
中古ドメインの調査方法とおすすめツール
中古ドメインはSEOに強く、うまく使えばサイトの評価を一気に引き上げられる可能性を秘めています。
しかし、中古ドメインには「当たり」と「ハズレ」があり、選び方や調査方法を誤ると、スパムリンクやペナルティのリスクを引き継ぐ危険も。
この記事では、中古ドメインを調べるための基本的な調査方法や調査ツールを紹介します。
初心者でも迷わず使えるおすすめの無料・有料検索ツールや、具体的なチェック項目、見極め方を解説しています。
1. なぜ中古ドメインの調査が必要か
中古ドメインは、過去の運用歴や被リンクを引き継いでいます。
それが良質なものならSEO的に有利ですが、逆にスパム履歴やペナルティがあると、順位が上がらないどころかマイナス評価になることも。
事前調査は、ドメインの中身を知るための最重要ステップです。
ただ見た目の名前や価格では判断できません。しっかり調査することで当たりドメインに近づけます。
2. 中古ドメインを調べる際に確認すべき5つのポイント
- 過去のサイト内容(運用履歴)
- 被リンクの質と数
- スパムやペナルティの履歴
- whois情報の変更履歴や所有者の信用性
- Googleにインデックスされているか(検索反映状況)
3. 調査に役立つおすすめツール(無料・有料)
ツール名 | 用途 | 無料/有料 |
---|---|---|
Wayback Machine(wbm) | 過去のサイトの見た目・運用履歴の確認 | 無料 |
ahrefs / Majestic / SEMrush | 被リンクの分析・スパム判定・DA/DRの確認 | 有料(無料プランあり) |
Moz(Open Site Explorer) | DA/PA確認・被リンク元の精査 | 無料(制限あり) |
Whois検索ツール | 登録者情報や所有履歴の確認 | 無料 |
Archive.is | wbmに表示されないサイトの補完確認 | 無料 |
Google検索(site:ドメイン) | インデックス状況や運営履歴の残骸確認 | 無料 |
4. ツールを使った具体的な中古ドメインの調べ方
Step1:Wayback Machineで過去のサイトを確認
- 「https://web.archive.org」にアクセスし、ドメインを入力
- 時系列カレンダーで過去のスナップショットを確認
- 怪しいリダイレクト、アダルト・ギャンブル系表示があれば要注意
Step2:ahrefsやMozで被リンクを分析
- ドメインの被リンク元のサイトが信頼できるかをチェック
- スパムスコアが高ければ購入を避ける
- 被リンクが自然な文脈で貼られているかも重要
Step3:Googleインデックス状況を調べる
- 検索窓に site:〇〇.com と入力し、検索結果に表示されるか確認
- インデックスされていないドメインは過去に問題があった可能性あり
Step4:Whois情報を確認
- 所有履歴が短期間で何度も変わっている場合は転売・スパムの可能性あり
5. 初心者が陥りやすい落とし穴と注意点
- 「被リンクの数が多いから良いドメイン」と思い込む
- スパムリンクを見抜けず購入してしまう
- DAやDRのスコアだけで判断する
- wbmで過去の使用内容を見ずに購入する
- ドメイン名の“見た目”ではなく、“中身”を見ることが成功のカギです。
6. まとめ
中古ドメインは、正しく調べて選べばSEO施策に強力な武器になります。
ですが、調査を怠るとスパムやペナルティを引き継ぐこともあり、まさに「諸刃の剣」。
複数のツールを活用しながら、運用履歴・リンクの質・所有履歴・インデックス状態を総合的に判断して、安心・安全なドメインを選定ししょう。
7. 中古ドメインの購入方法
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過去ドメインのジャンルや各種指標・運用履歴など、中古ドメインを購入する際に知っておきたい情報が多数掲載されています。
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