アフィリエイトとアドセンスの組み合わせで
収益を最大化

アフィリエイトとアドセンス、どちらもウェブサイトに掲載する広告ですが、両者の仕組みには大きな違いがあり、適性のあるサイトも異なっています。
どのようなサイトならそれぞれの収益を最大化できるのか。

今回は、アフィリエイトとアドセンスの使い分けについて解説します。

この記事で分かること

  • アフィリエイトとアドセンスの違い
  • アフィリエイトとアドセンスの使い分け

記事の目次

    ブログで広告収入が得られる仕組みとは?

    ブログでは、広告を掲載することによって、収入が得られます。
    ブログを訪れたユーザーを、広告を通じて商品の購入に誘導し、ブログ側はその見返りとして紹介料を得る、という仕組みです。

    この仕組を提供している事業者は、国内にはいくつもありますが、その方式は大きく分けると「アフィリエイト」と「アドセンス」の2種類に分かれます。

    アフィリエイトは、ブログに掲載したリンクを経由して商品が購入されることで、収益が発生するサービスです。
    アフィリエイトは「ASP型」と「モール型」に分かれます。

    ASP型は、A8.netやバリューコマースといったASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)が、他のECサイトの商品を仲介するかたちでリンクを提供しています。

    モール型では、Amazonや楽天市場といった総合型のモールサイトが、そこで販売している商品のリンクを提供しています。

    どちらもリンクを経由して商品が購入された時点で、収益が発生する点では共通しています。
    ブログでは、これらのアフィリエイトの対象商品のオススメ記事を書くことで、訪れたユーザーに商品の購買を促します。

    一方、アドセンスは、サイトの広告がユーザーにクリックされることで収益が発生するサービスです。

    広告の内容はシステム側が自動的に決めるため、基本的にブログ側が関与することはなく、またページを開くまで何の広告が表示されるか分からないため、記事内で商品を薦めるようなこともありません。

    アドセンスの分野ではGoogleアドセンスが圧倒的なシェアを握っているため、アドセンスといえば実質的にGoogleアドセンスのことを指していると見てよいでしょう。

    ブログで収益を稼ぐ方法は、基本的にアフィリエイト(ASPとAmazonアソシエイト・楽天アフィリエイト)とGoogleアドセンスのいずれかとなります。

    どちらも広告ですが、収益化の方法が異なるため、それぞれの特徴を上手く活かせるような運用が重要になります。

    Googleアドセンスとは?

    Googleアドセンスは、Googleが提供しているクリック報酬型の広告サービスです。
    サイトにGoogleアドセンスの広告を表示させ、訪れたユーザーがその広告をクリックすることで、収益が発生します。

    収益が得られる条件はクリックのみで、クリックした後でユーザーが商品を購入してもしなくても、収益には影響がありません

    また、間違って広告をクリックした場合でも、同じように収益が発生します(ただし、収益を目的とした意図的なクリックが繰り返されていると判定された場合には、ペナルティが課せられます)。

    Googleアドセンスに表示される広告は、システム側で自動的に決定されます。
    どのような種類の広告が表示されるかは、実際にページに表示されてみなければ分かりません。

    広告の内容は、表示されるページの内容や、ユーザーが過去に閲覧したページの履歴を元に決定されます。
    この仕組みにより、ユーザーにとって関心のある広告が常に選択され、広告のクリック率も高く維持されるようになっています。

    なお、Googleアドセンスに出稿される広告の質に関しては、事前審査があるため、サイトのイメージを損なうような内容の広告が出てくることはありません。

    Googleアドセンスを利用するには、事前にサイトの審査を通過する必要があります。
    審査には、サイトのテーマや記事数、文字量、独自ドメインの利用などが問われます。

    近年の審査基準はかなり厳し目で、一定の対策をしていないと落とされることがかなり多くなっています。
    Googleアドセンスの審査に望むにあたっては、万全の準備を行う必要があるでしょう。

    アフィリエイトとアドセンスの違いとは?

    悩むイメージ

    ウェブでお金を稼ぐ方法として、最もよく知られているのはアフィリエイトでしょう。
    その一方で、アドセンスの方が成果を上げやすいという声もあり、いったいどっちを選ぶべきなのか。

    そもそもアフィリエイトとアドセンスってどう違うの……?といった疑問を抱いている方もいるかと思います。
    両者共にサイトに委託される広告の仕組みという点では共通していますが、その中身には明確な違いがあり、その違いは当然、収益にも大きく関係してきます。

    アフィリエイトは、ECサイトなどで販売されている商品を、自分のサイトで紹介することによって、売り上げの一部を紹介料として得られるサービスです。

    アフィリエイトの対象となる商品は多岐にわたり、書籍や衣料といった日用品から、クレジットカード、保険、果ては不動産に至るまで、市場で取引されているほとんどのものが扱われています。

    また、その中から商品を選び、どのように紹介するかについては、サイトの管理者に一任されています。
    自分がオススメしたい商品を選び出して、サイトの訪問者に魅力を伝え、いかに購買に繋げるかが、アフィリエイトの醍醐味といえるでしょう。

    一方、アドセンスは、自分のサイトに広告を掲載し、その広告が訪問者にクリックされることによって収益が発生する仕組みです。

    どのような広告が表示されるかはシステム側の判断で、管理者はコントロールすることができません。
    広告の内容は、掲載されるページの内容や、訪問者の履歴をもとに、自動的に決定されます。

    アドセンスで管理者がやるべきことは、広告を掲載する場所を指定することです。いかに訪問者の目に触れ、かつクリックされやすい位置に広告を配置するかが、アドセンスの成功の鍵となります。

    なお、アドセンスと類似した広告サービスはいくつかありますが、通常アドセンスといえばGoogle AdSenseのことを指すため、本稿ではアドセンス=Google AdSenseとして解説しています。

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    アフィリエイトとアドセンス、それぞれの適性

    比較のイメージ

    アフィリエイトとアドセンスの違いを説明してきましたが、それぞれどのようなサイトに適性がある広告なのでしょうか。

    アフィリエイトで重視すべきは、商品が購買された時点で初めて収益が発生する点です。
    もちろんサイトのPV(ページビュー)が多い方が、購買する可能性のある人数が増えるため有利になるのは確かです。

    しかしその一方で、ただ闇雲にPVを増やすことだけに注力しても、商品に興味を持つ人が多く含まれていないと、サイトを素通りされるだけで効率が上がらない(コンバージョン率が低い)ことになります。

    扱っている商品に強い関心を抱いている人が多く訪れるサイトでは、PVは少なくても大きな収益を上げているケースがよくあります。

    特に高額な商品の場合、購買する人の数は少なくなりますが、その分、アフィリエイトの利率が高く設定されているため、必ずしも数を重視する必要はなく、ターゲットを絞って確実に買ってもらえるようなサイト作りを心がけた方が、効率が良くなります。

    このようにアフィリエイトでは、選んだ商品によって有効な戦略が、大きく変わります。PVを多く集めればそれだけたくさん売れる、という単純な方程式が成り立たないのです。

    一方、アドセンスではPVが収益の決定的な要因となります。
    アドセンスで表示される広告はサイトの内容にも影響されるため、クリック単価の高い広告が出やすい記事内容にするというやり方もありますが、最終的な決定権はシステム側にあるので、確実な方法ではありません。

    また、広告の配置を工夫するにしても、クリック率の変化は数%程度で、短期的に収益上の大きな変化を望めるわけではありません。

    それよりも、少しでも広告がクリックされるよう、とにかく多くの人をサイトに集めることが、アドセンスにおける最上の戦略となります。
    収益の基準をサイトのPVという単一の指標に収束させる、そのシンプルさがアドセンスの特徴と言えます。

    以上の違いから、アフィリエイトとアドセンス、それぞれに適性のあるサイトについては次のことが言えます

    アフィリエイト向きのサイト

    アフィリエイトが向いているのは、取り扱うテーマや読者のターゲットが明確に設定されているサイトです。

    訪問者の属性や指向がはっきりしていれば、好みの商品も明らかになり、アフィリエイトのプランも立てやすくなります。
    PVは必ずしも重要な要因ではなく、ニッチなジャンルであっても、商品の利率が高く、訪問者の購買意欲が旺盛であれば高収益を期待できます。

    逆にいえば、想定した顧客層と商品から逆算してサイトを設計する戦略性が求められるため、感覚的にサイトを運営しているタイプの人は成功が難しいでしょう。

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    アドセンス向きのサイト

    アドセンスが向いているのは、PVが多いサイトです。

    広告は訪問者やページ内容に合わせて自動的に調整されるため、訪問者の属性や指向について細かく考える必要はありません。
    どこから流入したどんな種類の人間であるかは問われず、とにかく多くの人に閲覧されるサイトであることが何よりも重要になります。

    SNSからの爆発的な流入(いわゆる「バズり」)が中心のサイトや、インフルエンサー目当てのファンの流入が多いサイトは、訪問者の属性が分散する傾向にあるので、アドセンスを選択した方が効率が良くなるでしょう。

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    アフィリエイトとアドセンスの使い分け方

    組み合わせのイメージ

    アフィリエイトとアドセンス、どちらが稼げるかといえば、それはアフィリエイトです。

    なぜなら、アドセンスではPVの伸びが止まった時点で、収益も頭打ちになるからです。
    アドセンスの収益を試算すると、月に100万PVのサイトでも、得られる月収は25万円~50万円程度。

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    月100万PVに到達する困難と、その先の成長の鈍化を考えると、アドセンスで月の収益を100万円の大台に乗せるのは、極めて難しいと言わざるをえません。

    一方、アフィリエイトでは商品と訪れる人の質によって収益は大きく変わります。
    商品と訪問者が上手くマッチすれば、月100万PVのサイトで50万円〜100万円の収益が期待できると言われています。

    さらに、取り扱う商品の幅を広げたり、顧客層を新たに発掘するなどして、収益の上積みを目指せるのもアフィリエイトの利点です。

    ただし、その領域に到達するまでの難易度は高めです。
    目算が狂ってほとんど収益を産まないままで終わったり、上手く行った場合でも、最初の収益を得るまでに半年〜1年前後の時間がかかることも珍しくありません。

      難易度 収益性 収益化までの時間
    アドセンス 1週間〜1ヶ月
    アフィリエイト 低〜高※ 半年〜1年

    ※商品によって大きく異なる

    難易度は低いが頭打ちになるのも早いアドセンスと、難易度は高いが伸びしろも大きいアフィリエイト
    この2種類の広告は、どのように活かすのが正解なのでしょうか。

    ここでは2つの手法を例にあげてみましょう。

    アドセンスからアフィリエイトへ移行

    新たに立ち上げたばかりのサイトはPVも少ないため、アフィリエイトからの収益はほとんど期待できません。

    そこで、サイトの開始直後はアドセンスを中心にし、サイトの成長に合わせてアフィリエイトに軸足を移していく方法があります。

    アドセンスではPVが少ない場合でも、少ないなりに利益が発生します。
    月に数百円程度であっても、収益があるとないとではモチベーションに大きな違いが生まれるでしょう。

    序盤の苦しい時期はアドセンスで乗り切り、半年〜1年が経過して、サイト運営が軌道に乗ってきたら、伸びしろの大きいアフィリエイトに乗り換えるというやり方です。

    アドセンスを主力、アフィリエイトを補助に

    アドセンスとアフィリエイトを併用し、アドセンスを主力、アフィリエイトを補助として運用する方法です。

    アフィリエイトの成否は、蓋を開けてみなければ分からないところがあります。
    サイトのPVは記事の数に応じて増えてくものの、肝心のアフィリエイトの成果はサッパリ……というケースは珍しくありません。

    その場合は、アドセンスを主力にして最低限の収益を確保し、アフィリエイトの規模は縮小してリスクヘッジしましょう。

    なお、この逆のパターン、アフィリエイトを主力、アドセンスを補助にする組み合わせはオススメできません
    アフィリエイトで高効率に収益化できたはずのクリックが、単価の安いアドセンスに奪われるからです。

    サイト上の広告の掲載面積は有限です。
    状況にもよりますが、基本的にアフィリエイトで一定の成果が見込めるようなら、アドセンスは切り捨てて、アフィリエイトに注力すべきでしょう。

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    アフィリエイトとアドセンスで収益を得るための3つの心得

    ここまで見てきたように、アフィリエイトとアドセンスはそれぞれ全く違った仕組みの広告であり、それぞれに合った活用法があります。

    とはいえ、どちらもブログを訪れた人々のアクセスを金銭的な収益に変えるという点では同じであり、これらの広告で収益を得るための心得も共通しています。

    アフィリエイトやアドセンスで広告収入を得る際に備えておきたい3つの心得について解説しましょう。

    • お金だけを目的にしない

      広告によって収益が発生する以上、ブログを運営する第一の目的が「お金」になるのは無理もないことですが、ブログを長く続けたいのであれば、それだけを目的にしないことが大事です。

      ブログ運営の過程では、新しい知識や経験、人間関係など様々なものが手に入ります。
      広告収入は、そういったブログから得られる多くの果実の中に含まれる、副産物のひとつに過ぎないと考える方が、無理なくブログを続けられます。

    • 失敗を糧にして粘り強く取り組む

      ブログの運営には、アクセスや収益を伸ばすためのテクニックはあっても、必勝法はありません。

      ブログ運営に熟達した経験者でも、目算が外れて鳴かず飛ばずのブログを作ってしまうことはよくあります。
      重要なのは、そういった失敗から学んだことを、次の機会に活かすことです。

      ブログ運営においては、失敗は大前提と理解し、それを糧にしながら経験と能力を積み上げていくという考え方が大事です。

    • ユーザーに愛されるコンテンツを目指す

      ブログで広告収入が得られるとなると、とにかく儲けるために記事を書こうとしがちですが、収益増を目的に作られたコンテンツは、トータルで見るとそれほどお金を稼げずに終わることがほとんどです。

      ブログの本質は、訪れたユーザーに価値を提供することであり、結局のところそれが収益に繋がる最短のやり方です。

      お金のためではなく、ユーザーに愛されるためにコンテンツを作ることが、結果として最も多くの収益を生み出すのです。

    まとめ

    今回はアフィリエイトとアドセンスの違いと、両者を効率よく使い分けるための方法について解説しました。

    アフィリエイトとアドセンスは、同じウェブ広告でも、その特性がかなり違います。
    両者は互いの欠点を補うような性質を持っているので、サイトの成長過程において、その強みが最大限に発揮されるよう、上手に組み合わせて活用することが大事です。

    アフィリエイトとアドセンスのどちらが稼げるか、ということよりも、両方を使うことを前提に、サイトの現状において、どちらを優先した方が利益を最大化できるか、という視点で考えることが重要になるでしょう。

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