知っておきたいアフィリエイト広告の種類と特徴を一覧で紹介

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一口にアフィリエイトといっても、実はさまざまな種類があることをご存知でしょうか。

ブログのリンクから商品を購入してもらう以外にも、TwitterやYouTubeに広告を掲載し、その広告のクリックや表示によって収益を得ることができるなど、アフィリエイトの露出方法は多種多様です。

もちろん、その種類によってそれぞれメリット・デメリットがあり、適性があるジャンルや商品も違うため、アフィリエイトの種類に精通することが、収益を得る上で重要になることは言うまでもありません。

今回は、アフィリエイトの種類を一覧にして、それぞれの特徴について詳しく解説します。

アフィリエイト広告とは?

そもそもアフィリエイト広告とはインターネットの広告サービスの一種で、メディアに掲載した広告を経由した商品購入や会員登録などの成果に応じて、メディアが収益を得ることのできるシステムです。

アフィリエイトはもともと「提携」や「系列」という意味の言葉で、企業がウェブメディアに、自社の商品やサービスの販売を促進してもらう目的で広告を出稿しています。

アフィリエイトを提供しているのは、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)と呼ばれる仲介業者のほかにも、Amazonや楽天といった大規模ECサイトも自社で販売している商品のアフィリエイトを展開しています。

アフィリエイト広告は、企業のメディアだけでなく個人のサイトやSNSにも掲載可能で、個人運営のメディアがウェブで収益を得ることのできる貴重な機会となっています。

アフィリエイト広告には20年以上の歴史があり、収益化、掲載媒体、集客手法などによって様々な種類があるため、目的や環境に最適な方法を見つける上で、アフィリエイトの種類を知ることは非常に重要です。

アフィリエイト広告の4つの種類

アフィリエイト広告には大きく分けて4つの種類があり、それぞれ成果が発生する条件が異なります。

このうち狭義の意味でのアフィリエイト広告は成果報酬型ですが、クリック報酬型やインプレッション型も含めてアフィリエイトと呼ばれることもあるため、ここでは4つをまとめて紹介します。

アフィリエイトを知る第一歩として、4種類の広告の違いを覚えておきましょう。

成果報酬型

もっとも一般的なアフィリエイトの方式です。

ユーザーがアフィリエイト広告のバナーやリンクをクリックし、その先にあるECサイトで商品購入や会員登録などの成果が発生することによって報酬が発生します。

最も多い成果条件である「商品購入」を例にすると、リンクのクリック、ECサイトへの移動、商品の購入、決済手続きと成果までのプロセスが長いためハードルは高めですが、利益率の高い商品を上手く運用すれば巨額の収益を得ることができます。

現在のアフィリエイトサイトの成功事例のほとんどは成果報酬型の広告によるものですので、これからアフィリエイトを始める初心者の方は、まず成果報酬型から取り組むといいでしょう。

クリック報酬型

アフィリエイト広告をクリックした時点で収益が発生する広告で、クリックした後の商品購入は成果に影響せず、クリックの有無だけが成果条件となります。

成果までのハードルが低い点が魅力ですが、クリック1回あたりの収益(クリック単価)が安いため、収益性は必ずしも高くはなく、特にサイトの規模が拡大した場合、アクセス数の伸びに対して収益は頭打ちになりやすい傾向があります。

クリック報酬型の広告サービスはいくつかありますが、平均クリック単価の高さからGoogleアドセンスの一強状態となっています。

Googleアドセンスは登録時にサイトの審査が行われますが基準が厳しく、また利益を伸ばすには、広告の掲載位置の調整や流入ユーザーの絞り込みが必要になることから、アフィリエイトの中級者以上に向いている広告です。

インプレッション型

表示された回数に応じて収益が発生するアフィリエイト広告です。

インプレッション型はクリック報酬型よりもさらにハードルは低く、広告を掲載したウェブページが表示されるだけで収益が発生します。

ただし収益性は非常に低く、広告が1000回表示された場合の収益(インプレッション収益)は、1円〜2円程度というケースが一般的です。

この条件の場合、10万PVのサイトでも100円〜200円程度の収益にしかなりません。

インプレッション型の広告は、個人ユーザー向けのサービスはほとんどなく、Googleアドセンスの一部で採用されている程度なので、あまり存在を意識することはないでしょう。

固定掲載型

ウェブページに決まった期間、掲載することで対価を得られる広告で、テレビCMや誌面広告、街頭の看板と同じ仕組みで、純広告とも呼ばれます。

収益は掲載する期間次第ですが、成果報酬型の広告よりも収益性は高く、数十万円〜数百万円規模の報酬を得られるのが一般的です。

主に100万PV以上の大手メディアで運用されている広告で、媒体のアクセス数、知名度、ブランド価値などの実績が求められることから、個人サイトで掲載される例はごく稀です。

運用しているサイトがジャンルの大手にまで成長したときに初めて、選択肢に入ってくる広告と覚えておきましょう。

媒体・集客方法・商材別!アフィリエイトの種類一覧

アフィリエイトは、その手法によって多くの種類に分類されます。

分類の基準としては媒体、集客方法、商材の3要素によって分けるのが一般的で、アフィリエイトで収益化を目指す場合には、これらの選択肢の中から、テーマや自身の適性に合ったものを選ぶのがおすすめです。

媒体、集客方法、商材別に見たアフィリエイトの種類を紹介していきましょう。

アフィリエイトを展開できる媒体の種類

アフィリエイトは掲載するメディアを選ぶところから始まります。

アフィリエイトで有名な媒体といえばブログですが、他の媒体と組み合わせることでも収益化は可能です。

アフィリエイトを展開可能な媒体として、次の4つを抑えておきましょう。

  • ブログ(サイト)

アフィリエイトでもっとも一般的なのがブログで展開する手法になります。

ブログではない静的なホームページでも可能ですが、SEOの強さや更新のしやすさから、ブログで運用されることが非常に多くなっています。

集客の経路は検索エンジンが中心で、特定のジャンルのみを取り扱う特化型ブログと、ジャンルを限定しない雑記型ブログがあり、前者の方がアフィリエイトの収益性は高くなります。

  • SNS

SNSはSocial Networking Service:ソーシャルネットワーキングサービスの略)でアフィリエイトを展開する手法です。

主にTwitterで利用されることが多く、アフィリエイトリンク付きのツイートを投稿することで、商品の購入を促します。

また、フィードにアフィリエイトブログの記事を投稿して、ブログに誘導することで商品の購入を促す手法も広く行われています。

アカウントのフォロワー数が多いと安定した収益を得られるほか、ツイートがバズって爆発的に拡散すると、成果を得られるチャンスも増えます。

ただし、アフィリエイト目的のアカウントはフォローやリツイートされにくいことから、ブログほどの収益性を期待するのは難しいでしょう。

Twitter以外では、Instagramでもアフィリエイトは可能ですが、投稿にリンクを掲載できない仕様のため導線としての機能に限界があります。

また、Facebookもフォロワーの規模が小さく収益性に欠けることから、一般的とは言えません。

  • YouTube

YouTubeを利用してアフィリエイトを展開する手法で、動画ページの詳細欄にアフィリエイトリンクを掲載し、そこから購入を促します。

テキストよりも動画の方が商品をわかりやすく紹介することができますし、顔出しすることで信頼を得やすいので、人気が高まっている手法と言えます。

しかし、動画内広告の利用には厳しい条件(直近1年の総再生時間が4000時間以上、チャンネル登録者数1000人以上)があるため、すぐに利用できるようにはなりません。

そのため、条件達成まではアフィリエイト広告を利用して収益を得る手法が有効です。

  • メルマガ

メールマガジンの中でアフィリエイトを展開する手法です。

メールマガジンは前時代的なメディアと思われがちですが、メールの圧倒的な利用者の多さと、登録の敷居の低さ、媒体主導でユーザーに情報を届けられるプッシュ型の特性から、現在でも有用なメディアとして重宝されています。

特定のジャンルに特化したメールマガジンで、情報の提供と合わせて商品リンクを紹介する方法が有効でしょう。

アフィリエイトの集客手法の種類

アフィリエイトの成功の鍵を握るのが、ユーザーを集める集客手段です。

メディアに大量のユーザーを集める方法は限られていて、基本的には次の3種類のいずれかになります。

  • SEOアフィリエイト

検索エンジンから流入するユーザーをターゲットにする方法で、アフィリエイトではもっとも主流であると言えるでしょう。

検索ボリュームの大きいビッグワードで検索上位を実現すれば、莫大なアクセス数を得られますが、熾烈な順位競争が行われているため容易ではありません。

現実的には中規模・小規模のミドルワード・スモールワードでの上位入りが目標となるでしょう。

キーワードで検索したユーザーが訪れるため訪問者の属性が偏りやすく、特定のジャンルに特化したメディアで成果を出しやすいのが特徴です。

  • SNSアフィリエイト

SNSからのユーザーの流入をアクセス源とする手法で、TwitterやInstagramといったユーザーの母数が多いSNSが向いています。

SNSでは拡散により投稿が多くのユーザーの目に触れるチャンスがありますが、フィードのクリック率が低いため、それが必ずしもサイトへのアクセスに直結するとは限りません。

運良く投稿がバズった場合は、一度に多くの流入を得られますが、再現性に乏しい上に、短期的なアクセスはアフィリエイトの収益増に繋がりにくいため、結局のところフォロワー数をコツコツと増やす地道な施策が重要になります。

  • PPCアフィリエイト

アフィリエイトサイトをウェブ広告に出すことで、ユーザーをサイトに集める手法です。

広告の出稿先としては、Googleの検索結果に表示されるリスティング広告や、Facebookのフィードに表示されるFacebook広告などが一般的で、これらは特定の検索ワードや特定の属性のユーザーをターゲットにできるため、高いクリック率を期待できるのがポイントです。

ただし当然のことながら、アフィリエイトで得られる利益が広告費を上回る必要があり、広告費、ユーザーの流入規模、アフィリエイトの収益のバランスを取るのが非常に難しいことから、上級者向けの手法となっています。

アフィリエイトを行うことの出来る商材の種類

アフィリエイトでは扱う商材も、検討すべき要素のひとつです。

商材はターゲットのユーザーに深く関わっており、サイト訪問者の属性や傾向を把握した上で、掲載する商品やサービスを選択しなければなりません。

ここでは商材にフォーカスした4つのアフィリエイトの手法を解説します。

  • 物販アフィリエイト

オンラインで販売されている商品の中でも、特に「モノ」にターゲットを絞ったアフィリエイトです。

実体のあるモノを扱うため、Amazonや楽天などの物販系ECサイトのアフィリエイトが中心となります。

目に見えるかたちがある分、購入されやすく、レビューも盛んに投稿されているため、商品の情報を集めやすいのが特徴です。

デメリットとしては、単価が安い商品が多く、アフィリエイトの利率も低いため、まとまった収益を得るには薄利多売の戦略を取らざるを得ないところでしょう。

  • ASPアフィリエイト

ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)を利用したアフィリエイトです。

ASPでは物販系ECサイトよりも商品の幅が広く、モノだけでなく利益率の高いサービス関連のアフィリエイトを大規模に展開しています。

クレジットカード、保険、転職、各種スクールなどのアフィリエイトは1件あたり5000円〜1万円前後の単価となっているほか、サブスクリプション型の動画配信や電子コミックなども3000円前後の単価を期待できるため、非常に収益性が高くなっています。

もちろん、多くの競合サイトがあるため簡単には稼げませんが、登場から間もないジャンルはライバルが少ないため、特に狙い目となるでしょう。

  • アドセンスアフィリエイト

Googleアドセンスを主力にしたアフィリエイトです。

GoogleアドセンスはGoogleが提供しているクリック報酬型の広告で、バナーやリンクをクリックした時点で収益が発生するのが特徴です。

通常のアフィリエイトと異なり、商材の購買が成果条件ではないことから、収益発生の敷居が低いのが魅力と言えるでしょう。

Googleアドセンスでは、掲載したページの中身や訪れたユーザーの傾向を分析して最適なものが自動的に選ばれるため、サイト側がやることは広告枠をクリックされやすい場所に設置するだけです。

少ないアクセス数でも確実にクリック(=収益)が発生するため、中小規模のサイトに人気がありますが、ページビューが拡大すると収益の伸びが鈍化するため、大手サイトでの導入事例はそれほど多くありません。

  • トレンドアフィリエイト

トレンドアフィリエイトは、世間で話題になっているテーマを取り上げて収益化を狙う手法です。

アフィリエイトでは特定のテーマで検索上位を目指し、そのテーマに関連した商品を売るのが基本ですが、トレンドアフィリエイトでは、その時々で話題になっているテーマを扱うことで、瞬間的にユーザーをサイトに集めます。

トレンドが常に変遷するシーンにおいては突如、新しいキーワードがビッグワードになることがあるため、上手く流れに乗れれば検索上位に躍り出ることが可能、ひとつの話題は長くは続かないため、検索のニーズがある期間だけ稼いで、また次のトレンドの波に乗る、という作業の繰り返しになります。

絶え間なく世間の流行に目を光らせておく必要はありますが、大手サイトと同じ土俵で戦わずに済む点が大きなメリットです。

トレンドアフィリエイトでは訪れるユーザーの属性を絞りにくいため、Amazonや楽天のベストセラー商品や話題の商品、あるいはGoogleアドセンスによる収益化が主流になっています。

自分にあった形態を選ぶためには?

ここまで多くのアフィリエイトの手法を見てきて、何を選べばいいのか迷っている方もいらっしゃると思います。

アフィリエイトの手法は様々ですが、そのどれもが手軽に始められるわけではありません。

ここではアフィリエイトの形態を選ぶ上で重視したい3つのポイントを紹介しましょう。

アフィリエイトの難易度を見極める

アフィリエイトは手法によって難易度が異なります。

例えば、ブログを利用したSEOアフィリエイトは、もっとも人気のある手法ですが、それは他と比べて難易度が低く、長期間、安定した収益を得られる可能性が高いからです。

逆に難しいのはPPCアフィリエイトで、経験のあるベテランアフィリエイターでも、ジャンル選びや広告のターゲティングに失敗して、赤字を出すことが珍しくありません。

手法を選ぶ前に、実際に運用しているアフィリエイターの経過報告や感想などを調べて、成功する見込みがありそうかどうかを確認しておきましょう。

自分の得意分野を再確認する

アフィリエイトでは、自分の適性を見極め、得意分野を確認しておくことが重要です。

ブログによるSEOアフィリエイトは、他の手法と比べると難易度は低めですが、記事をコツコツと更新し、検索エンジンに合わせた改善を繰り返す作業には、人によって向き不向きがあります。

それよりもTwitterでバズ狙いのツイートを投稿する方が得意な人はSNSアフィリエイトがおすすめですし、芸能やスポーツなどの時事ネタにひとこと物申すのが好きならトレンドアフィリエイトが合っているでしょう。

アフィリエイトは長く継続することが大事なので、無理なく続けられそうな手法を選びましょう。

投じられる労力・時間・資金を考慮

アフィリエイトの成否を最終的に分けるのは労力・時間・資金です。

アフィリエイトは長期戦になるため、活動を継続する労力、そのための作業時間、環境を整える資金が成功のための前提条件となります。

仕事や学業と平行してアフィリエイトに取り組む場合、プライベートの時間を費やすことになるため作業量は限られますし、軌道に乗るか分からないサイトに投じられる資金も、それほど多くはないはずです。

持続性のない労力・時間・資金を見込んで始めても、途中で挫折するのは目に見えているので、現実的に遂行可能な業務になっているかを、しっかり確認した上で取り組みましょう。

まとめ

今回は、アフィリエイト広告の種類と特徴について紹介しました。

アフィリエイトは、基本的にどんなメディアでも機能しますが、収益性を考慮すると様々な商材や媒体、集客手段を検討する必要があるため、多くの手法に分派しています。

今回紹介した中でもっとも人気があるのはブログを利用したSEOアフィリエイトで、ウェブで報告されている成功事例のほとんどはそれですが、他の手法で収益化に成功している例もあるため、あまり限定して考える必要はありません。

ブログやSEOに縛られることなく、柔軟な発想でアフィリエイトの手法を試してみましょう。

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逢坂 秀範

ウェブメディアやメールマガジンのコンテンツ制作のプロ。
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