無料で使える受付システムおすすめ4選|選ぶ際のポイントも解説

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- 受付業務を自動化・効率化できる受付システムには、無料で利用可能なものもある
- 無料の受付システムはコストをかけずに導入できるが、機能や利用端末数は限られている
- 無料の受付システムを選ぶ際は、無料で使える期間・機能・利用端末数などを確認する
受付業務を自動化・効率化できる受付システムには、無料で利用可能なものもあります。無料のため、コストをかけずに受付業務を効率化できるのが最大のメリットです。本記事では、無料で使えるおすすめの受付システムや選定ポイントなどを解説します。
目次
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受付システムを無料で利用しよう

受付システムは、来訪者の登録や識別、案内を行うためのデジタルツールです。従来の受付業務は人手が必要でしたが、自動化された受付システムにより、近年では効率的な来訪者管理を実現しています。
受付システムは来訪者の情報をデジタル化し、セキュリティ強化と合わせて受付業務の負担を軽減します。また、受付システムの中には、無料で利用できるものも存在します。機能などに制限があるものの、予算が限られている場合でも手軽に利用可能です。

受付システムとは、来客対応や電話による取次業務などの受付業務を自動化できるシステムです。テレワークの普及により、オフィスへの来客者が減ったことで導入している企業も増えています。本記事では、受付システムの機能やメリット・デメリット、選び方を解説しています。
無料で使える受付システムのメリット

無料で使える受付システムは、来訪者の登録や管理、通知などの基本的な機能を備えており、コストを抑えながら受付業務の効率化が可能です。また、無料のシステムは機能がシンプルで使いやすいものが多く、技術的な知識がなくても簡単に設定・運用ができます。
ここでは、無料で使える受付システムのメリットを解説します。
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無料で使える受付システムのメリット
コストを抑えて業務を効率化できる
一般的に、受付システムの導入には初期費用や月額費用が必要です。しかし、無料の受付システムではこれらの費用が発生しないため、長期的に見ても経済的な負担を最小限に抑えられます。
また、従来の受付業務では、来訪者の受付や管理に多くの時間と労力がかかりますが、受付業務を自動化できるシステムを利用することで、受付業務に費やす時間と人件費の削減も可能です。
初めてでも気軽に導入できる
無料の受付システムは機能がシンプルなものが多く、簡単に扱えるシステムがほとんどです。導入後のサポートやアップデートが提供されることもあり、技術的な知識に精通していなくても導入しやすいといえます。
そのため、受付システムを初めて導入する企業にもおすすめです。どのような受付システムが自社に適しているか見極めたいといった場合でも、コストを気にせず試しやすいのもメリットです。
複数のシステムを比較検討できる
無料で使える受付システムは、複数のシステムを実際に使用しながら比較検討できます。有料システムの場合、導入前に機能や使い勝手を完全に把握することが難しく、導入後に期待通りではなかったと失敗するリスクがあります。
しかし、無料のシステムであれば、実際の業務環境で複数のシステムを試用し、自社の業務フローとの相性や操作性、顧客からの反応などを詳細に比較できて便利です。
無料で使える受付システムのデメリット

無料の受付システムは、コストをかけずに受付業務を効率化できるのがメリットですが、無料であるが故のデメリットも存在します。デメリットも把握したうえで、無料の受付システムが自社にとって有益なものか慎重に判断しましょう。
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無料で使える受付システムのデメリット
利用できる機能に制限がある
無料プランでは、有料プランに比べて利用できる機能が限られていることが多く、特定のニーズを満たすための機能が欠けている場合があります。
例えば、詳細な訪問者追跡やデータ分析機能、カスタムブランディングなど、ビジネスの成長に伴って必要となる機能が、無料プランでは利用できないケースがほとんどです。
そのため、受付業務の効率化だけでなく受付によって得られるデータを活用したい場合は、有料プランの導入を検討しましょう。
受付数や利用端末数が限られている
無料の受付システムの多くは、受付数や利用できる端末数に制限が設けられており、受付が複数ある企業・来訪者が多い企業には不向きです。受付数は月に100件までといったシステムもあり、受付数が上限を超えるとシステムでの受付が行えなくなります。
さらに、端末に関して、AndroidまたはiPadのみ対応といったデバイスの制限が想定される場合、システムに合わせてデバイスを用意する必要があります。
無料で使える受付システムの選定ポイント

無料の受付システムを選定する際には、まず無料で利用できる期間の確認が重要です。そして、無料で提供される機能の範囲や端末数も確認しましょう。ここでは、無料で使える受付システムの選定ポイントを解説します。
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無料で使える受付システムの選定ポイント
無料で使える期間をチェック
複数のベンダーから多種多様な受付システムが提供されていますが、システムごとにプランが異なります。一部のシステムでは完全な無料プランが提供されており、期間の制限なく基本的な機能を利用することが可能です。
しかし、多くの受付システムは期間限定の無料トライアルを提供しており、期間が終了すると自動的に有料プランに移行します。無料トライアルの期間は数週間から数ヶ月の期間で、トライアル期間終了前にメールなどで通知が届くのが一般的です。
そのため、無料トライアルを利用する際には、その期間と終了後の料金プランについて十分に理解し、自社のニーズに合ったプランの選択が必要です。
無料で使える機能をチェック
無料の受付システムでも基本的な機能は利用可能ですが、より高度な機能やカスタマイズオプションの利用は制限されていることが多いです。
ビジターのログ記録や自動通知、データのエクスポート機能など、必要な機能が明確になっている場合は、それらの機能が無料プランに含まれているかを確認しましょう。
また、無料プランの中には、初期段階では全機能が利用可能でも、一定期間後に一部の機能がロックされるものもあります。そのため、長期的な使用を考えている場合は利用できる期間にも注意が必要です。
自社に合った受付方法が無料で利用できるかチェック
無料版の受付システムを選定する際は、提供される受付方法が自社のニーズに合致しているかを確かめましょう。
多くの無料システムは、予約管理や来客記録などの基本機能を備えていますが、顔認証やQRコード読み取りといった高度な受付機能は、プランごとに制限されているのが一般的です。
セキュリティの強化などを目的に、高度な受付機能を必要とする場合は、無料版の範囲を超えた有料版の導入も検討しましょう。
無料で使える端末数をチェック
多くの無料プランでは使用できる端末の数が限られており、複数の受付スペースを持つ企業や施設にとっては、大きな制約となり得ます。例えば、1つの受付システムを複数の入口やフロアで利用したい場合、無料プランではニーズを満たせません。
また、現在のビジネスニーズだけでなく、将来的な計画も考慮に入れることが重要です。端末数の制限により、必要な場所のすべてでシステムを利用できない場合、追加のコストが発生するか、別のシステムへの移行が必要になります。
利用可能な端末数を確認し、自社の運用規模や将来の拡張計画に適合しているかを慎重に検討しましょう。
無料の受付システムおすすめ4選
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【完全無料プランあり】おすすめの受付システム
ここがおすすめ!
- アプリのため基本料が無料で手軽に使える
- 面倒な初期設定がなく「ダウンロード」のみで始められる
- 来訪者の手書き入力機能を使ってデータの一元管理が可能
ここが少し気になる…
- iOS12、4.4以下のAndroid端末では利用ができない
【無料トライアルあり】おすすめの受付システム3選
株式会社RECEPTIONIST
RECEPTIONIST

ここがおすすめ!
- ドラマの参考にもなったハイセンスなデザイン
- 「入退館記録」や「会議室管理」「QRコード受付対応」といった効率化に役立つ機能を搭載
- 来客通知は直接担当者にいくため、来客用の固定電話撤廃にも効果的
ここが少し気になる…
- 通知や会議室予約機能は外部サービス連携推奨となる
ここがおすすめ!
- 必要機能はすべて基本料金内に含まれており低コストで利用可能
- 導入企業側にも来訪者側にもありがたい機能が充実
- 画面表示がシンプルで初心者でも分かりやすく、安心して使える
ここが少し気になる…
- UIの使用感に問題があり、操作に時間がかかる
ここがおすすめ!
- フリーアドレスを快適にする「座席予約機能」つき
- 会議室のチェックイン機能を搭載しており、入退室の管理が可能
- 「受付チェックイン機能」で取次業務を効率化できる
ここが少し気になる…
- 外部会議室利用機能の予約数に制限があり、会議が多い企業だと不便
無料の受付システムを導入する際の注意点

無料の受付システムは、導入コストをかけずに業務効率化を図れる便利な選択肢ですが、実際に導入する際にはいくつかの注意点があります。ここでは、無料の受付システムを導入する際の注意点について解説します。
セキュリティ対策の水準を確認する
受付システムでは、来訪者の氏名や連絡先などの個人情報を扱うため、セキュリティの確保が不可欠です。しかし、無料プランでは暗号化通信やデータ保護体制が不十分な場合もあります。
特に、クラウド型サービスの利用では、通信の暗号化方式やデータ保存先のサーバーがどこにあるのかなど、安全性に関する仕様とセキュリティ対策の水準を事前にチェックしなければなりません。
社内のセキュリティポリシーと照らし合わせながら、安心して運用できるかを慎重に判断しましょう。
導入後のサポート体制に注意する
無料プランでは、問い合わせ対応や導入時のサポートが制限されていることが多いです。例えば、メールでの対応に限定されていたり、返信までに時間がかかったりするケースも少なくありません。
トラブルが発生した際にすぐに相談できる体制が整っていないと、業務が滞るリスクが高まります。そのため、無料プランでも最低限のサポート体制があるか、有料プランに移行した際のサポート内容についても、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。
その他の受付システムの選び方

受付システムを選ぶ際には、システムがタブレット型か・専用端末型かを考慮しましょう。タブレット型は柔軟性が高く、設置場所を選ばない一方で、専用端末型は耐久性や専門的な機能に優れていることが多いです。
また、通知方法が自社の業務フローや通信環境に適しているかも重要な判断基準です。例えば、メールやスマートフォンアプリを通じての通知が可能かどうかは、業務の効率化に大きく影響します。
その他、以下のようなポイントも総合的に評価することで、自社のニーズに最適な受付システムの選定が可能です。
【重要なポイント2つ】
- タブレット型か専用端末型か
- 通知方法が自社に合っているか
【その他の比較ポイント】
- 来訪者が操作しやすいか
- セキュリティ対策は万全か
- サポート体制は充実しているか
- 多言語に対応しているか
まとめ

受付システムは、来訪者の登録や識別、案内を自動化するデジタルツールであり、無料で利用できるものも存在します。しかし、無料プランには機能や利用端末数の制限があることが一般的です。
無料の受付システムのメリットとしては、初期費用や月額費用が不要で、基本的な機能を備えている点が挙げられます。そのため、発生するコストを抑えて業務を効率化し、技術的な知識がなくても簡単に導入できます。
無料の受付システムを導入する際には、システムがタブレット型か専用端末型か、通知方法が自社に合っているかなど、さまざまなポイントを考慮しながら自社のニーズに合った適切なシステムを選択しましょう。