無料のタレントマネジメントシステムおすすめ3選|選び方も解説
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- タレントマネジメントシステムを利用することで、戦略的な人材配置や育成が行える
- 無料のタレントマネジメントシステムなら、導入・運用コストを削減できる
- 無料のタレントマネジメントシステムを選ぶ際は、機能制限や利用期間制限を確認する
タレントマネジメントシステムを活用することで、従業員の情報を一元管理し、戦略的に人材配置・育成を行うことができます。本記事では、無料のタレントマネジメントシステムのメリット・選び方のポイントを解説し、おすすめの無料のタレントマネジメントシステムを紹介します。
目次
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タレントマネジメントシステムは無料で使える
タレントマネジメントシステムは、企業が従業員の能力やパフォーマンスを効果的に管理し、育成するためのシステムです。企業が従業員を戦略的に育成し、人材戦略を効果的に展開する手段として活用されています。
タレントマネジメントシステムの主な機能としては、人事データベース、人材獲得・採用支援、パフォーマンス管理、スキル管理、継続的な教育・トレーニングプログラムの提供などがあります。
有料のシステムが多いですが、中には無料で使えるツールも存在し、基本的な機能や少人数向けのプランなどが提供されています。この記事では、無料のタレントマネジメントシステムのメリットや選ぶ際のポイントを交え、おすすめのシステムを紹介します。
タレントマネジメントシステムとは?機能や選び方、メリットを解説
タレントマネジメントシステムは、従業員の個人情報やスキルなどのデータを一元管理・分析できるシステムです。本記事では、タレントマネジメントシステムをよく知らない方のためにシステムの機能やメリット・デメリット、選び方を解説しています。
無料のタレントマネジメントシステムを利用するメリット
無料のタレントマネジメントシステムを利用するメリットは多くあります。コストをかけずに従業員の育成やパフォーマンス管理ができることは、最大のメリットです。以下では、無料のタレントマネジメントシステムを利用するメリットについて詳しく解説します。
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無料のタレントマネジメントシステムを利用するメリット
コストを削減できる
無料のタレントマネジメントシステムの利用は、特に予算が限られているスタートアップ企業や中小企業にとっておすすめです。
有償のシステムに対し、無料のシステムはライセンス費用等が不要です。また、クラウドベースでの提供が一般的なため、インフラ設備などに関連するコストも大幅に削減できます。
無料のシステムでも基本的なタレントマネジメント機能を提供しており、必要な情報を効率的に収集し、従業員の育成や評価を行うのに役立ちます。
必要な機能や導入効果を確認できる
タレントマネジメントを初めて導入する場合、実際に自社に導入した際にどのような効果があるのか、具体的にイメージを描きにくいことも多いです。また、システムによって機能や仕様が異なるため、どれが最も自社に合っているのかわからないこともあるでしょう。
無料のタレントマネジメントシステムはコストがかからないため、こういった場合にも有効です。システムを試験的に使ってみることで、自社に必要な機能や導入効果が明確に見えてきます。
それを踏まえ、どのシステムが自社に合っているのかや、無料のツールで十分なのか、もしくは有料のツールの方が良いのか、といった検討がしやすくなります。
カスタマイズできる可能性がある
無料で利用できるタレントマネジメントシステムの中には、オープンソース型のものもあります。オープンソースとは、ソースコードが一般に公開され、誰でもアクセスできるフリーのソフトウェアのことです。
オープンソースのシステムでは、ユーザーは必要に応じてシステムをカスタマイズできるため、自社特有の要件やニーズに合わせやすいメリットがあります。新しい機能の追加、外部システムとの統合、セキュリティ対策の実施などができ、柔軟性が高いのが特徴です。
オープンソース型のタレントマネジメントシステムを利用し、カスタマイズすることで、自社の組織構成やニーズにマッチした、最適なツールを独自に構築することができます。
無料のタレントマネジメントシステムを選ぶ際のポイント
無料のタレントマネジメントシステムを選ぶ際は、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。ここからは、どのようなポイントに焦点を当てて無料のシステムを選択すべきかについて詳しく解説します。
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無料のタレントマネジメントシステムを選ぶ際のポイント
機能や利用期間は十分か
多くの無料システムでは、一定の期間や特定の機能、ユーザー数に制限が設けられています。この制限を超えると、料金が発生する場合があります。
したがって、組織のニーズに合ったシステムを選ぶには、利用期間や必要な機能が無料プランで事足りるかどうかを検討することが大切です。特に成長中の企業や大規模組織では、これらの制限が課題となることがあります。
オープンソースかどうか
前述のように、オープンソースのシステムはソースコードにアクセスでき、カスタマイズや拡張が可能です。これにより、特定の要件やニーズに合わせてシステムを調整できます。
ただし、オープンソースを利用する際にはライセンスの確認が必要です。オープンソースはそれぞれ異なるライセンスを持ち、利用条件も異なることがあります。商用利用に関する制約や再配布に関する要件がある場合もあるため、よく確認しておきましょう。
有料プランに移行しやすいか
始めは無料のシステムを導入しても、企業の成長などに伴って機能の不足を感じる場合もあります。オープンソースのシステムであれば、自社で機能追加をすることもできますが、そうでない場合はシステムの乗り換えやプラン変更をする必要があります。
スムーズにシステムの拡張を行うには、同じサービス内でプランを変更する方法がおすすめです。プラン変更のみであれば、データの移行などを必要としない場合が多いです。
今後、組織の拡大が見込まれる場合には、有料プランの機能や料金を確認したうえでシステムの選定をしましょう。
無料で使えるタレントマネジメントシステムおすすめ3選
GOOD
ここがおすすめ!
- シンプルかつ柔軟性の高さが魅力で、必要なものを必要なだけ組み合わせられる
- 最短で導入直後から利用でき、システムとの連携も豊富
- 人事評価や人材配置に対応し、ユーザーがユーザーから学べるコミュニティの場もある
MORE
ここが少し気になる…
- スマホ対応で手軽にアクセスできて誰でも見れてしまうため、セキュリティが心配
料金(税別) | ・初期費用 問い合わせで確認 ・月額費用 問い合わせで確認 |
総合型 | - |
人事評価特化型 | ◯ | 目標管理・育成(スキル)型 | ◯ |
人材活用型 | - | 採用管理機能 | ◯ |
離職管理機能 | ◯ | レポート機能 | ◯ |
適性検査 | ◯ | 人事評価 | ◯ |
対応評価方法 | ・360度評価 ・OKR ・MBO ・コンピテンシー評価 |
スキル管理 | ◯ |
目標管理 | ◯ | 研修・e-ラーニング | - |
人材配置提案 | - | 検索機能 | ◯ |
プライバシーマーク | ◯ | 連携 | ・Slack ・SPI3 ・マネーフォワード クラウド給与 ・GMOトラスト・ログイン ・sonar ATS ・採用一括かんりくん ・給与奉行クラウド ・HERP Hire ・SmartHR ・moconavi ・infoScoop x Digital Workforce ・メタップスクラウド ・ラフールサーベイ ・マネーフォワード Admina ・BizteX Connect ・ジョーシス ・YESODディレクトリサービス ・Bundle ・リクナビHRTech ・パナリット ・OneLogin ・HENNGE One ・CloudGate UNO ・LOCKED ・Extic ・learningBOX ・Bundle ・OPTiM ・KDDI Business ID ・その他 |
対応言語 | 英語 | そのほかの機能 | ・ES調査 ・モチベーション分析 ・ダッシュボード ・人材データベース ・社員リスト ・組織ツリー図 |
無料トライアル | ◯ |
GOOD
ここがおすすめ!
- どこでも好きな時にオンライン研修が受講できる「e-ラーニング」対応
- 人材育成や管理だけでなく、入社手続きから年末調整まで行える「労務管理」機能がある
- 評価結果による昇給昇格のシミュレーションがしやすく、変化後の給与も自動で算出できる
MORE
ここが少し気になる…
- 人材の評価や傾向に優れている一方、その他の機能はやや物足りない
料金(税別) | ・初期費用 問い合わせで確認 ・月額費用 問い合わせで確認 |
総合型 | ◯ |
人事評価特化型 | ◯ | 目標管理・育成(スキル)型 | ◯ |
人材活用型 | ◯ | 採用管理機能 | ◯ |
離職管理機能 | ◯ | レポート機能 | ◯ |
適性検査 | ◯ | 人事評価 | ◯ |
対応評価方法 | ・360度評価 ・コンピテンシー評価 ・OKR ・MBO ・その他 |
スキル管理 | ◯ |
目標管理 | ◯ | 研修・e-ラーニング | ◯ |
人材配置提案 | ◯ | 検索機能 | ◯ |
プライバシーマーク | ◯ | 連携 | ・SmartHR ・freee人事労務 |
対応言語 | 英語 | そのほかの機能 | ・eラーニング・研修管理 ・健康管理・ストレスチェック ・人材データベース ・人材データ分析 ・人的資本ダッシュボード ・労務管理 ・アンケート ・サンクスポイント ・TPOD(組織診断) ・人事FAQ |
無料トライアル | - |
GOOD
ここがおすすめ!
- 人数により細かなプランが設定されており、費用を抑えながら社員のスキル管理を行える
- スキル管理に特化しており、スキルシートのPDF・Excel出力や統計表示が利用できる
MORE
ここが少し気になる…
- タブレットサイズには対応しているが、スマホには対応していない
料金(税別) | ・初期費用0円 ・ライトプラン(31~100名) 1ヶ月あたり19,000円 ・スタンダード(101~300名) 1ヶ月あたり36,000円 ・エンタープライズ(301名) 1ヶ月あたり1ユーザー90円 |
総合型 | - |
人事評価特化型 | ◯ | 目標管理・育成(スキル)型 | ◯ |
人材活用型 | - | 採用管理機能 | - |
離職管理機能 | - | レポート機能 | - |
適性検査 | - | 人事評価 | ◯ |
対応評価方法 | - | スキル管理 | ◯ |
目標管理 | - | 研修・e-ラーニング | - |
人材配置提案 | - | 検索機能 | ◯ |
プライバシーマーク | - | 連携 | - |
対応言語 | - | そのほかの機能 | ・無料デモあり ・常時SSL暗号化 ・サイバー攻撃対策 ・経験プロジェクト管理 ・研修履歴管理 ・ポートフォリオ管理 ・プロジェクト管理 ・スキルシート自動反映 ・スキルシートプレビュー ・スキルシートPDF/Excel出力 ・スキル、資格、職種の統計表示 ・API提供(問い合わせで確認) |
無料トライアル | - |
その他のタレントマネジメントシステムの選び方
タレントマネジメントシステムを選択する際は、下記の「重要な3つのポイント」に留意しましょう。まずは、自社の目的に合った機能が必要です。どのような人材管理機能が必要で、目標達成にどの機能が貢献するかを検討する必要があります。
次に、他のシステムとの連携性が重要です。自社で使用している既存のシステムやツールと統合できるかどうかを確認します。
また、自社の規模に合ったシステムかどうかも評価しましょう。システムは企業の規模に適していなければなりません。小規模企業には簡易なソリューションが、大規模企業にはスケーラビリティのあるシステムが適しています。
さらに、「その他の比較ポイント」もシステムの運用に関わる重要なポイントとなりますので、確認しておきましょう。
【重要な3つのポイント】
- 自社の目的に合った機能か
- 他のシステムとの連携性能があるか
- 自社の規模に合っているか
【その他の比較ポイント】
- 使いやすいか
- セキュリティは万全か
- サポート体制は整っているか
まとめ
タレントマネジメントシステムは人材の効率的な管理を支援するツールで、無料のオプションも存在します。無料で使えるシステムを選ぶ1番のメリットは、コストの削減です。特に予算が限られているスタートアップ企業や中小企業におすすめです。
さらに、オープンソースのシステムを選択すれば、ソースコードにアクセスでき、必要に応じてカスタマイズが可能です。ただし、無料のシステムを選ぶ際には、機能や利用期間に制限があることが多いため、自社の要件に適合するか検討が必要です。
タレントマネジメントシステムは、現代の多様なビジネス環境で競争力を維持し、成長を遂げるために効果的なツールです。まずは無料のシステムを試して、その導入効果を確認してみましょう。