SFAツール「Salesforce」の認定資格とは?難易度や勉強方法を解説

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  • Salesforce認定資格には、需要の高い資格がある
  • Salesforce認定資格は3分類に分かれ、基本資格と上位資格がある
  • Salesforce認定資格を取得すると、業務の効率化やキャリアップといったメリットがある

Salesforceの認定資格は、SFA/CRMツールを提供するSalesforce製品を扱うために必要なスキルを証明する、グローバル共通の資格で、有資格者はエンジニア職の中で比較的高い年収でもあります。本記事では、Salesforce認定資格の概要・需要の高い資格・勉強方法などを解説します。

目次

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  1. 世界No.1のクラウド型SFAツール「Salesforce」の認定資格
  2. Salesforce認定資格の概要
  3. Salesforce認定資格一覧
  4. 需要が高いSalesforce認定資格
  5. Salesforce認定資格試験の難易度
  6. Salesforce認定資格取得におすすめの順番
  7. Salesforce認定資格の更新
  8. Salesforce認定資格の勉強方法
  9. Salesforce認定資格を取得するメリット
  10. まとめ

世界No.1のクラウド型SFAツール「Salesforce」の認定資格

「Salesforce」とは、世界No.1の実績を誇るクラウド型SFA(セールスフォースオートメーション)ツールです。営業業務の効率化や顧客情報の管理(CRM)、SFA支援などの機能を提供するソフト群で、現在多くの企業で導入が進んでいます。

Salesforceでは、サービスやカテゴリ毎に認定資格が設定されています。この資格を取得すると、Salesforceのサービスや機能の把握・理解、導入・運用スキルなどの知識が身につきます。そして、資格保持者は各カテゴリにおいて即戦力があることが証明されます。

本記事では、Salesforce認定資格の概要や資格一覧、需要が高まっている点、認定資格を取得するメリット、認定資格試験の難易度、更新方法などについて解説します。今後、認定資格試験に挑戦する際の参考としてください。

参考:Salesforce 認定資格 – Salesforce

参考:受験方法 – Salesforce

Salesforce認定資格の概要

最初に、Salesforce認定資格の概要として、グローバル共通資格3つの分類基本資格と上位資格、受験費用について解説します。

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グローバル共通資格

Salesforce認定資格は、Salesforceのソフトウェア群を利用する場合に、担当する各要員の役割として必要なスキルを保持していることを証明するグローバルな共通資格です。資格保持者は、Salesforceの各カテゴリにおいて即戦力があることが証明されます。

Salesforce認定資格は、各カテゴリの試験範囲が広く、さまざまな知識を幅広く要求されるグローバルな試験のため、難易度が高いともいわれています。

3つの大分類

Saleseforceの認定資格の体系は、全部で35種類の資格により構成されています。これらの資格は、大きく管理者・CRMコンサルタント関連や開発者・アーキテクト関連、マーケター・コンサルタント関連の3つに大分類されます。

Saleseforceは、パッケージ型のソリューション・ソフト群となっており、導入には企業の業務に合わせるための調整やカスタマイズが必要とされる場合も多く、SIer(System Integration)などのエンジニアが支援を行うことが一般的です。

Salesforce認定資格は、Salesforceの各分野の運用やカスタマイズ、コンサルティングなどのスキルを証明する資格です。Saleseforceの導入の際に、資格の所有により安定したサービス提供ができるので、エンジニアの価値や信頼を高めることにも繋がっています。

管理者・CRMコンサルタント関連

Salesforce製品の導入に際して必要とされる、CRM管理者・CRMコンサルタント向けの認定資格です。Salesforce関連のメンテナンスを熟知し、業務要件に基づいた管理機能を実行できる能力が求められます。

また、CRMコンサルタントとして、社内の各部署と顧客データを結び付けるという課題を統合型のCRMプラットフォームで解決する方法に関して、基本的な知識があることが必要となります。

さらに、Salesforce CRMにおけるSales Cloudソリューションの設計や、実装ができるコンサルタントとしてのスキルを証明する認定資格などがあります。

開発者・アーキテクト関連

アプリケーション開発者やアーキテクト向けの認定資格です。開発者向けとしては、Sakles ForceのPlatform上で、ApexやVisualforceのプログラミング的機能を含むカスタムアプリケーションの開発スキルを習得していることを証明する認定資格などがあります。

また、アーキテクチャ環境と要件を評価し、全社的なデータ管理に必要とされる信頼性や拡張性、パフォーマンスなどが優れたソリューションを、Salesforce Platform上で設計する知識があることを証明するアーキテクト向けの認定資格などを含みます。

マーケター・コンサルタント関連

マーケターやコンサルタントの分野における認定資格です。主な認定のカテゴリには、Marketing Cloud上で、エンドユーザーに提供される機能や使用可能な構成オプションなどに関する知識を証明する認定資格などがあります。

また、Salesforc認定のMarketing Cloud コンサルタントとして、戦術的および戦略的の両方の局面で、Marketing Cloudツールの使用経験が求められる分野の認定資格なども含まれます。基本資格として5分野、上位資格として5分野の認定資格があります。

基本資格と上位資格

Salesforce認定資格は、「基本資格」と「上位資格」で構成されています。これらの2つの資格の内で、上位資格は基本資格の合格後に受験が可能となる認定資格です。

また、3つの分野の「管理者・CRMコンサルタント」や「開発者・アーキテクト」、「マーケター・コンサルタント」の中でも、基本資格と上位資格に分類されており、基本資格取得後に、ある程度の経験や実績を積んで分野ごとの上を目指す上位資格が受験できます。

受験費用

Salesforceの認定資格を受けるために必要な費用は、それぞれの資格によって異なり、入門レベルの「認定アソシエイト」は10,000円で受験でき、その他は20,000円〜40,000円の範囲内が多いです。

また、Salesforceでは2025年2月より、以下の認定資格の価格が変更されました。

  1. Salesforce / MuleSoft 本試験
  2. Salesforce/ MuleSoft アーキテクト、デザイナー試験

なお、以下の資格については価格変更の予定はないとされていますが、事前に公式サイトなどで最新の情報を確認しておくのがおすすめです。

  1. アソシエイト試験
  2. テクニカルアーキテクト事前評価
  3. レビューボード試験
  4. Tableau 資格試験

参考:認定資格詳細 – Salesforce

参考:【Salesforce 認定資格価格変更に関するお知らせ】- Salesforce

Salesforce認定資格一覧

Salesforce認定資格には、各分類に応じて様々な資格があります。それぞれの資格をカテゴリーごとに分類・整理して、基本資格と上位資格に分けた一覧表としてご紹介します。

参考:資格一覧 – Salesforce

参考:認定資格詳細 – Salesforce

分類基本資格上位資格
管理者・CRM
コンサルタント
・認定アソシエイト
・認定アドミニストレーター
・・認定Data Cloud コンサルタント
・認定Agentforceスペシャリスト
・認定上級アドミニストレーター
・認定Sales Cloudコンサルタント
・認定Service Cloudコンサルタント
・認定Experience Cloudコンサルタント
・認定Field Serviceコンサルタント
開発者・アーキテクト・認定Platformアプリケーションビルダー
・認定Platformデベロッパー
・認定Dataアーキテクト
・認定Sharing and Visibilityアーキテクト
・認定Development Lifecycle and Deploymentアーキテクト
・認定Identity and Access  Management
アーキテクト
・認定Integrationアーキテクト
・認定Herokuアーキテクト
・認定B2C Commerceデベロッパー
・認定JavaScriptデベロッパー
・認定OmniStudio デベロッパー
・認定MuleSoftアソシエイト
・認定MuleSoft デベロッパー
・認定MuleSoft Integration アーキテクト
・認定MuleSoft Platform アーキテクト
・認定上級Platformデベロッパー
・認定B2C Commerceアーキテクト
・認定アプリケーションアーキテクト
・認定システムアーキテクト
・認定テクニカルアーキテクト
・認定 B2C ソリューションアーキテクト
(日本語での提供は停止中)
・認定上級MuleSoft デベロッパー
マーケター・コンサルタント・認定Marketing Cloud Account Engagement
スペシャリスト
・認定Marketing Cloud アドミニストレーター
・認定OmniStudioコンサルタント
・認定Marketing Cloud Account Engagement コンサルタント
・認定Marketing Cloudコンサルタント
・認定Marketing Cloudデベロッパー
・認定Education Cloudコンサルタント
・認定Nonprofit Cloudコンサルタント
アナリスト・認定CRM Analytics and Einstein Discoveryコンサルタント
・Tableau Desktop Specialist
・Tableau Certified Data Analyst
・Tableau Server Certified Associate

需要が高いSalesforce認定資格

ここからは、Salesforce認定資格の中でも、需要が高い資格について、管理者・CRMコンサルタントや、開発者・アーキテクト向け、マーケター・コンサルタント向けの各分野の内から、基本資格および上位資格として主な項目を選んで解説します。

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管理者・CRMコンサルタント向け

最初に、管理者・CRMコンサルタント向けのSalesforce認定資格の中から、需要が高い主な認定資格について、それぞれの基本資格と上位資格について解説します。

基本資格

「Salesforce 認定アドミニストレーター」は、Salesforce製品の導入に必要となる基本的なカスタマイズや運用、設定、管理に必要な基礎知識があることを証明します。現在、Salesforce認定資格といえば、この資格を指す場合も少なくありません。

Salesforce関連の実務経験が無い人や、経験が浅い人が主な対象のため、比較的取得しやすい資格とも言えます。また、取得者数が多いことから、Web上にも勉強方法などの情報が多く提供されています。

Salesforceの導入や開発・運用フェーズに参画できる可能性も高いので、最初にこの資格の取得を目標にする人も多いようです。また、IT業界の就職を希望する多くの学生が取得を目指すケースもあります。

上位資格

「Salesforce 認定上級アドミニストレーター」は、上記の「Salesforce 認定アドミニストレーター」を取得後に受験が可能です。Salesforce製品の高度な管理機能をカスタマイズ、設定、管理に必要な知識やある程度の実務経験や実績があると取得しやすくなっています。

「Salesforce認定 Data Cloud コンサルタントは、保守性や拡張性に関する顧客のビジネス要件を満たし、顧客に合わせた Data Cloud ソリューションの設計および実装ができる知識があることを証明する資格です。

2023年12月より日本でも一般的に受験できるようになり、Data Cloud 製品の機能・特徴について問われます。

開発者・アーキテクト向け

ここからは、開発者・アーキテクト向けのSalesforce認定資格の中から、需要が高い主な認定資格について、基本資格および上位資格からピックアップして解説します。

基本資格

「Salesforce 認定 Platform デベロッパー」は、Salesforce Platform上において、ApexやVisualforceなどの言語を使用したカスタムアプリケーション開発に関して、知識などのスキルが求められる認定資格です。

主にデータモデリングやプロセス自動化ロジック、UI設計と実装、テスト・デバッグなどに関する問題が出題されます。また、ApexやJava、JavaScript、C#、Rubyなどのオブジェクト指向言語を用いた開発者として、1〜2年の実務経験があるエンジニアが対象となります。

「Salesforce認定Platformアプリケーションビルダー」は、Platform上で宣言的カスタマイズ機能を使ったアプリケーションの設計や構築などのスキルを証明する認定資格です。プログラミングの使用形態、データ・モデリング、セキュリティ対応などが出題されます。

上位資格

「Salesforce 認定上級Platform デベロッパー」は、Salesforce Platform上でのカスタムアプリケーション開発スキルを証明する資格で、高度なアプリやシステムを作れるスキルがあることを証明します。

上述したSalesforce 認定 Platform デベロッパー認定資格の取得が受験の前提となり、通常は開発者として2年から4年の経験や、Lightning Platform での1年以上の開発経験が必要となります。

「Salesforce 認定システムアーキテクト」は、顧客システムの構築形態をプログラミング的な視点で分析・評価できることを証明する資格です。「Salesforce 認定Platform デベロッパー」など、全部で4つの資格を取得することで、この認定資格が取得できます。

マーケター・コンサルタント向け

ここからは、マーケター・コンサルタント向けのSalesforce認定資格の中から、需要が高い主な認定資格について、基本資格および上位資格からピックアップして解説します。

基本資格

「Salesforce 認定 Marketing Cloud Account Engagement スペシャリスト」は、MAツールであるMarketing Cloud Account Engagementを使用して、マーケティング施策のワークフローの設計・構築・実装を行うための知識があることを証明する資格です。

「Salesforce認定 Marketing Cloudアドミニストレーター」は、エンドユーザーが使用する機能と、Marketing Cloudで使用できる設定オプションに関する知識が求められます。

Marketing Cloudとは、Salesforceが提供するマーケティングプラットフォームの総称で、ツールの機能や構成オプションに関する知識、実装するスキルがあることを証明します。

上位資格

「Salesforce 認定 Marketing Cloud Account Engagement コンサルタント」は、ユーザーの要望をもとにAccount Engagementの設計・実装ができるかを問われ、導入コンサルタントとしての能力を証明する資格です。

この資格を取得するには、「Account Engagement スペシャリスト」資格を保持している必要があるため、まずはこちらの取得を目指しましょう。

Salesforce 認定 Marketing Cloud コンサルタント」は、Marketing Cloud ソリューション構築の経験がある人が対象で、Marketing Cloud の管理と構成に関する経験を証明する資格です。

資格取得には、Marketing Cloudソリューションアーキテクトとして6か月以上の実装経験、もしくは5件以上の実務経験などのスキル保有が必要です。

Salesforce認定資格試験の難易度

Salesforce認定資格の難易度は高いといわれています。これは、出題される問題の範囲が広いことや専門用語も頻出し、さまざまな知識が必要とされるためです。また、公式の問題集なども存在しないため、勉強する場合にも難しいとされています。

試験に落ちた場合の再受験は、Salesforce製品の1年に3回のバージョンアップに合わせて3回まで受験することが可能です。ただし、3回不合格になった場合には、次回のバージョンアップまで再受験ができず、待つことになります。

また、Salesforceを利用している経験や実績があることを前提としている面があることから、実務の経験がない場合には非常に難易度の高い試験だとされています。

Salesforceの簡単とされている資格

Salesforceの簡単とされている資格には、認定アソシエイトが挙げられます。認定アソシエイトは、Salesforceの経験が0〜6ヶ月程度のユーザーを対象とし、コア機能に関する基礎的な知識や操作ができることが求められています。

そのため、試しにSalesforceの資格受験を受けてみたい方にも適しています。また、無料で再受験もできるため、不合格になったとしても再チャレンジがしやすい資格と言えます。まずは、認定アソシエイトを受けてみて、徐々に難易度を上げていくのもおすすめです。

Salesforce認定資格取得におすすめの順番

Salesforceの資格を取得する際は、自身の経験やキャリア目標に基づいて、最適な順序を考えていくことが基本です。しかし、資格が複数あるため、どれから受けるべきか悩む方も多いと思います。ここでは、おすすめの取得の順番を解説します。

管理者・CRMコンサルタントの場合

管理者・CRMコンサルタントの場合は、最初に認定アドミニストレーターの取得がおすすめです。この資格を取得することで、Salesforceプラットフォーム全般の基礎知識(導入に必要な基本的なカスタマイズ・設定・管理など)を得られます。

その後、CRMコンサルタントの認定・アプリケーションビルダーの認定を目指すとよいでしょう。この順番で取得することで、基礎的な知識から始まり、段階を踏んでより高度なコンサルティングスキルを磨けます。

開発者・アーキテクトの場合

開発者・アーキテクトの場合は、まずは認定Platformアプリケーションビルダー・認定Platformデベロッパーを取得しましょう。これにより、Salesforce開発に必要な知識(カスタムアプリケーションの設計・構築・リリースなど)を習得できます。

その後、Salesforceアプリケーションアーキテクトの認定取得を目指すことで、基礎知識から、より複雑なプロジェクトに取り組めるようになります。

マーケター・コンサルタントの場合

マーケター・コンサルタントは、まずは認定Marketing Cloudの取得がおすすめです。この資格は、顧客エンゲージメントやマーケティングキャンペーンの設計・実施に特化しているため、効果的なマーケティング戦略の立案や実行に関するスキルを習得できるでしょう。

その後は、アドミニストレーター・コンサルタント認定に進むことで、マーケティングのスキルを磨き、最終的にはビジネス全体の戦略立案と導入を担える知識を得られます。

Salesforce認定資格の更新

Salesforce認定資格を取得した後には、この資格を継続するために1年に度の更新が必要となります。更新をするためには、「Trailhead」で対象の更新モジュールを完了する必要があります。

これはSalesforce製品自体が更新され、機能の変更や新機能などが追加されることにより、認定資格もそれに追随して対応するためです。期日までに更新要件を満たさなかった場合は、上位資格を含む認定資格は失効となるため、早めに対応するのがおすすめです。

Salesforce認定資格の勉強方法

ここからは、Salesforce認定資格の勉強方法として、実務経験者や資格取得者に教えてもらう方法や、公式eラーニングやアカデミーなどで学ぶ方法について解説します。

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実務経験者や資格取得者に教えてもらう

Salesforce認定資格の勉強方法として、Salesforce製品の実務経験者や認定資格取得者に、試験の方法や内容、傾向などを教えてもらう方法が有効です。ただし、認定試験はPCを用いたオンライン受験で実施されます。

そのため、資格取得者でも問題を外部に持ち出したり、内容を正確に覚えることが難しいことから、教えてもらうことが困難なケースもあります。この対応として、Salesforce認定資格ページでは、認定資格毎に出題項目の割合を確認できます。

どの項目が重点的に出題されるかなどの傾向が記述されているため、これらを中心に勉強を行うことも効果的です。さらに、Salesforce製品の実務経験者や認定資格取得者からのレクチャーと合わせて勉強すると、一層効果が見込めます。

公式eラーニングやアカデミーで学ぶ

Salesforce認定資格の勉強方法として、公式eラーニングやアカデミーで勉強する方法もあります。ここではそれぞれの方法について解説します。

Trailhead

Salesforce社では、Salesforce認定資格を目指す人を対象に「公式トレーニング:Trailhead」と呼ばれる公式eラーニングを用意しています。Trailheadは無料で利用できるので、まずは、このトレーニングを優先して勉強をするのがおすすめです。

Trailheadでは、学習の項目が「モジュール」と呼ばれる単位でまとめられ、さらに「単元」という単位で細分化されています。そのため、Salesforce認定資格ページで出題の割合が高い項目のモジュールを選び、その範囲を中心にした勉強が効果的です。

参考:Traihead – Salesforce

Trailhead Academy

Salesforce社では、Salesforce認定資格を目指す人を対象に「Trailhead Academy」を開催しています。クラスルーム形式のコースで認定講師が講習を行い、レクチャーやプライベート・チームによるワークショップを通して知識やスキルを習得できます。

ただし、高額な費用が必要となるため、Trailheadではどうしても理解できなかった資格に絞って申し込むのがおすすめです。費用は科目により異なるので、事前に公式サイトなどで確認しておきましょう。

参考:Trailhead Academy – Salesforce

Trailblazer Community

Salesforce認定資格の勉強方法として、「Trailblazer Community」に参加する方法もあります。Trailblazer Communityは、Saleseforce製品の利用者によるオンラインのコミュニティです。

実務でSalesforceを利用している人が参加しており、利用方法や技術情報の交換や共有試験に有効な情報や事例を得られます。また、質問にエキスパートが回答してくれる場合もあるため、Salesforceに関する知識やスキル向上に役立ちます。

参考:Trailblazer Community – Salesforce

Salesforce認定資格を取得するメリット

ここからは、Salesforce認定資格を取得するメリットについて、業務効率やクライアントからの信頼、転職・キャリアアップに有利になるなどの3つのポイントについて解説します。

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業務効率があがる

Salesforce認定資格を取得することにより、実際の仕事面での効率アップに役立つメリットがあります。この認定資格は、実際にSalesforceを使用している利用者向けの資格となっており、Salesforceを利用する際の知識やスキルがあることを証明・認定するものです。

そのため、Salesforceのソフトウェアの導入や各種の設定、実際の稼働・運用、管理面などに対して効果があります。また、ソフトウェアの運用時に、業務の効率を上げるためのポイントを見つけ出し改善することで、業務全体の効率性向上も図れます。

クライアントから信頼を得られる

Salesforce認定資格を取得していると、クライアントからの信頼を得やすくなるというメリットがあります。Salesforce関連のサービスを提供する会社において、認定資格保有者がいることにより、クライアントに対してアピールでき、安心感が与えられます。

また、クライアントから信頼されることにより、新規ユーザーの獲得や既存ユーザーからの契約が継続される確率も高くなります。さらに、有資格者がいる会社は、Saleforce公式サイト上に会社名が掲載されるため、会社の信頼性やビジネス拡大の好機にもつながります。

転職・キャリアアップに有利になる

Salesforce認定資格を取得することで、転職やキャリアアップに有利になります。Salesforceの認定資格は、国内のみならず海外でも評価され、取得難易度も高いため資格の価値は高いとされています。

また、Salesforceを利用する際に必要なスキルを保持していることを客観的に示せるめ、転職活動の際も自身のスキルをアピールできるでしょう。Salesforce関連の開発や業務を行う企業も増えているため、認定資格の取得は転職時にも有利に働きます

参考:資格の更新 – Salesforce

まとめ

Salesforceでは、サービスやカテゴリ毎に認定資格が設定されています。この資格を取得することで、Salesforceの機能・運用などにおける知識やスキルが身についたり、即戦力があることが証明され、転職の際にも有利になるメリットがあります。

一方で認定資格は問題の範囲が広く、専門用語やさまざまな知識、資格によっては経験や実績が必要とされるため、難易度が非常に高い試験とも言われています。また、公式の問題集なども存在しないため、勉強する場合にも難しいとされています。

そのため、今後Salesforceの認定資格を取得する場合には、本記事の内容も参考に準備や勉強を行って取得を目指しましょう。

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