無料で使える離職防止ツールおすすめ3選|選ぶ際のポイントも解説

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- 無料の離職防止ツールの多くは、分析機能やアンケート機能、利用人数に制限がある
- ずっと無料で使えるプランがある場合と無料トライアルの場合があるため、よく確認する
- 離職防止ツールを選ぶ際は、可視化できる項目や使いやすさなども確認する
離職防止ツールには、無料で利用できるものもあります。ただし、無料ツールの多くは機能や利用できる人数、サポート体制などに制限があるため、注意が必要です。この記事では、無料で使えるおすすめの離職防止ツールや選ぶ際に注意したいポイントなどを解説します。
離職防止ツールは無料でも利用できる

離職率防止ツールとは、アンケート調査などに基づいて離職の兆候のある従業員を発見し、効果的な離職防止対策を支援するツールです。導入によって、採用プロセスの改善やコミュニケーション方法の見直しを行うことができ、従業員の早期離職の防止につながります。
離職防止ツールの中には無料で利用できるものもあり、ツールの運用費用を抑えたい場合や、試験的に運用したい企業にもおすすめです。
しかし、一般的に無料ツールは有料ツールに比べてさまざまな制約があるため、自社の要件を満たしているかどうかに注目して選ぶ必要があります。本記事では、無料の離職防止ツールの選び方について解説します。

離職防止ツールとは?機能やメリット・デメリット、選び方を解説
離職防止ツールとは、従業員のモチベーションや心境をアンケートへの回答などによって把握できるシステムです。離職予兆を把握することで、フォローや労働環境の改善に繋がる効果があります。本記事では、離職防止ツールのメリット・デメリット、選び方などを解説しています。
無料の離職防止ツールを選ぶ際に注意したいポイント

無料ツールは有料ツールに比べて制限が多いため、機能面や利用可能な人数、サポート内容に注目して選びましょう。また、ツールによっては無料で使える期間にも制限があるため、料金の確認も必要です。
ここでは、無料の離職防止ツールの選び方のポイントを解説します。
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無料の離職防止ツールを選ぶ際に注意したいポイント
必要な機能を備えているか
無料の離職防止ツールは、有料ツールに比べて機能が限られている場合がほとんどであるため、自社に必要な機能の有無を確認する必要があります。
例えば、離職防止ツールの代表的な機能といえる分析機能やアンケート機能においても、無料ツールと有料ツールでは次項のような点で制限されていることが多いです。
分析機能
離職防止ツールの分析機能は、過去に離職した従業員のデータを蓄積・分析し、現状において離職の兆候がある人材を素早く検知します。さらに、有料ツールの多くは、勤怠状況の分析や従業員同士の相性分析など、幅広いデータの分析が可能です。
また、従業員ごとの心理傾向や行動分析の結果に基づいて、一人ひとりに適したコミュニケーション方法を提供するツールもあります。
一方で無料ツールは、有料ツールに比べて蓄積できるデータが少なく、分析範囲が狭い傾向にあります。さらに、個別に最適化されたコミュニケーション方法の提供には非対応のものがほとんどであるため、離職防止への対応が表面的になる恐れが高いです。
したがって、無料ツールを導入する際は、独自のデータ分析や離職対策の立案が必要な場合があります。
アンケート機能
アンケート機能では、従業員の内面を可視化するためのアンケートを配信できます。多くの有料ツールは、メール・チャットツール・アプリなど複数の配信媒体から任意のものを選ぶことができ、大規模な人数への一括配信も可能です。
対して無料ツールでは、配信媒体や配信可能人数が制限されている傾向が高いです。自社が希望する利用方法に即していない場合は、有料ツールへの切り替えを検討すべきでしょう。
利用可能な従業員数を確認
一般的に、無料の離職防止ツールは小規模企業向けであり、登録できる従業員数が少数に限られていることが多いです。自社の必要数をカバーできない場合は、ツールの導入効果が下がり、離職を食い止められない可能性が高いです。
したがって、ツールを導入する際は、自社における必要人数を登録できるかどうか、しっかりと確認しましょう。
どのようなサポートを受け得られるか
離職防止ツールの中には、ツールの運用方法だけでなく、自社にあわせたアンケートの設計やデータ分析結果の活用方法についてアドバイスを受けられるものがあります。
しかし、無料ツールで受けられるのは基本的な操作方法のサポートのみで、コンサルティングサービスは提供されないことがほとんどです。
ツールの運用方法やデータの収集・分析に不安がある企業は、これらを相談できるサポートサービスが充実したツールを検討しましょう。ベンダーによっては、サポートサービスの一部のみ料金が発生するため、サポート内容の範囲と料金の確認も必要です。
無料で使える期間をチェック
離職防止ツールによっては、期間限定の無料トライアルが提供されています。この場合は、トライアル期間を過ぎると有料プランに移行し、想定外の支出となる可能性があります。
ずっと無料で利用できるツールを検討している場合は、無料期間が制限されていないかどうかを確認すべきでしょう。なお、有料プランに切り替えると、上位の機能やサービスが利用可能になることもあります。
例えば、従業員管理機能や社内コミュニケーション機能などが代表的で、離職防止以外の効果も見込める可能性があります。無料ツールに比べて支出は増えるものの、費用対効果が十分であれば、有料プランへの切り替えを検討しても良いでしょう。
無料で使える離職防止ツールおすすめ3選
株式会社スナックミー
snaq.me office (スナックミーオフィス)

株式会社スナックミー
snaq.me office (スナックミーオフィス)
社員の健康意識や満足度向上を図りたい方におすすめ
ここがおすすめ!
- 健康志向のスナックで、従業員の満足度・集中力を向上
- 働きやすい環境づくりを支援し、離職防止に貢献
- 手軽に導入しやすく、現場での手間も最小限
ここが少し気になる…
- 各プランの詳細や料金は問い合わせで確認
株式会社プラスアルファ・コンサルティング
タレントパレット
ここがおすすめ!
- 人事に必要な機能がすべて揃っていて、課題解決へつながる
- あらゆる人材データを一元化・分析し、組織の力を最大化できる
- 人材データを活用することで離職防止や科学的経営・人事戦略を実現
ここが少し気になる…
- 対象人数によって初期費用と月額費用が異なる
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Todoをシステム側に通知できるので、システムに入りさえすればやらなければいけないことが流れずにまとまって閲覧できた。また、同様に動画研修への動線もスムーズに配置でき、受講漏れなどが減った。
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自身のスキルや経験を可視化できるため、これまで意識していなかった強みやキャリアの方向性を客観的に見直すきっかけになりました。 また、性格テストから自分の仕事観等が分かり、新たな発見も期待できる点、メンバーの仕事の価値観も参照すれば、どのように接してほしいか等のヒントが見つかるかもしれない点がメリットかもしれないです。
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上司との面談の際は、こちらのツールをみながらフィードバックなどをもらっています。考課の際は進捗状況などこちらを確認すればOKです。オンライン研修もできるのは便利だと思いました。
エン・ジャパン株式会社
HR OnBoard
ここがおすすめ!
- AI判定によって社員のコンディションが把握できる
- 悩みのある社員に対して推奨アクションが参考にできるため、打つべき一手がわかる
- 一人ひとりの活躍データを収集・活用でき、社員のパフォーマンス力が把握できる
ここが少し気になる…
- 無料プランはあるが、3名までのため追加するには1人あたり10,000円が必要
その他の離職防止ツールの選び方

離職防止ツールの中でも有料ツールを検討する際は、費用対効果を高めるために無料ツールよりも選定基準を厳しくしましょう。具体的には、上記のようなポイントに加えて、以下のようなポイントにも注目するのがおすすめです。
例えば、有料の離職ツールは、従業員の可視化に特化したタイプや、社員間のコミュニケーション強化が得意なタイプ、従業員のモチベーション向上に強みを持つタイプなどがあります。それぞれ導入効果が異なるため、自社のニーズに合わせてタイプを選びましょう。
【重要なポイント3つ】
- 自社のニーズに合ったタイプを選ぶ(機能範囲)
- 可視化できる項目を確認
- 使いやすさを確認
【その他の比較ポイント】
- 他ツールとの連携性をチェック
- アクションを促すサービスがあるか
- 多言語に対応しているか

離職防止ツールのおすすめ13選|選び方・導入時の注意点も解説
従業員の離職や休職は、企業にとって大きなダメージです。離職防止ツールを利用して離職の兆候や原因を把握し、職場環境の改善に努めましょう。この記事では、おすすめの離職防止ツールや選ぶ際のポイント、導入時の注意点などを解説します。
まとめ

離職防止ツールは、アンケート調査などを通じて従業員の内面を可視化し、離職兆候を素早く検知します。中には無料で利用できるツールもあり、コストを可能な限り抑えて、有効な離職対策を講じたい企業にもおすすめです。
しかし、無料ツールは有料ツールに比べて、機能面やサポート内容、利用可能人数が制限されていることが多いため、自社の利用規模や利用方法に適しているかを事前に確認しましょう。
また、無料ツールによっては、一定期間を過ぎると有料プランに切り替わるため、無料で利用できる期間も事前に確認すべきです。本記事のポイントを参考に、自社に適した無料の離職防止ツールを導入して、職場定着率の向上を図りましょう。