中古ドメインとは?~メリット・デメリット、選び方から取得方法まで徹底解説~

ここでは、中古ドメインが気になり始めた初心者の方向けに、基礎知識から応用まで、様々な観点から解説していきます。
中古ドメインとは、過去に誰かが利用していたWebサイトのドメインのことです。新規ドメインとは異なり、すでに検索エンジンや第三者から何かしらの評価が加わっているため、うまく利用すればコンテンツの拡散やSEO効果、即時のトラフィック獲得に役立ちます。

一方で、中古ドメインには複数のデメリットや潜在的なリスクも存在します。取得する際には一部注意点があり、効率的にサイト運営を進めるためには重要なポイントを押さえることが大切です。そのうえで、潜在的なリスクを回避する方法を理解しておく必要があります。

本記事では、中古ドメインのメリット・デメリットを整理し、SEO効果の高さ、即時トラフィックの獲得、そしてドメインの品質などの利点に加えて、中古ドメインの選択・購入というプロセスを通じて遭遇する可能性のある落とし穴や注意点、それらをどのように避けるかについて具体的に説明していきます。さらに、中古ドメインの取得方法についても解説します。

中古ドメインを活用して、ウェブサイトの立ち上げやリブランディングを成功させるための秘訣を学びましょう。これから中古ドメインを取得する予定の方は、ぜひ最後までご覧ください。

  1. 1.中古ドメインとは?
  2. 2.中古ドメインのメリットとは?~新規ドメインとの違いについて~
  3. 3.中古ドメインは違法なの?~リスクやデメリットについて~
  4. 4.中古ドメインの選び方①~過去の利用状況との親和性~
  5. 5.中古ドメインの選び方②~数値の意味や履歴の確認~
  6. 6.中古ドメインの取得方法
  7. 7.まとめ
  8. 8.中古ドメインの購入方法

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1. 中古ドメインとは?

中古ドメインとは、過去に誰かがWebサイトを運用していたドメインのことです。
既に検索エンジン(Googleなど)から評価を受けており、SEO(検索エンジン最適化)の観点から見ると、有利なスタートを切ることが可能です。
主に、アフィリエイトサイトやサテライトサイト用のドメインとしてよく利用されています。

中古ドメインは専門の販売サイトで取引されており、評価に応じて価格が変動します。中には数万円~数百万円といった高額で取引されるものもあります。
各指標の評価が高いほど、価格も高くなる傾向があります。

2. 中古ドメインのメリットとは?~新規ドメインとの違いについて~

新規ドメインは、これまで誰も使用していない全く新しいドメインを指します。Googleや第三者からの評価は一切受けていないため、SEO上位に表示されるまで時間がかかります。
しかし、中古ドメインと異なり、希望するドメイン名を自由に選べたり、比較的安価に購入できたりするメリットがあります。
一方で中古ドメインは、過去利用時のリンク(被リンク)やGoogleからの評価が残っており、一から評価を高める必要がある新規ドメインに比べ、格段にスタートダッシュが決められるのがポイントです。

言わば、元々レストランとして運営されていた店舗の居抜き物件を契約して再利用するようなもので、通常よりもスムーズに開業でき、集客の手間も軽減されます。良い立地条件であれば新しい店舗でも一定の集客が見込めるのと同様です。

中古ドメインの主なメリット

・検索結果の上位に表示されやすい

過去に高品質なコンテンツで多くの訪問者を集めたドメインは、検索エンジンから良い評価を受けやすく、新規サイトよりも早く検索上位に表示されやすくなります。
過去に評価された実績があると、新しいコンテンツを投稿した時も以前の評価が反映される傾向があります。一から新規サイトを構築するよりもスムーズにスタートを切ることができます。

・過去の被リンクをそのまま活用できる

前所有者が獲得した被リンクを引き継げるため、ゼロからリンク構築するよりも効率的にSEO対策を進められます。

・インデックスされるスピードが速い

検索エンジンにすでに認知されているため、新しいコンテンツを投稿した際のインデックスも速く、情報拡散を有利に進められます。
インデックスとは、検索エンジンがWebサイトの情報を収集して、データベースに登録することです。
インデックスされると、新規コンテンツが検索結果に表示されやすくなります。新規ドメインではまず信頼性を確立することから始めるので時間がかかりますが、中古ドメインは既に検索エンジンから認知されているため、インデックススピードが速いのです。

3. 中古ドメインは違法なの?~リスクやデメリットについて~

ドメインは元々一定のサイクルで再取得が可能になるもので、再取得が可能になったドメインを購入・活用すること自体は違法ではありません。
ドメインの権利者は更新することで所有権を延長することが可能なため、再取得が可能になったドメイン名は更新されずに権利が放棄されたドメインとなります。
再登録したドメインに対して以前のドメイン所有者の方から連絡があるケースもありますが、その場合には当事者間で今後のドメイン名の管理方法や権利をどのように扱うのか調整する必要があります。
なお、ドメイン名自体が相手の商標や権利を侵害するような場合、ドメイン紛争などのトラブルが発生する可能性がありますので、中古ドメイン名として登録するドメイン名の文字列などには注意を払う必要があります。

また、中古ドメインが引き継ぐのは良い評価だけでなく、悪い評価も含まれます。過去に不適切なコンテンツを掲載していたり、質の悪い被リンクが多い場合にはGoogleからのペナルティを受けているケースもあります。その場合SEO効果は期待できません。

中古ドメインの主なデメリット

・購入費用が高額になる場合がある

中古ドメインは新規ドメインと比較すると高額になることが多いです。特に、SEO評価が高いドメインほど高額になる傾向にあります。
価格は、検索エンジンや第三者からの評価が直結します。権威性の高いドメインや知名度の高いブランドのドメインなどは特に高額になります。
ただ、中古ドメインは安価であっても過去の実績を引き継ぐという点は変わりません。無理に高額な中古ドメインを選ぶのではなく、予算と評価のバランスで検討することが大切です。

・悪い評価も引き継ぐ可能性がある

中古ドメインが引き継ぐのは良い評価だけではありません。同じように悪い評価も引き継ぎます。

  • 不適切な内容のコンテンツを投稿していた
  • 質の悪い被リンクを大量に受けている(スパムリンクの可能性あり)
  • サイト内にコピーコンテンツが多い

上記のような特徴があるドメインは注意が必要です。最悪の場合、検索エンジンからペナルティを受けている可能性があります。
ペナルティを受けているドメインを使ってコンテンツを投稿しても、評価を受けることができず検索結果に表示されない恐れがあります。
こういったことが起きないよう、中古ドメインを購入する際は運用履歴の確認が必須です。

・ドメイン名を自由に決められない

先述しましたが、新規ドメインは好きな文字列を選ぶことができます。一方で、中古ドメインは既に決まっている文字列の中から選ぶ必要があります。自社のブランドやサービスに適したドメインを選ぶのは困難です。
ドメイン名とWebサイトの内容がミスマッチだと、公式サイトとして認識されにくいなどのデメリットがあります。

4. 中古ドメインの選び方①~過去の利用状況との親和性~

Googleは検索評価で「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」を重視しています。
過去のWebサイトと関連性のないコンテンツを載せると評価を引き継げず、中古ドメインの利点を失ってしまいます。

したがって、中古ドメイン購入時には過去サイトとの親和性を意識し、訪問者に有用なコンテンツを提供することが重要です。

お名前.comのドメインオークションでは、過去の運用履歴キャプチャを確認でき、選定時の参考になります。

5. 中古ドメインの選び方②~数値の意味や履歴の確認~

中古ドメインを選定する際には、以下のポイントが重要です。

被リンクの質を確認する

被リンクの数はもちろん、一つ一つの被リンクの質も中古ドメインの価値を決める要素になります。高品質な被リンクはSEOにおいて高い評価を受けられる傾向があります。
中古ドメインを購入する際は、必ず被リンク元の信頼性や関連性を確認しましょう。権威性の高いWebサイトや、知名度の高いブランド・サービスなどからの被リンクがあると、高評価に繋がります。

Googleからペナルティを受けていないかを確認する

Googleからペナルティを受けていると、たとえ高品質のコンテンツを投稿したとしても、検索エンジンに表示されない可能性があります。
ペナルティの有無は「Spam Score」などのツールで確認できます。簡単に調べられるので、購入前に必ずチェックしましょう。

ドメイン年齢・ドメインスコアを調べる

ドメイン年齢とは、その名の通りドメインの年齢です。古いドメインの方が検索エンジンからは信頼性があるとして評価される傾向にあります。
ドメインスコアは、検索エンジンからどれくらい評価を受けているかを示す指標です。ドメイン年齢やドメインスコアも、高評価であればSEOで有利になります。
ペナルティの有無と同じく、ツールなどで調べておきましょう。

商標が含まれていないか確認する

ドメイン名が第三者の商標を含まないか、「J-PlatPat」で調査しておきましょう。
もしドメイン名に商標が含まれていると、訴訟などの問題に発展する恐れもあります。
せっかく購入したドメインを手放すことになってしまうことを避けるため、事前にチェックすることが肝心です。

お名前.comのドメインオークションページには、各種数値が掲載されています。
中古ドメインを購入する際は、必ず指標をチェックしましょう。

・ドメイン名

対象ドメイン名の文字列となります。
中古ドメインにはアフィリエイトサイトやサテライトサイト用だけではなく、わかりやすい『いい文字列』のドメインも出品されています。

・DA(ドメインオーソリティ)

DAとは、ドメインが検索エンジンの順位においてどの程度評価されていたかを表す指標です。数が大きいほど高評価になります。

・外部リンク数

ドメインに対して、外部サイトが貼っていたリンク数を表す指標です。数が大きいほどリンク数が多かったことを示します。「被リンク数」と意味は同じです。

・ジャンル

以前そのドメインで運用されていたWebサイトのジャンルです。過去のジャンルと合った内容を発信することはSEO観点で非常に重要です。運用する予定のWebサイトの内容に合うジャンルを選びましょう。

・関連ワード

対象ドメインから連想される関連ワードです。各ドメインで運用するサイトのイメージがわかない場合は関連ワードを参考にしましょう。

・現在価格

現在の落札価格です。
入札する場合には、この価格以上で入札する必要があります。

・入札数

現在の入札数です。

人気のドメイン名には多数の入札が行われます。

・残り

オークション終了までの残り時間となります。

これらを参考に、自分の目的に合った中古ドメインを選びましょう。

6. 中古ドメインの取得方法

中古ドメインは以下の手順で取得できます。

  1. 販売業者を選ぶ
    中古ドメインは業者を経由せずに購入することも可能ですが、個人でドメインの指標を調査したり、買い付けを行ったりすることは難易度が高く、リスクもあります。
    販売業者は多数あるため、信頼できる業者を選びましょう。
    また、中古ドメインを購入する形式はいくつかあります。
    ・バックオーダー
    事前に希望のドメインを予約する購入形式です。業者が取得に成功した場合は購入できます。
    ・オークション
    同じドメインに対して複数のバックオーダーがあった場合は、オークションで最終的な購入者が決まります。

    お名前.comの「ドメインオークション」では、毎月多数の中古ドメインが出品されており、ジャンルや運用履歴など購入判断に役立つ情報も豊富です。

  2. アカウントを作成する
    中古ドメイン販売サイトでは、アカウントを作成してドメイン購入に進むことが多いです。
    実際の申し込み手順などは販売業者のWebサイトで確認しましょう。
  3. 一覧から希望のドメインを選ぶ
    多くの販売業者では、購入可能な中古ドメインがリスト形式に並んでいます。被リンクやドメイン年齢、運用履歴などを比較したうえで、目的や予算にあったドメインを選びましょう。
  4. 購入して設定する
    ドメインは、購入して終わりではありません。レンタルサーバーの設定やSSL化、WordPressの導入など、複数の作業が必要です。せっかく購入した中古ドメインを最大限活かせるよう、なるべく早いタイミングで設定を進めましょう。

オークションは無料で参加でき、全てのドメインにどなたでも入札可能です。購入後はレンタルサーバー設定・SSL化・WordPress導入などを行い、ドメインを活用します。

7.まとめ

中古ドメインには「検索結果の上位に表示されやすい」「被リンクを引き継げる」「インデックスが速い」といったメリットがある一方で、「購入費用が高い」「悪い評価を引き継ぐリスク」「ドメイン名を選べない」といったデメリットも存在します。
選び方のポイント(被リンクの質・ペナルティ有無・年齢やスコア・商標確認)を押さえたうえで、自分の目的に合った中古ドメインを購入しましょう。

8.中古ドメインの購入方法

お名前.comの『ドメインオークション』では、毎月多数の中古ドメインが出品されています。

過去ドメインのジャンルや各種指標・運用履歴など、中古ドメインを購入する際に知っておきたい情報が多数掲載されています。
これから中古ドメインを始めようという方から、すでに活用されている方まで、幅広いお客様のご要望にお応えするサービスとなっています。

オークションへの参加費は『無料』で、出品されている全てのドメインに対してどなたでも入札することができます。
中古ドメインを活用し、早期にWebサイトの集客力をつけたい方は、ぜひお名前.comのドメインオークションに参加してみてください。

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