ゲーム業界の平均年収はどのくらい?職種や経験年数ごとの目安を解説

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  • ゲーム開発者の平均年収は約674万円というデータもあり、他業界と比べても高め
  • より高度で幅広いスキルが求められる職種や、経験やスキルがある技術者は年収も高い
  • スキル磨きはもちろん、上位職を目指したり転職をしたりするのも年収アップに有効

ゲーム業界の年収水準はほかの業界と比べても比較的高いと考えられます。ある調査では、2025年の平均年収は約674万円でした。ただし、職種や経験年数などによっても年収の目安は大きく変わります。本記事では、ゲーム業界の平均年収とともに年収アップのコツも紹介します。

目次

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  1. ゲーム業界の年収水準は比較的高め
  2. 【職種別】ゲーム業界の年収の目安
  3. 【年齢・経験年数別】ゲーム業界の年収・給与の目安
  4. ゲーム業界で高い年収を目指すには
  5. 転職で年収アップを目指すなら転職エージェントを活用

ゲーム業界の年収水準は比較的高め

ゲーム業界の年収水準は、ほかの業界と比べても比較的高い傾向にあるといわれています。一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)の調査によると、2025年時点のゲーム開発者の平均年収は約674万円となっています。

年収帯の内訳を見ると、500万円以上の層が多く、1,000万円以上の割合も11.5%と一定数いる点が特徴です。

また、厚生労働省の職業情報によると、ゲームクリエイターの平均年収は591万円とされており、一般的な職種と比べても比較的高い水準といえるでしょう。

【ゲーム開発者の平均年収とその内訳】(コンピュータエンターテインメント協会)

平均年収年収帯ごとの割合
674.21万円300万円未満:7.4%
300~399万円:11.5%
400~499万円:13.6%
500~599万円:13.9%
600~699万円:13.0%
700~799万円:11.2%
800~899万円:5.6%
900~999万円:6.2%
1,000万円以上:11.5%

※「回答したくない」が6.2%

【ゲームクリエイターの平均年収】(厚生労働省)

平均年収
591万円

【一般労働者の平均収入】(厚生労働省)

年収の目安月あたりの所定内給与額
年間賞与その他特別給与額
約496万円33万4,000円95万4,700円

※年収の目安は「所定内給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額」で算出

参考:ゲーム開発者の就業とキャリア形成2025|一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会

参考:ゲームクリエーター – 職業詳細|職業情報提供サイト(job tag)

参考:賃金構造基本統計調査 / 令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 産業大分類|e-Stat

【職種別】ゲーム業界の年収の目安

ゲーム業界の年収は、担当する仕事によって大きく変わる場合があります。企画や開発、制作、管理など、ゲーム制作にはさまざまな役割があり、それぞれ求められるスキルや責任の大きさが異なるためです。

ここでは、ゲーム業界における代表的な職種について、年収の目安と賃金・報酬の傾向を紹介します。

ゲームプロデューサー

ゲームプロデューサーの年収の目安は、700〜1,000万円程度とされています。ゲーム開発プロジェクト全体を統括する立場であり、予算管理やスケジュール調整、チームの編成など重要な意思決定を担うため、比較的高い報酬水準となる傾向です。

大手ゲーム会社などでは、経験豊富なプロデューサーになると1,000万円以上の年収を得られるケースも見られます。特に、ヒットタイトルを担当した実績が評価されれば、昇進や報酬アップにつながるでしょう。

ゲームディレクター

ゲームディレクターの年収の目安は、600〜900万円程度とされています。ゲーム制作の現場をまとめる責任者として、開発チームの進行管理や制作方針の調整を行う役割を担う職種で、ゲームプロデューサーと同じく比較的高い報酬水準となる傾向があります。

ゲームプランナーやデザイナー、プログラマーなど多くの職種をまとめながら制作を進める立場であり、マネジメント能力やゲーム開発に関する幅広い知識が求められることが年収が高くなる主な理由です。

ただし、経験や担当プロジェクトの規模によって年収が大きく変わる点も特徴です。大規模タイトルのディレクションを担当する場合には、さらに高い報酬になるケースも見られます。

ゲームプランナー

ゲームプランナーの年収の目安は、400〜600万円程度とされています。ゲームの企画立案や仕様設計、ゲームバランスの調整などを担当する職種であり、ゲームの面白さを形にしていく重要な役割を担う仕事です。

経験が浅い段階では年収が比較的低めになる場合もありますが、企画力や実績が評価されることで昇給につながります。ヒットタイトルの企画に関わるなど実績を積めば、報酬アップを実現しやすいでしょう。

また、経験を重ねることでディレクターやプロデューサーなどの上位職種へキャリアアップする道もあります。キャリアアップによって年収を大きく上げられる点も特徴の一つです。

シナリオライター

シナリオライターの年収の目安は、350〜550万円程度とされています。ゲームのストーリーやキャラクターのセリフ、画面に表示されるテキストなどを作成する職種であり、作品の世界観や物語を形づくる重要な役割を担う仕事です。

企業に所属して働くケースのほか、フリーランスとして活動する人も多く、働き方によって収入の幅が大きい点が特徴です。人気作品や大型タイトルに関わる場合には、比較的高い報酬になるケースも見られます。

特にフリーランスの場合は案件ごとの契約で報酬が決まるのが一般的で、経験や実績が収入に影響しやすい職種といえるでしょう。

ゲームデザイナー

ゲームデザイナーの年収の目安は、400〜650万円程度とされています。キャラクターや背景、アイテム、UIなどゲーム内のビジュアルを制作する職種であり、作品の世界観を視覚的に表現する役割を担う仕事です。

経験の浅い段階では比較的低めの年収からスタートすることが多いですが、3DCG制作といった専門性の高いスキル・最新のスキルを持つことで、より高い報酬を得られる可能性があります。

また、経験を積んでリードデザイナーやアートディレクターへキャリアアップすると、年収も上がる傾向があります。スキルや経験によって収入に差が出やすい点が、この職種の特徴といえるでしょう。

ゲームプログラマー

ゲームプログラマーの年収の目安は、450〜700万円程度とされています。ゲームの動作やシステムをプログラムによって実装する職種であり、技術力が重視される傾向があります。

特にC++やC#などのプログラミング言語に加え、UnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンを扱えるエンジニアは需要が高く、スキルに応じて年収が上がりやすい点が特徴です。

また、経験を積んでリードエンジニアやテクニカルディレクターなどのポジションに進むと、さらに高い報酬を得られる可能性があります。専門性の高い技術職であることから、スキルや実績によって収入差が生まれやすい職種といえるでしょう。

サウンドクリエイター

サウンドクリエイターの年収の目安は、350〜600万円程度とされています。ゲーム内のBGMや効果音の制作を担当し、作品の雰囲気や臨場感を音で表現する役割を担う職種です。

企業に所属して働くケースのほか、フリーランスとして複数のプロジェクトに関わる人も多い点が特徴です。作曲や音声編集などのスキルに加え、ゲームの世界観に合ったサウンドを制作する能力が求められます。

実績によって評価が高まると、より大規模なプロジェクトに関わる機会が増える場合もあります。その結果、報酬アップにつながるケースが多いです。

【年齢・経験年数別】ゲーム業界の年収・給与の目安

ゲーム業界の年収や給与は、職種だけでなく年齢や経験年数によっても大きく変化します。一般的に、経験を積むほど担当する役割や責任が大きくなり、それに伴って収入も上がる傾向があります。

ここでは、年齢別と経験年数別のデータをもとに、ゲームクリエイターの年収や給与の傾向について解説します。

参考:ゲームクリエーター – 職業詳細|職業情報提供サイト(job tag)

【年齢別】ゲームクリエイターの年収

年齢別の平均年収を見ると、20代前半では約345万円程度からスタートし、年齢とともに年収が上昇していく傾向が見られます。特に20代後半から30代にかけては、スキルや経験を積むことで年収が大きく伸びやすい時期といえるでしょう。

30代後半になると平均年収は600万円前後となり、40代では670万円前後まで上昇しています。さらに50代前半では736万円程度と最も高い水準となっており、長年の経験やマネジメント業務などを担うことなどによって収入が高くなると考えられます。

年齢平均年収
20~24歳345万2,400円
25~29歳472万5,200円
30~34歳521万800円
35~39歳607万9,700円
40~44歳678万400円
45~49歳689万4,500円
50~54歳736万5,000円
55~59歳692万8,300円
60~64歳580万9,800円

【経験年数別】ゲームクリエイターの所定内給与額

経験年数別の給与額を見ても、経験を積むほど給与が上昇していく傾向が確認できます。経験0年の場合の平均所定内給与額は月26万1,500円程度ですが、1〜4年になると約31万円まで上昇しています。

経験を重ねるとともに給与も段階的に上昇し、10〜14年では約36万円、15年以上では約41万7,000円となっています。経験豊富な人材はプロジェクトの中心的な役割を担うことも多く、専門性やマネジメント能力が評価されることで給与が高くなる傾向です。

経験年数の増加とともに給与も上がりやすく、長く働くことで収入アップを目指しやすい業界といえるでしょう。

経験年数平均所定内給与額
0年26万1,500円
1~4年31万300円
5~9年31万6,300円
10年~14年36万1,300円
15年以上41万7,000円

ゲーム業界で高い年収を目指すには

ゲーム業界で高い年収を目指すためには、スキルの向上や上位職へのキャリアアップ、転職などが効果的です。ここでは、ゲーム業界で高い年収を目指すための主な方法について解説します。

積極的にスキルを磨く

ゲーム業界では、スキルレベルが報酬に大きく影響する傾向があります。プログラミングやデザイン、企画など、職種に合わせて専門スキルを高めることで、評価や収入アップにつながります。

特にゲーム開発は専門性が高い分野であり、技術力やアイデア力が成果として表れやすい点が特徴です。以下で、スキルを高める方法の一例を紹介します。

最新技術を習得する

ゲーム開発の分野では、AI技術やクラウドコンピューティング、最新のゲームエンジンなど、新しい技術が次々と導入されています。

AIを活用したキャラクターの行動制御やゲーム分析、クラウド技術を利用したオンラインゲームの運用など、近年は新しい分野のスキルが求められる場面も増えています。

こうした最新技術をいち早く習得している人材は、開発現場でも貴重な存在となりやすく、自身の市場価値を高める要素となります。常に最新の技術動向を把握し、積極的に学習を続けることが重要です。

関連資格を取得する

資格の取得も、スキルアップの方法のひとつです。資格を取得することで、知識や技術を体系的に学べるだけでなく、客観的にスキルを証明する材料にもなります。ゲーム業界で役立つ資格の例としては、次のようなものがあります。

  1. 基本情報技術者試験
  2. 応用情報技術者試験
  3. CGクリエイター検定
  4. Photoshop / Illustratorクリエイター能力検定
  5. Unity認定資格

参考:基本情報技術者試験|試験情報|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

参考:応用情報技術者試験|試験情報|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

参考:CGクリエイター検定 – CG-ARTS

参考:Photoshop®(フォトショップ)クリエイター能力認定試験|資格検定のサーティファイ

参考:Illustrator®(イラストレーター)クリエイター能力認定試験|資格検定のサーティファイ

参考:ゲームデザインとゲーム開発の認定資格|Unity

上位職へのキャリアアップを目指す

ゲーム業界で年収を上げる方法として、上位職へのキャリアアップを目指すのも有効です。たとえば、ゲームプランナーからゲームディレクター、さらにゲームプロデューサーへといったようにキャリアを進めることができます。

また、ゲームデザイナーがアートディレクターを目指したり、ゲームプログラマーがテクニカルディレクターやリードエンジニアを目指したりと、職種を変えずにキャリアアップするケースもあります。

こうした上位職では、企画力やマーケティングスキル、チームをまとめるマネジメント能力など幅広いスキルが求められ、責任も重くなりますが、その分だけ報酬も高くなる傾向があります。

より良い待遇の企業に転職する

現在の収入に満足していない場合は、転職によって年収アップを目指すことも可能です。ゲーム会社によって給与水準や評価制度は大きく異なるため、より待遇の良い企業へ転職することで収入が上がる可能性があります。

転職サイトや転職エージェントを活用して企業の情報を比較し、自分のスキルや経験を活かせる企業を探してみましょう。

たとえば、成果に応じて報酬が上がる制度を導入している企業や、海外市場を含めて事業を展開している企業などは、比較的高い給与水準を設定している場合があります。

成果主義の報酬制度を持つ企業

成果主義の報酬制度を導入している企業では、スキルや実績に応じて給与が評価される仕組みが整っている場合があります。

こういった企業の場合、技術力や企画力、ヒットタイトルへの貢献度などが評価対象となり、個人の成果に応じて報酬が上がります。そのため、自身のスキルを活かして成果を出しやすい環境を選ぶことで、年収アップにつながる可能性があります。

努力や実績が報酬に反映されやすく、モチベーションを保ちながら働きやすい点もメリットだといえるでしょう。

グローバルに展開する企業

海外市場を含めて事業を展開している企業は、国内市場だけで事業を行う企業と比べて売上規模が大きくなる場合があります。そのため、給与水準も比較的高く設定されているケースが見られます。

また、海外ユーザーを対象としたゲーム開発や運営に関わることで、さまざまな経験やスキルを身につけられる点も特徴です。国際的なプロジェクトでの実績が評価されることで、結果としてさらなる年収アップにつながる可能性も高まるでしょう。

グローバルな市場を意識したプロジェクトに参加することで、より幅広い視点でゲーム開発に携わることができ、キャリアの選択肢が広がる点もメリットです。

転職で年収アップを目指すなら転職エージェントを活用

転職によって年収アップを目指す場合は、転職エージェントを活用することをおすすめします。転職エージェントの中にはゲーム業界に強いサービスもあり、ゲーム会社の求人情報や業界の動向に詳しいキャリアアドバイザーからサポートを受けられる点が特徴です。

求職者のスキルや経験、希望条件をもとに、それぞれに合う求人を紹介してもらえるため、自分だけで求人を探すよりも効率的に転職活動を進めやすくなります。

また、応募書類の添削や面接対策などのサポートを受けられるほか、企業との年収交渉を代行してもらえる場合もあります。自分では言い出しにくい給与条件についても、エージェントが企業側と調整してくれます。

こうしたサービスを上手に活用することで、転職活動に伴う負担や不安を解消しながら理想のキャリアに近づけるでしょう。

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まとめ

ゲーム業界の年収水準は、ほかの業界と比べても比較的高いと考えられます。2025年の平均年収は約674万円という調査結果もあり、一般的な平均年収より高い傾向が見られます。

ただし、年収は職種や経験年数、企業の規模などによって大きく変わる点には注意が必要です。また、ゲーム業界で高い年収を目指すためには、専門スキルを磨いたり、上位職へキャリアアップしたりすることが重要になります。

本記事で紹介した内容を参考に、自分に合った働き方やキャリアアップ・年収アップの方法を検討してみてください。

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