ドメインレジストラとは?レジストリとの違いや選び方も解説

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- ドメインレジストラとは、レジストリと契約を結び、ドメインを登録する事業者のこと
- ドメインレジストリとして認定されるには、ICANNから承認を受ける必要がある
- ドメインレジストリを選ぶ際は、料金やWhois情報公開代行サービスの有無を確認する
ドメインレジストラとは、ドメインを販売・登録する事業者を指します。個人や企業がドメインを取得する際は、ドメインレジストラを介してレジストリに申請する仕組みになっています。この記事では、レジストラとレジストリの違い、事業者を選ぶ際のポイントなどを解説します。
目次
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ドメインレジストラは費用・安全性で選ぶのがおすすめ

ドメインレジストラは、安全性や管理のしやすさなど考慮すべき点が多いことから、どのサービスを選べばいいか迷う方は多いと思います。また、ドメインを利用するにはサーバーの契約も欠かせないため、コストの負担が気になる方も少なくありません。
お名前.comは、GMOインターネット株式会社が運営する国内最大級のドメイン公式登録サービスです。630種類以上のドメインを国内最安値で多数用意しており、国内シェアは15年連続No.1※、3,800万件を超えるドメイン登録実績を誇ります。
お名前.comはICANN公認のレジストラであり、独自のセキュリティ診断サービスやWhois情報公開代行を始め、充実したセキュリティ機能を揃えています。そのため、万全のセキュリティ対策を整えることができ、Webサイトの安全性確保に繋がります。
また、サーバーとの同時申し込みで、ドメイン料金が永久無料になることで、運用コストが気になる場合でも安心してドメインの取得・管理が可能です。費用面とセキュリティ面のどちらも重視してドメインレジストラを選ぶなら、お名前.comがおすすめです。
※「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。
日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。
レジストラ「GMO Internet, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。
2025年3月時点の調査。
GMOインターネット株式会社
お名前.com
ここがおすすめ!
- レンタルサーバーとセットで取得料と更新料が永久無料
- 630種類以上のドメインから自社ニーズにあわせて好きなドメインを選べる
- 充実したオプションから自社の規模や成長にあわせて選択可能
ここが少し気になる…
- .comと.netドメインの2個目以降は750円の料金が適用
ドメインレジストラとは

ドメインレジストラとは、ドメインを販売・登録する事業者です。個人や企業がドメインを取得する際の窓口の役割を果たし、スムーズなドメイン取得・運用を手助けします。
本記事では、ドメインレジストラとレジストリの違いやセキュリティにおける役割、おすすめの事業者の選び方について解説します。ドメイン取得を検討している場合は、ぜひ参考にしてください。
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ドメインレジストラとは
レジストリとの違い
ドメインレジストラと並んでよく目にする言葉に、「レジストリ」があります。前述の通り、ドメインレジストラとは、ドメインの販売・登録を生業とする事業者です。対してレジストリとは、各トップレベルドメインごとに1つずつ存在する管理機関です。
トップレベルドメインとは、そのドメインの属性を表す文字列で、「.com」「.net」「.jp」などの種類があります。レジストリは、各トップレベルドメインの最上位に存在し、どのドメインが自組織に登録されているかを管理しています。
つまり、新しくドメインを取得する際には、いずれかのトップレベルドメインのレジストリに申請・登録をしなければなりません。この手続きを行うのがドメインレジストラです。
ドメインレジストラは各レジストリと契約し、新しく取得したいドメインの登録業務を行います。このように、ドメインレジストラがドメイン登録を行う事業者であるのに対し、レジストリはその申請を受け付ける機関という違いがあります。
リセラー・代理店との違い
リセラー・代理店とドメインレジストラの違いは、登録業務の実務に携わるかどうかです。リセラーや代理店はレジストリへのアクセス権はないため、自らがドメインの登録業務を行うことはありません。
対して、ドメインレジストラはレジストリに直接アクセスして登録業務を行えます。基本的にリセラーや代理店は、ドメインを取得したい人とドメインレジストラの仲介を担います。
具体的には、ドメインを取得したい人の依頼を受け付け、その情報をレジストラに渡してドメインを登録してもらうのがリセラー・代理店の仕事です。
ICANN公認レジストラとは
ICANN公認レジストラとは、「ICANN」という組織に正式な認可を受けたドメイン販売・登録業者を指します。ICANNは、ドメインを管理する組織の最上位機関で、グローバル規模でのドメインの登録・IPアドレス管理を行っています。
ICANN公認レジストラは、厳しい審査基準を満たしたことを保証されているため、レジストラの中でも特に高い信頼性を有します。現在は安価ながら管理体制が不十分なレジストラも増加しており、安全なドメイン運用が脅かされるケースも少なくありません。
その点、ICANNの公認を受けたレジストラであれば、厳格なルールに沿った安全なドメイン運用に期待できます。
ドメインレジストラのセキュリティにおける役割

ドメインレジストラは、ドメインのセキュリティにおいて重要な役割を果たすことで、ドメインの安全性や信頼性を高めています。ここでは、ドメインレジストラのセキュリティにおける役割を解説します。
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ドメインレジストラのセキュリティにおける役割
認証コードの管理強化
ドメインレジストラは、「認証コード(Authcode:オースコード)」の管理を強化する役割を担います。認証コードとは、ドメインの移管に必要なパスワードのようなものです。
ドメインレジストラは、この認証コードを強化することで、第三者によるドメインへの不正なアクセスや乗っ取りを防いでいます。
ドメインロックの導入強化
ドメインロックは、ドメインの登録情報や移管を制限するセキュリティ設定です。ドメインロックがかかっている状況下では、ドメイン登録者や管理業者の意図的な解除がない限り、ドメインの管理会社の変更や移管が一切できません。
つまり、ドメイン登録者の同意のない移管を防ぐことができ、ハッキングやなりすましに伴うセキュリティリスクを軽減できます。特にドメインレジストラが提供するものは「ドメインロック」と呼ばれ、ユーザーのドメインの安全性を高めています。
本人確認の厳格化
ドメインレジストラは、ドメインの登録や更新における本人確認プロセスの厳格化を図ります。具体的には、認証コードの送信や身分証明書の確認を行い、ドメインの所有者が間違いなく本人であることを確認します。
本人確認が完了したユーザーのドメインだけがレジストリに登録・更新され、ユーザーはそのドメインを利用できるようになります。
ドメインレジストラは、このような本人確認プロセスの厳格化によって、ドメインの不正利用などを防ぎつつ、ユーザーに安全なネットワーク体験を提供しています。
ドメインレジストラの選び方

ドメインを取得する際は、レジストリへの登録業務を行うレジストラの選定が必要です。ここでは、ドメインレジストラの選び方のポイントをみていきましょう。
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ドメインレジストラの選び方
利用料金を確認する
ドメインレジストラを選ぶ際は、中長期的な利用料金を確認しましょう。基本的にドメインは1年ごとに更新しながら長期にわたって利用し続けるため、特にランニングコストは重要な確認ポイントです。
ドメインの取得費用といった初期費用に加えて、年1回の更新料金を確認する必要があります。なお、ドメインレジストラの中には、ドメインと一緒にレンタルサーバーを提供する事業者もいます。この場合は、サーバーのレンタル料金も確認しましょう。
使いたいトップレベルドメインがあるか
前述の通り、トップレベルドメインとはドメインの属性を表す文字列です。ドメインを取得する際は、使用したいトップレベルドメインを1つ決める必要があります。
なお、ドメインレジストラは、契約したレジストリが管理するトップレベルドメインしか利用できません。つまり、レジストラによって対応しているトップレベルドメインが異なるため、自社の希望のものが利用できるかを確認する必要があります。
Whois情報公開代行サービスがあるか
Whoisとは、誰でも閲覧可能なドメイン登録者データベースです。ドメイン登録者の個人情報なども登録されるため、プライバシーを守りたい場合はWhois情報公開代行サービスがあるレジストラを選びましょう。
Whois情報公開代行サービスとは、ドメイン登録者に代わって、ドメイン管理会社の情報をWhoisに公開するサービスです。個人情報を守りつつ、Whois情報を公開している相手としかやり取りできないユーザーとの交流も実現できます。
機能が充実しているか
ドメインレジストラによって、提供している機能が異なります。自社におけるドメイン運用方針に沿って、必要な機能を利用できるレジストラを選びましょう。なお、代表的な機能には次のようなものがあります。
機能 | 概要 |
---|---|
DNS管理 | ドメインとIPアドレスを紐づけて一括管理 |
契約更新の通知 | ドメインの契約更新時期に自動通知 |
ドメイン移管ロック | ドメインの不正な移管・意図しない移管を防止 |
移管にかかる時間と費用を確認する
ドメインレジストラは、必要に応じて移管が可能です。例えば、他サービスへの乗り換えによってコスト節約・他システムとの連携強化を図りたい場合や、より良いサービスを求める場合は、移管するのも選択肢の1つです。
レジストラを移管する際は、その費用を移管先のレジストラに支払います。移管にかかる費用・時間は事業者ごとに異なるため、移管先を選定する際は、複数の事業者でコストを比較することが大切です。
初年度無料でドメインを取得できるドメインレジストラ
GMOインターネット株式会社
お名前.com
ここがおすすめ!
- レンタルサーバーとセットで取得料と更新料が永久無料
- 630種類以上のドメインから自社ニーズにあわせて好きなドメインを選べる
- 充実したオプションから自社の規模や成長にあわせて選択可能
ここが少し気になる…
- .comと.netドメインの2個目以降は750円の料金が適用
まとめ

ドメインレジストラとは、レジストリと契約して、ドメインの販売・登録を行う事業者です。また、認証コードやドメインロック、本人確認プロセスの強化にも従事し、ドメインのセキュリティ面においても重要な役割を果たします。
ドメインレジストラの中でも、ICANN公認レジストラは厳格なルールに沿って業務を行うため、ユーザーは安全なドメイン運用に期待できます。
利用料金や希望のトップレベルドメインへの対応可否、Whois情報公開代行サービスの有無などに注目しながら、自社の予算・ニーズに合ったレジストラと契約しましょう。