【学習方法も解説】ブログで使われているプログラミング言語とは

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WordPressを利用しているなら、プログラミング言語を扱えるようになると、改良の幅が大きく広がります。

WordPressで使われるプログラミング言語は「HTML」「CSS」「PHP」「JavaScript」の4つです。

これらのブログで使われるプログラミング言語について、今回の記事ではわかりやすく解説、加えて、プログラミングスキルを身に付けるメリットや、プログラミング学習サービスについても紹介します。

プログラミングスキルを身に付けて、WordPressにオリジナルのカスタマイズを施しましょう。

ブログで使用されているプログラミング言語

ブログ(WordPress)で使用されているプログラミング言語は「HTML」「CSS」「PHP」「JavaScript」の4種類です。

これらの言語を使えれば、WordPressのカスタマイズが可能になります。

この4つのプログラミング言語はそれぞれ役割が違っていて、ページの基本構造はHTML、装飾はCSS、動的なアクションはJavaScript、動的コンテンツの生成はPHPといった分担になっています。

ブログに使用されている4つのプログラミング言語について、具体的に解説していきましょう。

HTML

HTMLとは「Hyper Text Markup Language」の略語で、コンピュータが理解できるマークアップのための言語です。

マークアップとは文章構成の指示のことで、「この文章は見出し」「この文章のここからここまでが段落」といった形で、HTMLは文章をマークアップします。

ウェブサイトやブログは膨大なHTMLで構築されていて、そのソースコードをブラウザが解釈することによって、私たちに見えるウェブページが形成されています。

HTMLにはHTML4やXHTML、HTML5などの種類がありますが、現在もっともよく使用されているのは最新バージョンのHTML5です。

HTMLファイルの拡張子は「.html」になります。

HTMLは、プログラミング言語としては非常に簡単な構造をしており、初心者にも覚えやすい言語です。

CSS

CSSは「Cascading Style Sheets」の略語で、スタイルシートと呼ばれることもあります。

ウェブページのスタイルを指定するための言語がCSSで、HTMLがウェブページの構造を担い、CSSは主にレイアウトやデザインを担います。

CSSはHTMLと組み合わせて使用する言語で、CSS単独で使用することはありません。

CSSはウェブページの色やサイズ、レイアウト、フォントファミリーなどをデザイン、
加えて、プリンタで出力されるときのスタイルや音声読み上げの際の再生スタイルなども担っています。

HTMLだけでもウェブページの装飾は可能ですが、HTMLでウェブページの装飾をするべきではありません。

なぜなら、HTMLをデザインに使うと、マークアップとしての構造がデタラメになってしまうからです。

そこで、文章構造とスタイルを分離することが推奨され、現在ではCSSが広く使われるようになっています。

JavaScript

JavaScriptはウェブページに複雑な機能を実装できるプログラミング言語です。

JavaScriptはブラウザ上で動作するプログラミング言語で、クライアントサイド・スクリプトと呼ばれ、動的にコンテンツを更新したり、マルチメディアを管理したりと多彩な仕組みを実装できます。

JavaScriptはJavaとよく混同されますが、両者はまったく異なるプログラミング言語です。

PHP

PHPの正式名称は「PHP: Hypertext Preprocessor」で、動的なコンテンツを作るためのサーバーサイド・スクリプトです。

動的なコンテンツとは、同じURLであっても時間帯やクエリによって表示される内容が変わるコンテンツです。

PHPはHTMLと同じく、文法が比較的簡単で初心者にもとっつきやすいプログラミング言語で、HTMLと組み合わせてウェブページで使用されます。

PHPを使いこなせれば「掲示板」「問い合わせフォーム」「ショッピングカート」「ブログのコメント欄」などが作れます。

ブログのCMSではトップシェアのWordPressもPHPで作られているほか、WordPressのテーマやプラグインに使われているプログラミング言語もPHPです。

PHPを扱えれば、WordPressのカスタマイズの幅が大きく広がるでしょう。

プログラミングを習得するメリット

ブログの高度な運用、特にWordPressをカスタマイズするなら、プログラミングのスキルは欠かせません。

といっても、実際にどんな場面でプログラミングの技術が役に立つのか、具体的に想像できない人もいるでしょう。

ブログでプログラミングをするメリットは「カスタマイズの幅が広がる」「エラーに対処しやすい」「プログラミングを仕事に活かせる」の3つです。

それぞれを詳しく見ていきましょう。

カスタマイズの幅が広がる

ブログに使われているプログラミング言語を学べば、カスタマイズの幅が広がります

WordPress本体やテーマ、プラグインにはHTMLやCSS、PHPが使われています。

WordPressのデザインを変更する場合、HTMLとCSSを知っていれば、自由にデザインをカスタマイズできます。

また、PHPなら機能面のカスタマイズが可能で、WordPressでは、functions.phpにPHPを記述することで機能を追加できます。

PHPを扱えれば、リビジョンの自動保存を制限したり、下書きの自動保存をデフォルトの60秒から変更したりするといった、設定にはない項目の変更も可能です。

プログラミング言語がわかればデザイン、機能ともカスタマイズの幅は大きく広がるでしょう。

エラーに対処しやすい

ブログでエラーが出た場合も、プログラミング言語がわかれば対処は容易です。

メッセージの内容から原因を特定できるようになるため、デザインの崩れや不適切な表示にもすぐに対応できます。

ブログをカスタマイズするときにエラーは付きものですが、プログラミング言語に習熟することで、エラーに対処しつつスムーズにカスタマイズを進められます

プログラミングを仕事に活かせる

プログラミングのスキルが身に付くと、仕事や副業に活かすことができます。

たとえば、クラウドソーシングではWordPressのカスタマイズの案件が多く存在します。

数万円~数十万円の案件があり、1ヶ月間にいくつか請け負えれば大きな収入です。

プログラミングは専門職であり、これからも需要が減少することはありません。

プログラミングスキルを身に付ければ、フリーランスとして稼げる可能性もあります。

プログラミングの3つの学習方法

プログラミングの学習方法は大別すると「独学」「専門学校」「プログラミングスクール」の3つになります。

自分のブログをカスタマイズする目的で、マイペースに学習を進めるなら独学、専門的な知識を数年かけて学びたいなら専門学校、数ヶ月で実践的なプログラミングスキルを身に付けたいならプログラミングスクールがおすすめです。

自分の目的に合わせて、適切な学習方法を選びましょう。

独学

プログラミングは独学で学習することもできます。

独学をする場合は後述のプログラミング学習サービスや書籍、インターネット上の記事を参考にしましょう。

自身のブログをカスタマイズするだけなら、独学でも十分に通用します

独学するなら以下の順序がおすすめです。

  • HTML
  • CSS
  • PHP
  • JavaScript

HTMLはウェブページの土台であり基本であり、HTMLがわからなければ話になりません。

HTMLと合わせてCSSを学べば、ブログのデザインのカスタマイズができるようになります。

HTML、CSS共に難しい言語ではないので習熟は比較的容易でしょう。

さらにいろいろな機能をブログに追加したいなら、PHPやJavaScriptにまで手を広げましょう。

PHPやJavaScriptは本格的なプログラミング言語なので、習熟にはそれなりに時間が必要です。

専門学校

専門学校でもプログラミングが学べます。

専門学校の費用はおよそ200万円~300万円と高額ですが、数年間をかけてプログラミングをじっくりと学習できます。

専門学校に通うことのメリットは「仲間とともに勉強できる」「就職保証がある」の2点です。

専門学校ではプログラミングだけでなく、IT全般の知識も学習できます。

じっくりと幅広くプログラミングを勉強するなら、専門学校がおすすめです。

プログラミングスクール

プログラミングスクールは専門学校とは異なり、短期間でプログラミングを学べることが特徴です。

専門学校が数年かかるのに対し、プログラミングスクールは2~6ヶ月ほどで卒業できます。

費用面でも40万円~60万円程度と比較的安めで、すぐに現場で使える実践的な内容を勉強できます。

学びたいプログラミング言語や範囲が決まっているなら、プログラミングスクールがおすすめです。

おすすめのプログラミング学習サービス4選

プログラミングを基礎から独学で勉強するなら、プログラミング学習サービスがおすすめです。

ここではイチオシのプログラミング学習サービスを4つ紹介します。

Progate

「Progate」(プロゲート)は初心者向けのプログラミング学習サイトです。

100カ国以上で提供されており、250万人以上のユーザーが利用しています。

「初心者から創れる人に」をスローガンに、イラスト中心のスライドでわかりやすくプログラミングを学べます。

コースは「無料プラン」「プラスプラン」の2種類があり、無料プランでは初歩的なレッスンを公開、プラスプランでは入門から基本までが月額1078円で学べます。

ドットインストール

「ドットインストール」は、無料でプログラミング学習をスタートできるサービスです。

HTMLやCSS、JavaScriptなどの基礎的な部分は無料で学べます

3分動画でマスターできるプログラミング学習サービス」を謳っており、472のレッスンを7088本の動画で提供。

レッスンでは、開発環境を整えるところから学習できます。

無料会員は学習できる内容が制限されていますが、プレミアム会員になるとすべてのレッスンが受けられます。

プレミアム会員は月額1080円で、以下のようなサービスを受けられます。

  • 動画の文字起こしを閲覧
  • ソースコードの閲覧や比較
  • 動画の速さを変更
  • 音声を男性から女性に変更
  • 現役エンジニアへの質問が可能に

paizaラーニング

「paizaラーニング」は、動画を使ったオンラインの初心者向けプログラミング学習コンテンツです。

1本の動画は3分程度にまとまっており、短時間で手軽にプログラミングを学べます

講座の内容はPHPやHTML、CSS、JavaScriptが含まれており、ブログのカスタマイズに役立つ内容です。

わからない点や不明な点は現役エンジニアに質問ができます。

無料プランのほかに有料プランも用意されていて、有料プランでは1465本以上の動画から学びたい放題で、月額は600円とかなり安めです。

Udemy

「Udemy」(ユーデミー)は、10万以上の講座があるオンライン学習プラットフォームです。

主に社会人を対象としており、教えたい人が講座を開いて、学びたい人が講座を受けられるサービスです。

Udemyでは動画コンテンツを用いて学習を進めます。

HTMLやCSS、PHPのほかにWordPressのカテゴリも存在し、ブログのカスタマイズを動画コンテンツで実践的に学習できます。

Udemyは、サブスクリプションではなく買い切り型コンテンツで、講座によって料金が異なりますが、1万円前後の講座が中心です。

まとめ

今回は、WordPressで使われているプログラミング言語について解説しました。

ブログで使用されるプログラミング言語は、HTML、CSS、PHP、JavaScriptの4つで、これらを習得することで、カスタマイズの幅が広がり、エラーにもスムーズに対処できるようになります。

プログラミング言語は、目的がないとなかなか習得が困難ですが、WordPressでブログを運営しているなら、そのカスタマイズという目標があるため、プログラミング言語に取り組む絶好のチャンスと言えます。

この機会にプログラミングの勉強を始めて、より高いレベルでブログを運営できるようになりましょう。

誰でも10分!WordPressブログの始め方

ブログを始めるには、ライブドアブログやはてなブログといった無料ブログを使う方法、あるいはWordPressなどを使用する方法があります。

まだWordPressを持っていない人でも、簡単に準備できる方法を以下の記事で解説してます。

初心者でもわずか10分で始められるので、参考にしてみてください。

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このサイトのライター
逢坂 秀範

ウェブメディアやメールマガジンのコンテンツ制作のプロ。
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