
RoboRoboコンプライアンスチェックとは|特徴やメリットなどを解説
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- RoboRoboコンプライアンスチェックは、簡単に反社チェックができるクラウドサービス
- AIが関連記事を3段階で自動選別し、注目度の高い記事の要約、リスクレベル判定を行う
- 導入により、担当者のコンプライアンスチェックにかかる手間や工数を大幅に削減できる
RoboRoboコンプライアンスチェックは、取引先について社会規範に反する活動がないかを簡単にチェックできるクラウドサービスです。本記事では、RoboRoboコンプライアンスチェックの特徴や主な機能、導入のメリット、料金体系などを解説します。
目次
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RoboRoboコンプライアンスチェックとは

RoboRoboコンプライアンスチェックは、取引先における法令違反や社会規範に反する活動がないかを、AI注目度判定と記事要約・解析でチェックできるクラウドサービスです。複数の取引先チェックが必要な場合でも、最大1,000件まで一括で調査を実行できます。
AIによる注目度判定やリスクレベル判定で、目視確認にかかる作業を削減し、容易な意思決定と業務効率化を実現します。本記事では、9,000社以上の導入実績を誇る、RoboRoboコンプライアンスチェックの特徴や主な機能、導入のメリットなどを解説します。
RoboRoboコンプライアンスチェックの特徴

RoboRoboコンプライアンスチェックは、面倒なコンプライアンスチェック作業を自動化し、手間のかかる業務の効率化を図れるサービスです。ここでは、RoboRoboコンプライアンスチェックの特徴について解説します。
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RoboRoboコンプライアンスチェックの特徴
取引先を簡単操作で一括登録・同時検索
クラウドサービス上で、調査対象の取引先や個人をまとめたExcelをRoboRoboにドラッグ&ドロップするだけで、一括登録が完了します。ExcelテンプレートファイルはRoboRoboからダウンロードでき、利用ネガティブワードやチェック対象期間も自由に設定可能です。
そして、登録した取引先を選択し、「チェック開始」ボタンを1クリックするだけで、SNSを含んだインターネット情報と新聞情報、データベースや海外情報の同時検索ができます。別々に検索する必要がなくなることにより、情報の取得にかかる時間が軽減されます。
なお、1件ずつの登録はもちろん、Excelファイルとして作成されたチェック結果サマリデータを、1クリックで出力することも可能です。
AI注目度機能と生成AI/LLM機能で自動判定
RoboRoboコンプライアンスチェックでは、チェック結果の記事が疑わしい記事か否かを、AIが高・中・低の3段階で自動判定します。インターネット上から取得したすべての記事から、ネガティブ要素との関連性が高い記事を自動抽出して分類するのが特徴です。
注目度「高」と判断された記事は、 生成AIが文章要約を実行します。膨大な情報量の中から、すべての記事を細部まで読む必要がないため、目視確認にかかる担当者の負担軽減につながります。
そして、迅速な意思決定が行えることにより、法務・総務担当者の生産性向上に寄与します。
調査を実施した証跡は自動で証跡保存
チェック結果一覧で表示された証跡は、PDF・CSV・Excelから選択し、まとめて一括ダウンロードが可能です。証跡の保存は、画面上で取引先にチェックを入れ、ダウンロードしたいファイル形式を選択するだけの1クリックで完了します。
従来まで、1件ずつキャプチャやURLを保存していた作業を削減することで、取得から保存までの証跡作業が簡略化されます。証跡はすべてRoboRobo内で一元管理され、リアルタイムな社内共有とチェックが可能なため、複数担当者による利用時も便利です。
RoboRoboコンプライアンスチェックの主な機能

RoboRoboコンプライアンスチェックには、一括登録やAI注目度機能、生成AI/LLM機能以外にも、反社チェック業務の効率化を図るための機能が豊富に搭載されています。ここでは、RoboRoboコンプライアンスチェックの主な機能について解説します。
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チェック条件設定
RoboRoboコンプライアンスチェックには、証券会社が監修する上場基準のネガティブワードリストが用意されています。そのため、自社でのリスト作成やチェックにかかる手間を省くことができ、担当者ごとの見落としや判断のばらつきも減らせます。
また、ネガティブワードリストでは自社独自のワード追加・削除が可能です。さらに、チェック対象期間の一括設定もでき、1週間以内・1年以内といった単位指定、対象の期間だけを参照する日付指定も行えます。
このように、チェック条件設定では自社で使いやすいようにカスタマイズできます。
自動検索
自動検索では、検索を実施したい取引先を選択して「チェック開始」ボタンを押せば、RoboRoboが自動でインターネット上から対象の情報を検索開始します。検索中でもパソコンの利用はでき、検索が完了すればメールで通知されます。
取引先は1件から最大1,000件まで検索でき、複数の取引先を選択して同時検索も可能です。検索結果の表示は1件あたり10秒ほどで完了します。
自動取得
RoboRoboコンプライアンスチェックでは、インターネットと新聞記事のタイトル・解説文・URLなどを、同時に自動取得できます。取得した結果は、PDF・CSV・Excelファイルに一括保存でき、データの効率的な活用につなげられます。
Excel保存の場合、選択した企業と検索件数を一覧でまとめたサマリファイルの保存も可能です。また、検索されたWebページを画面キャプチャーしてPDFファイルで取得することもでき、取得にかかる時間は1ページあたり5分程度です。
フォルダ管理機能
フォルダ管理機能では、登録した取引先を指定のフォルダに分類して管理できます。検索の実行やチェック結果の閲覧はフォルダごとに行えるため、部署単位・子会社単位といったフォルダ分けをすることにより、詳細なコンプライアンスチェックがしやすくなります。
フォルダ管理画面には、「フォルダ設定」と「フォルダ一覧/登録」の2つのタブがあります。新たにフォルダを作成する際には、「フォルダ一覧/登録」からフォルダ作成を選択します。作成したフォルダは一覧で編集・削除が可能です。
Excelフォーマットで一括登録した場合には、登録時のファイル名で自動的にフォルダが作成されます。また、「フォルダ設定」では、チェックボックスを用いてまとめてフォルダ指定することもできます。これらにより、取引先の再チェックや保存などが容易です。
取引判断
コンプライアンスチェックの結果が届いたら、チェック結果一覧から取引判断を行います。一覧には、チェックに利用したネガティブワード、関連ワードやチェック日、注目度割合などが見やすく表示されるため、意思決定の迅速化につながります。
また、取引判断は承認・否認・保留の3種類で結果を記録し、判断に至った理由や懸念事項などをコメントで残すことも可能です。取引判断結果はリアルタイムで社内共有されるため、RoboRobo上で複数人による円滑なコミュニケーションが実現します。
RoboRoboコンプライアンスチェックを導入するメリット

RoboRoboコンプライアンスチェックは、企業の業種や規模に関わらず数多くの企業に導入され、高い評価を得ています。ここでは、RoboRoboコンプライアンスチェックを導入する主なメリットについて解説します。
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RoboRoboコンプライアンスチェックを導入するメリット
担当者の作業負担を大幅に削減できる
従来のコンプライアンスチェックでは、取引先の登録や検索、検索結果の確認、証跡の保存、取引判断など作業工程が多く、担当者の負担が大きいです。しかし、RoboRoboを導入すれば、取引先の登録から証跡の保存までを自動化し、作業負担を大幅に削減できます。
特に、反社・コンプライアンスチェックの重要性が高く、取引先数が多い企業において十分な導入効果を得られるでしょう。毎月100件以上のチェックを行っていた企業では、従来の作業時間を約80%削減できたという導入事例もあります。
わかりやすいUI設計で内部統制を強化
RoboRoboコンプライアンスチェックでは操作マニュアルが提供されていますが、UI設計が直観的でわかりやすいことにより、内部統制の強化としても効果を発揮します。エンタープライズ企業をはじめ、中小企業などリソースが限られる企業でも導入しやすいのが利点です。
また、調査した証跡はすべてRoboRobo内で一元管理され、PDFなどへの保存がまとめて行えます。そのため、人材不足への対応や属人化の防止につながり、さまざまな人為的ミスを防ぎつつ、効率的かつ適切なコーポレートガバナンスの強化も可能です。
クリエイティブなコア業務に集中できる
RoboRoboコンプライアンスチェックを利用することで、工数のかかるコンプライアンスチェックの自動化・効率化が図れます。さらに、リスク精査すべき情報の判断が迅速化し、人力による確認作業で要する時間の短縮が可能です。
RoboRoboでプロセスを自動化し、よりクリエイティブなコア業務に集中できると、企業の生産性向上につなげられます。一度コンプライアンスチェックを始めると、営業活動の停滞が発生してしまい、大事な商談のタイミングを逃す場合があります。
しかし、法務・総務担当者の業務効率化を実現することにより、営業担当者との素早い連携が行えるため、営業プロセスの停滞を防げます。その結果、企業収益につながる本来のコア業務に集中しやすくなり、ビジネスチャンスを逃さず新たな事業展開にも寄与します。
既存ツールとの連携で利便性を高められる
RoboRoboコンプライアンスチェックは、既存ツールとの連携が可能です。連携方法には、API連携とCONNECT連携の2種類があり、API連携は有料オプションです。
例えば、自社ですでに利用しているCRMやSFAとAPI連携すれば、取引先の一括登録や検索実行・検索結果の取得をすべて自動で行うことができます。取引先情報を入力するだけで反社チェックが完了し、複数のツールを行き来する煩わしさをなくして利便性が向上します。
CONNECT連携は、RoboRoboから各サービスを選択して連携する方法であり、Salesforceやkintone、基幹システム、Excelデータなどと連携が可能です。連携可能なデータは270種類以上存在し、データ連携設定をするだけですぐに使えます。
RoboRoboコンプライアンスチェックの口コミ・評価

RoboRoboコンプライアンスチェックの口コミ・評価で多いのは、「検索速度が速い」「検索が1回で済むためプロセスが簡略化された」など、検索の効率化に対する評価です。これは、AIを使ったインターネット記事と新聞記事の同時検索が高く評価されたものです。
また、「3段階の注目度判定により目視確認のプロセスが簡易化できた」といった注目度判定に関する評価もあります。生成AI/LLMを活用した独自開発の「AI注目度判定」や「記事要約・解析」が業務上で非常に役立ち、効率化につながっているといえるでしょう。
RoboRoboコンプライアンスチェックの料金体系

RoboRoboコンプライアンスチェックの料金プランには、定期的な調査に適した「定額プラン」、試しに調査してみたい場合におすすめの「ミニマムプラン」、不定期な調査や限定機能だけを使いたい企業に適した「従量プラン」の3つが用意されています。
定額プランとミニマムプランは利用できる機能に違いはありませんが、従量プランで利用可能な機能は、注目度AI判定とチェック条件変更のみです。一括登録や一括検索、証跡保存取引判断、フォルダ管理などは利用できません。
各プランの主な料金体系は、下記のとおりです。
プラン | 定額プラン | ミニマムプラン | 従量プラン |
---|---|---|---|
1件あたりのご利用料金 インターネット検索 | 〜200円/件 | 250円/件 ※20件/月まで | 250円/件 |
インターネット+新聞検索 | 〜300円/件 | 350円/件 ※20件/月まで | 350円/件 |
※価格はすべて税抜
RoboRoboコンプライアンスチェックの導入の流れ

RoboRoboコンプライアンスチェックの導入を検討する際、本格的な導入前に「無料お試し」を申し込む必要があります。無料お試しでは、実際の取引先で10件までお試し利用が可能なため、UIの操作性や費用対効果などを確認しましょう。
利用の流れとしては、専用の登録フォームに情報を入力し、確認メールを受信したら無料お試しの申し込み完了です。また、質問・相談にも随時対応しているため、自社に適しているかなどの不明点を事前に問い合わせておくと、スムーズな導入が実現するでしょう。
RoboRoboコンプライアンスチェックを導入する際の注意点

新聞記事の検索はオプションであり、「データベース利用料6,000円/年」と「見出し閲覧10円~/件」、「本文閲覧150円~/件」が必要になります。その他にも、API連携オプション・生成AI/LLMオプション・業務代行オプションなどがあります。
定額プランとミニマムプランは、月額最低利用料金が設定されていているため、ベンダーに問い合わせて確認しましょう。いずれのプランにおいても、最低契約期間は3ヶ月に設定されており、定額プランでは1年契約も選べます。
利用件数をはじめ、自社の状況・要望に合わせて見積り内容が変わるため、まずはベンダーに相談してみるのがおすすめです。
まとめ

RoboRoboコンプライアンスチェックは、取引先について社会規範に反する活動がないかを簡単にチェックできるサービスです。導入により、RoboRoboだけでコンプライアンスチェックのすべての工程が行えるようになり、担当者の手間や工数を大幅に削減できます。
RoboRoboは、コンプライアンスチェックの多くの工程を自動化します。特に、生成AI/LLMを活用したAI注目度判定や記事要約・解析による工数削減の効果は大きく、コア業務に集中できることにより、企業の生産性向上につながります。
コンプライアンスチェックにかかる時間と手間を削減し、反社チェック業務の効率化を図りたい場合には、RoboRoboコンプライアンスチェックの導入がおすすめです。