看護師転職で有利になる資格とは?目的別のおすすめ資格25選

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  • 看護師転職では、資格があることで採用確率や待遇のアップにつながることが多い
  • どの分野で活躍したいかなどキャリアプランにによって、目指すべき資格は異なる
  • 資格取得までの道のりや費用も考慮したうえで取得する資格を決める

看護師転職においては、看護師の資格のほかに関連する資格も取っておくと有利になることも多いです。医療の各専門領域の資格、介護やカウンセリングなど関連分野の資格など、看護師が取れる資格はさまざまあります。本記事では、看護師におすすめの資格25選を紹介します。

目次

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  1. 資格を取得して看護師転職を有利に進めよう
  2. 看護師が転職に向けて資格を取得するメリット
  3. 看護師が目指す資格は目的別に選ぼう
  4. 【目的別25選】看護師におすすめの資格一覧
  5. 看護師転職に向けて資格を取得する際の注意点
  6. まとめ

資格を取得して看護師転職を有利に進めよう

看護師の国家資格そのものは必須ですが、それに加えて専門性を高める資格や関連分野の資格を持っていることで、応募先から即戦力として評価されやすくなり、希望する職場での採用につながりやすくなります。

さらに、資格を取得する過程で得られる知識やスキルは、日々の看護業務に直結し、自分自身の成長や自信にもつながるでしょう。

つまり、資格取得は単なる「肩書き」ではなく、看護師としての専門性を裏付けるものであり、転職市場での競争力を高める重要な手段です。本記事では、看護師が取得しておくと転職やキャリア形成に役立つおすすめ資格25選を紹介していきます。

看護師が転職に向けて資格を取得するメリット

資格は自分の専門性やスキルを客観的に証明する手段であり、転職市場における評価を高める効果があります。

看護師として基本的な業務ができるのは当たり前ですが、さらにプラスアルファの資格を持っていることで、採用側から「この人は他の候補者よりも即戦力になりそうだ」と判断されやすくなります。

ここからは、看護師が転職に向けて資格を取得するメリットについて詳しく解説します。

看護師が転職に向けて資格を取得するメリット

  1. 転職先の選択肢が広がる
  2. 他の応募者と差別化できる
  3. 待遇アップにつながる

転職先の選択肢が広がる

資格を取得することで応募できる求人の幅が格段に広がります。看護師の基本資格だけでは、一般的な病棟や外来などの求人に応募するのが中心になりがちですが、専門資格を取得することで特定領域に強みを持つ病院や施設、クリニックに挑戦できるようになります。

例えば、緩和ケア認定看護師や糖尿病療養指導士といった資格を持っていれば、それに特化した診療科や専門施設からの需要が高まり、希望条件に沿った求人を見つけやすくなるでしょう。

さらに、看護以外の関連資格を取得すれば、介護施設や企業の健康管理部門など、これまで対象外だった分野の求人にも挑戦できる可能性が出てきます。

つまり、資格を持つことで転職の選択肢が広がり、自分のライフスタイルやキャリアプランに合った職場を選びやすくなるのです。

他の応募者と差別化できる

資格は他の応募者との差別化につながり、採用の可能性を高める大きな要因になります。転職市場では看護師資格を持っていること自体は当たり前であり、それだけでは強いアピールになりません。

しかし、例えば認定看護師や専門看護師など、一定の専門性を証明する資格を持っていれば、「この人は専門領域で即戦力になれる」と採用側に強く印象づけられます

加えて、応募者の数が多い人気の求人では、資格の有無が選考の大きな判断材料になることも少なくありません。資格は単なる肩書きではなく、自分の努力や能力を証明するものとして評価され、結果的に採用される確率を高めてくれます。

待遇アップにつながる

資格を活かせる職場に転職することで収入や待遇の向上につながる可能性が高まります。医療機関や施設にとって、資格を持つ看護師は専門的な業務を任せられる人材であり、その分評価も高くなります。

実際に、認定看護師や専門看護師などの資格を持つことで資格手当が支給されたり、基本給が優遇されたりするケースも多くあります。

また、資格を通じて身につけた知識やスキルがあることで、役職登用やキャリアアップのチャンスを得やすくなり、長期的に収入の上昇につながることも期待できます。

つまり、資格取得は単に転職を有利にするだけでなく、転職後の待遇改善にも直結する重要な要素であり、将来的なキャリア形成を考える上でも大きなメリットになるといえるのです。

看護師が目指す資格は目的別に選ぼう

看護師が資格を目指す際には、自分が今後どのような分野で活躍したいか、どのようなキャリアを築きたいかという目的に応じて選ぶことが重要です。

資格は数多く存在し、緩和ケアや糖尿病療養指導などの専門分野に特化したものから、介護やカウンセリングといった周辺領域まで幅広くあります。

しかし、やみくもに資格を取得しても自分のキャリアプランと結びつかなければ、活かす場面が少なく、せっかくの努力が十分に評価されない可能性があります。

資格取得はキャリアの可能性を広げる大きなチャンスですが、選び方を間違えると負担が増えてしまいます。そのため、自分の将来像を明確にしたうえで、必要なスキルや役立つ資格を逆算して選ぶことが大切です。

【目的別25選】看護師におすすめの資格一覧

看護師が資格を取得する際には、自身のキャリアの方向性や働き方の希望に合わせて選ぶことが何よりも重要です。看護師が目指せる資格は非常に幅広く、医療現場での専門性を高めるものから、介護やカウンセリングといった周辺分野で役立つものまで多岐にわたります。

そのため「将来的にどの分野で活躍したいのか」「どのような働き方をしたいのか」といった目的を明確にすることで、資格取得が転職やキャリアアップに直結しやすくなります。

ここからは目的別に、看護師におすすめの資格25選を紹介していきますので、自分のキャリアに合ったものを見つける参考にしてください。

看護師としてのスキルアップにおすすめ・認定看護師
・専門看護師
・認定看護管理者
・診療看護師(NP)
看護関連のダブルライセンスにおすすめ・保健師
・助産師
医療・救急分野で活躍したい・BLSプロバイダー
・ACLSプロバイダー
・PALSプロバイダー
・呼吸療法認定士
・消化器内視鏡技師
・循環器専門ナース
・リンパ浮腫セラピスト
・栄養サポートチーム専門療法士
・終末期ケア専門士
介護・福祉分野で活躍したい・介護福祉士
・ケアマネジャー
・精神保健福祉士
・認知症ケア専門士
・認知症介助士
カウンセリング分野で活躍したい・臨床心理士
・産業カウンセラー
・チャイルドカウンセラー
・不妊カウンセラー
・体外受精コーディネーター

看護師としてのスキルアップにおすすめの資格4選

看護師としてさらなる専門性を高めたい場合やキャリアの幅を広げたい場合には、スキルアップにつながる資格の取得が効果的です。

資格を取得することで、より高度な知識や技術を身につけられるだけでなく、医療チーム内での役割が拡大し、キャリアの選択肢も広がります。ここでは、看護師としてのスキルアップにおすすめの資格の特徴や取得方法について詳しく解説します。

認定看護師

認定看護師は特定の分野における実践能力を高めたい看護師におすすめの資格です。日本看護協会が認定する制度で、がん看護や感染管理、救急看護など21分野に分かれており、臨床現場で専門的なケアを提供できるスキルを証明します。

資格を取得することで、現場でリーダー的役割を担い、患者やスタッフに質の高い看護を広めていく存在となれるのが特徴です。実務経験と教育課程修了が必須条件であり、取得には一定のハードルがありますが、その分キャリアアップや待遇向上に直結しやすい資格です。

受験資格以下をすべて満たすこと
・日本国の看護師免許を有する
・看護師免許取得後、通算5年以上の実務経験があり、
そのうち3年以上は特定の認定看護分野での経験
・A課程またはB課程の認定看護師教育機関、
もしくは同等の教育を修了している
受験料51,700円(税込)
取得方法日本看護協会指定の教育課程を修了後、
認定審査に合格する必要あり

参考:認定看護師 | 看護職の皆さまへ | 公益社団法人日本看護協会

専門看護師

専門看護師は看護の中でも高度な専門性を持ち、患者や家族だけでなく医療チーム全体を支援できる資格です。がん看護、在宅看護、精神看護など14分野があり、医療の質向上に貢献できるのが特徴です。

認定看護師が「実践力」に重点を置くのに対し、専門看護師は「実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究」といった幅広い役割を担う点で異なります。

大学院で専門看護師教育課程を修了する必要があるため取得のハードルは高いですが、その分責任ある立場で活躍でき、医療チームの中核を担う存在として評価されやすい資格です。

受験資格以下をすべて満たすこと
・免許要件:日本国の看護師免許を有すること
・教育要件:看護系大学院修士課程、
または関連領域の大学院修士課程を修了
(コース内/コース外どちらでも可)
・実務研修要件:看護師資格取得後、
実務研修通算5年以上
(うち3年以上は専門看護分野)
受験料51,700円(税込)
取得方法大学院修士課程を修了し、必要な実務研修を経て、日本看護協会の認定審査に合格すること

参考:専門看護師 | 看護職の皆さまへ | 公益社団法人日本看護協会

認定看護管理者

認定看護管理者は管理職を目指す看護師にとって必須ともいえる資格です。病院や施設でのマネジメントスキルを証明する資格であり、看護師長や看護部長などの役職を目指す際に強みとなります。

認定看護管理者は教育課程I〜Ⅲを段階的に修了し、最終的に審査を受けて資格を取得します。現場のリーダーや管理者として組織運営に携わる能力が身につくため、キャリアアップや収入アップにつながりやすいのが特徴です。

臨床だけでなくマネジメントに関心がある人には非常に有益な資格です。

受験資格以下のすべてを満たすこと
・日本国の看護師免許を有すること
・看護師免許取得後、通算5年以上の実務経験があり、
そのうち3年以上は看護師長相当以上の
看護管理経験があること
次のいずれかに該当すること
・認定看護管理者教育課程サードレベル修了
・看護管理に関連する学問領域の修士以上の学位を取得
受験料51,700円(税込)
取得方法日本看護協会の認定審査に合格

参考:認定看護管理者 | 看護職の皆さまへ | 公益社団法人日本看護協会

診療看護師(NP)

診療看護師(NP)は医師と協働しつつ、診療の一部を担うことができる高度実践看護師です。アメリカや欧米諸国ではすでに一般的な制度であり、日本でも在宅医療や地域包括ケアの推進に伴い、活躍の場が広がっています。

診療補助や処方の一部を行えるため、看護師としての役割を超えて、より主体的に患者ケアに携われるのが大きな強みです。

その分責任も非常に重く、医学的知識や臨床判断力が高度に求められます。取得するには大学院でNP養成課程(修士)を修了し、NP資格認定試験に合格する必要があります。

受験資格以下のすべてを満たすこと
・看護師として通算5年以上の実務経験を有する
・日本国内の大学院修士課程NP養成コースを修了
(見込含む)または海外でNP資格を取得済みで
あること
受験料30,000円(税込)
取得方法大学院でNP教育課程を修了後、NP資格認定試験に合格

参考:日本NP教育大学院協議会

看護関連のダブルライセンスにおすすめの資格2選

看護師が転職やキャリアアップを考える際には、関連資格を取得してダブルライセンスを持つことで大きな強みになります。中でも「保健師」と「助産師」は、看護師資格と並んで医療・福祉分野での活躍の幅を広げられる代表的な資格です。

ここからは、それぞれの資格の概要や取得方法について詳しく解説します。

保健師

保健師は看護師資格に加えて「地域や企業での健康づくりや予防医療」に特化した活動ができる専門職です。医療現場だけでなく、行政機関や学校、企業の健康管理部門など幅広い場で活躍できるのが大きな魅力です。

保健師は病気の治療に関わるだけでなく、生活習慣病予防や地域住民の健康指導、母子保健活動などを通じて、人々が病気にならないように支援します。

そのため、転職においては病院勤務だけでなく自治体の職員や企業の産業保健スタッフなど、安定した職場を目指せるメリットがあります。取得には、保健師養成課程のある指定学校や養成所を修了し、国家試験に合格する必要があります。

受験資格以下のいずれかに該当する者
・指定学校で1年以上保健師課程を修了
・指定養成所を卒業外国の学校や免許で
同等と認められる者など(詳細は厚労省規定)
受験料5,400円(税込)
取得方法養成課程を修了後、保健師国家試験に合格する

参考:保健師 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

参考:保健師国家試験の施行|厚生労働省

助産師

助産師は「妊産婦と新生児を支援できる唯一の専門職」であり、看護師がダブルライセンスとして取得することで大きな強みになる資格です。

助産師は出産の介助を行える唯一の存在であり、妊娠期から産後の母子の心身のケア、さらには性教育や母乳相談といった幅広い支援を担います。

病院やクリニックの産科だけでなく、助産院を開業して独立することも可能で、将来的に働き方の自由度を高められるのが大きな魅力です。女性限定の資格である点は特徴的ですが、需要は高く、少子化の時代にあっても妊産婦ケアの重要性は変わりません。

そのため、将来的にも安定した需要が見込める資格といえるでしょう。

受験資格・看護師資格を取得後、助産師養成課程を修了した女性
(4年制大学の場合、同時受験可能なケースあり)
受験料5,400円(税込)
取得方法看護師資格取得後1年以上助産師養成コースを修了し、
助産師国家試験に合格する

参考:助産師 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

参考:助産師国家試験の施行|厚生労働省

医療・救急分野で活躍したい方におすすめの資格9選

医療・救急分野でのキャリアを目指す看護師にとっては、救命処置や急変対応に直結する資格を持つことが強みとなります。救急の現場は一刻を争う場面が多く、適切な判断力と技術を持つ人材が求められています。

そのため、心肺蘇生や小児救急、呼吸管理といった専門的なスキルを学べる資格は非常に価値が高く、臨床現場での信頼やキャリアの広がりに直結します。

特にBLSやACLSなどの国際的に認知された資格は、医療従事者としての必須スキルともいえるものであり、転職や昇進においてもプラスになります。ここでは、救急分野を中心に看護師におすすめの資格を紹介し、それぞれの特徴や取得方法を詳しく解説していきます。

BLSプロバイダー

BLSプロバイダーは「一次救命処置」に関する国際的な資格であり、医療従事者だけでなく一般人も受講できる点が大きな特徴です。

心肺停止や窒息といった緊急時に、心肺蘇生(CPR)やAEDを正しく使えることを証明する資格で、救急の初期対応能力を磨くのに最適です。

看護師にとっては、急変患者に対応する際の基本スキルを習得できるため、臨床現場で即戦力となり、救急外来やICU勤務を希望する場合には特に有利です。

受講は講習形式で行われ、試験に合格すると認定証が発行されます。資格は国際的に通用するため、国内外を問わず幅広く活用できるのも魅力です。

受験資格制限なし
受験料18,480円(税込)
取得方法講習を受講し、実技試験に合格後に認定証を取得

参考:BLSプロバイダーコース|資格取得なら日本ACLS協会

ACLSプロバイダー

ACLSプロバイダーは「二次救命処置」を学ぶ資格で、BLSの上位資格にあたります。急性心筋梗塞や不整脈、心停止といった重症循環器疾患に対応する高度な救命処置を習得することが目的です。

薬剤投与や気道確保、チームでの救命活動を学ぶため、看護師として救急・集中治療領域で働く人には必須ともいえる資格です。受講にはBLS資格が必要であり、医師や救命士と同等のスキルを共有できる点が大きなメリットです。

受講料は高めですが、その分臨床現場での評価は高く、転職や昇進の際に大きな武器となります。

受験資格・AHA BLSプロバイダー/インストラクター資格保有者
(有効期限) 
・AHA ACLSプロバイダー/インストラクター
資格保有者(期限不問) 
受験料38,980円(税込)
取得方法講習受講+試験に合格し認定証を取得

参考:ACLSプロバイダーコース|資格取得なら日本ACLS協会

PALSプロバイダー

PALSプロバイダーは「小児二次救命処置」を学ぶ資格で、子どもの救命に特化しています。小児は成人と異なる解剖学的・生理学的特徴を持つため、独自の判断力と対応スキルが求められます。

PALSでは心停止や呼吸不全に至る前の段階での早期介入や、チームでの蘇生対応を重点的に学べるのが特徴です。小児科やNICU・PICU勤務を希望する看護師にとっては、必須級の資格であり、救急の現場で強みとなります。

取得にはBLSやPEARS資格が前提となるため、段階的なスキルアップが必要ですが、その分専門性が高く評価される資格です。

受験資格下記いずれかの資格保有が必須
・AHA BLSプロバイダー/インストラクター資格保有者
(有効期限)
・AHA PEARSプロバイダー/インストラクター
資格保有者(有効期限) AHA PALSプロバイダー/
インストラクター資格保有者(期限不問) 
受験料42,980円(税込)
取得方法講習受講+実技・筆記試験に合格

参考:PALSプロバイダーコース|資格取得なら日本ACLS協会

呼吸療法認定士(3学会合同呼吸療法認定士)

呼吸療法認定士は「人工呼吸器や酸素療法などの呼吸管理に特化した資格」であり、救急や集中治療に関わる看護師にとって非常に価値が高い資格です。

日本胸部外科学会、日本呼吸器学会、日本麻酔科学会の3学会が合同で認定する資格であり、学会主導のため専門性と信頼性が高いのが特徴です。取得には講習会を受講したうえで試験に合格する必要があり、呼吸不全や重症患者に対応するスキルを体系的に学べます。

ICUや救命センターでの活躍に直結するため、キャリアアップや転職時に有利になる資格といえるでしょう。

受験資格認定講習会受講者、または過去の認定講習会修了者
受験料10,000円(税込)
取得方法講習会受講後、認定試験に合格

参考:3学会合同呼吸療法認定士|公益財団法人医療機器センター

消化器内視鏡技師

消化器内視鏡技師は「消化器内視鏡検査・治療における専門性を証明する資格」であり、内視鏡を扱う医療現場で看護師としての強みを発揮できる資格です。

胃カメラや大腸カメラなど、内視鏡は消化器領域の診断・治療で不可欠な医療機器であり、安全かつ正確に扱える人材が求められています。この資格を持つことで、患者さんへの説明や処置のサポート、緊急時の対応など幅広い役割を担えるようになります。

受験資格は厳格であり、看護師資格のほか、2年以上の内視鏡業務経験や学会・講習会への参加、年間100件以上の症例経験などが必須です。

そのため、取得のハードルは高いものの、合格すれば内視鏡室でのスペシャリストとして評価され、就職やキャリアアップに大きくつながります。

受験資格以下のすべてを満たすこと
・看護師などの医療資格保有
・2年以上の内視鏡実務経験
・学会参加・講習修了
・年間100件以上の症例経験
・学会認定専門医からの推薦を得ている
受験料10,000円(税込)
取得方法認定試験に合格する

参考:消化器内視鏡技師認定試験|一般社団法人日本消化器内視鏡学会

循環器専門ナース

循環器専門ナースは「循環器領域に特化した専門的知識と実践力を持つ看護師」を認定する資格です。心疾患は日本人の主要な死因の一つであり、急性心筋梗塞や心不全、不整脈など、命に直結する疾患に迅速かつ的確に対応する力が求められます。

本資格を取得することで、循環器内科・心臓外科の高度医療チームの一員として働けるほか、患者教育やリハビリテーション指導など幅広い役割を担えます。

受験には5年以上の臨床経験(うち看護師経験1年以上)が必要であり、ジェックス(臨床心臓病学教育研究会)が主催する研修に参加することが前提です。

受講料は高額ですが、その分専門性が高く、循環器領域でのキャリア形成を目指す看護師にとっては大きな強みとなります。

受験資格・看護師・准看護師として5年以上の実務経験
(うち1年以上は看護師としての経験)/
他医療職も対象
受験料ジェックス会員:160,000円、非会員:170,000円
取得方法研修受講後に修了認定を受ける

参考:循環器専門ナース研修|公益社団法人臨床心臓病学教育研究会(ジェックス)

リンパ浮腫セラピスト(リンパ浮腫療法士)

リンパ浮腫セラピスト/リンパ浮腫療法士は「がん治療後や外科手術後に生じるリンパ浮腫への専門的ケアを行う資格」です。リンパ浮腫は乳がんや婦人科がんの治療後に多く見られる合併症で、患者の生活の質に大きな影響を及ぼします。

この資格を持つことで、弾性包帯やストッキングを用いた圧迫療法、リンパドレナージ、運動療法、スキンケアなどの複合的治療を安全に提供できるようになります。

受験資格は、医師・看護師・リハビリ職・あん摩マッサージ指圧師などが対象職種で、一定の臨床経験と研修修了が必要です。セラピスト課程は比較的短期間で修了可能ですが、療法士はさらに実施症例が求められ、より実践的な力を証明する資格です。

【リンパ浮腫セラピスト】

受験資格医師・看護師・PT・OT・あん摩マッサージ指圧師
(資格取得後2年以上)
受験料51,700円(税込)
取得方法研修受講+認定試験合格

【リンパ浮腫療法士】

受験資格上記医療資格+2年以上の経験+研修修了
+5例以上の症例経験
受験料16,500円(税込)
取得方法研修修了+症例経験後に認定試験合格

参考:リンパ浮腫研修 E-LEARN| 一般財団法人 ライフ・プランニング・センター

参考:日本リンパ浮腫治療学会認定【リンパ浮腫療法士】

栄養サポートチーム専門療法士(NST専門療法士)

NST専門療法士は「栄養サポートチーム(NST)で高度な栄養管理・支援を行える専門資格」です。

NSTは、栄養状態が不十分な患者に対して医師・看護師・薬剤師・管理栄養士など多職種が連携して栄養管理を行うチームであり、患者の回復や生活の質向上に直結する重要な役割を果たします。

NST専門療法士の資格を取得することで、栄養評価や栄養計画の作成、介入の実施、チーム内教育などを主導できる能力を証明でき、医療現場での専門性が大きく評価されます。

受験資格・JSPEN会員国家資格取得後3年以上
(管理栄養士/看護師/薬剤師/臨床検査技師/
ST/PT/OT/歯科衛生士/診療放射線技師)
・NST関連業務経験
・学会・必須セミナーで合計30単位取得
・JSPEN認定教育施設で40時間の実地修練修了
受験料10,000円(税込)
取得方法上記条件を満たしたうえで認定試験に合格

参考:NST専門療法士認定資格制度 | 日本栄養治療学会

終末期ケア専門士

終末期ケア専門士は「人生の最終段階にある患者やその家族を支えるケアの専門家」であり、終末期医療・介護の現場で非常に重要な役割を担う資格です。

現代の医療現場では高齢化や在宅医療の普及により、がんや慢性疾患などで最期を迎える患者に寄り添うケアの質が求められています。

そのなかで、終末期ケア専門士は医学的処置や症状緩和だけでなく、心理的サポートや家族支援を含めた包括的なケアを行うことを目的としています。

資格を持つことで、患者や家族に対して安心を与えると同時に、チーム医療や多職種連携においてもリーダーシップを発揮できる存在となります。専門的知識を深めたい医療・介護従事者に適した資格といえるでしょう。

受験資格以下のすべてを満たすこと
・医療・福祉系の資格
」(看護師・准看護師・介護福祉士など)
・2年以上の実務経験
受験料12,100円(税込)
取得方法所定の実務経験を満たしたうえで認定試験に合格すること

参考:終末期ケア専門士認定試験

介護・福祉分野で活躍したい方におすすめの資格5選

介護・福祉分野で専門性を高めたい方にとって、国家資格から民間資格まで幅広く選択肢があります。介護や福祉の現場は高齢化社会の進展に伴い人材需要が高く、スキルや専門知識を持つことでキャリアアップや就業先の選択肢が大きく広がります。

例えば、「介護福祉士」は国家資格として介護職のスタンダードであり、「ケアマネジャー」は利用者のケアプランを作成する専門職として高い需要があります。

また、「精神保健福祉士」はメンタルヘルス領域における支援者、「認知症ケア専門士」や「認知症介助士」は高齢者支援の現場で強みを発揮できる資格です。ここからは、これらの資格についてどのような資格か解説します。

介護福祉士

介護福祉士は、介護分野で唯一の国家資格であり、介護職のプロフェッショナルとして認知される資格です。介護職に従事するうえで最も代表的かつ信頼性の高い資格であり、キャリアアップや給与面で大きなメリットがあります。

介護福祉士を取得すると、利用者の生活援助や身体介護だけでなく、後進指導やチームリーダーとしての役割も担えるため、現場での専門性が大幅に高まります。

さらに、福祉施設や病院、在宅介護の現場など幅広い分野で活躍できるため、就業先の選択肢も増えるのが特徴です。

受験資格以下のいずれかを満たす必要あり
・実務経験ルート:介護等の業務に3年以上
(1,095日以上、実働540日以上)
従事+実務者研修修了
・福祉系高等学校ルート:福祉系科目を修了して卒業
・特例高等学校ルート:福祉系科目を修了し、
卒業後9カ月以上・135日以上介護等の業務に従事
受験料18,380円(税込)
取得方法国家試験に合格することで資格取得

参考:[介護福祉士国家試験]:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター

ケアマネジャー

ケアマネジャーは、介護保険制度の要である「ケアプラン」を作成する専門職です。結論から言えば、介護現場で培った経験を活かし、より計画的かつ管理的な立場で利用者や家族を支援したい人に最適な資格です。

受験には、医療・福祉系の国家資格や相談援助業務の経験が5年以上かつ900日以上必要であり、現場経験を積んだ上でステップアップする資格といえます。

資格を取得すると、ケアマネジャーとして居宅介護支援事業所や介護施設で働き、利用者一人ひとりの生活を支えるプランニングを担えます。利用者や家族とのコミュニケーション能力が重要視されるため、人と関わることが好きな方に特におすすめです。

受験資格以下のいずれかを満たす必要あり
・医療・福祉系国家資格
(例:看護師、介護福祉士、社会福祉士など)
を取得後、5年以上かつ900日以上の実務経験
・相談援助業務に5年以上かつ900日以上従事
受験料18,380円(税込)
取得方法実務研修受講試験に合格後、介護支援専門員実務研修を修了

参考:介護支援専門員(ケアマネジャー)|厚生労働省

精神保健福祉士

精神保健福祉士は、心の病を抱える人やその家族を支援するための国家資格です。精神保健に特化した数少ない専門職であり、医療機関や福祉施設での需要が非常に高い資格とされています。

取得には大学や短大などで指定科目を履修し、実習を含む教育課程を修了する必要があります。また、実務経験を持つ場合は、一部の実習が免除されることもあります。

資格を取得すると、病院の精神科や福祉施設、就労支援施設などで活躍でき、患者の社会復帰や生活支援に携わることができます。社会全体でメンタルヘルスへの関心が高まっているため、今後さらに需要が拡大する見込みのある資格です。

受験資格以下のいずれかを満たす必要あり
・4年制大学で指定科目を履修し卒業
(卒業見込み含む)
・2年制・3年制短大等で指定科目を履修し卒業
+相談援助業務2年以上(または1年以上)
・精神保健福祉士短期養成施設(6カ月以上)修了
・精神保健福祉士一般養成施設(1年以上)修了
受験料24,140円(税込)
取得方法教育課程修了後に精神保健福祉士国家試験に合格

参考:[介護福祉士国家試験精神保健福祉士国家試験]:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター

認知症ケア専門士

認知症ケア専門士は、認知症ケアに特化した専門資格であり、認知症患者への理解を深め、より質の高いケアを提供したい方におすすめの資格です。

受験には3年以上の実務経験が必要であり、現場での経験を持つ介護職員や看護師がステップアップとして取得するケースが多く見られます。試験は一次試験と二次試験に分かれており、認知症の基礎知識から実践的ケアまで幅広い内容が問われます。

資格を取得すると、専門知識を活かして現場でのケアの質を向上させるだけでなく、職場での指導的役割を担うことも可能です。認知症高齢者の増加に伴い、今後ますます需要が高まる資格のひとつです。

受験資格認知症ケアに関する施設・団体・機関での
3年以上の実務経験
受験料・一次試験:3,000円×受験分野数
(4分野受験なら12,000円)
・二次試験:8,000円
取得方法一次試験(筆記)と二次試験(論述・面接)に合格

参考:認知症ケア専門士公式サイト

認知症介助士

認知症介助士は、認知症に関する基礎知識と介助方法を学ぶ民間資格です。介護職だけでなく、一般企業や地域活動においても活用できる「認知症理解の入門資格」として位置づけられます。

受験資格には制限がなく誰でも受験可能であるため、介護職を目指す方の最初のステップとしても有効です。受験料も比較的安価で取得しやすく、学習内容も実践的であり、家族介護や地域でのボランティア活動にも役立ちます。

資格を持つことで、認知症の人への接し方や支援の方法を体系的に学ぶことができ、介護現場での信頼性を高める効果があります。

受験資格制限なし
受験料3,300円
取得方法所定の講習を受講後、認定試験に合格

参考:認知症介助士|公益財団法人日本ケアフィット共育機構

カウンセリング分野で活躍したい方におすすめの資格5選

心のケアや心理的サポートの重要性が高まっている現代社会では、専門的な知識とスキルを持つ「カウンセラー」の存在が欠かせません。

臨床心理、産業領域、子どもや家庭支援、不妊治療など、活躍の場は幅広く、それぞれに応じた資格があります。ここでは、カウンセリング分野で活躍したい方におすすめの資格を5つご紹介します。

臨床心理士

臨床心理士は、日本で最も認知度が高い心理専門資格の一つであり、心理支援を必要とする幅広い現場で活躍できることが最大の特徴です。

心理職を目指す方にとっては、医療、教育、福祉、司法、産業といった多様な分野で専門的に活動するための重要な資格と言えます。

資格を取得することで、病院での心理検査やカウンセリング、学校でのスクールカウンセリング、企業におけるメンタルヘルス対策など、専門性を生かした幅広いキャリアを築くことが可能になります。

受験資格以下のいずれかに該当
1. 指定第1種大学院修了(修了後の臨床経験不要)
2. 指定第1種大学院修了+修了後1年以上の臨床経験
3. 指定第2種大学院修了+修了後1年以上の臨床経験
4. 指定第2種大学院修了+修了後2年以上の臨床経験
5. 専門職大学院(臨床心理分野)修了
6. 海外で同等以上の教育歴+国内で2年以上の臨床経験
7. 医師免許取得+取得後2年以上の臨床経験
受験料1部1,500円
取得方法臨床心理士資格認定協会が実施する認定試験に合格

参考:臨床心理士とは|公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会

参考:臨床心理士になるには|公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会

産業カウンセラー

産業カウンセラーは、働く人の心の健康やキャリア形成を支える専門資格であり、職場におけるメンタルヘルス対策や人材育成に直結する点が最大の特徴です。

産業カウンセラーは「働く人の心の支援」と「組織における人材開発」を両立できる数少ない資格であり、企業や団体で活躍したい方に特におすすめです。

この資格を持つことで、うつ病やストレスに苦しむ労働者への相談対応、職場復帰支援、さらにはキャリア開発支援まで幅広く関わることが可能になります。

メンタル不調が社会問題化している現代において、企業が人材のメンタルケアを重視する傾向はますます強まっており、専門性を持つカウンセラーの需要は高まっています。

受験資格以下のいずれかに該当
1. 成年に達し、日本産業カウンセラー協会の
養成講座を修了
2. 大学院で指定学部・科目を修了
(職業経験3年以上で単位緩和あり)
3. 大学で公認心理師に必要な指定科目を履修
(該当年度以降の単位に限る)
受験料学科試験:11,000円/実技試験:22,000円
取得方法学科試験と実技試験に合格

参考:2025年度産業カウンセラー試験を受験される方へ|一般社団法人日本産業カウンセラー協会

参考:産業カウンセラー養成講座|一般社団法人日本産業カウンセラー協会

チャイルドカウンセラー

チャイルドカウンセラーは、子どもの発達や心理に関する専門的な知識を活かし、子どもと保護者の心のケアを行うことができる資格です。この資格は「子どもの健やかな成長を心理面から支援する専門家」として、教育現場や家庭支援に広く役立ちます。

現代社会では、いじめや不登校、家庭内問題など子どもを取り巻く課題が複雑化しており、その解決に心理的支援が欠かせません。資格を取得することで、発達段階ごとの心理理解や、適切なカウンセリング技法を習得できます。

また、保護者や教育関係者と協力して、子どもの安心できる環境づくりをサポートする役割も担います。心理職を目指す方はもちろん、保育士や教員、福祉関係者がスキルアップのために取得するケースも多いです。

受験資格認定教育機関(キャリカレ)のカリキュラム修了
受験料5,600円(税込)
取得方法所定の通信講座を修了後、認定試験に合格

参考:JADP認定チャイルドカウンセラー|日本能力開発推進協会 (JADP)

不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター

不妊カウンセラー・体外受精コーディネーターは、不妊治療に取り組むカップルを心理的・情報的に支援するための専門資格です。この資格は「不妊治療の伴走者」として、医療従事者と患者の橋渡し役を果たすことが最大の役割です。

不妊治療は身体的な負担だけでなく、精神的なストレスや経済的な負担も大きい分野です。そのため、治療法や体外受精に関する正しい知識を持ちつつ、相談者に寄り添った心理的支援が求められます。

この資格を持つことで、安心して相談できる存在として患者を支えられるようになります。

受験資格以下のすべてを満たすこと
・日本不妊カウンセリング学会の会員
・不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター
養成講座を3回以上受講
・初回受講から5年以内
※臨床経験は不要
受験料15,000円(税込)
取得方法学会主催の講座を受講後、認定試験に合格

参考:日本不妊カウンセリング協会

看護師転職に向けて資格を取得する際の注意点

看護師が転職を考える際に資格を取得する場合は、転職時期・自分のキャリア状況・資格取得に必要な期間と費用を十分に考慮することが不可欠です。

転職の直前に慌てて資格を取ろうとしても、数カ月から数年単位で学習や実務経験が必要な資格も多く、思い描くタイミングでキャリアチェンジできない可能性があります。そのため、転職を見据えた資格取得は、計画的に準備することが重要となります。

また、費用面も大切な判断基準です。受験料に加え、養成講座や参考書が必要になり、場合によっては交通費や宿泊費などの出費が発生するケースもあります。さらに資格によっては、数万円から十数万円の投資が必要になります。

転職活動そのものにも費用や時間がかかるため、資格取得と転職活動を同時進行する場合は特に慎重に計画を立てることが大切です。

まとめ

看護師の転職において資格取得は強力な武器となりますが、その効果を最大限発揮するには計画性と準備が欠かせないという点が重要です。看護師には臨床だけでなく、介護やカウンセリング、管理職など多様なキャリアパスが存在し、それぞれに応じた資格があります。

しかし、資格の種類によって取得までに必要な条件や学習時間、費用は大きく異なるため、自分に合ったものを見極める必要があります。そのうえで、自分の状況やライフスタイル、将来の働き方に沿った資格を選び、無理のないスケジュールで取得することが理想的です。

資格は転職を有利に進めるための「手段」であり、それ自体がゴールではありません。大切なのは、自分がどのようなキャリアを築きたいかを見据えて、その実現に最も役立つ資格を計画的に取得していくことです。

本記事で紹介した内容を参考に、自分に合った資格取得を前向きに検討してみましょう。

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