ES調査とは?行う目的やメリット、質問項目の例や注意点も解説

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  • ES調査には、従業員のモチベーション可視化や人事施策の課題把握などの目的がある
  • ES調査により、従業員のパフォーマンス向上や業績アップなどの効果が期待できる
  • ES調査のノウハウがない企業には、従業員満足度調査ツールの活用がおすすめ

ES調査(従業員満足度調査)とは、従業員の職場に対してどの程度満足しているかを定量的に測る調査です。ES調査により、従業員のモチベーション向上や業績アップが期待できます。この記事では、ES調査を行う目的やメリットや質問項目の例、実施の手順などを解説します。

目次

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  1. ES調査を実施して職場改善に活かそう
  2. ES調査(従業員満足度調査)の目的
  3. ES調査(従業員満足度調査)を行うメリット
  4. ES調査(従業員満足度調査)の質問項目
  5. ES調査(従業員満足度調査)を行う手順
  6. ES調査(従業員満足度調査)を行う際の注意点
  7. ES調査には従業員満足度調査ツールの活用がおすすめ
  8. おすすめの従業員満足度調査ツール9選
  9. まとめ

ES調査を実施して職場改善に活かそう

ES調査(従業員満足度調査)とは、従業員が職場環境や仕事内容、人間関係、評価制度などに対して、どの程度満足しているかを把握するための調査です。アンケート形式で実施されることが多く、回答結果を数値やデータとして可視化できる点が特徴です。

感覚や印象に頼るのではなく、客観的なデータにもとづいて職場の課題を把握できるため、的確な改善施策につなげやすくなります。本記事では、ES調査を行う目的やメリット、質問項目の例、実施の手順などを分かりやすく解説していきます。

従業員満足度調査とは?実施手順やメリット・デメリットを解説

従業員満足度調査とは、自社の従業員に対して会社の方針や制度、働きやすさなどの調査を行うことを言います。本記事では、従業員満足度調査をよく知らない方のために、実施手順やメリット・デメリット、顧客満足度調査ツールの機能や選び方を解説しています。

従業員満足度と従業員エンゲージメントの違い

従業員満足度と従業員エンゲージメントは似た言葉ですが、意味や重視するポイントが異なります。従業員満足度とは、給与や福利厚生、労働時間、職場環境、人間関係などに対して、従業員が「どれだけ満足しているか」を示す指標です。

現状への評価を測る側面が強く、「不満がない状態かどうか」を把握するために用いられます。ただし、満足度が高くても、必ずしも主体的に働いているとは限らないことに留意しましょう。

一方で従業員エンゲージメントは、会社や仕事に対する愛着心や貢献意欲、主体性の高さを示す概念です。満足度が状態を表すのに対し、エンゲージメントは行動や姿勢に近い指標といえます。

職場改善を進めるうえでは、満足度で不満や課題を把握しつつ、エンゲージメント向上を目指す取り組みを行うことが重要です。

ES調査(従業員満足度調査)の目的

ES調査(従業員満足度調査)は、従業員が職場や仕事に対してどのように感じているのかを把握し、組織改善につなげるために実施されます。感覚や印象だけに頼るのではなく、データとして可視化することで、課題を客観的に捉えられる点が特徴です。

ここでは、ES調査を行う主な目的について解説します。

従業員のモチベーションを可視化する

ES調査の大きな目的の一つは、従業員のモチベーションややりがいを定量的に可視化することです。日々の業務に対する満足度や達成感、会社への期待などは、外からは分かりにくい要素です。

ES調査を通じて数値化することで、「どの部署でモチベーションが高いのか」「どの項目に不満が集まっているのか」といった傾向を把握できます。これにより、感覚ではなく根拠をもとにした改善検討が可能になります。

人事の課題を把握する

ES調査は、人事領域における課題を客観的に把握するための有効な手段です。人間関係や評価制度、働き方、キャリア形成、上司との関係性など、従業員が不満や不安を感じやすいポイントを可視化できます。

こうした課題を把握できないまま放置すると、モチベーションの低下や離職率の上昇、生産性の悪化につながるおそれがあります。

ES調査によって現状を正確に把握することで、離職防止や職場環境の改善に向けた具体的な人事施策を検討しやすくなり、組織全体の安定した成長に繋がるでしょう。

施策の効果を検証する

ES調査は、これまでに実施してきた人事施策や職場改善施策の効果を検証するためにも重要な役割を果たします。

例えば、評価制度の見直しや研修の実施、働き方改革の導入などを行った後に、ES調査を実施するのもおすすめです。これによって、従業員のモチベーションや満足度にどのような変化があったのかを客観的に確認できます。

施策の実施前後で結果を比較すれば、取り組みが有効だったのか、あるいは別の改善が必要なのかを判断しやすくなります。継続的にES調査を行うことで、施策の精度を高め、より効果的な職場改善を図れます。

ES調査(従業員満足度調査)を行うメリット

ES調査(従業員満足度調査)は、従業員の意識や職場環境を可視化し、組織改善につなげるための有効な手法です。単に現状を把握するだけでなく、調査結果をもとに具体的な施策を行うことで、従業員と組織の双方に良い影響をもたらします。

ここでは、ES調査を実施することで得られる主なメリットについて解説します。

従業員のパフォーマンス向上につながる

ES調査の結果から、従業員が不満や課題を感じているポイントを把握し、適切に対応することで、モチベーションの向上が期待できます。評価制度や業務量、人間関係などの課題改善によって、働きやすい環境を整備でき、仕事に前向きに取り組めるようになります。

その結果、生産性や業務効率が向上し、個々の従業員のパフォーマンスアップにつながります。課題を放置せず、データに基づいて改善を行える点が大きなメリットです。

従業員の心理的安全性が向上する

心理的安全性とは、組織において自分の意見や不安を安心して発言できる状態を指します。ES調査を実施することで、従業員は自分の声が組織に届くと感じやすくなり、意見を表明しやすい環境づくりにつながります。

さらに、ES調査実施後に結果に基づいて職場改善を行うと、従業員と企業の間で信頼関係の構築・強化を図れます。これにより、チーム内のコミュニケーションが活性化し、心理的安全性の高い職場を目指せるでしょう。

業績向上や顧客満足度の向上に期待できる

ES調査を通じて社内環境が改善されると、従業員一人ひとりのモチベーションや働きがいが高まります。その結果、仕事の質やスピードが向上し、生産性アップや売上増加といった業績面での効果が期待できます。

また、従業員の意識や行動の変化は顧客対応にも直結します。前向きに働く従業員が増えることで、接客態度や提案力、問題解決力が向上し、顧客満足度の向上につながります。

ES調査は単なる社内向けの施策ではなく、従業員満足度の向上を起点として、業績や顧客満足度といった企業価値全体を高めるための重要な取り組みといえるでしょう。

ES調査(従業員満足度調査)の質問項目

ES調査(従業員満足度調査)では、従業員が職場や仕事についてどのように感じているかを把握するために、さまざまな観点から質問を設定します。質問項目を適切に設計することで、課題の所在が明確になり、改善施策にもつなげやすくなります。

ここでは、ES調査でよく用いられる質問項目の例を、項目ごとに解説します。

回答者の属性

回答者の属性に関する質問は、調査結果を分析するうえで欠かせません。属性や回答内容はどの部署や立場で満足度に差が出ているのかを把握するために活用するため、個人が特定されない範囲で設定することが重要です。

質問例としては、次のような内容が挙げられます。

  1. 所属部署・部門
  2. 職種(営業、事務、技術職など)
  3. 勤続年数
  4. 雇用形態(正社員、契約社員、パートなど)
  5. 役職の有無

仕事のやりがい

仕事のやりがいに関する質問では、従業員が現在の業務にどのような価値や意味を感じているかを把握することが目的です。やりがいはモチベーションや定着率に直結するため、ES調査において重要な項目の一つといえます。

質問例としては、次のような内容が挙げられます。

  1. 今の仕事にやりがいや達成感を感じているか
  2. 自分の業務が会社や顧客の役に立っていると感じられるか
  3. 仕事を通じて成長できていると感じるか
  4. これまでの成果や努力が正当に評価されていると感じるか

コミュニケーション・人間関係

職場の人間関係やコミュニケーションの質は、働きやすさに直結します。そのため、上司や同僚との関係性、意見の言いやすさなど、日常的なコミュニケーションの状況を把握することが重要です。

具体的な質問例としては、次のような内容が挙げられます。

  1. 上司と気軽に相談できる
  2. 同僚と協力しながら仕事ができている
  3. 意見や提案を安心して発言できる
  4. 職場の雰囲気は良好だと感じる

給与・福利厚生

報酬や福利厚生に対する納得感は、満足度を左右する重要な要素です。金額そのものだけでなく、評価の公平性や制度への理解度も確認することで、不満の要因を把握しやすくなります。

質問例としては、次のような内容が挙げられます。

  1. 給与水準に満足している
  2. 評価制度は公平だと感じる
  3. 福利厚生制度は充実している
  4. 報酬と業務内容のバランスは適切だと思う

会社のビジョンへの共感

会社の方向性や理念に共感できているかどうかは、エンゲージメントの高さに影響します。組織の目標やビジョンが従業員にどの程度浸透しているかを把握するために、設問を通して意識や理解度を確認しましょう。

質問例としては、次のような内容が挙げられます。

  1. 会社のビジョンや方針を理解している
  2. 会社の目指す方向性に共感できる
  3. 自分の仕事が会社の成長につながっていると感じる

会社への総合的な満足度

会社への総合的な満足度は、これまでの質問項目を踏まえて、従業員が会社全体をどのように評価しているかを把握するための重要な項目です。個別の業務内容や人間関係、待遇などの結果とあわせて確認することで、組織全体の健全度や課題の大きさを把握できます。

質問例としては、次のような内容が挙げられます。

  1. 現在の職場に総合的に満足している
  2. 今後もこの会社で働き続けたいと思う
  3. 知人や友人にこの会社を勧めたいと思う

従業員満足度調査の調査項目とは?具体例や調査実施のポイントを解説

従業員満足度調査とは、職場の環境や仕事内容、人間関係などにおける従業員の自社への満足度調査です。効果的な従業員満足度調査を実施するためには、調査項目が重要になります。本記事では、従業員調査満足度における調査項目の例や実施ポイントなどを解説します。

ES調査(従業員満足度調査)を行う手順

ES調査(従業員満足度調査)は、実施すること自体が目的ではなく、職場環境や人事施策の改善につなげるための手段です。そのためには、適切な手順で進めることが重要になります。

ここでは、ES調査を効果的に実施するための基本的な流れを解説します。

1. 目的を明確にする

ES調査を行う際に最も重要なのは、「調査を実施すること」自体を目的にしないことです。まずは、なぜES調査を行うのか、何を明らかにしたいのかを明確にする必要があります。

例えば、「離職率を下げたい」「従業員のモチベーション低下の要因を把握したい」「これまで実施してきた人事施策の効果を検証したい」など、目的によって設計すべき質問や分析方法は大きく異なります。

目的が曖昧なままだと質問項目が散漫になり、結果をどのように改善施策へつなげればよいのか分からなくなるリスクがあります。そのため、まずは自社の課題を洗い出して、目的を明確にしましょう。

2. 質問項目や形式を決める

調査の目的が明確になったら、質問項目と回答形式の設計を行いましょう。目的に合わない質問を設定してしまうと、有効なデータが得られず、改善施策にもつなげにくくなります。

そのため、「何を知りたいのか」「どのような判断に使うのか」を意識しながら質問内容を整理することが重要です。

回答形式には、主に選択式と記述式があります。選択式の質問は、回答者の負担が少なく、集計や分析がしやすい特徴があります。そのため、満足度を5段階で評価してもらうなど、全体傾向や数値の変化を把握するのに向いています。

記述式の質問は、従業員の本音や具体的な改善要望を把握できる一方で、回答に時間がかかるため、数を絞って設定する工夫が必要です。選択式と記述式をバランスよく組み合わせることで、より実効性の高いES調査を実施できます。

3. 従業員から理解を得て実施する

ES調査を実施する際は、調査の目的や回答内容の扱いについて、事前に従業員へ丁寧に説明することが重要です。目的が理解されていないと、形式的な回答や未回答が増える原因になります。

また、回答期限を明確に設定し、必要に応じてリマインドを行うことで、回答率の向上が期待できます。さらに、従業員個人が特定されないように匿名性を確保しておくと、心理的な負担を軽減し、率直な回答を得られるでしょう。

4. 結果を集計・分析する

調査が完了したら、回答結果を集計・分析しましょう。その際は単に結果を見るだけでなく、どこに課題があり、どの層で差が出ているのかを把握することが重要です。

ここでは、代表的な集計・分析方法を紹介します。

単純集計

単純集計とは、アンケートの各設問ごとに回答数や割合を集計し、全体の傾向を把握する基本的な分析方法です。

「満足」「やや満足」「不満」といった選択肢から、それぞれどの程度選ばれているかを確認することで、職場環境や制度に対する評価の高低を直感的に理解できます。

また、分析方法がシンプルなため、ES調査の初期段階で全体像を把握するのに適しており、問題点の洗い出しや次の詳細分析につなげる土台として有効です。また、前回調査との比較を行うことで、満足度の変化や施策の影響も把握できます。

クロス集計

クロス集計は、部署や勤続年数、役職、雇用形態などの属性と回答結果を掛け合わせて、データを分析する方法です。全体では問題が見えにくくても、特定の部署や年代だけ満足度が低いといった傾向を発見できます。

そのため、課題がどこに集中しているのかを具体的に把握でき、より的確な改善策を検討しやすくなります。また、人事施策やマネジメント改善を行う際にも、対象を絞った対応が可能になるため、ES調査を実践的に活かすうえで重要な分析手法です。

満足度構造分析

満足度構造分析とは、従業員の総合満足度に対して、どの項目がどれだけ影響を与えているかといった相関関係を分析する手法です。例えば、「上司との関係」「評価制度」「業務量」などの要素が、満足度に強く影響しているかを明らかにできます。

この分析により、満足度は低いが影響度の高い項目を特定でき、優先的に改善すべきポイントが明確になります。限られたリソースの中で効率よく職場改善を進めるために、有効性の高い分析方法といえます。

従業員満足度調査の分析方法|実施ポイントや満足度向上の対策も解説

従業員満足度調査とは、会社の方針・労働条件・職場環境などに対し、従業員がどのくらい満足しているかを調査するものです。従業員満足度を高めることで、収益性の向上など様々なメリットが得られます。本記事では、従業員満足度調査の分析方法や向上させる対策などを解説します。

5. フィードバック・報告を行う

ES調査の結果を活かすためには、分析後のフィードバックと報告が欠かせません。結果を開示せずに終わってしまうと、「答えても意味がない」という不信感につながり、次回以降の回答率低下を招く恐れがあります。

そのため、従業員に対しては、調査結果の概要や見えてきた傾向、今後どのような改善に取り組むのかを丁寧に共有することが重要です。一方で上層部や経営層には、より詳細な分析結果や部門別・属性別の課題、優先的に取り組むべき改善ポイントを報告しましょう。

従業員へのフィードバックと上層部への報告を適切に行うことで、調査結果を実効性のある改善につなげられます。

6. 改善策を実行する

ES調査の最終的なゴールは、結果をもとに職場環境を実際に改善することです。分析によって明らかになった課題に対しては、制度の見直しや業務フローの改善、マネジメント方法の工夫など、具体的な施策を検討して実行に移しましょう。

なお、その際は調査から長い期間を空けず、できるだけスピーディーに対応することが重要です。対応が遅れてしまうと、従業員が「意見を聞いただけで終わった」という不信感を抱き、次回の調査への協力意欲が下がる可能性があります。

また、改善策を実行した後は、再度ES調査を行い、施策による変化を確認することで、継続的な改善サイクルを構築できます。

ES調査(従業員満足度調査)を行う際の注意点

ES調査は、実施するだけで職場環境が改善されるものではありません。調査方法の選び方や実施時期、実施後の対応次第で、得られる効果は大きく変わります。ここでは、ES調査を行う際に特に意識しておきたいポイントを解説します。

自社に合った調査手段を選択する

ES調査では、自社に合った調査手段を選ぶことが非常に重要です。調査のノウハウが十分でない場合、質問内容が曖昧になったり、回答しにくい設問になるなど、従業員の本音を引き出せない可能性があります。

その結果、表面的なデータしか得られず、課題の本質を見誤ってしまうこともあります。こうしたリスクを避けるためには、従業員満足度調査ツールの活用や、リサーチ会社やコンサルティング会社に外注する方法を検討してみましょう。

自社の規模や目的、社内リソースを踏まえ、信頼性の高いデータを取得できる手段を選択しましょう。

改善活動は必ず行う

ES調査は、実施すること自体が目的ではありません。調査結果を分析し、そこから具体的な改善活動につなげてこそ、本来の価値を発揮します。

調査のみ行い、結果の共有や改善といったアクションがないと、従業員に「意見を聞くだけで何も変わらない」といった不信感を持たれてしまう恐れがあります。

重要なのは、調査結果をもとに優先度の高い課題を特定し、実行可能な改善策を講じることです。また、ES調査と改善は一度きりでは効果が出にくいため、定期的に調査と改善を繰り返し、継続的に職場環境を見直していく姿勢が求められます。

繁忙期の実施は避ける

ES調査は、できるだけ繁忙期を避けて実施することが望ましいです。業務が立て込んでいる時期に調査を行うと、従業員が回答に十分な時間を取れず、回答率の低下や内容の質の低下につながりやすくなります。

また、忙しさによる一時的なストレスが強く反映され、普段の職場環境とは異なる結果が出てしまう可能性もあります。落ち着いた時期に実施することで、従業員が冷静に職場を振り返り、より正確で建設的な回答を得られやすくなるでしょう。

適切なタイミングを選ぶことも、ES調査の信頼性を高める重要なポイントです。

ES調査には従業員満足度調査ツールの活用がおすすめ

従業員満足度調査ツールは、ES調査(従業員満足度調査)を効率的かつ客観的に実施できるツールです。質問作成から配信や回答の回収、集計・分析までを一元的に行えるため、担当者の負担を大きく軽減できます。

特にES調査をこれまで実施したことがない企業にとっては、調査設計のノウハウの不足といった課題が生じるケースも多いです。しかし、ツールによってテンプレートや分析機能を活用でき、精度の高い調査を手軽に行えます。

従業員満足度調査ツールは、初めてES調査に取り組む企業でも失敗しにくく、改善につながるデータを得やすい点が大きなメリットです。

従業員満足度調査ツールの比較ポイント

従業員満足度調査ツールは種類が多く、機能やサポート内容もさまざまです。どのツールを選ぶかによって、回答率や分析のしやすさ、改善施策へのつなげやすさが大きく変わります。

そのため、価格だけで判断するのではなく従業員が使いやすいか、調査後の改善に活かせる仕組みが整っているかなど、複数の観点から比較することが重要です。ここでは、ツール選定時に特に注目したいポイントを解説します。

従業員が回答しやすいか

従業員満足度調査では、回答率の高さが調査の精度を左右します。操作が分かりにくいツールや回答に時間がかかる設計では、回答途中での離脱や回答自体されない可能性が高くなります。

そのため、スマートフォンからでも直感的に操作できたり、質問数や回答時間が多過ぎないなど、回答しやすい工夫がされているツールを選ぶことが重要です。従業員の負担を減らすことで、率直で質の高い回答を集めやすくなるでしょう。

改善アクションの支援があるか

ES調査は、結果を出すこと自体がゴールではありません。調査結果をもとに、どのような改善策を講じるかが最も重要です。そのため、単に集計レポートを出すだけでなく、課題の読み解き方や改善アクションの提案までサポートしてくれるツールがおすすめです。

改善施策の優先順位を示してくれる機能や、専門家のアドバイスが受けられるサービスがあれば、調査結果を実際の職場改善につなげやすくなります。

カスタマイズ性が高いか

企業の規模や業種、組織体制によって、抱える課題は異なります。そのため、あらかじめ決められた質問だけでなく、自社の状況に合わせて質問内容を柔軟にカスタマイズできるかは重要な比較ポイントです。

例えば、部署別や職種別に質問を変えられるか、自由記述欄を設けられるかなどを確認しましょう。カスタマイズ性が高いツールを選ぶことで、自社にとって本当に必要なデータを収集しやすくなります。

おすすめの従業員満足度調査ツール9選

株式会社アトラエ

Wevox

Wevox
出典:get.wevox.io

株式会社アトラエ

Wevox

社員のエンゲージメントや満足度を高めたい方におすすめ

GOOD

ここがおすすめ!

  • 人事部などの特定の部署だけでなく、全社員にとって使いやすい
  • 豊富なデータ解析機能により、社内の特徴や課題が把握できる
  • エンゲージメント向上に向けた個別支援を提供
MORE

ここが少し気になる…

  • 高度分析・セキュリティオプションなどは別途契約が必要

株式会社リクルート

Geppo

Geppo
出典:www.recruit.co.jp

株式会社リクルート

Geppo

働き方改善を組織・個人の両方から支援したい企業におすすめ

GOOD

ここがおすすめ!

  • 個人サーベイと組織サーベイを組み合わせて両方の課題を洗い出せる
  • テレワークにおける従業員のコンディション変化が把握できる
  • レポートフォーマットがわかりやすい
MORE

ここが少し気になる…

  • アンケートの質問数に対して似たような質問が多い

SOMPOヘルスサポート株式会社

LLax forest

LLax forest
出典:www.sompo-hs.co.jp

SOMPOヘルスサポート株式会社

LLax forest

動画視聴も◎社員の健康管理を定着させたい企業におすすめ

GOOD

ここがおすすめ!

  • 全体から詳細な結果まで一目でわかる「個人結果フィードバック」を標準装備
  • 健康や自己管理ツールの有効活用といった豊富な動画視聴が行える
MORE

ここが少し気になる…

  • ストレスチェックは10名未満でも可能だが、組織分析を行う場合は10名以上必要

株式会社OKAN

ハタラクカルテ

ハタラクカルテ
出典:hataraku-karte.jp

株式会社OKAN

ハタラクカルテ

メアド登録なし!スマホで手軽に回答したい方におすすめ

GOOD

ここがおすすめ!

  • 1ユーザー167円からと、リーズナブルな料金で利用できる
  • メールアドレスなしで回答できるため、運用しやすい
  • カスタムの設問数が200問まで追加できる
MORE

ここが少し気になる…

  • 機能のカスタマイズをしたい場合は「プロフェッショナルプラン」となり問い合わせが必要

株式会社アスマーク

ASQ

ASQ
出典:humap.asmarq.co.jp

株式会社アスマーク

ASQ

安心して回答できる!素早い納品を求める企業におすすめ

GOOD

ここがおすすめ!

  • 調査歴20年かつ経験豊富なプロによる調査の実施
  • コンサルから施策提言つきの「調査結果レポート」が付属
  • 回答者の紐づけを行わないため、社員の本音の回答が集まりやすい
MORE

ここが少し気になる…

  • アンケートの配信代行サービスはオプション対応

株式会社リンクアンドモチベーション

モチベーションクラウド

モチベーションクラウド
出典:www.motivation-cloud.com

株式会社リンクアンドモチベーション

モチベーションクラウド

20分でOK!診断の手軽さを重視する企業にもおすすめ

GOOD

ここがおすすめ!

  • わずか20分のサーベイと「国内最大級のデータベース」による他社比較が可能
  • コンサルタントによる伴走支援や研修・動画による事例の共有が受けられる
  • 「期待度」と「満足度」の2軸で調査できる
MORE

ここが少し気になる…

  • 詳細な機能や初期費用・月額費用は問い合わせで確認

リアルワン株式会社

リアルワンの従業員満足度調査

リアルワンの従業員満足度調査
出典:www.realone-inc.com

リアルワン株式会社

リアルワンの従業員満足度調査

組織全体の健康状態をチェックしたい企業におすすめ

GOOD

ここがおすすめ!

  • 長年培った専門性と豊富な経験による信頼性の高さ
  • 全体満足から領域別組織・その他の要素といった細やかな調査が可能
  • 回答はインターネットでらくらく行える
MORE

ここが少し気になる…

  • その他の機能や料金については問い合わせや資料請求にて確認

株式会社HRBrain

wellday

wellday
出典:www.hrbrain.jp

株式会社HRBrain

wellday

労務管理も!人事周りを一元管理したい方におすすめ

GOOD

ここがおすすめ!

  • 「個人一覧ダッシュボード」により、優先してフォローすべき社員が一目でわかる
  • サーベイの配信領域・設問数などを自由に設定できる
  • 豊富なノウハウがあり専任サポートも受けられる
MORE

ここが少し気になる…

  • 必要な機能を選択するため、機能数によっては割高になる場合も

株式会社トランストラクチャ

モチベーションサーベイ

モチベーションサーベイ
出典:www.transtructure.com

株式会社トランストラクチャ

モチベーションサーベイ

対象者無制限!今後の課題も解消しておきたい企業におすすめ

GOOD

ここがおすすめ!

  • 対象者数が無制限かつWeb・スマホから手軽に回答が行える
  • 集計や分析に優れ、調査の結果や今後想定される課題のポイントを教えてもらえる
  • 見やすい診断レポートにより、一目で会社の弱点や強みが分かる
MORE

ここが少し気になる…

  • 実施から回答まで2~3ヶ月かかる

まとめ

ES調査(従業員満足度調査)は、従業員のモチベーションや職場への満足度を可視化し、組織の課題を把握するための重要な取り組みです。

目的を明確にしたうえで適切な質問項目を設計し、結果を分析・共有しながら改善策を実行することで、離職防止や生産性向上につながります。

調査は実施して終わりではなく、改善と検証を継続することが成果を高めるポイントです。本記事を参考に、ES調査を職場改善と企業成長に役立てていきましょう。

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