おすすめの問い合わせ管理システム19選|選ぶ際の比較ポイントも解説

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- 問い合わせ管理システムは機能・対応チャネル・使いやすさを重視して選ぶ
- 対応件数・返信所要時間など、自社が必要なデータを収集できるかどうかも確認する
- 導入時は目的に合ったシステムを選び、無料トライアルで使いやすさを比較する
問い合わせ管理システムは、顧客からの問い合わせを一元管理できるシステムです。メール・電話・SNSなど異なる複数のチャネルからの問い合わせもまとめて管理でき、顧客対応を効率化します。この記事では、おすすめの問い合わせ管理システムや選ぶ際のポイントを解説します。
目次
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問い合わせ管理システムで顧客対応業務を効率化

問い合わせ管理システムは、顧客からの問い合わせを一元的に管理するためのツールです。このシステムを利用することで、電話、メール、SNSなど異なるチャネルからの問い合わせを統合して処理できるため、顧客対応の効率が大幅に向上します。
例えば、従来はそれぞれのチャネルで別々に管理していたため、対応漏れや時間のロスが発生しやすかったものが、システムを導入すると、すべての問い合わせを一つのプラットフォームで確認できるようになるなどのメリットがあります。
この記事では、おすすめの問い合わせ管理システムや選ぶ際のポイントを解説します。
問い合わせ管理システムは機能・対応チャネル・使いやすさで選ぶ

問い合わせ管理システムを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。特に注目すべきは、必要な機能が備わっているか、自社が利用しているチャネルに対応しているか、そして使いやすさです。
これらの要素は、システムの導入後に業務効率や顧客対応の質を大きく左右します。次の章では、これらのポイントを詳しく解説していきます。
【重要なポイント3つ】
- 必要な機能を備えているか
- 自社のチャネルに対応しているか
- 使いやすいか
【その他の比較ポイント】
- 必要なデータを収集・分析できるか
- 予算に見合う費用か
- セキュリティ対策は万全か
問い合わせ管理システムの選び方で重要な3つのポイント

問い合わせ管理システムを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを考慮することが必要です。これらのポイントをしっかりと押さえることで、より効果的に顧客のニーズに応えられるシステムを導入できるでしょう。
以下では、問い合わせ管理システムを選ぶ際の3つの重要なポイントを詳しく解説します。
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問い合わせ管理システムの選び方で重要な3つのポイント
必要な機能を備えているか
問い合わせ管理システムを選ぶ際、まず確認すべきは必要な機能が備わっているかどうかです。システムごとに提供される機能は異なり、自社の業務に合ったものを選ぶことが重要です。以下の表は、主な機能の例です。
これらの機能を備えたシステムを選ぶことで、業務の効率化や顧客満足度の向上が期待できるため、事前にしっかりと確認しましょう。
機能 | 概要 |
---|---|
ステータス管理 | 問い合わせの対応状況を可視化し、 未対応・対応中・対応完了などを管理 |
顧客情報・対応履歴の確認 | 過去の問い合わせ内容や顧客の行動履歴を一覧で確認 |
問い合わせの自動振り分け | 担当者に自動で振り分ける機能 |
対応漏れ・重複対応の防止 | 他のユーザーが編集できない状態にし、二重対応を防止 |
テンプレート機能 | よくある問い合わせをテンプレートとして登録 |
承認機能 | メール送信前に文面確認・承認が必要なフローを構築 |
外部ツール連携 | CRMやヘルプデスクと連携し、 データの有効活用を促進 |
自社のチャネルに対応しているか
問い合わせ管理システムを選ぶ際には、自社が使用しているチャネルに対応しているかを確認することが大切です。顧客からの問い合わせは、電話、メール、SNSなどさまざまな手段を通じて行われるため、それらを一元管理できるシステムが求められます。
もし、使用しているチャネルに対応していないシステムを選んでしまうと、情報が散乱して各チャネルごとに対応が異なることになります。これは顧客への回答が遅れるだけでなく、混乱の原因にもなるため、システムが自社のチャネルに対応しているかを確認しましょう。
使いやすいか
問い合わせ管理システムは日常的に使用するため、操作性やインターフェースの見やすさが非常に重要なポイントです。使いにくいシステムは、必要な情報を探すのに手間がかかり、業務の効率を下げるだけでなく、スタッフのストレスも増やす原因となります。
そのため、操作がわかりやすく、誰でもスムーズに扱えるシステムを選ぶことが大切です。また、システムのUIが見やすいと必要なデータを迅速に確認できるため、問い合わせ対応の時間短縮にもつながります。
業務の効率化が図れるだけでなく、スタッフの負担軽減にもつながるため、実際の使用感を事前に確認することが望ましいでしょう。
問い合わせ管理システムのその他の比較ポイント

問い合わせ管理システムを選ぶ際には、機能面だけでなく、さまざまな比較ポイントを考慮する必要があります。具体的には、データの収集と分析能力、費用対効果、セキュリティ対策などが重要な要素となります。
ここからは、それぞれの比較ポイントについて詳しく解説します。
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問い合わせ管理システムのその他の比較ポイント
必要なデータを収集・分析できるか
問い合わせ管理システムがどの程度のデータを収集・分析できるかは非常に重要です。対応件数や返信にかかる時間といったデータを把握できると、業務の改善に繋がります。例えば、返信時間が長くなっている場合、その原因を分析すると効率的な業務を構築できます。
また、自社のニーズに合ったデータが収集できるかも重要なポイントです。顧客層や製品に関するデータが必要な場合、それに応じたカスタマイズが可能かを確認しておくと良いでしょう。
予算に見合う費用か
問い合わせ管理システムの費用は、月額定額制が一般的であり、対応チャネルが多いほど高額になる傾向があります。そのため、自社の予算に見合ったシステムを選ぶことが必要です。
まず、現状でどの程度のコストがかかっているのかを把握し、その上で新たに導入するツールによって業務効率がどれほど向上するのか、または人件費がどの程度削減できるかを見積もることが大切です。
限られた予算内で最適なシステムを選ぶためにも、各システムの価格と機能をしっかりと比較検討しましょう。
セキュリティ対策は万全か
問い合わせ管理システムでは顧客の個人情報を扱うため、セキュリティ対策の重要性は非常に高いです。万が一情報漏えいが発生した場合、顧客や取引先からの信頼が失われるリスクがあります。
そのため、ベンダーがどのようなセキュリティ対策を講じているかを確認する必要があります。データの暗号化やアクセス管理、監査ログの管理などの対策が施されているかをチェックしましょう。
さらに、ベンダーのセキュリティポリシーや過去のトラブル事例も参考にすることで、安心して使用できるシステムを選べるでしょう。
おすすめの問い合わせ管理システム19選
株式会社ラクス
メールディーラー
ここがおすすめ!
- メールの対応状況を自動で割り振りし、見える化を実現
- 「テンプレート」「QA機能」などにより、対応レベルを平準化できる
- 対応履歴の可視化や一元管理により、管理の手間を大幅に削減
ここが少し気になる…
- 利用ユーザー数や保存通数に応じて月額費用が変動
株式会社WOW WORLD
WEBCAS mailcenter

ここがおすすめ!
- 複数の問い合わせ窓口に届いたメールをまとめて管理できる
- コールセンターやネットショップでの活用に便利な機能を多数搭載
- 利用人数による従量課金ではなく、低コストでの運用を実現
ここが少し気になる…
- 導入するプランにより、契約期間や初期費用が異なる
ここがおすすめ!
- 「初期費用0円」「最低契約期間なし」で導入ハードルが低い
- 最新AIの「yaritori AI」により業務効率を大幅に向上
- 豊富なサービス連携でスムーズな業務を実現
ここが少し気になる…
- 最低人数は2名からで、詳細料金は問い合わせで確認
ここがおすすめ!
- 業務効率化に役立つ機能が豊富で、誰でも簡単に操作ができる
- 操作履歴や電話対応内容登録などミス防止にも効果的
- メールソフトをベースにしたデザインで導入直後でも扱いやすい
ここが少し気になる…
- 初期費用が必要で最低利用期間の設定がある
ここがおすすめ!
- WEBブラウザからも確認でき、どこからでも閲覧や返信できる
- 圧倒的なコストパフォーマンスと使いやすい機能を多数搭載
- 優れた「共有機能」で、対応漏れを防止し業務効率も向上
ここが少し気になる…
- メール機能特化サービスのため、その他の機能は非搭載、問い合わせで確認
キー・ポイント株式会社
GrpMail

ここがおすすめ!
- 「送信メール」も受信メール同様管理でき、一目で状況がわかる
- シンプルな操作と画面で誰でも扱えるため、教育コストの削減にも
- 複数人で対応する事で属人化を防止し、品質の向上に貢献
ここが少し気になる…
- 5ユーザー以上からの契約で費用は問い合わせにて確認
株式会社NIコンサルティング
NI Collabo 360

ここがおすすめ!
- 高機能で「社内」や「社外」のあらゆるシーンで活用できる
- 経費精算や支払管理など、専用システムに負けない機能を実装
- 言語切り替えに対応し、グローバルにも利用可能
ここが少し気になる…
- 機能が多い分、問い合わせ特化ではなくオールマイティに使いたい方向け
-
これまで多くの業務がアナログ・紙対応であったが、それらを電子化。データ・情報の共有化が図れました。かなり細かい設定が可能で、会社規約、運用ルールをあまり変更することなく電子化へ対応できたことは大きなメリット
ここがおすすめ!
- カスタマーサポートを支援する4つの機能を標準装備
- 社内業務はもちろん、幅広い業種・業務で活用可能
- 目的にあわせて無駄なく選べる4つのプランの提供
ここが少し気になる…
- 担当カスタマーによる支援はエンタープライズプランのみ
株式会社インゲージ
Re:lation for Biz

ここがおすすめ!
- 「Re:lation」の機能はそのままに、ビジネス向け運用が可能に
- 予約送信機能やシステム連携などを標準化し、機能面でも大幅アップ
- 高度なセキュリティ対策により、安心して利用ができる
ここが少し気になる…
- ユーザー数の最低登録数やサポート体制は問い合わせで確認
ここがおすすめ!
- 「マルチデバイス対応」でスマホやタブレットからも顧客管理が可能
- アカウント数に費用が依存せず、低価格での導入を実現
- 盤石のサポート体制によりIT専属担当者が不在でも安心して利用できる
ここが少し気になる…
- 中小企業向けサービスで、5名以下の利用については問い合わせで確認
サイボウズ株式会社
kintone
ここがおすすめ!
- 代表メールでのやり取りを可視化し、チーム業務をよりスムーズに
- メール情報や対応内容をアプリに集約することでノウハウを蓄積
- 顧客情報とメールの履歴を共有し、属人化を防ぐ
ここが少し気になる…
- プランにより利用できる機能やアプリ数に制限がある
-
営業側での案件フェーズの管理、企業毎の進行案件の可視化
-
部署ごとに異なる申請・報告フローを一元化し、進捗可視化が一目瞭然になりました。 ノーコードで画面・項目を自在にカスタマイズでき、開発依頼不要で運用変更にも即対応できる点も魅力です。データ集計やレポート出力も自動化でき、業務スピードと透明性が大幅に向上しました。
-
カウントを付与することで、メールアドレスを持っていない社員へも組織からの情報配信を一元的に行うことができるようになった。メールでは既読になっているか確認できない問題もあったが、リマインダー機能により、閲覧されていない社員にはアラートを自動配信することで情報の抜け漏れを防げるようになった。
ゾーホージャパン株式会社
Zoho Desk
ここがおすすめ!
- 複数チャネルを集約・分類し、適切な対応や管理が行える
- 「回答スピード」の短縮化を実現する機能を多数搭載
- 人材不足でも品質を下げずに適切なサポートが可能
ここが少し気になる…
- プランによって対応チャネルが異なる
ここがおすすめ!
- 顧客の契約状況や利用状況、アクション情報を一元管理
- 顧客単位でタスクが発行されるため、今何をすべきかが瞬時にわかる
- メールだけでなくSlackやChatworkも一括連絡が可能に
ここが少し気になる…
- 費用やメール機能の詳細などは問い合わせで確認
株式会社ジャストシステム
UnitBase

ここがおすすめ!
- 「完全ノンプログラミング」で直感的な操作が行え、効率向上に貢献
- 社内のあらゆる申請フローのシステム化を実現
- ExcelやAccessでの業務を集約し、業務内容に応じた運用が可能
ここが少し気になる…
- 業務システム開発やワークフローシステムとしての使い方がメイン
株式会社ラクス
楽楽販売
ここがおすすめ!
- カスタマイズ次第でさまざまな標準化や効率化に対応
- 問い合わせの集約だけでなく、売上・支払い管理も可能
- データのステータス自動変更やアラートメールなどで、ミス防止に貢献
ここが少し気になる…
- メール共有や問い合わせ管理特化ではなく販売ソフトとしての機能がメイン
-
「楽楽販売」を導入することで、販売管理業務の効率化とミスの削減が実現できます。具体的には、見積もりから請求までのプロセスを一元管理し、ルーチンワークの自動化によって作業時間を大幅に短縮できます。また、クラウドベースのシステムにより、リアルタイムでの情報共有が可能となり、部門間の連携が強化されます。これにより、業務の属人化を防ぎ、組織全体の生産性向上に寄与します。
株式会社ネオジャパン
desknet’s CAMS

ここがおすすめ!
- シンプルで使いやすく、顧客情報を効率よく管理できる
- 過去の対応履歴や情報などを蓄積し、DMや顧客対応に役立てる
- データシートや掲示板などの活用で組織内の共有対策にも便利
ここが少し気になる…
- 他のメールソフトのデータ移行は不可、連携はカスタマイズ対応
株式会社Zendesk
Zendesk for Service
ここがおすすめ!
- あらゆるチャネルからの問い合わせを1つの画面で素早く対応
- 導入初日からでもすぐに扱える操作性のよさ
- 「AI機能」の搭載で、案件や顧客管理などを効率化
ここが少し気になる…
- メール機能の詳細や費用は問い合わせで確認
Google LLC
Google Workspace
ここがおすすめ!
- どのデバイスからでもリアルタイムで共同作業が行える
- 業務ツールをGoogleに統一することで、作業効率を大幅にアップ
- AIを活用したセキュリティにより、メールや文書を保護
ここが少し気になる…
- サポートを強化する場合は有料でアップグレード
問い合わせ管理システムの導入フローと注意点

問い合わせ管理システムを導入する際には、明確なフローと注意点を押さえておくことが重要です。導入フローをしっかりと理解することで、効果的に運用できる可能性が高まります。
以下では、問い合わせ管理システムの導入フローと、その際の注意点を解説します。
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問い合わせ管理システムの導入フローと注意点
1. 目的や目標を明確にする
問い合わせ管理システムを導入する際には、まずその目的や目標を明確にすることが重要です。
システムには、顧客情報を一元的に管理したい、SNSからの問い合わせを効率的にまとめて処理したい、対応時間を短縮して顧客満足度を向上させたいなど、様々な機能が用意されていますが、どの機能が必要かは自社のニーズによって異なります。
そのため、「顧客管理を強化したい」「問い合わせの対応時間を◯%短縮する」など、具体的な目的や達成したい数値目標を設定し、それに基づいて最適なシステムを選ぶことが大切です。
2. 無料トライアルで試す
多くの問い合わせ管理システムでは、無料トライアルがあります。このトライアルを活用することで、実際にシステムの使いやすさや機能を比較できます。
自社のスタッフが実際に操作し、インターフェースや機能が直感的であるか、業務にフィットするかどうかを確認する良い機会です。トライアル中には、特に気になる機能についてのフィードバックを集め、チーム内で意見を共有するのも重要です。
無料トライアルを活用し、自社に最も適したシステムを選ぶことで、導入後の混乱を避けることができます。
3. 運用ルールを作る
システムを導入した後は、運用ルールを作成することが必要です。メールの振り分け基準や問い合わせ対応のフローを明確に定めることで、スタッフの混乱を防げます。
どのような基準でメールを振り分けるか、どの担当者がどの問い合わせを担当するかなどのルールを設定しましょう。また、定期的に運用ルールを見直し、業務の効率化を図ることも重要です。
こうした運用ルールが整備されていれば、システムをより効果的に活用でき、顧客へのサービス向上にも繋がるでしょう。
まとめ

問い合わせ管理システムは、顧客からの問い合わせを一元管理できる強力なツールです。メール、電話、SNSなど複数のチャネルからの問い合わせを効率的に管理することで、顧客対応をスムーズに行えます。
システム選びでは、機能や対応チャネル、使いやすさを重視し、自社が必要なデータを収集できるかどうかも確認しましょう。導入時には目的に合ったシステムを選び、無料トライアルを利用して使いやすさを比較することが大切です。
適切な問い合わせ管理システムを活用することで、顧客満足度を高め、業務効率の向上が期待できます。