他の人が気付かない“ドメインの穴場”を狙え!
新しいビジネス・サービスを立ち上げる際には独自ドメインの確保が必須となります。
ブランディングのためには、会社名・サービス名・商品名をそのままに表したドメイン名を取得するのが基本ですが、文字列によっては取得は一筋縄ではいきません。
特に、人気のTLDである[ .com ] や [ .jp ]は競争率が高く、意味を持った文字列のかなりの部分が、既に登録不可の状態になっています。
しかし、ちょっとした工夫によって、希望の文字列に近いドメインを手に入れるテクニックがあります。
ここでは5つの方法を紹介します。
TLDを変更する
ドメインは、TLD(トップレベルドメイン)によって、取得の難易度に大きな違いがあります。
たとえば、定番の[ .com ] や [ .jp ]は非常に競争率が高いTLDですが、[ .xyz ] や [ .site ]は比較的空いていることが多いため取得しやすくなっています。取得が難しい文字列であれば、マイナーなTLDをターゲットにするのが有効です。
また、TLDのなかには特定の業種に向けたものがあります。
たとえば、
- ・ビジネス向けの[ .work ] [ .biz ]
- ・レンタル事業に最適な[ .rentals ]
- ・お店のドメイン[ .shop ]
- ・サポート業務向けの [ .support ] などなど
業種に合わせてTLDを選び、希望の文字列と組み合わせるのもオススメです。
ハイフンを追加する
文字列の任意の地点に「ハイフン」( - )を追加することで、別のドメインとして取得する方法です。
たとえば「zzz」が取得できない場合は、「z-z-z」と、間にハイフンを追加すると、格段に取得しやすくなります。
同じ文字列3つ続きだけど、ハイフン入れただけで空いているTLDがすごい増えたわ。
それにハイフンのおかげでもっと"睡眠感"も出たかも^^
数字を追加する
文字列の中に数字を加えると取りやすくなります。たとえば「oname」であれば、末尾に事業を開始した年号を加えて「oname2018」とするだけで、空いている可能性は高くなります。あるいは、アルファベットの「o」(オー)を「0」(ゼロ)に置き換えることで、「0name」という、見かけ上そっくりな文字列にして代用するという手段もあります。
なるほど。これならドメイン名の見た目も変わらないし上司も納得してくれそう!
省略する
会社名や商品名の個々の単語の頭文字を並べるという手もあります。省略することによって、固有名詞ではない「造語」を作れるため、競争率を下げられる可能性があります。また、文字数が少なくなるため覚えやすく、スペルミスも起こりにくいドメイン名にすることができます。
日本語ドメインを利用する
日本語ドメインは競争相手がほとんど国内の人になるため、世界中から利用者が集まるローマ字のドメインよりも競争率が低く、比較的取得しやすくなっています。たとえば「member」だとなかなか空きがないですが、「メンバー」と日本語にするだけで取得できるドメインが格段に増えます。
また、日本語を利用する人からすると、ローマ字ドメインより日本語ドメインの方が意味がわかりやすく、覚えやすいという利点も考えられます。
確かに「member」は世界中で通じる単語でもあるから、アルファベット表記のままだと世界中の人と取り合う可能性があるね。それに比べて日本語の「メンバー」なら競争率がグッと下がりそう!
希望のドメイン名の空き状況が「登録不可」の場合、ここで紹介した5つのテクニックを駆使すると、希望の文字列に近いドメイン名を取得できる可能性が高まります。
なんとか、希望のドメインが取得できそう!
3人もなんとか希望のドメインに辿りつけそうです。 しかし、どうやら新たに疑問が出てきた模様・・・
そういえば、
いろいろな文字列で検索していたら登録可能や
登録不可とは違うマークが出てきたんだけどあれはなんだったんだろう?
あっ!私も見ました!こんなマークですよね?
そうそう、そのマーク!
「P」と「A」と「B」。なにかの頭文字かな?
このマークのドメインは特殊なドメインなんですかね。
どういう意味があるんだろう?
そうなんです。
ドメインの検索結果に出てくるのは、「登録可能(空き)」と「登録不可」だけではありません。
ときおり、「P」「B」「A」といった謎のマークが表示されることがあります。
これらのマークは「登録不可」ではありません。実は、取得できる可能性があるドメインなのです!
次回は、「お名前.com」のドメイン検索結果に現れる「P」「B」「A」マークの正体と、 その利用方法について見ていきます。
- ※表示価格は、全て税込です。
- ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。
- ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。
日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。
レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。
2022年7月時点の調査。