中古ドメインとは、過去に誰かがWebサイトとして利用していたドメインの事です。
主に、アフィリエイトサイトやサテライトサイト用のドメインとしてよく利用されています。

中古ドメインは、その価値により数万円や数百万円といった高額で取引されるドメインも存在します。
ここでは中古ドメインのメリットや注意点などをわかりやすくお伝えいたします。

過去に誰かが利用していた中古ドメインには『過去利用時のリンク（被リンク）』や『Googleからの評価』が残っています。
その中古ドメインを購入し活用することで、一から評価を高める必要がある新規ドメインに比べ、格段にスタートダッシュが決められるのが中古ドメインのポイントです。

言わば、元々レストランとして運営されていた店舗の居抜き物件を契約し、同じようにレストランを運営する場合、通常よりもスムーズに店舗を開業でき、集客の手間もかからずお客さんを呼び込む事ができるのに似ています。
また、良い立地条件で運営されていた店舗であれば人通りも多く、同じ場所で運営する新しい店舗でも一定の集客が望めます。

ドメインは元々一定のサイクルで再取得が可能になるもので、再取得が可能になったドメインを購入・活用すること自体は違法ではありません。ドメインの権利者は更新することで所有権を延長することが可能なため、再取得が可能になったドメイン名は更新されずに権利が放棄されたドメインとなります。

再登録したドメインに対して以前のドメイン所有者の方から連絡があるケースもありますが、その場合には当事者間で今後のドメイン名の管理方法や権利をどのように扱うのか調整する必要があります。
なお、ドメイン名自体が相手の商標や権利を侵害するような場合、ドメイン紛争などのトラブルが発生する可能性がありますので、中古ドメイン名として登録するドメイン名の文字列などには注意を払う必要があります。

また、中古ドメインが引き継ぐのは『良い評価』だけではなく、『悪い評価』も引き継いでしまいます。 一概に『中古ドメイン』といっても使われてきた経緯はドメインごとに違うため、過去に不適切なコンテンツを展開していたドメインや、質の悪い被リンクが多いドメインなども存在します。

そういったドメインはGoogleからのペナルティを受けている可能性があるため注意が必要です。
※ペナルティを受けているドメインに対しては、SEO効果は見込めない場合がほとんどです。

アフィリエイトサイトやサテライトサイト用のドメインとして中古ドメインを使用する際には、注意すべきことがあります。
Googleは検索結果(SERPs)向上のため定期的にアップデートを行っており、その中で「E-E-A-T」（※）を重要視する方針があります。
※Experience（経験）、Expertise（専門性）、Authoritativeness（権威性）、 Trustworthiness（信頼性）
これは質が高く、ユーザーに対して有用であるコンテンツでなければ評価されないことを指します。

過去のWebサイトと関連のないコンテンツで新しいサイトを立ち上げてしまうと、訪れた人にとって価値のないコンテンツが表示されているWebサイトになってしまい、検索エンジンから過去の評価を引き継ぐことができません。
そうなると中古ドメインを購入するメリットを失ってしまいます。
中古ドメインとしての評価を引き継ぐにあたっては、過去のWebサイトと関連性のあるコンテンツを立ち上げ、訪問者にとって有用なコンテンツを提供する必要があります。

ドメインオークションの『ドメイン詳細画面』では、過去のサイト運用履歴のキャプチャを確認することができます。
是非、中古ドメインを購入する際の参考情報としてご活用ください。

お名前.comのドメインオークションページには、多数の中古ドメイン名と各種数値などが掲載されています。
ここでは各項目の意味について説明します。

本ページでもご紹介しているお名前.comの『ドメインオークション』では、毎月多数の中古ドメインが出品されています。

過去ドメインのジャンルや各種指標・運用履歴など、中古ドメインを購入する際に知っておきたい情報が多数掲載されています。
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