【経営コンサル監修】個人事業主向け決済代行サービスおすすめ15選を徹底比較
Check!
- 個人事業主におすすめの決済代行サービスを比較して検討できる!
- 個人事業主が抱える決済代行にまつわる質問に経営コンサルタントが答える!
- 決済代行サービスの選び方をビジコン編集部が解説!
本記事では、「キャッシュレス決済を導入したい」と考える個人事業主に向けて、おすすめの決済代行サービスを厳選してご紹介します。記事中盤では経営コンサルタントの中野さんに、個人事業主が抱く決済代行サービスの質問について解説いただいています。ぜひこの記事を参考に個人事業主にピッタリな決済代行サービスを選択しましょう。
※監修者は「決済代行サービスのよくある質問【個人事業主版】」についてのみ監修をおこなっております。その他の部分については監修者が監修したものではありません。

編集部
この記事の編集者
ビジネスコンシェルジュ編集部
ビジネスコンシェルジュは、国内シェアNo.1ドメイン公式登録サービス「お名前.com」が個人事業主・中小企業の方々に向けて、ビジネス効率化がより身近になる情報をお届けするメディアです。
詳しくはこちら
監修者
税理士法人V-Spiritsグループ代表
中野 裕哲
起業コンサルタント®、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、CFP®、大正大学招聘教授(アントレプレナーシップ論、ファイナンス基礎) 起業コンサルV-Spiritsグループ創業者。東京池袋を本処に全国の起業家・経営者さんを支援! 「あの起業本」の著者。著書・監修書22冊、累計30万部超。経済産業省後援「DREAM GATE」で12年連続相談件数日本一。 【まるごと起業支援®・経営支援】 起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
詳しくはこちら
目次
開く
閉じる
開く
閉じる
株式会社 スマレジ
【PR】スマレジ
評判・口コミを紹介
前のレジを入れ替えたとき、各店のスタッフ教育がネックでして、集合教育を実施したり色々しないと駄目だったのですが、今回はほとんど集合教育を取らずにマニュアルベースで、あとは各エリアマネージャーから落とし込んでもらうという形を取りました。 販売員さんの年齢も様々ですが、とくにそんなに抵抗なく。操作説明が要らないって凄いですね。
導入事例(靴下専門店 Tabio)|株式会社 スマレジ
ここがおすすめ!
- 入出荷管理やPL管理・販売管理機能も搭載
- 無料プランや飲食店向けプランを含む5つのプランから目的に合わせて選択可能
- 「免税」や「軽減税率」にも対応
ここが少し気になる…
- 月額費用が安いプランもあるがかなり機能が限られている
個人事業主が導入しやすい決済代行サービスのおすすめ15選
以下からは、個人事業主におすすめの決済代行サービスをご紹介します。オンラインショップ・対面・BtoBのどれに対応しているのか、どの決済手段に対応しているか等の詳細もチェックして、表にまとめました。導入したいと思うサービスがありましたら、ぜひ資料請求またはお問い合わせまでお進みください。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
個人事業主向け | 初期費用 | 月額固定費 | 決済手数料 | 早期入金 | 決済手段 | ||
| 実店舗・ECどちらも対応可 | ![]() | ![]() 0円〜端末費用 | ![]() 無料 | ▼対面決済 | ![]() ※三井住友銀行およびみずほの口座のみ | ・クレジットカード決済 | |
![]() | ![]() 0円 | ![]() 0円〜 | ・Visa,Mastercard 3.24%〜 | ![]() ※審査によって案内できない場合あり | ・クレジットカード決済 | ||
![]() | ![]() 無料 | ![]() 無料 | ・カードとウォレット | – | ・クレジットカード決済 | ||
![]() | ![]() ※特定のカートを利用の事業者のみ無料 | ![]() ※特定のカートを利用の事業者のみ無料 | お問い合わせ | – | 対面 | ||
| ECサイト向け | ![]() | ![]() 無料 | ![]() 無料 | ・3.5% | – | ・クレジットカード決済 | |
![]() | ![]() 無料 | ![]() あり | 4.0% | ![]() ※審査によって案内できない場合あり | ・コンビニ払い | ||
![]() | ![]() あり | ![]() あり | ・クレジットカード決済 | ![]() ※審査によって案内できない場合あり | ・クレジットカード決済 | ||
![]() | ![]() 無料 | ![]() あり | お問い合わせ | ![]() ※業歴1年未満は利用不可。また、審査によって案内できない場合あり | ・口座振替 | ||
![]() | ![]() 無料 | ![]() 無料 | ・国内標準 | – | ・クレジットカード決済 | ||
| 実店舗向け | ![]() | ![]() 無料 | ![]() ※1年目は月額無料だが、2年目から発生 | ・Visa,Mastercard 1.98%〜2.70% | ![]() ※サービス対象外業種があり | ・クレジットカード決済 | |
![]() | ![]() 無料 | ![]() 無料 | ・クレジットカード・iD・QUICPay | – | ・クレジットカード決済 | ||
![]() | ![]() 無料 | ![]() 無料 | ・クレジットカード決済 | ![]() ※手数料あり | ・クレジットカード決済 | ||
| BtoB向け | ![]() | ![]() ※請求代行プランだと0〜5万円 | ![]() ※請求代行プランだと0〜3万円 | 委託金額の0.5%〜3.5% | – | ・口座振替 | |
![]() | ![]() 無料 | ![]() あり | 〜3.4% | ![]() ※審査によって案内できない場合あり | ・コンビニ払い | ||
![]() | ![]() 無料 | ![]() 無料 | ▼保証料 | ![]() ※手数料&審査によって案内できない場合あり | ・銀行振込 |

個人事業主が導入しやすい決済代行サービスのおすすめの15選
実店舗・ECサイト両対応の決済サービス4選
こちらでは、実店舗またはECサイトでビジネスを展開している個人事業主向けにおすすめの決済代行サービス7選をご紹介します。

Squareでは、期間限定のキャンペーンの開催や、サービスのアップデートを積極的に行っています。2024年9月には対応するQRコードの決済サービスが大幅に増え、今後のアップデートにも期待です。

また、Square 資金調達では、スピーディーな資金調達が可能です。申し込みはすべてオンラインで完結し、利用にかかる手数料は固定手数料のみとなっています。個人事業主や店舗運営のオーナーにも人気のおすすめプランです。
ここがおすすめ!
- 事業規模・種類で決済手数料が変わることのないシンプルな料金体系
- 「業界最先端」のセキュリティや、充実したサポートが受けられる
- オンラインでの申込みや最短で当日審査が完了し、すぐに利用できる
- 新規のお客様はVISA&・Mastercardの決済手数料が業界最安の 2.5%で導入が可能(2024年11月1日~)※詳細は公式ページを確認※
ここが少し気になる…
- 翌営業日に振込対応しているのは「三井住友銀行」「みずほ銀行」のみ
アルファノート株式会社
アルファポータブル
ここがおすすめ!
- 最短1日からレンタルができ、屋外利用や複数台の導入にも対応
- 「レシート広告出力」「分割決済」など、充実した機能を搭載
- 専任担当者がつき、24時間体制のカスタマーサポートも利用可能
- 最短5分でお申込み完了、以降の煩雑な審査や手続きは全て対応
ここが少し気になる…
- 導入に伴う必要書類を確認するには問い合わせが必要

ソニーペイメントサービス株式会社
Sony Payment Services
ここがおすすめ!
- ECサイトやBtoBの掛け払い決済に加えて、実店舗向けの決済サービスにも対応
- 豊富なECカートを完備
- 業種に合わせた決済サービスやオプションサービスを提案してくれる
ここが少し気になる…
- 費用については問い合わせるまでわからない

EC向け決済代行サービス5選
こちらでは、ネットショップでのビジネスのみ行なっている個人事業主向けにおすすめの決済代行サービスをご紹介します。
株式会社もぐら
月額パンダ

ここがおすすめ!
- 初期費用や月額費用は0円かつ利用のない月は無料で、導入ハードルが低い
- 個人事業主にも対応し、ネットだけで簡単に利用開始できる
- クレジットカードと口座振替の決済状況はスマホからも確認可能
ここが少し気になる…
- 請求書の発行や郵送代行には非対応

GMOペイメントサービス株式会社
GMO後払い
GMOペイメントサービス株式会社
GMO後払い
未回収リスク軽減!現金支払い中心のEC事業者や新規拡大を狙いたい方にもおすすめ
ここがおすすめ!
- 与信審査通過かつ正常に完了した取引は、未回収リスクを100%保証
- 請求書の発行から入金確認・督促まで代行可能
- 安心かつ便利な「コンビニ・銀行・郵便局」払いなどに対応
ここが少し気になる…
- サイトが未完成の場合や対面販売・電話受注は申込みできない
-
GMO後払いを利用することで、代金未回収のリスクを大幅に軽減できたのが大きなメリットです。特に医療や通販など、商品やサービスを先に提供する業態では、支払い遅延や未払いが課題でしたが、このサービスにより与信審査や回収業務を任せられるようになり、スタッフの負担も軽減されました。顧客側も手元に商品が届いてから支払える安心感があるため、購買率アップにもつながっていると思います。
-
昨今、クレジットカード決済でのオンライン注文が当たり前だが、個人情報やクレジットカード決済をしたくない方、そのやり方がわからないシニア層にとってはオンライン注文のハードルが後払いの支払い方法がある事により下がったと思う。特に、現金で支払いたいが、代引きはNGという方にとってもむいていると思う。
GMOイプシロン株式会社
Epsilon by GMO
ここがおすすめ!
- 売上連動型のビジネスカードが年会費永年無料で使える
- 定期購入・継続課金にも対応
- イプシロン加盟店のみ限定の融資サポートがある
ここが少し気になる…
- 国内特化ということもあり、海外取引には不向き

PayPal Pte. Ltd.
PayPal

ここがおすすめ!
- 支払いが簡単に行えるオンライン決済フォームが使える
- 購入者保護制度で全額返金を保証しているから安心
- 国際的な取引の際、為替手数料を含めた支払いが可能
ここが少し気になる…
- 厳しいセキュリティゆえに突然アカウントが凍結される可能性がある
-
一部のサービスを抜かして、手数料が掛からずに利用できるところが気に入っています。友人同士で行う個人的な売り買いから、特設会場のセールなど、現金を持っていなかった場合でもPayPalアカウントを持っていたら買い物ができるのが本当に便利です。日本と海外と二拠点生活なので両国でそれぞれアカウントを持っていることが重要だと思います。
-
業務委託という立場では個人でシステムを導入することはコスト面から厳しいと考えていました。Paypalはアカウント情報があれば決済を行うことができ、手数料も特にかからないことがメリットだと感じます。
-
スピードを必要とするような、スポーツ大会のエントリーなどで住所、氏名、連絡先など全部記入して、決済画面まできて、クレジットカードが手元になく、決済画面で中断して、タイムアウトになってしまう悲しい展開がたくさんありました。PayPalを使えば、サクサクと決済できてしまうようになりました。

実店舗向け決済代行サービス3選
こちらでは、対面でのビジネスのみ行っている個人事業主におすすめの決済代行サービスをご紹介します。
SMBC GMO PAYMENT株式会社
stera pack

ここがおすすめ!
- 決済端末とPOSレジが1台だけで完結でき、レジ回りもすっきりした状態に
- 30種類以上のキャッシュレス決済対応で、支払いもスムーズに
- 会員証アプリ機能で、キャンペーン告知やポイントカードの電子化が手軽に行える
ここが少し気になる…
- Visa、Mastercard、銀聯、電子マネーの利用開始までに約1か月半ほど日数が必要


ここがおすすめ!
- 「Airペイ QR」や「Airペイ ポイント」を含めた各アプリ・機能で77種の決済手段を利用可能
- 振込手数料はすべての銀行で0円で、決済手段や金融機関によって入金が最大月6回
- 「Airレジ」との連携により、注文入力から会計までが一括で完了し、業務効率を向上できる
ここが少し気になる…
- POS機能を使いたい場合は「Airレジ アプリ」のダウンロード・連携が必要
-
エアペイを導入したことで、クレジットカードやQRコード決済など多様な支払い方法に対応でき、顧客満足度が向上しました。レジ業務もシンプルになり、現金管理の手間やミスが大幅に減少。導入費用が抑えられるうえ、スマートな店舗運営が可能になりました。
-
当店では、お客様の決済方法のニーズはpaypayで満たされたのではと思う。特筆すべきpaypayのサービスとしては、キャンペーンが多く、また、キャンペーンの知名度が高いので、キャンペーン時には来店動機の一つになっているようだ。
-
今までは現金とペイペイしか対応していなかったのですが、これを導入したとこにより支払方法が増えてお客様には喜ばれています。 Airレジも導入していて、連携させることで販売管理や売り上げがすぐに見ることができるので販売部や経理部の方でも分かりやすいとのことでとても助かっています。

株式会社ジェイエムエス
JMSおまかせサービス

ここがおすすめ!
- 71種ものブランド数の取り扱いや、豊富な支払方法に対応
- 店舗にあわせた決済端末が選べ、導入費用も0円で使える
- 月々の振込額や売上明細はWebでまとめて確認でき、導入前後の支援も手厚い
ここが少し気になる…
- 「JMS中小企業応援プログラム」に適用した場合のみ手数料率が2.48%

BtoB向けの決済代行サービス3選
こちらでは、BtoBビジネスを行っている個人事業主向けの決済代行サービスをご紹介します。大きな特徴として、見積もりで金額が確定した後の後払い(請求書払い)ができます。
株式会社マネーフォワード
マネーフォワード 掛け払い
株式会社マネーフォワード
マネーフォワード 掛け払い
与信・請求書・消込・督促ぜんぶおまかせ!請求業務の課題を解決したい企業におすすめ
ここがおすすめ!
- 煩雑な手続きゼロで口座振替の負荷もなく導入が可能
- 連携機能が充実していて、仕訳登録の自動化ができる
- インボイス制度・電子帳簿保存法などの法改正などにも対応
ここが少し気になる…
- 業種や商材によって対応できない場合もある
GMOペイメントサービス株式会社
GMO掛け払い
ここがおすすめ!
- 「消し込み」や「督促(架電・再発行)」「入金管理」といった業務負荷のかかる作業を代行
- 未回収リスクも負担
- 買い手は事前の手続きが不要で初回取引から利用できる
ここが少し気になる…
- 手数料や固定費の幅が広く、取り扱いの商材や販売方法によっては高くつく場合も
その他の決済代行サービスも確認したい方はこちら
こちらでは、導入しやすいとされる条件には当てはまらないものの、個人事業主の方も検討可能な決済代行サービスをご紹介します。
先ほどの条件には当てはまらないものの、BtoB取引で多い後払い(請求書払い)やサブスク決済に対応しているものなど、特化しているポイントが異なるためぜひチェックしてください。
株式会社ROBOT PAYMENT
サブスクペイ
株式会社ネットプロテクションズ
NP掛け払い
経営コンサルが答える!決済代行サービスのよくある質問【個人事業主版】

ここでは、個人事業主が抱く決済代行サービスのよくある質問について、経営コンサルタント・起業コンサルタント®・税理士など多岐に渡る分野で活躍をしている中野裕哲さんにご回答をいただきました。経営の専門家ならではの回答ばかりなので、導入前の疑問や不安を解消できるはずです。ぜひ参考にしてください。
\気になる質問をクリックで詳細へジャンプ/
決済代行サービスのよくある質問【個人事業主版】
Q1. 「個人事業主は決済代行の審査に落ちやすい」という話が存在しますが本当ですか?また、審査を通るために必要な準備や対策はありますか?
Q2. 安定した売上がないので、決済代行を入れるのが不安です。個人事業主はどれくらいの事業規模になったら導入を検討すべきでしょうか?

税理士法人V-Spiritsグループ代表
中野 裕哲
一概に売上金額がいくらになったら導入すべきという指標はありませんが、決済確認や案内等で時間を取られて営業活動ができないようであれば、決済代行を導入し自身の作業効率化を図り、売上を上げる活動に時間を割くためにも導入を前向きに検討すべきと思います。 BtoCのように個人をメインとする事業の場合、決済にかかる事務や経理の手間は多くなります。そのため、決済代行を導入するメリットは大きいと思います。 逆に、BtoBのように法人をメイン顧客として、取引先が少ない場合はメリットが少ないかもしれません。
Q3. 決済代行を導入したあとに起こりがちなトラブルと、個人事業主として備えておくべきことについて教えてください

税理士法人V-Spiritsグループ代表
中野 裕哲
決済代行を導入したあとに起こりがちな代表的なトラブルとしては、資金繰りの悪化を招くケースがあることです。決済代行を導入する際に現金化するタイミングを把握しておらず、決済後口座にお金が入るまでに時間を要することで資金繰りが悪化してしまうことが考えられます。 その他には、回線に関する周辺環境とのトラブルや最低利用期間・解約時の違約金などの契約会社とのトラブルが挙げられます。 そのため、まず備えておくべきことは、きちんと内容を理解してから契約することです。複数社を比較して、自身の環境に即している内容かどうかを見極めることが必要です。事業者として、トラブルが起きる前にどれだけトラブルの芽を摘んでおけるかがとても重要になります。
個人事業主が決済代行サービス導入の際にデメリットになる課題
キャッシュレス決済会社(クレジットカード会社・電子マネー会社)や銀行などと事業者を仲介する決済代行サービスは、個人事業主でも利用できます。ただ、個人事業主が決済代行サービスを導入する際、デメリットとも言える課題があります。課題は主にこの3つです。

まず、審査が通りにくい場合があることです。求められた書類を提出したり、事前に対策をしたりすればさほど問題でない場合がほとんどですが、個人事業主への審査が厳しめの決済代行サービスもあるとされています。
次に、決済システムを導入する際やそれに伴うサポートサービスに発生する初期費用、顧客情報の管理やキャッシュレス決済で使用する端末にかかる月額固定費の負担です。収入が不安定になりやすい業種の場合、この2つのコストが大きな負担になります。
最後に、入金サイクルの長さです。決済代行サービスで導入できるキャッシュレス決済や請求書払いは、売上発生から手元にお金が入るまでのラグがあります。収入が不安定な業種の場合、発生から売上額が振り込まれるまでが長い決済代行サービスを利用すると、資金繰りが難しくなる可能性があります。
デメリットを乗り越えて導入できる決済代行サービスの条件
では、先述の課題をどう解決・乗り越えて決済代行サービスを導入すればいいのか。本記事では、以下「課題を解決または乗り越えて導入しやすい決済代行サービスの条件」を設定しました。

以下からは上記画像にある3つの条件について解説していきます。少しでも個人事業主が導入しやすい決済代行サービスを探したい方はぜひ把握しておきましょう。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
個人事業主が導入しやすい決済代行サービスの3条件
条件① 個人事業向けを明言している
大前提、個人事業主の申込みを歓迎していない決済代行サービスに申し込んでも意味がありません。個人事業主が公式HPやよくある質問のページで、「個人事業主も利用可能です」と明言されていれば、個人事業主でも審査が通り導入もしやすい可能性が高いと言えます。
また、SNSなどで個人事業主が実際に導入した感想や導入してからトラブル等がチェックできるので、個人向けかどうか見極める判断材料にしてみてもいいでしょう。
条件② 初期費用・月額固定費0円
文字通り初期費用・月額固定費が0円で、決済手数料をはじめとする手数料のみの支払いになります。初期費用のまとまった金額が今手元にない方や、収入が安定しない業種で月額の固定費に不安のある方でも導入を検討できます。
ただ、「初期費用・月額固定費が0円だが決済手数料が他より割高」と感じるサービスを選ぶと、長期的なコストが高くなる可能性があるので、決済手数料が他サービスと同じくらいか割高かを比較しましょう。
条件③ 早期入金 or 即時入金対応サービスがある
決済代行サービスは一般的に「締め日」と「入金日」が設定されており、締め日までの売上額が入金日に事業者の登録口座に振り込まれる仕組みです。この売上が立った日から入金日までの期間を「入金サイクル」と言います。
入金サイクルが長い場合、売上が立った日から入金されるまでに時間がかかるため、事業者の資金繰りに大きく影響します。特に収入が安定しない業種の個人事業主は、資金繰りに苦労する可能性があります。
そこで、「早期入金 or 即時入金対応サービス」がある決済代行サービスを利用すると、資金繰りに余裕が生まれます。経営にもかかわるポイントのため、事前に把握しておくのがおすすめです。

この記事の編集者
ビジネスコンシェルジュ編集部
おすすめの決済代行をまとめた比較表では、 ①個人事業主向けかどうか ②初期費用・月額費用 ③早期入金サービスがある の3点が比較できるようになっています。再度確認したい方は以下のボタンをクリックしてみましょう!
要確認!個人事業主が決済代行サービスの審査を通過するためのポイント

先述の通り、個人事業主が決済代行サービスを導入する際には審査が発生し、信用情報や財務状況がチェックされます。個人事業主の場合、これらの必要情報が不足していると判断されるケースがあります。
ですが、ほとんどの場合は対策をしておけば問題なく審査を通過することが可能です。そこでここでは、決済代行サービスの審査を個人事業主が突破するためにクリアしておくといいポイントをご紹介します。
なお、ご紹介する項目をすべてクリアしても、審査が必ず通るとは言えません。あくまで通る確率をあげる可能性があるものとして参考にしてみてください。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
個人事業主が決済代行サービスの審査を通過するためのポイント
信用情報の問題を解消する
信用情報の傷は決済代行の審査にダイレクトに影響します。問題が解消できるもの、例えば延滞であればすぐ支払いを完了させて、信頼情報の改善を試みてください。
「決済代行会社を介さずにクレジットカード会社等と契約すればいいのでは」と考える方もいるかもしれませんが、仮に個人で決済サービスと契約するとなっても同様の審査は発生します。事業を続ける以上、必ずぶつかる問題なので早め早めに解消に動きましょう。
なお、信用情報機関に任意整理や自己破産などの債務整理の事故履歴がある方は、どうしても審査が厳しくなります。登録される年数は任意整理は借金完済後5年、自己破産は5〜7年なので、規定期間までは審査に落ちやすくなるので把握しておきましょう。
開業届を出す
開業届を出していない個人事業主の方は、税務署に開業届を提出しましょう。開業届は事業の開始を証明でき事業の継続性も明確になるので、信用性が向上して決済代行サービスの審査が通る確率を上げることができます。
開業後1ヶ月の提出が義務付けられている開業届ですが、1ヶ月を過ぎてからの提出でもペナルティはありません。逆に提出しないでい続けることで青色申告が受けられない、屋号名義の銀行口座が作れないなどのデメリットもあります。これを機に手続きに動きましょう。
固定電話を設置する
信頼性の向上のために固定電話を検討してみましょう。固定電話があると事業の実態があると判断され、決済代行の審査が通る確率を上げると言われています。
個人事業主の開業に固定電話は必須ではありませんが、携帯電話による詐欺行為が多い昨今、事業用の番号が携帯番号だと不信感を抱かれる可能性があるとされています。もし置き場の確保や契約の余裕がある場合は、検討してみましょう。
決済代行サービスの選び方|重要な3つのポイント

個人事業主が決済代行サービスを選ぶ際は、先述した個人事業主が導入しやすいかに加え、決済方法や課金方式・コスト・セキュリティ対策の3つのポイントをチェックするのがおすすめです。
ここからは、決済代行サービス選びの重要な3つのポイントについて解説します。より詳しく知りたい方は、「決済代行サービス選びのその他の比較ポイント」をご覧ください。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
決済代行サービス選びに重要な3つのポイント
どのような決済方法・課金方式に対応しているか
まずは、希望している決済手段や課金方式に対応しているかどうか確認しましょう。決済手段には、キャッシュレス決済(クレジットカード・キャリア・コード・電子マネー決済)やコンビニ決済・銀行決済などがあり、取引の相手や企業規模などによって適したものが異なります。
個人向けのECサイトには、クレジットカード決済・電子マネー決済・コンビニ決済、キャリア決済などがおすすめです。一方、法人取引ではクレジットカード決済はもちろんですが、金額が大きくなるケースもあるため銀行振込などに対応したものが最適です。
課金方式には、都度課金方式や継続課金といった複数の課金方式があります。事業規模・取引相手・頻度などに応じて選択しましょう。
コストが適切か

決済代行サービスの多くは、導入時の費用・利用料に当たる月額固定費・各種手数料が発生します。いずれも決済代行会社によって金額が異なるので、よく比較する必要があります。ここからは、決済代行サービスにかかるコストとその特徴について解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
初期費用
初期費用は決済代行サービス導入時にかかる費用です。この初期費用はサービスによって大きく異なりますが、一般的には数万円から数十万円程度が相場とされています。決済代行サービスの種類が増えてきた現在では、初期費用が無料のサービスも出てきています。
初期費用は一度だけの支払いですが、初期費用が高いと導入のハードルを上げてしまうため、しっかりと比較検討することが重要です。
月額固定費用
月額固定費用は、決済代行サービスを利用するために月額で支払う費用です。サービス提供者やプランによって大きく異なり、多くの基本プランでは数百円から数千円程度または無料となっています。
無料や低額の月額固定費用サービスでは機能に一定の制限があることも多く、取引量が一定数を超えた場合や特定の機能を使用する場合に、追加費用が発生することもあります。そのため、必要な機能を追加した結果、月額固定費用が数万円になることも少なくありません。
また、月額固定費用が完全に無料である代わりに、決済手数料が高めに設定されている場合もあります。月額固定費用が低くても、長期的には決済手数料のコストが負担となる可能性があるため注意が必要です。
各種手数料
決済代行サービスでは、決済手数料・振込手数料・取消手数料・トランザクション費用などの複数の手数料が発生する場合があります。これらの手数料はサービスや決済金額ごとに価格が異なるため、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
特に、高額な商品やサービスを提供している場合、手数料が高いと大きな負担となる可能性があるため、自社が提供するサービス内容などを考慮しながら確認を行いましょう。
セキュリティ対策は万全か
決済代行サービスを利用する場合、顧客がクレジットカードなどの個人情報を入力する場合があるため、ベンダーがどのようなセキュリティ対策を行っているか確認しましょう。万が一個人情報などが流出した場合、信用の失墜や訴訟に発展する恐れがあるため、セキュリティは重要なポイントです。
確認すべきは、クレジットカード情報の保護における国際基準である「PCI DSS認証」や、個人情報の管理体制整備を証明する「プライバシーマーク」、情報セキュリティを適切に管理・運用していることを証明する「ISMS認証」などを取得しているかどうかです。
これらの認証は厳しい審査を突破して得られるものなので、セキュリティの安全性を判断する指標となります。
決済代行サービス選びのその他の比較ポイント

決済代行サービスを選ぶ際は、先述した重要な3つのポイント以外にも以下のような点に注意しましょう。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
決済代行サービス選びのその他の比較ポイント
サポート体制は充実しているか
決済代行サービスを選ぶ際は、サポート体制が充実しているかも比較要素になります。サポート体制が充実している決済代行サービスを選択できれば、急なトラブルやエラーが発生した際もリアルタイムで対応してくれるため、顧客を逃すことがありません。
確認しておくべき事項は、「夜間や休日でも対応してくれるか」「問い合わせ先がしっかり明記されているか」です。ベンダーによっては対応日時が限定的だったり、問い合わせ先がわかりにくかったりする場合があるので、注意してください。
特に初めて決済代行サービスを利用する場合には、手厚いサポートのある決済代行会社が適しています。分からないことや不明点があっても、丁寧なサポートがあれば導入もスムーズに進められます。
導入実績は豊富か
決済代行サービスを厳選する際は、導入実績についても確認するのがおすすめです。個人事業主との豊富な導入実績のあるサービスなら安心して使うことができます。導入実績は決済代行会社の公式ホームページなどに掲載されているため、導入前に確認しましょう。
また、個人事業主以外にも有名な大企業や中小企業の導入実績があればより安心感が得られるので、個人事業主以外にどんな企業にもサービスを提供しているかもチェックしてみてください。
他システムと連携できるか
決済代行サービスを選ぶ際は、他システムとの連携にどれくらい対応しているかをチェックするのもおすすめです。連携できるシステムには、会計システム・CRMシステム・SFAシステム・ERPシステムなどがあります。特にすでにこれらのシステムを導入している個人事業主は、自社が使っているものに対応しているか確認してください。
まとめ
決済代行サービスによるキャッシュレス決済導入は企業がターゲットというイメージがありますが、実際にはフリーランスや個人事業主も利用できます。ただし、個人事業主に対する審査が厳しいケースもあるため、現実的に導入可能性が高いものの中から最適なサービスを見つけましょう。
また、個人事業主向けの決済代行サービスを選ぶ際は、対応している決済方法や課金方式を確認しておくことが重要です。ターゲット層に合ったキャッシュレス決済に対応しているサービスを選び、サポート体制や導入実績にも注目して選びましょう。
\決済代行サービスについてもっと知りたいならこちら!/

【経営コンサル監修】決済代行サービスのおすすめ19選を徹底比較
決済代行サービスとは、クレジットカード決済やQR決済などをはじめとする複数の決済手段を一括契約で導入できるサービスのことです。本記事では、決済代行サービスの導入を検討している方のために、おすすめの決済代行サービスや選び方、導入する際の注意点を解説しています。



































税理士法人V-Spiritsグループ代表
中野 裕哲
明確に個人事業主だから落ちやすい、法人だから受かりやすいという基準はありません。 ただし、個人事業主が法人と比較して事業実態が不透明になりやすいなど信頼性の点で不利になる場合もあります。 しかしながら、確定申告書など書類をきちんと整備することなどによって、事業実態を明確にすることで十分審査に通る可能性はあります。