API連携ができるおすすめの予約管理システム2選|選び方も解説
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- API連携とは、APIを使って外部のアプリケーションやシステムとデータを連携すること
- API連携ができる予約管理システムの導入で、システム開発のコスト・手間削減に繋がる
- API連携ができる予約管理システムを選ぶ際は、取得できる情報や料金などを確認する
予約管理システムとは、オンライン上で予約受付ができるシステムのことです。予約管理システムを他のツールとAPI連携させることで、システムの利便性向上に繋がります。本記事では、API連携のメリットや、API連携対応のおすすめの予約管理システムなどを解説しています。
目次
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API連携ができる予約管理システムとは

予約管理システムとは、予約の受付や管理などをオンライン上で行えるシステムのことです。予約管理システムによって、予約のミスや漏れを防止でき、効率的な管理を行えることから、飲食店や美容室などでの導入が進んでいます。
予約管理システムの中には、API連携によって他のシステムと連携できる機能を備えたものもあります。予約管理システムを他のシステムと連携させることで、予約に必要な情報を簡単に取得でき、さまざまなメリットが得られます。
本記事では、API連携ができる予約管理システムのメリットや選び方を交えて、おすすめのAPI連携機能搭載の予約管理システムを紹介します。

予約管理システムとは?導入のメリットや選び方のポイントも解説
予約管理システムとは、お店への来店予約をオンラインでできるよう顧客に提供するシステムのことです。この記事では、予約管理システムの主な機能やシステム導入によるメリット・デメリット、システムを選ぶ際の比較ポイントなどについて詳しく解説します。
API連携とは
APIとは「Application Programming Interface」を略した言葉で、異なるシステム同士を接続するプログラムのことを指します。API連携によって、異なるシステムやソフトウェア間におけるデータのやり取りをスムーズに行えます。
APIを活用することによって、他のシステムから予約管理システムにデータを取り込んだり、予約管理システムから他のシステムにデータを受け渡したりすることができます。API以外にも連携の手段はありますが、APIは自動で連携が行われる点で優れています。
予約管理システムとのAPI連携がおすすめな主なシステム

予約管理システムとAPI連携できるシステムは多く、POSシステムやCRMなどが挙げられます。ここでは、予約管理システムとのAPI連携が特におすすめなシステム・ツールについて解説します。
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POSシステム
「POS」とは、日本語では「販売時点情報管理」を意味し、「POSシステム」は店舗の商品情報や在庫情報などを一元的に管理できるシステムです。
POSシステムと予約管理システムを連携することで、POSシステムで登録された予約会計データを予約管理システムに自動で反映できます。また、予約情報をリアルタイムで更新できるため、適切な在庫管理や売上予測の精度向上にも繋がります。
CRM
CRMは、自社と顧客との関係性を管理するためのシステムです。顧客情報を蓄積し、それを整理・分析して営業やプロモーション、顧客対応の改善などに繋げることができます。
CRMは営業ツールなどさまざまなツールと連携させて使うことが多いですが、その1つが予約管理システムです。
予約情報を顧客情報の一部として統合させることで、顧客1人ひとりの情報の充実にも繋がり、それに合わせた顧客とのコミュニケーションも図ることができます。
カレンダーアプリ
店舗の運営などにおいて、カレンダーアプリを使ってスケジュール管理をしているケースも多いでしょう。予約管理システムとカレンダーアプリを連携させれば、予約以外のスケジュールも合わせて管理できるため利便性が高まります。
予約の情報を手動でカレンダーアプリに転記することもできますが、手間がかかります。APIを使って自動で予約データを取り込めるようにしておけば、負担軽減になると同時に、ミスや漏れもなくなるでしょう。
SNS
SNSとは、「ソーシャルネットワーキングサービス」の略であり、LINEやX(旧Twitter)、Instagramなどが該当します。近年、多くの顧客がSNSを利用しているため、予約管理システムと連携することで、顧客にとっての利便性を高められます。
具体的には、連携によってSNSから予約ができたり、予約の確認やリマインドを送ったりすることができます。特にユーザーが多いLINEと連携ができると、顧客とのコミュニケーションの効率化や効果的なマーケティングを実施でき、予約率の向上にも期待できます。
API連携ができる予約管理システムを導入するメリット

API連携が可能な予約管理システムを導入すると、必要な情報をリアルタイムに取得できるほか、顧客情報の分析や活用が容易になります。
また、システム開発にかかるコストや手間が削減され、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。ここでは、予約管理システムの導入によるメリットについて解説します。
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API連携ができる予約管理システムを導入するメリット
リアルタイムに情報を自動連携
API連携が可能な予約管理システムでは、異なるシステム間でリアルタイムに情報を自動連携することができます。これにより、予約のミスや重複を防ぐことが可能です。
たとえば、予約管理システムと店舗のカレンダーを連携させることで、予約の状況をカレンダー上でリアルタイムに共有できます。また、顧客情報システムとの連携により、顧客データが自動的に反映され、情報が変更された際の更新漏れを防ぐこともできます。
顧客情報の分析・活用
API連携ができる予約管理システムでは、予約管理において取得した顧客情報を自動的にデータ化できます。
例えば、顧客の個人情報や属性に加え、利用日・内容・金額などの情報を取得可能です。これらの情報は、さまざまな分析に活用することができます。これらの情報の分析によって、顧客の動向を迅速に把握でき、効果的な戦略の策定に役立てられます。
開発にかかるコスト・手間の削減
API連携が可能な予約管理システムの導入によって、システム開発にかかるコストや手間を削減する効果が見込めます。
自社が求める機能を全て備えたシステムを新たに開発する場合、システムの構造が複雑になり、開発に時間がかかってしまうでしょう。また、自社で運用を行う際は、システムの機能に応じた適切な管理やメンテナンスも求められます。
しかし、API連携によって既存のシステム同士の機能を相互に活用することで、複雑なシステムの開発が不要になります。
セキュリティレベル・顧客満足度の向上
顧客情報を取り扱う予約管理システムにおいては、セキュリティレベルの維持が不可欠です。自社システムでセキュリティ対策を行う際は、専門知識を有するスタッフの配置が求められます。
一方で、すでにセキュリティレベルの高い外部システムとAPI連携を行えば、コストを抑えながら高いセキュリティ性を確保できます。また、顧客が普段使用するツールとのAPI連携によってユーザビリティが向上し、顧客満足度を高める効果も期待できます。
API連携ができる予約管理システムを選ぶ際のポイント

API連携ができる予約管理システムを選ぶ際は、取得できる情報やプラン内容を確認しましょう。ここからは、API連携ができる予約管理システムを選ぶ際のポイントについて解説します。
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API連携ができる予約管理システムを選ぶ際のポイント
必要な情報を取得できるか
API連携ができる予約管理システムを選ぶ際は、自社が必要な情報を取得できるかを確認することが重要です。求める情報を取得できない場合、API連携ができるシステムを導入してもニーズに合っていないため、無駄なコストが発生するだけになる恐れがあります。
また、システムによって機能の数や内容が異なるため、自社が求める機能や必要な情報を洗い出すことが大切です。自社に必要な機能や情報を洗い出すには、現状の課題やAPI連携可能な予約管理システムを導入する目的を明確にしましょう。
API連携にかかる料金を確認
システムによっては複数の料金プランが設定されており、プランによってAPI連携の可否が変わる場合がある点にも注意が必要です。具体的には、API連携が標準搭載されているケースと、オプションとして追加料金を支払うことで利用できるケースがあります。
その場合は、追加料金はいくらなのか、標準搭載されている上位プランの方が適切か、などを検討し、費用対効果が見込めるプランを選定すべきです。
連携がしやすいか
API連携ができる予約管理システムを選ぶ際は、連携のしやすさも確認しましょう。機能が多い・管理画面が見にくいといったシステムの場合は、担当者が操作しにくくなり、作業効率が落ちる可能性があります。
そのため、無料トライアルなども活用して、導入する前に連携や操作のしやすさを確認しておくことがおすすめです。
おすすめのAPI連携ができる予約管理システム2選
ここがおすすめ!
- シンプルな操作ですぐに使え、利用中の予約管理ツールからの移行もらくらく
- 予約管理だけでなく「決済サービス」にも対応
- 余計な費用がかからない分かりやすい料金体系
ここが少し気になる…
- 時間予約制の店舗や出張サービス・複数スタッフがいるなど、向いている業種が限られる
株式会社シーエーシー
秘書室システムOlive

ここがおすすめ!
- メール機能不要で連絡が取れる「おしらせ」機能を搭載し、連絡媒体の統一を図れる
- ユーザー権限により役員のスケジュールの公開可能・不可が選択できる
- 手土産や会食のお店などの重複を避けられる記録・検索機能を搭載
ここが少し気になる…
- あくまでも秘書視点で利用しやすい機能に特化
その他の予約管理システムの選び方

予約管理システムを選ぶ際は、まず自社の業種に合っているかを確認しましょう。また、自社のニーズに合った予約方法や機能を備えているかどうかも重要なポイントです。
重要なポイントに基づいてシステムを絞り込んだら、マルチデバイスへの対応可否やセキュリティ対策などにも注目し、比較検討を行いましょう。これらのポイントを確認することで、より自社に適した予約管理システムの導入に繋がります。
【重要なポイント】
- 自社の業種に合っているか
- 自社に合った予約方法を設定できるか
- 自社に必要な機能が備わっているか
【その他の比較ポイント】
- マルチデバイスに対応しているか
- 予約時にURLを発行できるか
- セキュリティ対策は万全か
- 無料プラン・トライアルがあるか

予約管理システムとは、予約情報を自動で管理し、業務を効率化してくれるシステムのことを言います。本記事では、予約管理システムの導入を考えていてもどれが適しているのかわからない方に向けて、おすすめの予約管理システムとその選び方などを詳しく解説しています。
API連携ができる予約管理システムを導入する際の注意点

API連携を利用することで予約管理業務をより効率化できますが、システムによって連携できる外部システムは異なるため注意が必要です。現状連携が必要なシステムのみならず、将来的に利用する可能性のあるシステムと連携できるかも確認しておくと良いでしょう。
例えば現在はCRMのみと連携したいと考えていても、ビジネスの拡大に伴って、在庫管理システムや勤怠管理システムなどとの連携が必要になるかもしれません。このような場合に備え、多くのシステムと柔軟に連携できる予約システムを選んでおくと安心です。
どのシステムと連携できるかは、公式サイトの他、問い合わせで確認することもできます。特に、既存システムとの連携可否を個別に確認したい場合は、直接問い合わせるのが最も確実です。また、問い合わせることで、サポート体制の品質についても確認できるでしょう。
まとめ

予約管理システムとは、オンライン上で予約の受付や管理を行うシステムです。予約管理システムの中には、API連携が可能なものもあり、API連携によってシステムの開発や運用にかかるコストの削減が期待できます。
また、リアルタイムで情報を共有できる他、顧客情報の自動取得や分析、セキュリティレベルや顧客満足度の向上も可能です。
ただし、システムによって取得できる情報や連携のしやすさは異なるため、確認が必要です。本記事の内容を参考に、自社に合ったAPI連携ができるシステムを導入して、予約管理の効率化を目指しましょう。
