アドセンスの審査で「承認手続きを進めています」から進まないときの確認ポイント

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Googleアドセンスに申請したのに「承認手続きを進めています」の状態から進まない、という声を耳にすることがあります。

申請してから1〜2週間も結果が届かなければ心配になるのも無理はありません。

今回はアドセンスの承認手続きが進まないときに、あらためて確認・対応しておきたいチェックポイントについて解説します。

Googleアドセンスの「承認手続きを進めています」とは?

承認手続きを進めています」とは、Googleアドセンスの審査の際に表示されるメッセージです。

Googleアドセンスは利用にあたってサイトの審査が設けられていて、厳しい基準をクリアしなければ通過できません。

この審査は1日程度で完了するのが通例ですが、一方で「承認手続きを進めています」という表示が出たまま審査が進まなくなってしまった、という声もよく耳にします。

中には「承認手続きを進めています」が表示されてから10日以上が経過したのに、何の反応もないということもあるようです。

メッセージだけを見ると審査を通過したようにも受け取れますが、この段階ではまだ審査は終わっていません。

実際、「承認手続きを進めています」に時間がかかった後で審査に落ちたという報告もあり、この時点では合否の当落線上にあるということも充分に考えられます。

そこで「承認手続きを進めています」が表示されている間に、問題のありそうな箇所を再度チェックして、懸念点を潰しておくことが重要です。

「承認手続きを進めています」から進まないときのチェックポイント

Googleアドセンスに申請しても「承認手続きを進めています」から進まない場合、抜け漏れている点や間違えている点はないかをあらためて確認しましょう。

今回は、10個のチェックポイントを解説します。
各項目について詳しく見ていきましょう。

公開している記事が少なすぎないか

まずは公開している記事数を確認しましょう。公開記事が少なすぎる場合、審査が通りにくくなります。


もちろん、中には2〜5記事でアドセンスの申請に通っている方もいるようです。しかし一般的には、10記事程度(1記事1000文字以上)は必要と言われて、しかも質の高い記事であることが前提です。

もし15記事以上投稿しているのに申請が通らなかった場合は、記事数ではなく記事内容(情報の質)に問題があると考えましょう。


また、現時点で記事数が少ないと感じる場合は、審査の申請中であっても新しい記事を追加するのが良いでしょう。

お問い合わせフォームを設置しているか

次にお問い合わせフォームを設置しているかを確認しましょう。お問い合わせフォームの有無も審査対象となります。

サイトを運営していくにあたって、お問い合わせフォームは問い合わせや商談の窓口となります。

いずれにしても将来的に必要となるため、まだ設置していない方はこれを機に設置しておくことをおすすめします。

WordPressにお問い合わせフォームを設置する場合は、プラグイン「Contact Form 7」を活用することで簡単に作成できます。
詳しくは以下の記事よりご確認ください。

合わせて読みたい

WordPressにお問い合わせフォームを設置する方法

プライバシーポリシーを設置しているか

固定ページにプライバシーポリシーが設置されているかを確認しましょう。

プライバシーポリシーも申請対象になるため、設置していないと承認が難しくなります。

設定できていない場合は、Wordpressの左側にあるメニューの「設定」>「プライバシー設定」からページを設定できます。

ネットで検索すると雛形が掲載されていますが、そっくりそのまま活用するのではなく自分のサイトに合うようにアレンジして公開しましょう。

ちなみに本サイトでもプライバシーポリシーの雛形やサンプルを提供しています。
詳しくは、以下の記事よりご確認ください。

合わせて読みたい


【雛形付完全ガイド】プライバシーポリシーの書き方

プロフィールや運営者情報を公開しているか

続いて運営者情報やプロフィールに関しても、固定ページに投稿できているかチェックしましょう。

プロフィールを設定していない方は、運営者が何者なのかについて明示する必要があります。

仕事やプライベートの繋がりの人々にサイトがバレるのが心配な方は、ハンドルネームなどを使って個人が特定されない程度に情報を公開しましょう。


Googleアドセンスに限らず、運営者情報やプロフィールを公開する重要性に関して詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

合わせて読みたい

ブログプロフィールの書き方は?載せるべき要素や画像の作り方も紹介

雑記ブログや日記化していないか

Googleアドセンスに申請したサイトが雑記ブログや日記化していないかも確認しておきたいポイントです。

というのも、雑記ブログや日記形式のブログは、Googleアドセンスの審査では不利になる可能性が高いからです。

Googleアドセンスの方針では、情報発信によるユーザー(読者)への貢献を評価しています。

雑記ブログや日記形式のサイトは公益性に欠けると判断されることがあり、審査に通りにくくなる傾向にあるようです。


審査に通過しやすくするために、ひとまず特化ブログの体裁に整えることを推奨します。

広告ユニットを設置しているか

Googleアドセンスの広告ユニットの設置に関しても確認しましょう。

未設置の場合次の手順で設置できます。

①Googleアドセンスの管理画面にログインする
②左側のメニューにある「広告」>「サマリー」をクリックする
③「広告ユニットごと」タグを選択する
④表示された広告の種類から選ぶ
⑤右下の「作成」ボタンをクリックする
⑥広告コードが表示されるのでコピーする
⑦広告を表示させたいページに貼り付ける

審査が通るまでは白紙のスペースになっていますが、アドセンスの審査に合格するとサイトや記事に広告が表示されるようになります。

審査用コードを適切な箇所に貼っているか

次に審査用コードを適切な箇所に貼れているかを再度チェックしましょう。

WordPressの場合は、以下の手順から確認できます。

①WordPressの管理画面に入る
②左側のメニューにある「外観」>「テーマヘッダー(header.php)」を開く
③その中から〜タグを見つける
④の直前にコードが貼られていれば問題なし

なお、WordPressの有料テーマによって「テーマヘッダー(header.php)」がある場所が異なりますので、見つからない場合は目視で探してください。

アフィリエイト広告を貼っていないか

アフィリエイト広告や他の広告媒体(楽天やAmazonなどの広告)を貼っていないかも確認しましょう。

サイトにアクセスが集まっていない場合や収益が発生していない段階では、広告を外しておいたほうが印象が良いことは間違いありません。


中にはアフィリエイトタグを貼ったままでも合格したという情報もありますが、審査が終わるまでは不安要素を取り除いておくことをおすすめします。

自動広告をONに設定しているか

Googleアドセンスには、自分で好きな場所に広告を貼る以外に、Googleが独自に分析してユーザーの目に留まる方法で広告を掲載する「自動広告」という機能があります。

それに関連して、アドセンスの審査を進めるにあたって自動広告をONにする必要があるという情報があります。

まだ審査結果が届いていないという人は、一度自動広告の掲載をONに設定してみましょう。自動広告の表示が嫌な場合は、合格後に自動広告をOFFにすれば問題ありません。

Googleのコンテンツポリシーに反していないか

最後にGoogleのコンテンツポリシーに反していないかをいま一度確認しましょう。

Googleアドセンスを利用するには、Googleが定めるコンテンツポリシーを守ったサイト運営を行う必要があります。

禁止コンテンツとして定められている代表例は、以下のとおりです。

  • 個人、集団、組織を差別および誹謗中傷するコンテンツ
  • 著作権侵害にあたるコンテンツ
  • 成人向け表現、暴力表現 など

これらの要素を含んだ情報が掲載されているサイトは、Googleアドセンスの審査には確実に通りません。

また審査通過後であったとしても、これらに抵触するコンテンツを公開すればそのページあるいはサイト全体のGoogleアドセンスの広告が停止されます。

なお、申請時には禁止コンテンツではなかった内容が、Googleの方針や社会情勢の変化によって禁止コンテンツに追加されるケースもあります。

知らずに運営し続けるとポリシー違反と見なされることもありますので、ポリシーの更新は定期的にチェックしておきましょう。

14日経っても音沙汰なしならフォームから問い合わせを

上記の10のポイントを確認しても特に大きな問題はなく、しかも2週間以上連絡がない場合は、Googleアドセンス審査状況確認フォームから直接問い合わせましょう。

≫AdSense 審査状況確認フォーム

文面は、審査の進捗を確認する内容であれば問題ありません。
できれば文章内に申請した日付を明記して送るようにしましょう。

まとめ

今回はGoogleアドセンスの「承認手続きを進めています」から手続きが進まないときに、確認すべきチェックポイントを解説しました。

ここで紹介した以外にも、Googleアドセンスの審査に関して、ネット上には多くの情報が公開されています。

しかし審査基準が公になっているわけではないため、今回のチェックポイントも含めて確実な保証があるとは限りません。何が審査に引っかかっているのかを特定できないケースもあります。

ただしあくまでも重要なのは、ユーザーファーストであることです。そこから外れてしまう要素はマイナス評価につながります。


サイトの収益を第一に考えるのではなく、サイト訪問者や広告主にとって有益なサイトを構築することを心がけましょう。

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このサイトのライター
逢坂 秀範

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