無料で使えるSMS送信サービスおすすめ2選|選定ポイントも解説

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- SMSは、受信は無料だが送信は有料であり、完全無料のSMS送信サービスはない
- 無料トライアルを利用する際は、機能や送信数の上限、無料期間の長さなどを確認する
- SMSは誤送信による重大な事故のリスクもあるため、セキュリティ機能も重要である
SMSは、受信は無料ですが送信は有料であり、完全無料で利用できるSMS送信サービスはありません。導入の際は、無料トライアルを利用して使い勝手を比較検討しましょう。この記事では、無料トライアルのあるSMS送信サービスや選ぶ際のポイントを解説します。
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SMS送信サービスは無料で導入できるか

SMS送信サービスとは、企業や個人が顧客やユーザーに対して、SMS(ショートメッセージサービス)を通じてメッセージを送信するシステムです。SMSでは、通知や認証コード、プロモーションメッセージなどを迅速に届けることができます。
SMSの受信は基本的に無料であるものの、送信には料金が発生します。多くのベンダーが無料トライアルを提供していますが、完全無料で利用できるSMS送信サービスはありません。ビジネスにおいては、信頼性とコストを考慮したサービス選定が重要です。

SMS送信サービスとは?導入のメリットや選び方のポイントも解説
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SMS送信サービスの費用相場
SMS送信サービスの費用は、初期費用と送信費用の2種類からなります。初期費用はサービス設定やアカウント作成にかかる費用で、0〜20万円程度と幅広く、カスタマイズ内容によって変動します。
送信費用は、従量課金制と定額制に分けられます。従量課金制は、使用量に応じて料金が発生し、定額制は毎月一定料金で、一定量のSMSを送信できます。
タイプ | 料金 |
---|---|
従量課金制 | 1通約8円~15円前後 |
定額制 | 月額(1,000通/月)約1万円~2万円程度 |
サービスを選ぶ際には、送信頻度や量を考慮し、最適な料金体系のサービスを選ぶことが大切です。

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無料トライアルが利用できる
上述したようにSMSの受信は無料ですが、送信には料金が発生するため、無料のSMS送信サービスは存在しません。ただし、多くのベンダーは新規ユーザー向けに無料トライアルを提供しています。
この無料トライアルを利用することで、一定の期間や特定のメッセージ数まで無償でサービスを試すことができます。無料トライアルでサービスの機能や使い勝手を実際に確認した上で、有料プランへの移行を検討することが可能です。
無料で試せるSMS送信サービスのメリット

SMS送信サービスの無料トライアルは、機能や使い勝手を実際に試せる点が大きなメリットです。料金体系や到達率を比較検討することで、自社に最適なサービス選びが可能になります。
また、実際にSMSを送信することで、顧客へのメッセージ配信イメージを具体的に掴むことができます。ただし、無料トライアルは期間や機能が制限されている場合が多い点に注意が必要です。
トライアル期間を有効活用するため、事前に検証項目を明確にしておきましょう。費用をかけずに導入を検討できるので、有効活用することをおすすめします。
無料で試せるSMS送信サービスの選定ポイント

多くのSMS送信サービスで無料トライアルを提供しています。しかし、利用する際には、必要な機能の有無や無料で使える期間を確認することが重要です。ここでは、無料で試せるSMS送信サービスを選ぶ際の主要なポイントについて解説します。
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無料で試せるSMS送信サービスの選定ポイント
必要な機能を搭載しているか
無料トライアルを利用することで、各機能の使い勝手を実際に試し、サービスの操作性や効率性を確認できます。以下に主要な機能について解説していますので、自社でどの機能が必要か検討する際の参考にしてください。
双方向SMS | メッセージを送信するだけでなく、受信者からの返信も受け取れる |
文字数の拡張機能 | 160文字の制限を超えて、長文のメッセージを送信できる |
送信ミス防止機能 | 誤送信を防ぐために、メッセージの内容や送信先を確認・修正する |
承認機能 | メッセージ送信前に上司や管理者の承認フローを設定できる |
送信予約機能 | 指定した日時に自動でSMSを送信できる |
API連携 | 外部システムやアプリケーションとSMSサービスを統合する |
送信数の上限を確認
多くの無料トライアルでは、1日あたりの送信数に制限が設けられています。これは、ベンダーが無料提供を通じて利用者にサービスを体験させる一方で、サーバー負荷の管理や乱用を防ぐための措置です。
送信数の上限はサービスによって異なりますが、数十から数百通程度の範囲が一般的です。
無料トライアルを利用する際には、自社の送信規模も考慮し、上限を確認しましょう。
送信先の制限を確認
無料トライアルでは、1日に送信できる電話番号の数が制限されるケースもあります。送信先の制限は、ベンダーによって異なりますが、一般的には数件から数十件までの範囲に設定されることがあります。
特に複数の顧客やユーザーに向けて、大規模なキャンペーンや通知を行う場合は、送信先の制限に注意が必要です。SMS送信サービスの無料トライアルでは、送信数の上限だけでなく送信できる宛先の数も確認しましょう。
無料で使える期間をチェック
無料トライアルの期間はベンダーによって異なりますが、一般的に2週間や1ヶ月などの期間で提供されます。導入効果を適切に判断するためには、十分な検証期間が必要です。
トライアル期間が短すぎると自社ニーズを満たしているか十分に評価できません。複数のサービスを適切に比較するためにも、ベンダーの公式サイトなどで無料期間をチェックしておきましょう。
セキュリティは万全か
無料で試せるSMS送信サービスを選ぶ際は、セキュリティも重要なポイントです。SMSは、個人情報や認証コードなどの重要な情報を含むことがあるため、セキュリティが万全でなければなりません。
信頼性の高いサービスは、データ暗号化や二要素認証、アクセス制御といった強固なセキュリティ対策機能を備えています。これらの機能は、パスワードによる保護だけでは不十分な場合に、不正アクセスを防止します。
さらに、不正アクセスや外部からの攻撃に対する監視体制、迅速なセキュリティアップデートも重要な要素です。これらの対策が充実したサービスを選択することで、情報漏洩や不正利用などのリスクを最小限に抑えることができます。
無料トライアルのあるSMS送信サービスおすすめ2選
日本テレネット株式会社
SMS HaNa
SMS HaNa
ここがおすすめ!
- 最大2ヶ月3,000通の送信が無料で使える「フリートライアルプラン」の利用が可能
- パソコンから送信できる「WEBタイプ」と、システムと連携して送信を行う「APIタイプ」の形式でサービスを提供
ここが少し気になる…
- 規定の通数を超えて送信した場合は追加料金がかかる
AI CROSS株式会社
絶対リーチ!SMS
ここがおすすめ!
- 業界最大規模の豊富な導入実績と充実したサポート体制で支援を行う
- メッセージ到達率は99%に上り、格安SIM契約の携帯番号にも対応
- 多種多様なプランの組み合わせで、さまざまなニーズに合わせたプランを提供
ここが少し気になる…
- 文字数の上限が少なく、価格は問い合わせる必要がある
その他のSMS送信サービスの選び方

SMS送信サービスを選ぶ際は、無料・有料に関わらず以下のポイントにも注目しましょう。まずは、接続方式の種類や、主要なキャリアに対応しているかの確認が必要です。また、自社の送信件数とコストがバランスしているかもチェックします。
SMS送信サービスには、従量課金制のものと定額制のものがあるため、自社の送信規模に合った費用対効果の高いプランを選ぶことが重要です。
その他、使いやすさや既存システムとの連携性、サポート体制の充実度も確認しておくと安心でしょう。
【重要な2つのポイント】
- キャリアに対応している接続方式か
- 自社の送信件数とコストが見合っているか
【その他の比較ポイント】
- 使いやすいか
- 既存のシステムと連携できるか
- サポート体制が充実しているか
SMS送信サービスのコストを安く抑えるポイント

前述のように、SMS送信サービスには完全無料で使い続けられるものはありません。しかし、以下のようなポイントを押さえておくことで、かかるコストを安く抑えることは可能です。
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SMS送信サービスのコストを安く抑えるポイント
ボリュームディスカウントを利用する
SMS送信サービスによっては、ボリュームディスカウントが利用できます。ボリュームディスカウントとは、配信数が増えるほど1通あたりの単価が下がる割引サービスです。
特に、何千・何万通という大量のSMSを送信する場合は、コストが膨らみがちであるため、このようなサービスを利用するのがおすすめです。ただし、何通以上でいくら割引になるのかはベンダーによって異なるため、事前に確認しましょう。
配信リストや時間帯を見直す
コストを抑えるためには、SMSを送信しても反応がない顧客をリストから外すことも検討しましょう。送信数を減らすだけでも、コスト削減に効果があります。定期的に配信リストを見直し、ターゲットを絞って戦略的に送信するのがおすすめです。
また、送信先だけでなく送信する時間を変えることで、開封率が高まることもあります。これまで夕方に送っていたなら午前中に変更してみるなど、試行錯誤して開封率の検証を行いましょう。開封率が上がれば無駄な送信が減り、結果的にコスト削減に繋がります。
まとめ

SMS送信サービスは、企業や個人が顧客やユーザーに短いメッセージを送信するためのシステムです。受信は無料ですが、送信には料金が発生し、完全無料のサービスは存在しません。
そのため、多くのサービスが無料トライアルを用意しており、本格導入前に効果を検証できます。無料トライアルを選ぶ際は、必要な機能の有無や送信数の上限、送信先の制限などを確認し、ビジネスニーズに適合するか慎重に判断することが重要です。
さらに、データの暗号化や認証機能といったセキュリティ対策が十分かどうかの確認も欠かせません。トライアル期間中にこれらの要素を総合的に検討し、自社のニーズと合致するサービスを導入しましょう。