【徹底解説】Googleアドセンスの審査に受からない場合のチェックポイント

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Googleアドセンスを利用したいけれど審査を通過できない、という声を耳にすることがよくあります。厳しいことで知られるGoogleアドセンスの審査ですが、ポイントを抑えて対策すれば、合格は難しくありません。今回は、Googleアドセンスの審査を攻略するためのテクニックについて解説します。

Googleアドセンスの審査とは何か?

Googleアドセンスの導入にあたって、最大の障害となるのが審査でしょう。
Googleアドセンスでは登録時に行われる審査をクリアしないと、サービスを利用できるようになりません。審査は、広告を掲載するサイトのURLを送信し、実際にサイトの内容を確認してもらうことで行われます。
審査にかかる時間はまちまちで、短いときには数日程度、長いときには数週間かかることもあるようです。

Googleアドセンスの審査の評価基準は明らかにされていませんが、基本的には掲載した広告の価値を毀損しないよう、一定以上の完成度のメディアにのみサービスの利用を許可するためのものなので、機能が不足していたり未完成なサイトであったりすると容赦なく落とされます
特に近年は、なかなか審査を通過できないという声を耳にすることが多く、審査を厳しく行うことで、アドセンス広告を掲載するサイトのレベルを高く維持したいという、Googleアドセンス側の意向が強く現れているようです。
また、そんな状況を利用して、Googleアドセンスの審査通過を保証すると謳う、高額なコンサルティングビジネスも登場しています。

とはいえ、審査の厳しさを過剰に恐れる必要はありません。
Googleアドセンスの審査は落選したところで特にペナルティはなく、何度でも挑戦が可能なので、粘り強く修正を繰り返して再審査に望んでいれば、時間はかかったとしても、いずれは合格が見えてきます。
審査ではサイトのどの部分に問題があったのかを明らかにしてはくれませんが、Googleアドセンスの審査で重視されているポイントについては、ユーザー間の情報共有によりかなり細かく推測されているので、そのポイントに向けた対策に重点的に取り組めば、合格は決して難しくはないでしょう。

Googleアドセンスの審査で重要なのは、Googleアドセンスが何のために審査をしているのか、なぜその項目が審査のポイントになっているかを理解すること、そして、何度か審査に落ちたくらいではへこたれずに、繰り返しチャレンジし続けることです。
審査に落ちたとしても、失うものは何もないので、結果を受け入れて粛々と修正を進めましょう。

Googleアドセンスの審査の期間とポイント

ここからはGoogleアドセンスの審査のポイントを解説していきましょう。
Googleアドセンスの審査は、初回の登録時にサイトのURLを提出することで開始されます。

審査にかかる期間は状況によってまちまちで、通常は2〜3日以内に結果が出ますが、長いときには数週間、混雑しているタイミングでは一ヶ月以上かかることもあるようです。
審査に合格すれば、晴れてGoogleアドセンスの運用をスタートできますが、落ちた場合はURLの再提出となります。提出回数に制限はありませんが、適切な修正が行えないと、いつまで経っても審査は通りません

Googleアドセンスの審査でもっとも重要なポイントとされているのが、次に挙げる独自ドメインとプライバシーポリシーです。

独自ドメイン

Googleアドセンスでは、独自ドメインを利用していないサイトは審査を通過しません。無料のブログサービス(はてなブログ、楽天ブログなど)でブログを開設すると、URLはそのブログサービスのサブドメインになりますが、このURLのままで審査に臨むと、確実に落とされることになります。「お名前.com」などのレジストラで独自ドメインを取得し、サイトに設定してから審査に臨みましょう。
なお、トップレベルドメインの種類(.comや.jpなど)は、審査の合否には影響しないので独自ドメインでさえあれば、好きな文字列を選んで構いません。

プライバシーポリシー

Googleアドセンスの審査で独自ドメインと並んで必須なのが、個人情報の取り扱いの方針を示した文章、プラバシーポリシーです。
ウェブの個人情報の取り扱いについては、年々規制を求める動きが強まっていて、GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)のようなグローバル企業のみならず、個人運営のサイトやサービスであっても、明文化した基準に従うべきであるという風潮が生まれています。
特に2018年から運用が開始されたGDPR(EU一般データ保護規則)では、EU外部のサーバーに対しても規制が適用されることから、世界中のサイトやサービスがプライバシーポリシーで、ユーザー情報の取り扱いの基準を定義するようになっています。
個人ブログの場合、プライバシーポリシーがなくてもすぐにトラブルにはなりませんが、Googleアドセンスの審査にあたっては、プライバシーポリシーの公開は必須事項となっています。
なお、プライバシーポリシーの文面は、ウェブで無料のテンプレートがいくつも公開されているので、それを転用すれば簡単に作成できます。プライバシーポリシーのページを作成したら、審査で目に付きやすいようにトップページの見えやすい箇所(メニューバーの中など)に配置しておきましょう。

これら以外では、審査の時点で公開しているサイトの記事の本数と文字数も、合否に影響があると言われています
ただし、必要な数字には諸説あり、明確な基準が分かっていません。5本の記事で審査に通ったという声もあれば、5本では落とされて10本にしたら通過したという報告もあります。Googleアドセンスの審査は、多くの要素を複合的に見ながら合否を決定しているようなので、この本数・分量があれば確実に審査に通るという基準はありませんが、基本的には10本以上、できれば20本〜30本は公開しておくと、記事の本数が原因で落とされることはないようです。また、記事1本あたりの文字数については1000文字を最低ラインとして、文字数が原因の落選を回避するために、2000字〜3000字は確保しておきたいところです。

Googleアドセンスの審査を通過できないときは?

上述のポイントを踏まえた上で臨んだにもかかわらず、Googleアドセンスの審査に通過できなかった場合は、ブログの記事の内容に問題がある可能性があります。
Googleアドセンスの審査では、記事の中身もチェックの対象になっているので、審査基準にひっかかるリスクのある内容は、避けるに越したことはありません。
公開中の記事が以下の内容に該当していないかを確認しておきましょう。

日記

Googleアドセンスの審査では、日記形式のブログは審査を通過しにくくなっています。これは情報発信によるユーザーへの貢献を評価するGoogleアドセンスの方針によるもので、個人的な日記は公益性に欠けると判断され、審査を通らないことがあるようです。
もちろん日記であっても、多くの人に必要とされるコンテンツを作ることは可能ですが、日記形式はGoogleアドセンスの審査では不利になる可能性が高いので、ひとまず審査を通過するまでは、記事を質問と解答からなるハウツー形式にするなど、日記には見えない体裁にしておくことをオススメします。

YMYL

YMYLは「Your Money Your Life」の略で、ユーザーの生活に大きな影響を及ぼす可能性のあるジャンルを指します。具体的には金融、医療、法律などが該当し、これらの分野の記事に対しては、フェイクニュースの広がりを抑止するために、厳しい内容のチェックが行われています。
このYMYLに該当するジャンルのブログの場合、その時点でGoogleアドセンスの審査にひっかかる可能性があります。
YMYLに関しては、Google検索でも厳しいチェックが行われ、医療関係者や法律関係者など、その分野の専門職に就いている権威ある書き手が手掛けた記事のみが、検索結果の上位に表示されます。資格を持たない一般人が参入すべきジャンルではないので、該当する場合はテーマ自体を再考しましょう。

著作権違反

意外と見落とされがちなのが、ブログの記事に載せている画像の著作権違反です。イラスト・写真を問わず、ネットから拾ってきた画像を記事内で利用するのは、基本的にNGと考えるべきです。権利面での安全性が保証されている画像を使いたい場合は、画像素材サイトに著作権フリーの画像が公開されているので、それを利用しましょう。

禁止コンテンツ

Googleアドセンスではプログラムポリシーで規制対象となるコンテンツを明示していて、具体的には成人向け表現、暴力表現、タバコ・アルコール類の推奨のほか、ユーザーに不快感やショックを与える表現全般が該当します。これらの要素を含んだ情報が掲載されているサイトはGoogleアドセンスの審査には通らず、また審査通過後であっても、これらに抵触するコンテンツが公開されれば、そのページ、あるいはサイト全体のGoogleアドセンスの広告が停止されます。

まとめ

今回はGoogleアドセンスの審査に臨む際に覚えておきたい基本事項について解説しました。

Googleアドセンスの審査に関しては、ネット上に様々な情報がありますが、公式に審査基準が公開されているわけではないので、確実な保証があるとはいえません
Googleアドセンスの審査では、特定の項目について一定の条件を満たしていればOK、といった定量的な判断ではなく、複数の要素を考慮しながら総合的な判断が下されているようなので、審査を確実に通過できる条件を特定するのは難しいでしょう。
とはいえ、クライアントとユーザーへの価値提供を第一とする姿勢は共通しており、そこから外れている要素はマイナス評価になります。

Googleアドセンスの審査にあたっては、サイトの収益を第一に考えるのではなく、広告主や訪問者が気持ちよく利用できるサイトを作ることを、まずは心がけるべきでしょう。

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このサイトのライター
逢坂 秀範

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