飲食店向け給与計算ソフトおすすめ5選|アルバイトのWeb給与明細にも
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- 給与計算ソフトは、従業員数が多くシフトが複雑な飲食店にも導入が推奨される
- 給与計算ソフト導入により、業務効率化や他の業務に注力できるなどのメリットがある
- 飲食店が給与計算ソフトを選ぶ際は、勤怠管理と連携できるものがおすすめである
従業員の給与計算を自動化できる給与計算ソフトは、アルバイトの人数が多くシフトも複雑になりがちな飲食店にも導入が推奨されます。この記事では飲食店におすすめの給与計算ソフトのランキングと合わせて、メリットや選ぶ際のポイントなどを解説します。
目次
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飲食店に給与計算ソフトを導入するメリット
給与計算ソフトとは、給与計算を自動化し業務効率化を行える便利なソフトです。従業員数が多く給与計算が複雑な飲食店には、給与計算ソフトの導入がおすすめです。複雑な設定が不要なものも多く、すぐに給与計算を一括自動化することができます。
複雑な給与計算の手間を省くことができ、業務の効率化や計算ミスの防止につながります。経理作業の大幅な時間短縮が期待できるため、人手不足の解消にも役立ちます。人件費、給与明細のペーパーレス化に伴いコスト削減につながります。
勤怠システムとの連携で人為的な入力ミスの防止、タイムカードの集計を簡略化することが可能です。また、ICカードと連携し打刻ができる機能では、不正な打刻を防止することができるのもメリットの一つです。
給与計算ソフトによって効率化を図れるさまざまなメリットがあるため、店舗の規模や予算に合わせたソフトを導入することがおすすめです。
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飲食店に給与計算ソフトを導入するメリット
経理業務を効率化できる
飲食店では、アルバイトやパートのシフトが日によって頻繁に変わるため、給与計算が複雑になりがちです。給与計算ソフトを利用することによって、複雑な給与計算を自動で行い経理業務を効率化することが可能です。
マニュアルやサポートが充実したソフトでは誰でも使いやすい操作性で、経理担当が変わった場合でもすぐに使用することができます。また、自動計算によって、計算間違いなどの重大なミスを防ぐことができるのもメリットです。
法令に準じた自動計算で集計作業が簡単に
深夜の割増料金や手当て、所得税等の各控除額など、複雑になりがちな計算を自動で行うことができます。社会保険料は定期的に見直しがおこなわれるため、都度確認をすることが重要ですが、給与計算ソフトを利用することで更新し損ねる心配がなくなります。
給与計算でミスが発生してしまうことは、従業員からの信用を失いかねない重大な問題です。法改正がなされた場合などのイレギュラーな場合にも、アップデートにより自動で対応されるので、経理ミスの不安を解消することが期待できます。
経理以外の業務に注力できる
飲食店はシフトの自由度が高く、給与計算の手間が多く、経理にかかる時間が膨大になりがちです。
給与計算ソフトを導入することで給与計算が素早く、正確にでき、メニューの開発や接客などの店舗業務に注力することが可能になるため、店舗の生産性が大幅に向上します。
飲食店向け給与計算ソフトを選ぶ際のポイント
飲食店向けに開発された機能や利用できる従業員数、予算に応じて最適なソフトが異なります。ここからは、選ぶときに着目したいポイントを解説します。
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飲食店向け給与計算ソフトを選ぶ際のポイント
欲しい機能が備わっているか
給与計算ソフトを選ぶ場合、欲しい機能が備わっているかが需要なポイントになります。以下が飲食店導入において着目される主な機能です。
- シフト設定のカスタマイズ機能
- 出勤簿・賃金台帳・労働者名簿の自動作成機能
- Web明細書発行機能
- マイナンバー管理機能
- 年末調整発行機能
- 既存・外部サービスとの連携機能
- 導入後サポート
企業・店舗、従業員ごとに異なるシフトや給与まわりに合わせ柔軟な設定ができるシステムは、バックオフィス業務の負担を大きく軽減してくれます。ITツールの導入に不安がある場合は、導入後のサポートが手厚いシステムを選ぶことも選択肢の一つです。
従業員の使用感も確認できる事前トライアルなら、店舗の経理状況に合っているかを実際に使用して試せるので、気になるシステムがあれば活用してみましょう。
店舗の規模に合っているか
導入するシステムが、店舗の規模に合っているかも着目すべきポイントです。高機能だからといって導入したものの、少人数の店舗に不要な機能が多く、コストばかりが負担となってしまうといったケースもあります。
「クラウド型」「インストール型」「オンプレミス型」それぞれの特徴を把握し、店舗規模に合った給与計算ソフトを選択しましょう。
少人数から多店舗までおすすめ【クラウド型】
少人数の店舗から多店舗経営まで柔軟に対応でき、ネット環境さえあればすぐに利用可能です。料金体系も月額制や従業員数に合わせた従量制など、店舗の経理状況に合わせた選択ができます。
安定した個人経営店舗におすすめ【インストール型】
買い切り型と呼ばれるタイプで、一度購入すればランニングコストがかかりません。経理状況が安定しており、大幅な変更が伴わない店舗におすすめです。
チェーン店経営や大企業向け【オンプレミス型】
自社でシステムを構築し、カスタマイズして利用することが前提なので導入も高コストです。全国各地にチェーン店を構えるような大企業に適しています。
勤怠管理と連携できるか
勤怠管理と連携することにより、勤怠時間の手入力を省けるため、タイムカードの集計を簡略化でき入力ミスの防止が可能です。それによって作業工数を削減し、大幅に業務効率化ができます。
PCやスマートフォン、タブレットなどで利用できれば、打刻機を購入するコストがかかりません。休日出勤、遅刻や早退などのイレギュラーがあった場合でも修正が不要です。
また、ICカードと連携可能であれば、不正打刻の防止につながります。
必要な従業員数をカバーしているか
給与計算ソフトによっては、管理できる従業員数が決まっていることがあるため、必要な従業員数をカバーできるかがポイントとなります。特に飲食店は、自由度の高いシフトからアルバイト人数が多くなりがちです。利用人数により料金形態が異なるので、人数とコストが釣り合っているか確認しましょう。
飲食店におすすめの給与計算ソフト5選
GOOD
ここがおすすめ!
- 社内の複雑な規則や給与体系に応じて、情報を細かく設定できる
- 年末調整の自動計算可能!給与明細もWebから閲覧・送付OK
- 「ジンジャー」シリーズとの連携で人事業務を一括管理
MORE
ここが少し気になる…
- 複数人やチームでの管理が難しい
GOOD
ここがおすすめ!
- 従業員情報や給与計算などあらゆる人事労務情報がこれ1つで完結
- 誰でも簡単に使いやすい画面と充実したサポート体制
- アラート機能で業務の抜け漏れを防止
MORE
ここが少し気になる…
- 従業員一人ひとりの細かな設定は難しい
GOOD
ここがおすすめ!
- 勤怠はもちろん労務やタレントマネジメントシステムまで幅広く連携可能
- 企業規模に合わせた豊富な連携先と機能性
- 安心のセキュリティ対策と充実したサポート体制
MORE
ここが少し気になる…
- ある程度の経理経験や知識が必要
GOOD
ここがおすすめ!
- 給与処理はもちろん、賞与・明細送付や振込み・社保関係や年末調整も行える
- マイナンバー管理に対応しており、廃棄や暗号化・分割保管もできる
MORE
ここが少し気になる…
- 他サービスと連携する必要があり、1つの機能でバックオフィス系を使いたい方には不向き
GOOD
ここがおすすめ!
- 月額費用が安く小規模企業でも導入しやすい
- 社労士や担当者の声をかたちにした豊富な機能性
- すでにジョブカンシリーズを使用している場合は特別料金で利用可能
MORE
ここが少し気になる…
- 無料プランから有料プランに移行する際は申し込みが必要
飲食店におすすめの給与計算ソフト比較一覧表
サービス名 |
ジンジャー給与
|
freee人事労務
|
マネーフォワード クラウド給与
|
給与奉行クラウド
|
ジョブカン給与計算
|
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資料を無料ダウンロード | 資料ダウンロード | 資料ダウンロード | - | - | - |
価格(税抜) |
1ヶ月あたり1ユーザー 500円
|
・ミニマム 1ヶ月あたり1ユーザー 400円
・スターター 1ヶ月あたり1ユーザー 600円 ・スタンダード 1ヶ月あたり1ユーザー 800円 ・アドバンス 1ヶ月あたり1ユーザー 1,100円 ※ 6名以降1名ごとの料金 |
・スモールビジネス 年払い1ケ月あたり2,980円 月払い1ケ月あたり3,980円
・ビジネス 年払い1ケ月あたり4,980円 月払い1ケ月あたり5,980円 |
・iEシステム基本機能 初期費用初年度のみ0円、1ケ月あたり5,500円、
・iAシステム基本機能 初期費用初年度のみ50,000円、1ケ月あたり9,000円 ・iBシステム基本機能 初期費用初年度のみ60,000円、1ケ月あたり17,000円 ・iSシステム基本機能 初期費用初年度のみ70,000円、23,000円 ・iSシステム基本機能 初期費用初年度のみ70,000円、1ケ月あたり93,000円 |
1ヶ月あたり1ユーザー 400円
|
小規模・個人事業主 |
・個人事業主 -
・小規模 ◯ |
○
|
-
|
◯
|
◯
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中小企業 |
◯
|
○
|
◯
|
◯
|
◯
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大企業 |
◯
|
○
|
◯
|
-
|
◯
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賞与 |
◯
|
○
|
◯
|
◯
|
◯
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源泉徴収 |
◯
|
○
|
-
|
◯
|
◯
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紙明細発行機能 |
-
|
○
|
◯
|
◯
|
-
|
勤怠管理機能 |
-
|
○(一部プランのみ)
|
-
|
-
|
-
|
人事・労務管理機能 |
-
|
○(アドバンスプランのみ)
|
-
|
◯
|
◯
|
販売関係機能 |
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
社会保険 |
◯
|
○
|
-
|
◯
|
◯
|
年末調整 |
◯
|
○
|
-
|
◯
|
◯
|
モバイル |
◯
|
○
|
-
|
-
|
-
|
言語 |
-
|
・英語(モバイル版のみ)
|
-
|
-
|
-
|
そのほかの機能 |
・給与体系管理
・支払明細設定 ・月変算定 |
・マイナンバー管理
・年末調整効率化機能 ・入退社手続き ・社会保険電子申請 ・2段階認証必須化 ・IPアドレス制限 ※ プランによって機能は異なります |
・銀行振込連携
・各種帳票作成 |
・マイナンバー管理
・管理帳票機能 ・勤怠支給控除項目拡張 |
・給与規定グループ機能
・支給・控除項目の計算式適用 ・通勤手当の自動計算 ・税率・保険料率の自動アップデート ・雇用保険料の自動計算 ・所得税の自動計算 ・賃金台帳 ・住民税一覧表 ・複数口座振込 ・メモ機能 ・Todoリスト ・マイナンバー管理 |
連携サービス |
・ジンジャー人事労務
・ジンジャー勤怠 |
・Smart HRやKING OF TIMEなどの勤怠管理ソフト各種
|
・勤怠ソフト各種
・労務管理ソフト各種 ・タレントマネジメントシステム各種 ・マネーフォワードクラウド各種 |
・奉行製品各種
・外部システム自動連携(CSVファイル) ・人材データ連携(カオナビ) ・シフト・勤怠管理システム連携(ShiftMAX) ・Microsoft Office連携(Office365)※予定 |
ジョブカンシリーズ連携
|
Excelで使える無料の給与計算ソフトもおすすめ
Excelを使ってカスタマイズ性の高い、好みの仕様のシートを作成できます。Excelがインストールされていれば無料で利用できるソフトもあるのがメリットです。また、既存のテンプレートを無料でダウンロードすることができます。
しかし、テンプレートを利用した場合であってもあくまで雛型となるため、必要な項目は自分で入力しなくてはなりません。自作するには手間と時間がかかり、法改正があった場合には自分でアップデートすることが必要となります。
雇用形態がシンプルで従業員数が少ない店舗や普段からExcelを利用していて、関数計算の知識がある方におすすめです。
Excel(エクセル)を使って手軽に給与計算を始めよう|ポイントも解説
給与計算ソフトには、Excelで使える無料のものもあります。コストをかけずに使い慣れたExcelで管理でき、時給計算も可能です。この記事では、Excelを使った給与計算のメリット・デメリット、給与計算業務に活用する際のポイントなどを解説します。
その他の給与計算ソフトの選び方
さらに重要なポイントとその他の比較ポイントを見比べて、自社に必要な機能が備わっているのか確認しましょう。
初めて利用する方であれば、サポート体制がしっかりしているソフトや、無料トライアルを利用できるソフトもあるので、まずは実際に試してみるのもおすすめです。
【重要なポイント2つ】
- 自社の体制・業務フローに合っているか
- 自社の勤怠管理の方法に合っているか
【その他の比較ポイント】
- 自社に必要な機能が搭載されているか
- サポート体制は充実しているか
- セキュリティ対策は万全か
- 無料トライアルはあるか
まとめ
給与計算ソフトは、勤怠時間から自動で給与を計算することや、複雑な計算を簡単に行うことができ、経理業務を大幅に効率化することができます。法改正があった場合でもアップデートにより自動で対応が可能となります。
このような複雑な計算が自動でできることによって、手入力の負担軽減、計算ミスを防ぐことができます。また。勤怠管理と連携可能なソフトを使用すれば、さらなる業務の効率化を図り、人為的なミスと不正打刻の防止につながります。
ソフトによって、利用できる従業員数や機能が異なるため、給与計算ソフトを導入の際には自社の体制・業務フローに合っているかや、サポート体制など重要なポイントを確認しましょう。