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ドメインから始めるWebブランディング

サイト戦略の第一歩は、キーワード×ドメイン×ブランディングから:いま、ネットの世界で「キーワード」ほど重視されているものはない。検索エンジンの隆盛で、集客の決め手がキーワード戦略にあるからだ。ここに、ブランド戦略が加われば、集めた顧客に対し、次なるアクションを喚起できる。そしてキーワードとブランド、2つの戦略を結ぶポイントになるのがドメインである


強いブランドイメージをもつ言葉を加え自社サイトのブランディングに生かす!

商標は法律で守られた、他にない自社だけのキーワードです。会社名も例外はありますが、これに準じるものといっていいでしょう。これらのドメイン名を登録し、ブランディングできればこれに勝る武器はありません。この「キーワード×ドメイン×ブランド」でサイトに訪れる人は、何気なく探して来た人ではなく、明らかに目的をもった人であり、レスポンスやコンバージョンが期待できるからです。

とはいえ、社名や商標のブランディングは一朝一夕で成立するほど、簡単なものではありません。そこで注目したいのが、ほかのブランドの力を借りる戦略です。

ブランディング視点で考えるドメイン選択のコツ

基本1:「社名」「屋号」「個人名」でドメイン名を登録する

メリット

  • 「社名」「屋号」などでドメイン名を登録することは企業にとって必須。
  • 個人商店の場合は「個人名」も候補となる。
  • 商用利用価値、資産価値は高い。
  • 社名や屋号が浸透(ブランド化)すれば、URLを直打ちしてアクセスしてくる人も増える。
  • 「社名.co.jp」のドメインで登録することが望ましい。
  • 登録したドメインで必ずしもサイト開設しなくてもよい。むしろメールアドレスに「社名.co.jp」が使えるメリットのほうが大きい。

注意点

  • 社名の場合、同名の社名も多いので、そのままでは登録できないこともある。

基本2:「商標」でドメイン名を登録する

メリット

  • 自社保有の「商標」でドメイン名を登録しておくことは企業にとって必須。
  • ブランディングとの連動戦略をとりやすい。
  • 他社との差別化を図りやすい。
  • 「商標ドメイン」のサイトをつくることで、販促に生かすことができる。

注意点

  • 知られていない「商標」の場合、浸透させるのに時間とコストがかかる。

応用1:「業種・業態」を含んだドメイン名を登録する

メリット

  • 「電機」「塗装」などの業種名がついていれば、ドメインを見ただけでサイト内容を把握しやすい。
  • ブランディングとの連動戦略をとりやすい。
  • 他社との差別化を図りやすい。
  • 「商標ドメイン」のサイトをつくることで、販促に生かすことができる。

注意点

  • 自社が「さくらや」という花屋だったり、本田メッキという社名だったとする。
    • 社名そのままのドメインは、全国的に有名な「カメラのさくらや」「本田技研」が登録しているため、登録できないし、何よりブランド力が違う。
    • また、「sakuraya.us」などと他の種類のドメインを登録しても、ユーザーから間違えられやすい。
    • ただ「さくらや」「ホンダ」という言葉は、ブランド力があり、覚ええてもらえやすい言葉である。
    • そこで「hana-sakuraya」「mekki-honda」というドメインを考える。
    • 2語とも覚えやすく、業種が明確なので、間違われずにすむ。

応用2:「地名」を含んだドメイン名を登録する

メリット

  • 地名には「別府→温泉」「銚子→醤油」のように、いっていのジャンルとセットになってブランド力を発揮するものがある。こうした業種についているなら地名をつけるほうがビジネス価値の高い場合が多い。

注意点

  • 自社が野田にある「○○醤油」というメーカーであったとする。
    • 社名そのままに「○○-shouyu」でもいいが、「shouyu」は耳で聞いただけでは「shoyu」「shohyu」など、文字列が意外に連想しにくい。
    • むしろ「noda-○○」としたほうが間違えにくく、醤油どころの野田のイメージを付加させやすい。
  • 自社が熱海にある「△△旅館」であったとする。
    • 「△△ryokan」でもいいが、これではほかの旅館と差異化しづらい。
    • むしろ「atami-△△」のほうが温泉宿のイメージが明確になる。
      サイトでも「熱海」をしっかり打ち出し、漠然と温泉を探している人ではなく、熱海で温泉を探している人をしっかり取り込むことが肝心。

応用3:あつかう商品、商材、素材などを含んだドメイン名を登録する

メリット

  • 一般的な商品名「テレビ」「紬」「リンゴ」などが主力商品であれば、これらを付加する方法もある。一般名詞は覚えやすいので、社名と語呂のいいものを選ぶといいだろう。
  • 商品名で難しいのは綴り。たとえば「リンゴ」の場合、「ringo」とするのが普通だが、「リンゴ」という言葉をローマ字で表記するのに多くの人は慣れていないので違和感を感じてしまう。
  • かといって英語の「apple」にすると、綴り方のわからない人がいると同時にアップル・コンピュータという別の概念を想像する人も出てくる。
  • 「テレビ」の場合も、語のまま「terebi」は違和感あり。「television」は綴りが難しく、「tv」ではテレビ局を連想してしまう。
  • これらの語を使うときは「日本語.jp」も意識しておきたい。

応用4:それ以外の知られている言葉を含んだドメイン名を登録する

メリット

  • 警備会社なら「警備」「安全」、商店なら「毎度」「おおきに」、飲食店なら「美味」「ばかうま」といった言葉を加えると、インパクトがあり、耳に残りやすいものになる。
  • 全国的に知られている言葉であれば、方言を使うと地方色を出せる。
  • 「ファイト(fight)」「ハロー(hello)」「ハッピー(happy)」といった一般的な英単語も付け加えやすい言葉といえる。
  • アメリカでは複数語を続けてドメインにする傾向があるが、日本では複数語を続けると綴り字に不安が出るためか、語の間に「-(ハイフン)」を入れる傾向がある(例:happy-babyなど)。ハイフンをつけるかどうかよく吟味するように。
  • 覚えやすいものであれば、数字を加える方法もある。「denki4141(電機ヨイヨイ)」「1192kamakura(いいくに鎌倉)」など。