは、外部業者が提供する福利厚生メニューがあらかじめセットされています。大まかなプランを選ぶだけで運用を始められて、従業員1人あたりの月額料金も固定されているため、予算内で運用しやすい利点があります。
パッケージサービスは、短期間で福利厚生を整備したい場合や、管理リソースが限られている中小企業におすすめです。ただし、提供されるサービスが限られていることも多く、従業員の多様なニーズに対応しづらいケースがある点に注意しましょう。
カフェテリアプラン
カフェテリアプランとは、従業員に一定のポイントを付与し、従業員がそのポイントを使って好きな福利厚生メニューを選べるプランです。
従業員が自分に合ったサービスを自由に選べるため、多様なニーズに応じてメニューを選択でき、利用率や満足度の向上に期待できます。ただし、ポイントの管理やメニュー選定に手間がかかることがあり、導入準備に時間が必要な側面もあります。
カフェテリアプランは、従業員数が多く多様なニーズに応えたい大企業や、独自の社風に合わせて柔軟な福利厚生を提供したい企業におすすめです。
社員のニーズに合っているか
福利厚生代行サービスの選定では、事前に社員のニーズを把握し、ニーズに合った内容を提供できるか確認しておくことが大切です。福利厚生を整えても社員にとって魅力的でなければ、利用されず効果が薄れてしまいます。
社員がどのような福利厚生を求めているか調査するには、直接意見を募るアンケートやヒアリングが有効です。例えば、一般的に人気の高い福利厚生には、住宅手当やテレワーク支援、健康促進プログラムなどが挙げられます。
また、福利厚生の内容だけでなく、簡単に利用できることも重要です。どれだけ良い福利厚生を用意しても、利用手続きが複雑だと社員は利用を躊躇するため、スムーズに使えるかどうかも確かめましょう。
コストパフォーマンスをチェック
福利厚生代行サービスでは、利用可能な施設やメニューの充実度によってコストが大きく変わるため、予算に見合った内容かどうかを慎重に見極める必要があります。
例えば、サービスによっては、全国のさまざまな施設やサービスが利用できるプランが用意されている場合もありますが、料金は高額になりやすいです。社員の満足度を高めやすい反面、予算を超えてしまう可能性もあるため、バランスを考慮することが大切です。
無駄なコストを抑えるためには、事前調査で社員が必要とするものと必要としていないものを把握した上で、本当に価値のあるメニューを選ぶようにしましょう。
福利厚生代行サービスのその他の比較ポイント

充実の福利厚生を安定的に運用するためには、代行サービスのサポート体制や導入実績の比較が大切です。ここでは、福利厚生代行サービスのその他の比較ポイントを解説します。
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福利厚生代行サービスのその他の比較ポイント
サポート体制は充実しているか
福利厚生代行サービスの導入時は、設定やシステムの初期化などの手間がかかります。このような初期作業をスムーズに行うために、導入サポートがあるサービスを選ぶことで企業の負担を軽減できます。
福利厚生のニーズは社員の状況や社会環境に応じて変化するため、導入後も柔軟にプランを調整できるサポートが必要です。特にいつでも相談できて、サービスの見直しを提案してくれるかがポイントです。
また、利用方法やキャンペーンの実施を支援するサービスがあると、社員の利用が促進され、従業員満足度を高められるでしょう。
福利厚生代行サービスでは、導入後の適切なサポートがないと制度の運用が滞り、社員が福利厚生を効果的に利用できなくなる可能性があります。そのため、どのようなサポートを提供しているか事前に確認しておきましょう。
導入実績をチェック
福利厚生のサービスが途中で中断したり、利用できなくなったりすると、社員の満足度向上に繋がらないばかりか、企業の負担増に繋がるリスクがあります。このようなリスクを避けるためには、信頼性と安定性の高い福利厚生代行サービスを選ぶことが大切です。
その大きな判断材料となるのがサービスの導入実績です。導入実績の豊富なサービスは、他社での成功事例が多いため、信頼性や安定性の高さに期待でき、業界や企業規模に適したサービスを選ぶ上でも参考になります。
例えば、同業他社や自社と同規模の企業が利用しているサービスであれば、自社に適したサービスである可能性が高いと考えられます。導入実績を確認する際は、契約企業の数・導入事例・業界や規模に応じた実績に加え、運用期間もチェックしましょう。
長期間の運用実績があるサービスは、導入後のサポートが充実しているだけでなく、予期せぬトラブルにも柔軟に対応できるノウハウが蓄積されている可能性が高いです。
おすすめの福利厚生代行サービス7選
株式会社バリューHR
バリューHR カフェテリアサービス

ここがおすすめ!
- 限られた福利厚生費でも効果的に活用できる
- 従業員の多様化にも柔軟に対応できるサービスメニュー
- 福利厚生や保険事業などの業務負荷を軽減
ここが少し気になる…
- 費用や詳細なサービスメニュー・機能は問い合わせで確認
株式会社ベネフィット・ワン
ベネフィット・ステーション

ここがおすすめ!
- 福利厚生はもちろん健康経営や教育・研修をワンストップで提供
- グルメ・レジャー・ショッピングなど140万件以上のサービスが使える
- 従業員の家族も利用でき、満足度の向上やスキルアップも目指せる
ここが少し気になる…
- 契約は1年間の自動更新で10名以下の場合は10名分の固定請求
株式会社イーヤス
オフィスdeリラックス
オフィスdeリラックス
ここがおすすめ!
- 施術を受けることで社員自身がセルフケア意識や気づきの機会を得られる
- 企業の健康経営課題やウェルビーイング施策として役立つ
- 自社のニーズにあわせて選べる2種類のプラン提供
ここが少し気になる…
- サービス展開は現在東京・名古屋・大阪・福岡・札幌のみ
ソフトバンク株式会社
スマート福利厚生サービス
スマート福利厚生サービス
ここがおすすめ!
- 豊富なサービス提供のある「Benefit Station」や「flier」が使える
- 育児サービスも充実しており、子育て中の社員が安心して働ける
- 年齢や性別・地域にとらわれず、多様な従業員のニーズに対応可能
ここが少し気になる…
- 5IDからの申し込みかつ、12ヶ月単位での更新・別途入会金が必要
ここがおすすめ!
- いつでもどこでも、何度でも働いた分の給与を自由に受け取れる
- シンプルで使いやすい「管理画面」により、手間なく運用できる
- 企業側・従業員側の不明点を素早く解決するサポート体制
ここが少し気になる…
- 楽天銀行の法人口座を開設する必要がある
株式会社リロクラブ
福利厚生倶楽部
福利厚生倶楽部
ここがおすすめ!
- 「約12万のコンテンツ」と「350万種類」の豊富なサービス提供
- 低コストかつ手間いらずで福利厚生制度の導入が可能
- 社員へ利用促進でき、離職率の低下を目指せる
ここが少し気になる…
- カフェテリアプランは別サービスのプラン
ここがおすすめ!
- 「VISAカード」1枚と「スマホアプリ」だけで福利厚生を運用
- 月間利用率92%を誇り「本当に使われる」福利厚生制度を実現
- 管理者の運用工数を削減しつつ、従業員にも使いやすい仕組み
ここが少し気になる…
- 利用するにはアプリの導入とアプリからカードの発行が必要
福利厚生代行サービスの導入フローと注意点

福利厚生代行サービスを有効活用するためには、計画的な導入と運用が必要不可欠です。ここでは、福利厚生代行サービスの導入フローと注意点を解説します。
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福利厚生代行サービスの導入フローと注意点
1. 導入目的を明確にする
福利厚生代行サービスの導入では、目的を明確にすることが大切です。目的が曖昧だとサービス選定や比較が難しくなり、効果の薄い制度になってしまうリスクがあります。企業のニーズに合った最適なサービスを選ぶことが、効果的な運用に繋がります。
例えば、従業員満足度の向上を目的とする場合、従業員が自分の好みに応じたサービスを選べるカフェテリア型を選ぶことが考えられます。一方、運用コストを抑えることが目的の場合、既成のメニューが含まれるパッケージ型がおすすめです。
導入目的を明確にすることでサービス選定の基準ができ、比較しやすくなることに加え、導入後の評価もしやすくなります。また、目的に合わないサービスの選定を避けられるため、無駄なコストの発生を抑えることにも繋がります。
2. 複数社から見積もりをとって比較する
福利厚生代行サービスの料金は、従業員数や提供するメニューの種類に応じて大きく変わります。例えば、パッケージ型では定額料金で多くのサービスが提供されますが、カフェテリア型は従業員ごとにポイントを付与し、自由に選べるぶん料金が変動しやすくなります。
そのため、複数社から見積もりを取ることで、自社に最適なコストパフォーマンスの高いサービスを選べます。
また、同じ料金でも会社ごとに提供されるメニューの種類や範囲が異なるため、見積もりを取る際に提供内容も比較することが重要です。具体的には、旅行・健康・育児支援など、どのジャンルの福利厚生を重視しているかで適したサービスは変わります。
サービスによっては、初期費用がかかるものもあれば、月額制で利用しやすいものもあります。見積もりをとることで、実際にかかる運用コストを比較し、無駄な支出を防ぐことができます。
3. 定期的に内容を見直す
導入した福利厚生代行サービスの内容が自社に適しているかどうかは、従業員のニーズや社会・時代の変化に応じて変わる可能性があります。導入当初は利用率が高くても、時間経過でサービスの有効性が低下する場合があるため、定期的な見直しを行うことが重要です。
適切に内容を見直すためには、導入後に利用率のモニタリングを行いましょう。利用率が少ない場合、他の選択肢を検討する必要性もあるため、アンケートやヒアリングを通じてフィードバックを集めるのも有効です。
時代の変化に対応した福利厚生には、リモートワークの普及によってニーズが高まっている健康支援や在宅勤務用のサポートが挙げられます。このように、社会を考慮した見直しを行う際には、新しいトレンドや競合他社の制度も参考になります。
まとめ

福利厚生代行サービスでは、企業が従業員向けの福利厚生を専門業者に委託できます。企業は管理負担を軽減し、従業員に多様な福利厚生を提供できます。運用コストを抑えつつ、従業員満足度や企業のイメージ向上が期待できる点が大きな魅力です。
福利厚生代行サービスを選ぶ際は、自社に合ったプラン・社員のニーズ・コストパフォーマンスの3点を重点的に考慮する必要があります。また、費用を抑えつつ効果的な福利厚生を提供するため、複数社から見積もりを取り比較することも重要です。
福利厚生代行サービスを成功させるには、充実したサポート体制と導入実績の確認が欠かせません。導入後も適切にサービス内容を調整できる支援があると、制度が効果的に運用されます。本記事の内容を参考に、コストを抑えながら充実した福利厚生を目指しましょう。