システムエンジニア(SE)の職務経歴書の書き方|項目ごとに解説

Check!

  • 職務経歴書には、職歴や資格などの情報から自身の強みや価値観を伝える役割がある
  • システムエンジニア(SE)の職務経歴書では、参加プロジェクトについて詳細に書く
  • テクニカルスキルも重要だが、それ以外のソフトスキルもアピールポイントとなる

職務経歴書には、自身の経験やスキル、仕事への向き合い方などを伝えて応募先での活躍イメージを持ってもらう役割があります。本記事では、システムエンジニア(SE)の職務経歴書について、項目ごとの書き方やアピールポイント、わかりやすくまとめるコツなどを解説します。

目次

開く

閉じる

  1. システムエンジニア(SE)の職務経歴書の役割
  2. 職務経歴書の基本構成
  3. 【項目別】システムエンジニアの職務経歴書の書き方
  4. 職務経歴書におけるシステムエンジニアのアピールポイント
  5. システムエンジニアの職務経歴書をわかりやすく書くコツ
  6. まとめ

システムエンジニア(SE)の職務経歴書の役割

職務経歴書とは、これまでの職歴や参加プロジェクト、保有資格などをまとめた書類です。システムエンジニアとしての自分のスキル・価値・強みをアピールし、応募先で活躍できる可能性が高いことを伝える役割があります。

職務経歴書は、同じ内容であっても書き方次第で採用担当者からの評価が大きく変わる場合があります。特にシステムエンジニアは、詳細なテクニカルスキルに加えて、ソフトスキルの書き方に配慮すると、完成度の高い職務経歴書に仕上げられます。

本記事では、システムエンジニアの職務経歴書の基本的な書き方や、押さえるべきコツなどを解説します。

システムエンジニアとは?仕事内容・必要なスキル・年収などを解説

システムエンジニア(SE)とは、システムの設計や開発を担うIT職です。将来性が高く、未経験からの転職を目指しやすい点も魅力です。本記事では、システムエンジニアの仕事内容や年収、やりがい、転職時に求められるスキルなどを解説します。

職務経歴書の基本構成

職務経歴書の基本的な構成は次の通りです。

  1. 日付
  2. 氏名
  3. 職務要約
  4. 職務経歴
  5. 保有資格・スキル
  6. 自己PR

これらの項目について、A4サイズの用紙1〜2枚以内に収めるのが一般的です。なお、応募先からフォーマットが指定された場合は、その構成に従いましょう。

【項目別】システムエンジニアの職務経歴書の書き方

システムエンジニアの職務経歴書の中でも、特に書き方で戸惑いやすいのが「職務要約」「職務経歴」「保有資格・スキル」「自己PR」などの項目です。ここでは、各項目の書き方について解説します。

【項目別】システムエンジニアの職務経歴書の書き方

  1. 職務要約
  2. 職務経歴
  3. 保有資格・スキル
  4. 自己PR

職務要約

職務要約とは、これまでの職務経験・スキル・資格を簡単にまとめた「職歴のあらすじ」です。職務経歴書全体の概略に当たり、採用担当者に「自分は何ができるのか」を端的に伝える役割があります。

システムエンジニアの場合は、担当業務とその期間、ポジションの推移を時系列で簡単にまとめるのが一般的です。また、職務要約は簡潔さを意識し、200文字〜300文字程度の分量に留めましょう。

長々書き連ねると論点がずれやすくなり、採用担当者が応募者の人物像を掴みにくくなるためです。職務経歴書の中でも最初に目にする部分であり、応募者の第一印象を決める項目であることを意識して、分かりやすくオリジナリティのある内容を心がけましょう。

職務経歴

職務経歴は、これまで勤務した会社・担当プロジェクトや業務・成果などで構成されます。職務要約で記した内容を肉付けし、採用担当者に自身の人物像を具体的にイメージしてもらう役割があります。

システムエンジニアの職務経歴は、職歴を直近から過去に遡って書く「逆編年体式」が一般的です。勤務先ごとに担当プロジェクトやフェーズ、成果実績をまとめて書くと、採用担当者が情報を整理しやすくなり、好印象も与えられます。

ここからは、それぞれの項目のポイントを解説します。

勤務先

勤務先には、勤務経験のある会社名・部署・ポジションを記します。前述のように、最新の勤務先から記載する逆編年体式の書き方がおすすめです。会社名は省略せず、必ず正式名称で書きましょう。入社または部署異動した年月も書くのが基本的なルールです。

【例】

20xx年xx月~ ○○株式会社に入社・○○部配属・○○リーダー

他項目の担当プロジェクトやフェーズ、成果・実績といった職務経歴は、勤務先ごとにまとめて書きます。一般的には、勤務先ごとに各項目を箇条書きした方が見やすく、情報も端的に伝わりやすいです。

プロジェクトの概要・環境・規模

勤務先ごとに、参加したプロジェクトの概要や開発環境、規模と役割をまとめます。なお、プロジェクト情報は各会社の機密情報に当たることが多いため、実名を書くのは避けましょう。あくまで概要にまとめることが望ましいです。

【例】

  1. プロジェクト概要:既存のEPRの機能拡張を担当
  2. 開発環境:OS(Windows)・言語(Java )
  3. 規模:5名
  4. 役割:リーダー

複数のプロジェクト参加経験がある場合は、逆編年体式でプロジェクトごとに要件をまとめて記載しましょう。

担当フェーズ・業務内容

プロジェクトごとに、自身の担当フェーズや業務内容を記載しましょう。箇条書きで記すと採用担当者が情報を整理しやすくなります。

【例】

  1. 担当フェーズ:詳細設計・実装・テスト・運用保守
  2. 担当業務内容:設計書作成・管理画面の開発・テスト項目書の作成と運用

フェーズごとに従事した期間・台数を記すと、経験や能力・スキルもアピールできます。

成果・実績

プロジェクト全体の成果に加えて、そのチーム内で個人的に挙げた成果・実績を詳しくまとめましょう。具体的な数値を示すと自身の成果が明確になり、スキル・能力をアピールできます。

【例】

  1. システム処理速度を従来比2倍に向上
  2. バグ削減率20%達成

表彰などの実績がある場合は、この項目にまとめて書きましょう。一方、数値で示せる成果がない場合は、プロジェクトやチームに自分がどのように貢献したのかを分かりやすく説明するのがおすすめです。

「チームがスムーズに仕事ができるように尽力した」などの曖昧な書き方ではなく、「毎日一番に出社してその日のデータや書類をまとめた」「担当タスクは必ず納期の2日前に仕上げていた」のように、具体的な行動をまとめるのがポイントです。

このような工夫により、キャリアの浅いシステムエンジニアでも仕事の向き合い方や熱意を示すことができ、採用担当者に好印象を残せる可能性があります。

保有資格・スキル

保有資格・スキルでは、自身が習得した知識や技術についてまとめます。基本的に、システムエンジニアの業務に関係のある資格・スキルに絞り、関連度が高いものから順番に書くのが一般的です。

テクニカルスキルは羅列すると見づらいため、カテゴリごとに詳細をまとめて書きましょう。

【例】

  1. OS/サーバ:Windows Server・Android・iOS
  2. プログラミング言語:Java (5年)・C#・Python・JavaScript
  3. フレームワーク:Spring Boot・Ruby on Rails・React
  4. データベース:Oracle・SQL Server・DynamoDB

スキルごとに期間・台数などの数値も添えると、経験や能力の深さを明確にアピールできます。

得意分野を別途まとめる場合も

スキルが豊富な場合は、得意分野ごとにまとめて書くのもおすすめです。自身の得意分野や特にアピールしたいスキルを効果的に強調でき、選考判断や入職後の配置も優位に進められる可能性があります。

自己PR

自己PRは、これまでの職務経験や習得スキルを活かして、「入職後に自分がどう活躍できるか」を端的にアピールするための項目です。職歴などの客観的情報からは読み取りづらい人柄や、仕事との向き合い方が伝わるような内容を意識することが大切です。

自分の強みや意気込みと共に、これまでの成功体験や社内外での評価といった客観的な根拠を示すと、採用担当者を納得させやすくなります。特に「○○技術の習得」など今後の展望と連動させると、仕事への熱意をアピールできるため効果的です。

自己PRは、採用担当者が企業とのマッチ度を測る判断材料にもなります。入念な企業研究を行い、応募先が求める人物像に沿うような自己PRを考えましょう。

職務経歴書におけるシステムエンジニアのアピールポイント

システムエンジニアの採用活動においては、職歴やスキルの豊富さに加えて、人となりや仕事との向き合い方も重視される傾向にあります。そのため、職務経歴書ではこれらのポイントを押さえて、自身の強みや価値を効果的にアピールしましょう。

ここでは、職務経歴書におけるシステムエンジニアのアピールポイントを解説します。

職務経歴書におけるシステムエンジニアのアピールポイント

  1. 開発経験の豊富さ
  2. 上流工程やリーダーの経験
  3. 技術だけでないソフトスキル

開発経験の豊富さ

システムエンジニアの転職において、豊富な開発経験は強みとなります。IT企業は即戦力を求める傾向にあり、開発経験が豊富な人材は入職直後から活躍できる可能性が高いためです。

そのため、職務経歴書では、これまでに関わったプロジェクトは省略せずに全て記載しましょう。担当フェーズや具体的な業務内容、開発環境、年数、成果・実績なども詳細に記し、自身の能力やスキルを効果的に伝えることが大切です。

上流工程やリーダーの経験

上流工程やリーダーの経験も、システムエンジニアの強力なアピールポイントになります。例えば、上流工程を数多く担当した場合は、クライアントとの折衝力やPM視点、問題解決能力などを総合的に有した人物という評価につながる可能性があります。

また、リーダー経験の豊富さは、チームの統率力や交渉力、プロジェクトの調整能力などを裏付ける証拠となりえます。いずれも上位のシステムエンジニアには欠かせないスキル・能力であるため、これらの経験がある場合は省略せずに全て記載しましょう。

これらの経験を踏まえて今後の展望も簡潔にまとめることで、自身の価値や強みを効果的にアピールできます。

技術だけでないソフトスキル

システムエンジニアはいくら技術力が高くても、顧客やチームと円滑に連携できなければプロジェクト達成は困難になります。そのため、IT企業の中にはシステムエンジニアに対し、ハードスキルとソフトスキルの両方を求める場合も少なくありません。

ハードスキルはいわゆる「技術的なスキル」であるのに対し、ソフトスキルとは「対人能力」「思考力」「人間性」などを指します。具体的には、クライアントの要望を引き出してチームと連携するための「コミュニケーション能力」や「協調性」が代表的です。

技術的な問題が発生した際に、論理的に分析して解決に導く「論理的思考力」と「課題解決能力」もソフトスキルに含まれます。また、最新情報・技術を常にキャッチアップする「学習への姿勢」などもシステムエンジニアに欠かせない資質です。

そのため、システムエンジニアの職務経歴書には、これらのソフトスキルも上手に組み込みましょう。「○○開発に際し、○○技術を新たに習得して納期通りに納品」のように、ハードスキルとセットで伝えると、自身の人物像を採用担当者に効果的にアピールできます。

システムエンジニアの職務経歴書をわかりやすく書くコツ

職務経歴書を書く際は、情報を分かりやすく整理することが大切です。採用担当者は大量の書類に目を通すため、分かりにくい職務経歴書は読み飛ばされる恐れがあり、結果として書類選考の段階で落とされかねません。

自身に興味を持ってもらうためにも、職務経歴書は一目で人物像や経験・スキルが分かる様な内容に仕上げましょう。ここでは、システムエンジニアの職務経歴を分かりやすく書くコツを解説します。

テンプレートを活用する

職務経歴書は定型のフォーマットがないため、書き方に戸惑うこともあるでしょう。この場合は、インターネット上で無料配布されているテンプレートのダウンロードがおすすめです。

特にシステムエンジニア向けのテンプレートであれば、フォーマットに沿って中身を埋めるだけで、伝えるべき情報を分かりやすく整理でき、体裁も整えられます。

そのため、初めて職務経歴書を作成する場合は、サンプル付きのフォーマットを参考にすると、記載すべき項目や量を判断しやすいでしょう。ゼロから職務経歴書の構成やフォーマットを考える手間を省き、中身に専念できるのもメリットです。

プロジェクトが多い場合はメリハリをつける

職務経歴書には、これまでの参加プロジェクトや経験は省略せずに書くのが基本です。しかし、全てを同列に書くと散漫な印象になりやすく、特に強調したいポイントも曖昧になる恐れがあります。

そのため、職務経歴書では特にアピールしたいプロジェクトのみ詳細に記載し、それ以外は簡潔にまとめましょう。プロジェクトごとにボリュームのメリハリをつけることで、特に強調したい箇所を採用担当者に視覚的に訴求できます。

また、直近のプロジェクトについても詳細な記載をおすすめします。自分の最新のプロジェクト経験やスキルを明確に伝えることで、採用担当者が自社とのマッチ度を判断しやすくなるためです。

目指すキャリアや応募先に合わせて調整する

自己PRは自身が目指すキャリアに加えて、応募先の特徴や求める人物像に合わせた調整が必要です。これによって「自分が応募先にどう貢献できるか」を相手に分かりやすく伝えるとともに、応募先への熱意もアピールできます。

調整するには、事前の入念な企業研究が重要です。企業理念やこれまでの実績、社内の雰囲気など、できる限り多くの情報をリサーチしましょう。これらを踏まえた上で、応募先が「この人材なら自社で活躍できる」と思えるようなアピールにつなげることが大切です。

履歴書などと一貫性を持たせる

基本的に職務経歴書は履歴書とセットで確認されます。そのため、職務経歴書に記した職務経歴やスキル、自己PRは、履歴書や他書類と一貫性を持たせましょう。各書類で内容が異なる・矛盾している場合は、応募先に疑念を持たれる可能性があります。

また、履歴書の自己PR・志望動機を職務経歴書で裏付けるような形に仕上げると、より具体的になるでしょう。まずは職務経歴書の自己PRを作成し、これを要約したものを履歴書に記載するとスムーズに作成できます。

ITエンジニアの履歴書の書き方は?意識したいポイントを解説

履歴書は就職活動や転職活動で必ず必要になるものですが、自身を効果的にアピールするために意識しておきたいポイントもあります。本記事では、ITエンジニアの履歴書の書き方について、特に意識したい項目や質の高い履歴書に仕上げるコツを紹介します。

転職エージェントで添削してもらう

自力で職務経歴書の作成に不安がある場合は、転職エージェントを活用するのも選択肢の1つです。転職エージェントとは、応募者と企業の間に入って転職活動をサポートするサービスです。

ほとんどの転職エージェントは、応募者に合った案件紹介から書類添削や面接対策、内定後の条件交渉までをワンストップで提供しています。特に初めて転職活動をする人や、職務経歴書の書き方が分からない人には心強いでしょう。

プロのアドバイスを受けながら分かりやすい職務経歴書を作成でき、書類選考の通過率アップにも期待できます。

【2026年最新】IT転職エージェントおすすめ18選(全32選)を徹底比較|強みや特徴・選び方のポイントも解説

IT業界への転職を成功させるなら、転職エージェントを活用しましょう。転職エージェントを利用すれば、キャリアアドバイザーが企業選びから選考までしっかりサポートしてくれます。本記事では、IT転職を成功させるためのポイントや選び方と合わせて、おすすめのIT転職エージェントを紹介します。

まとめ

職務経歴書は、システムエンジニアの経験やスキル、人となりを応募先にアピールするための書類です。応募先に「入職後にどう活躍できるか」を、根拠と共に伝える役割を果たします。

IT企業は即戦力を好む傾向にあるため、「職務要約」「職務経歴」「保有資格・スキル」の項目は詳細に記載し、システムエンジニアとしての強みや価値を存分に伝えましょう。また、「自己PR」や「ソフトスキル」を押さえた書き方が求められます。

分かりやすい職務経歴書を作成するには、サンプル付きのテンプレートをダウンロードするほか、転職エージェントに添削してもらうのもおすすめです。システムエンジニアに特化した転職エージェントを上手く活用し、転職活動をスムーズに進めましょう。

Share

同じカテゴリの記事を探す

同じタグの記事を探す

同じタグの記事はありません

top