WordPressとは? 今さら聞けない始め方、特徴、メリットを解説

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WordPressでホームページやブログを作ろうと考えているけど、なかなか行動に移せない人もいるのではないでしょうか。

新しいことにチャレンジするのは非常に勇気がいるので、その場で足踏みしてしまう気持ちはよくわかります。

特にWordPressとなると、初心者にとっては全く未知の領域のため、せっかく始めようと思っても不安になってしまう人がたくさんいるはずです。

そこで今回は、WordPressの特徴やメリット、デメリット、始め方の手順をわかりやすく解説します。

WordPressとは何か?

WordPress(ワードプレス)とは、CMS(コンテンツマネジメントシステム)と呼ばれるシステムの一種で、コンテンツの管理・運用を簡単に仕組み化するためのソフトウェアのことを指します。

WordPressを使えば、専門知識がなくてもウェブサイトを制作したり、作ったコンテンツを一元的に管理・運用したりできるようになるため、その優れた利便性から、法人・個人問わず多くの用途でWordPressが活用されています。

全世界におけるWordPressのシェア率

2022年1月時点のWordPressのシェア率は、世界中のウェブサイトの43.2%、CMSでは64.8%を占めていると発表されています。

日本国内におけるWordPressのCMSシェア率は83.3%なので、非常に高いシェアを占めていることがわかります。

WordPressに次ぐ2位の「Shopify」のシェア率は4.4%、3位の「Wix」は2.1%ですので、2位との差は約10倍です。

つまり、世界中に存在する約半数のウェブサイトが、WordPressで制作されているということで、WordPressのシェアがいかに圧倒的な大きさなのかわかるのではないでしょうか。

WordPressの特徴

WordPressの主な特徴をまとめると、以下の3つになります。

  • 無料で使える
  • 拡張性が高い
  • 管理画面でコンテンツを管理・編集できる

WordPressは無償で公開されていて商用利用も可能です。

一般的なソフトウェアであれば、インストールだけで数万円程度はかかってきますので、非常に導入の敷居が低いと言えます。

また、拡張性が高く、必要な機能はプラグインによって簡単に追加できます。

WordPressが世界中で人気の理由は、以上のような特徴があるからと言えそうです。

WordPressの3つのメリット

WordPressには次に挙げるような3つのメリットがあります。

コーディングの知識がなくてもサイト構築やコンテンツ編集が可能

WordPressを利用すれば、コーディングの知識がなくても、サイトの構築やコンテンツの編集が可能です。

そのため、ホームページを外注せずとも制作できたり、外部ライターにコンテンツの投稿・編集を任せることで、社内リソースの削減に繋げられるなど、様々なメリットがあります。

もちろん、WordPressの操作に慣れるまでに時間は必要ですが、管理画面や機能を使いこなせるようになれば、エンジニアの手を借りずにウェブサイトを自由に運用できるようになります。

内部対策が最適化されている

WordPressでは、サイト立ち上げ初期から内部対策が最適化されています。

そもそも内部対策とは、Googleに適切なサイト情報を伝えることで検索結果の上位進出を目指す対策のことで、Googleにとってわかりやすいサイト構造にするために、コーディングやSEOなどの専門知識が求められます。

しかしながら、WordPressでは最初からGoogleにとってわかりやすいサイト構造が構築されているため、こちらで手を加える必要はほぼなく、タイトルタグや見出しを正しく設置するだけで、 SEOに強いサイトが完成します。

専門知識がなくてもSEOに強いサイトを作成できるのは、大きなメリットとなるでしょう。

利用者が多いためネットに情報が溢れている

前述の通り、WordPressは世界中で多くのユーザーが利用しています。

そのため、インターネットにはWordPressに関する情報が溢れており、何かしらの不明点が出てきても問題解決しやすいというメリットがあります。

例えば、いきなりWordPressの画面が表示されなくなったとしても、Googleで少し調べれば解決方法が出てきます。

初心者にとっては、非常に心強いのではないでしょうか。

WordPressのデメリット

WordPressには以下に挙げる3つのデメリットがあります。

表示速度が遅い

WordPressには様々な機能が付いているため、ファイルの読み込みに時間がかかってしまい、結果としてサイトの表示速度が低下しがちです。

サイトの表示速度が遅いと、SEOにマイナスの影響を及ぼしたり、ユーザーの離脱率増加に繋がったります。

もっとも、画像ファイルを軽量化するなど、サイトの表示速度の低下を防ぐ対策をすれば、そこまで大きな影響は及ぼすことはありません。

高度なカスタマイズには専門知識が必要

WordPressの利用にはコーディングの知識が不要と解説しましたが、高度なカスタマイズをする場合は、PHPやMySQLなどの専門知識が必要となってきます。

知識がないまま闇雲にカスタマイズを行なうと、サイトが開かなくなったり、表示が崩れて戻せなくなったりするリスクがあります。

そのためWordPress初心者は、システム領域に手を出すことはおすすめしません。

サポートがない

WordPressはオープンソースで開発されているため、基本的にサポートを受け付けていないため、問題が起きた場合はフォーラムなどのコミュニティに相談して返答を待つことになります。

とはいえ、ネット上にはたくさんのトラブルシューティングがあり、またSNSや掲示板などに質問を投じると、それに応えてくれる人も多くいます。

また、ウェブ制作会社の中には、WordPressのトラブルの相談に有償で乗ってくれるところもあるので、それを活用するのもいいでしょう。

WordPressを使ったサイト運営におすすめな人

WordPressを使ったサイト運営は、以下のような方におすすめです。

ホームページを作成したい個人事業主や法人

日本の企業のホームページは、実はWordPressで作られているケースが多々あります。

例えば、ディズニーランドで有名な「株式会社オリエンタルランド」のホームページは、WordPressによって制作されています。

これほど大きな企業が使っているなら、個人事業主や法人のホームページとしては申し分ないということで、ホームページの作成を検討している個人事業主や法人の担当者は、WordPressでサイトを作ってみてはいかがでしょうか。

これからアフィリエイトブログを始めたい人

これからアフィリエイトブログを始めたい人にも、WordPressの利用がおすすめです。

なぜなら、現役で活動しているアフィリエイターやブロガーのほとんどがWordPressを使ってサイト運営をしているからです。

もちろん、アメブロやライブドアブログなどを使って活動している方もいますが、ほんの一部と言えるでしょう。

WordPressブログで成功した体験談も多いので、ブログ運営で壁に直面したときの参考になります。

特別な理由がない限りは、WordPressでアフィリエイトブログを始めるのがおすすめです。

ネットを活用して商品・サービスを販売したい人

WordPressではホームページを構築できるのはもちろんのこと、ECサイトのような決済機能を持つサイトも作成できます。

決済機能の追加は簡単で、特定のプラグインをインストールして手順に則って進めるだけで、簡単にEC機能を持つサイトが完成します。

資金や手間をかけずに本格的なECサイトを作れるため、ネットを活用して商品・サービスを販売したい人にWordPressはおすすめです。

WordPressを始める手順

WordPressを始めるには、大きく4つの手順が必要となります。

レンタルサーバーを用意する

WordPressを始めるなら、まずはレンタルサーバーを用意しましょう。

レンタルサーバーはインターネット上の土地のような役割で、ウェブサイトやブログの設立には必要不可欠な存在です。

月額数百円から数千円と、レンタルサーバーの値段はピンキリで、それによって性能も変わってきますので、自身が運営するウェブサイトの目的に合わせて、最適なレンタルサーバーを選んでみましょう。

ドメインを取得する

レンタルサーバーを用意したら、次は独自ドメインを取得します。

ドメインはインターネット上の住所のような役割で、レンタルサーバーと同様にウェブサイト運営には欠かせない存在です。

レンタルサーバーを申し込む際に一緒に取得できるケースが多いですが、個別でドメインを取得する方法もあります。

しかしながら、ブログ初心者がレンタルサーバーと独自ドメインを別々に申し込むと、紐付ける作業が必要となり非常に手間がかかって大変です。

そのため、特別な理由がない限りはレンタルサーバーと独自ドメインは一緒に申し込むことをおすすめします。

「お名前.com」であれば、レンタルサーバーと独自ドメインを一緒に申し込むことができます。

WordPressをインストールする

レンタルサーバーの申し込みと独自ドメインの取得が完了したら、WordPressをインストールします。

前述した通り、WordPressはソフトウェアのため、レンタルサーバーに自分でインストールする必要があるのです。

そこのインストールは一昔前までは複雑な作業で、苦手意識を持つ人も少なくありませんでしたが、今のレンタルサーバーは簡単にWordPressをインストールできる仕組みになっています。

「お名前.com」のレンタルサーバーでは、初心者でも最短1分でWordPressをインストールできるようになっているので、ぜひ試してみましょう。

SSL化(HTTPS化)する

SSL化(HTTPS化)とは、データ通信を暗号化することで、近年のウェブサイト運営におけるセキュリティ対策ではSSL化が必須となっています。

そのためにも、WordPressをインストールしたら、必ずSSL証明書を発行するようにしましょう。

SSL証明書を発行し、ウェブサイトのURLが「http」から「https」に切り替わったら、SSL化されている証明になります。

WordPressを使ったサイト運営に必要なもの

WordPressを使ったサイト運営に必要な2つの要素をまとめました。

WordPressテーマ

WordPressテーマとは、サイトの着せ替え機能のようなもので、無料のテーマから3万円を超える有料テーマまで、様々な種類があります。

コーディングの知識を必要とせず、直感的にサイトデザインをカスタマイズできるため、WordPress初心者にとっては非常に便利な仕組みです。

WordPressをインストールしたら、無料のテーマで問題ないので導入するようにしましょう。

プラグイン

プラグインをインストールすることで、WordPressの機能を拡張できます。

例えば、お問い合わせ機能を追加したい場合は「Contact Form 7」というプラグインを導入することで、簡単にお問い合わせフォームをウェブサイト内に設置できます。

このような機能はウェブサイト運営で欠かせない要素ですが、一から自分で作ろうとすると非常に手間がかかるので、プラグインを上手く使って効率化することが重要です。

ただし、一部のプラグインはウィルス感染のリスクがありますので、特にブログ初心者の方は注意するようにしましょう。

まとめ

今回は、WordPressの概要やメリット・デメリット、始める手順について解説しましたが、WordPressは世界中で圧倒的なシェアを持つ、大人気のCMSです。

無料でインストールすることができ、高度なカスタマイズをしない限りは専門的な知識も必要としないため、多くのアフィリエイターや個人事業主、法人がWordPressを愛用しています。

最初は難しく感じるかもしれませんが、操作方法さえ慣れてしまえばサクサク操作できるようになります。

本記事で解説した、WordPressを始める手順やサイト運営に必要な要素を参考にして、ぜひこの機会に始めてみてはいかがでしょうか。

誰でも10分!WordPressブログの始め方

ブログを始めるには、ライブドアブログやはてなブログといった無料ブログを使う方法、
あるいはWordPressなどを使用する方法があります。

まだWordPressを持っていない人でも、簡単に準備できる方法を以下の記事で解説してます。
初心者でもわずか10分で始められるので、参考にしてみてください。

合わせて読みたい

【完全ガイド】誰でも10分!WordPressブログの始め方

独自ドメインを取得するなら「お名前.com」

「お名前.com」は、国内No.1のドメイン登録サービス。独自ドメインと合わせて、WordPressの自動インストールに対応したレンタルサーバーも利用できます。WordPressや独自ドメインを一度も使ったことのない人でも、スムーズに始められるはず。

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このサイトのライター
逢坂 秀範

ウェブメディアやメールマガジンのコンテンツ制作のプロ。
豊富な経験と知識でwebの作成や運用、用語などを分かりやすく解説します!

 
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