適性検査を導入すべき理由とは?導入時の注意点や選び方も解説

Check!
- 適性検査を導入すれば、面接では分からない求職者の潜在能力や性格を評価できる
- 適性検査の導入時は選考通過の基準を定め、結果を過信しないよう注意する
- 適性検査を選ぶ際は、受験方式・所要時間・検査できる項目などをチェックする
適性検査を利用すれば、履歴書や面接だけでは分からない求職者の能力や性格を評価できます。また、採用担当者の業務負担軽減にも繋がるため、適性検査を導入する企業は増えています。この記事では、適性検査を導入すべき理由や注意点などを解説します。
おすすめ記事
目次
開く
閉じる
開く
閉じる
成果を生み出す人材を見極めるなら適性検査サービスがおすすめ
TG-WEBは、業界初のオンラインAI監視型Webテストにより、応募者の利便性向上と公正・公平な採用試験を実現できる適性検査サービスです。一般的な適性検査に加え、豊富に用意されたプランから自社独自のカスタマイズで検査を行えます。
例えば、コンピテンシー適性検査 A8では、「コンピテンシー=成果を創出するための能力」という視点で人材を評価し、自社で長期的に活躍するハイパフォーマー(高業績者)の創出にもつなげられます。
また、実際に成果を生み出す人材なのかを見極めることで、質の高い採用活動や効果的な傾向分析などに活用できます。金融業界レベルのセキュリティ水準を確保し、長期的なデータの蓄積・分析で自社にマッチした人材を確保したいなら、TG-WEBの導入がおすすめです。
株式会社ヒューマネージ
TG-WEB
適性検査を導入して採用活動を効率化

適性検査とは、新卒や中途採用などにおいて、求職者の能力や性格、行動特性を評価するためのツールです。履歴書や面接だけでは分からない求職者の内面や潜在能力を把握できるため、人材採用の効率化やミスマッチの防止につながります。
例えば、数理能力やコミュニケーションスキル、ストレス耐性など、業務遂行に必要な要素を客観的に評価することができます。適性検査は、企業が求めるスキルや特性に合致する人材を見極めるために非常に有効です。
この記事では、適性検査を導入すべき理由や注意点などを解説します。

適性検査とは?メリット・デメリットやSPIとの違いについても解説
適性検査とは、個人の能力・性格・特性を定量的かつ客観的に測定する試験のことです。人材採用後のミスマッチの予防や、適切な人員配置を行う目的で活用されています。この記事では、企業が適性検査を利用するメリット・デメリット、実施方法などを解説します。
適性検査の種類
適性検査には、主に能力検査と性格検査の2種類があります。能力検査は、応募者の知識や技能、論理的思考力や問題解決能力を評価するためのテストです。これにより、仕事で必要とされる具体的なスキルや知識レベルを把握することができます。
一方で性格検査は、応募者の性格や行動特性、価値観などを評価し、応募者が職場の文化やチームに適応できるかどうかを判断する指標として活用されます。これらの検査を併用することで、企業はより適した人材を見極められます。
以下の表は、それぞれの検査の概要です。
種類 | 内容 |
---|---|
能力検査 | 応募者の知識や技能、論理的思考力、問題解決能力を評価できる |
性格検査 | 応募者の性格や行動特性、価値観を評価し、職場適応を判断できる |
適性検査を導入すべき理由

適性検査を導入するべき理由としては、履歴書や面接では分からない能力を把握することや、面接担当者の負担を軽減するなどが挙げられます。ここからは、適性検査を導入すべき理由について詳しく解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
適性検査を導入すべき理由
履歴書や面接では分からない能力を把握するため
適性検査を導入することで、履歴書や面接だけでは分からない応募者の能力を把握できます。履歴書では過去の経験やスキルが記載されていますが、その人が実際に持っている潜在能力や性格までは分かりません。
また、面接では短時間での判断が求められるため、本来持っている能力が見逃されることも多いです。しかし、適性検査の実施によって、数理能力やコミュニケーションスキル、ストレス耐性など、具体的な能力や特性を客観的に評価できます。
そのため、入社後のミスマッチを防ぎ、組織に適した人材かどうかを効率的に見極められるようになります。
担当者の負担を軽減するため
従来の採用では、担当者は多くの履歴書の精査や面接を行うため、時間と労力がかかり、効率が悪くなりやすい課題がありました。しかし、適性検査を導入することで、事前に応募者の能力や性格を客観的に判断できます。
面接の前にある程度の絞り込みが可能となるため、担当者はより精度の高い判断を短時間で行えます。結果として、採用業務の効率化が図れ、担当者の負担が大幅に軽減されます。
求職者を惹きつけるため
適性検査を導入する理由の一つに、求職者を惹きつける効果があることが挙げられます。適性検査の結果をフィードバックすることで、求職者は自身の能力や性格を客観的に把握でき、自己分析やキャリアプランニングに役立てられます。
特に若い求職者や新卒者にとっては、自己理解を深める貴重な機会となります。このようなメリットを提供することで、企業は求職者にとって魅力的な選択肢となり、より多くの応募者を集められるでしょう。ひいては、優秀な人材の確保に繋がりやすくなります。
客観的な評価を行うため
面接はどうしても主観的になりやすく、面接官の個人的な印象やバイアスが影響することも少なくありません。そのため、面接だけでは応募者の本当の実力や性格を正確に把握することが難しい場合があります。
しかし、適性検査を活用することで、応募者の能力や性格を数値やデータで客観的に評価できます。公平で一貫した基準で候補者を比較・評価できるため、採用の精度が向上し、企業にとって最適な人材を選び出すことが可能になります。
適性検査の導入時に注意したいポイント

適性検査を導入する際は、選考通過の基準を定めておくことや、適性検査の結果を過信しないなどのいくつかのポイントに注意する必要があります。ここからは、そのポイントに注目して、詳しく解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
適性検査の導入時に注意したいポイント
選考通過の基準を定めておく
適性検査を導入する際は、まずは選考通過の基準を明確に定めておきましょう。求職者の学力の最低ラインを設定することで、基本的な能力を確保できます。
また、企業が求める人物像を具体的に定めておくことも重要です。例えば、リーダーシップを発揮できる人や、チームワークを重視する人など、会社の文化や業務内容に適した人材を明確にすることで、採用時のミスマッチを軽減できます。
これらの基準を予め設定しておくことで、適性検査の結果を基に公平かつ一貫した評価が可能になります。
適性検査の結果を過信しない
適性検査はあくまで判断基準の一つであり、全てを決定するものではありません。適性検査の結果は、応募者の能力や性格の一部を示すものであり、それだけで全てを把握することは難しいです。
したがって、面接や履歴書、職務経歴書などと併せて総合的に評価することが大切です。例えば、適性検査で優れた結果を出したとしても、実際の職場での働きぶりやチームとの相性が重要です。
適性検査を上手に活用するには、検査結果は参考程度にとどめ、他の評価手段と組み合わせて総合的な判断を行うことが求められます。これによって、より適切な人材を見極めることができ、採用の成功率を高めることができます。
測定できる内容には限界がある
適性検査の利用によって、求職者が持つスキルを全て把握できるわけではありません。例えば、創造性や企画力、洞察力といった能力は定量的に評価することは難しく、人によって評価が異なる内容です。
そのため、適性検査だけで人材を見極めるのではなく、測定できる内容とできない内容をしっかりと確認した上で、実技など他の手法と組み合わせて活用するのがおすすめです。
コストがかかることを理解しておく
適性検査を導入する際は、検査ツールやシステムの導入費用、検査ごとの受検料などが生じます。検査ツールやシステムの導入費用は、適性検査を提供するベンダーによって異なり、検査の種類や複雑さ、利用する機能やサポートなどによって変わってきます。
また、適性検査の実施にかかる受検料も考慮しなければなりません。これは、一人当たりの受検料がかかる場合や、特定の条件や科目数に応じて費用が変動することがあるため、事前にどのくらいの規模で行われるか、必要な科目は何かを洗い出すことが大切です。
適性検査を導入する際にはコストがかかることを理解し、その費用対効果を慎重に評価することが求められます。
不正行為に備えておく
適性検査の中でもオンライン上で実施するWeb受験では、特に不正行為が起こりやすいリスクに注意しましょう。Web受験では、受検者が自宅や外部の場所から検査にアクセスするため、監督者が直接見守れないことが原因として挙げられます。
これによって、身代わり受験や不正な操作が発生しやすくなり、人材採用にも大きく影響してしまいます。そのため、適性検査の導入時には不正行為に対する慎重な対策が欠かせません。
例えば、サービスによっては、WEBカメラを使用して監督員が監視したり、画面録画やAIによる監視機能を備えたものもあります。また、事前に受検中は監視されていること、不正が発覚した場合の対応についても周知しておくことで、不正抑止につながります。
適性検査サービスを選ぶ際のポイント

適性検査を導入する際に重要なポイントの一つは、自社に合った適性検査サービスを選ぶことです。適性検査には性格診断や能力テスト、さらには特定の業種や職種に特化した評価など、さまざまなタイプが存在します。
それぞれの適性検査は、企業の目的や求める人材像によって適しているかどうかが異なります。以下では、自社に合ったサービスを選ぶために注意したいポイントを解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
適性検査サービスを選ぶ際のポイント
受験方式・所要時間
適性検査は、様々な形式で実施されることがあります。主な受験方式としては、Web試験や紙試験、テストセンター、およびインハウス(企業内での試験)があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、以下の表で自社に適した方式の確認がおすすめです。
また、適性検査の所要時間も重要な要素です。応募者にとって試験時間が長すぎると負担になる可能性があり、反対に短すぎると正確な評価が難しくなる場合があります。
自社の求める能力や性格特性を的確に評価するためには、適切な試験時間を設定することが大切です。設問数に応じて異なりますが、一般的には性格検査は10分〜40分、能力検査は20分〜70分の時間が設けられることが多いです。
これらのポイントを考慮して、自社の採用や組織文化に最も合った適性検査サービスを選定しましょう。
受験方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
Web試験 | 柔軟な受験場所と時間設定が可能 | 身代わり受験などの 不正リスクがある |
紙試験 | 監督下での受検が可能で 不正のリスクが低い | 試験の成績処理に時間がかかる |
テストセンター | 外部の専門機関が運営するため、 安全性や信頼性が高い | 移動や設営にコストがかかる |
インハウス | 面接とセットで行うことができる | マナーや服装に気を配る 必要がある |
検査できる項目
適性検査を導入する際に重要なポイントは、自社のニーズに合ったサービスを選ぶことです。そのためには、まず何を測りたいのか、どのような能力や特性を求めるのかを明確にすることが求められます。
例えば、数理能力やコミュニケーションスキル、ストレス耐性など、それぞれの職種や業務に必要な要素を把握しておきましょう。また、適性検査がどのような項目を測定できるのかを確認する必要があります。
一般的に適性検査では、認知能力や論理思考能力、空間認識能力、情報処理能力などの認知的な能力や、リーダーシップ、協調性、ストレス耐性などの非認知的な能力を評価できます。
結果が出るまでの時間
一般的に適性検査の結果が出るまでの時間は、検査の種類や提供しているサービス業者によって異なります。Webベースの自己申告型の短いテストであれば、結果が数分から数日以内に得られることが多いです。
一方、より詳細で複雑な認知能力や人格特性を測定するタイプの適性検査では、結果が出るまでに数週間を要する場合もあります。企業が適性検査のサービスを選ぶ際には、結果がどのくらいの時間で得られるのかを明確に確認しましょう。
実績・導入社数
適性検査サービスを選ぶ際は、なるべく信頼性が高いサービスを選ぶことが大切です。コスト面が安くても信頼性が低いと、検査結果が不十分だったり、誤った採用をしてしまうリスクがあります。また、導入に失敗すると、無駄なコストが生じることも考えられます。
信頼性の高さを判断するには、サービスの導入実績や導入社数を確認しましょう。適性検査を導入する企業や受検者数が豊富だと、その分多くの企業が信頼して利用していることがわかります。
また、長い期間適性検査サービスを提供していることで、検査内容や結果の妥当性がある可能性が高く、信頼性が高いと判断できます。
独自の高精度な検査が行えるおすすめの適性検査サービス
株式会社ヒューマネージ
TG-WEB
まとめ

適性検査を導入することで、履歴書や面接では捉えきれない求職者の本質的な能力や性格を客観的に評価できます。適性検査を導入する際には、選考通過の基準を明確に定めることが重要です。
検査結果だけに依存せず、総合的な判断を行うことで適切な採用を目指しましょう。また、適性検査の種類や受験方式、実施にかかる時間、検査できる項目など、自社のニーズに合ったサービスを選ぶことも大切です。
本記事で紹介したポイントを参考に、自社のニーズに応じた適性検査を導入し、適切な人材選定を行いましょう。
この記事に興味を持った方におすすめ