副業するサラリーマンが確定申告について知っておきたいこと

この記事は約8分で読めます
Facebookシェア Twitterシェア LINEシェア はてなブックマークシェア

サラリーマンの副業で大きなハードルになるのが確定申告です。
確定申告では、サラリーマンは覚える必要のない、税の仕組みの一端に触れることになりますが、聞き慣れない用語の多さもあって、苦手意識を持っている人もいるようです。
今回は会社から独立した働き方を進める上で避けては通れない、副業の際の確定申告について解説します。

なぜサラリーマンの副収入で確定申告が必要なのか

副業には興味があるけど、利益が出たときの確定申告がよく分からないので及び腰になっている人はいないでしょうか。

サラリーマンが副業で一定の収益を得た場合、それに対して税金が課せられます。とはいっても副業分の税金は、口座から勝手に引き落とされるわけでも、税務署が家に回収に来るわけでもありません。

日本の税制は申告納税制度と呼ばれ、稼いだ本人が利益を計算し、税務署に申告した上で、相応の税金を払わなければならず、この手続きを「確定申告」と呼びます。

サラリーマンの場合、所得にかかる税金は全て雇用主である会社が処理しており、社員の手元に給与が振り込まれる前に、あらかじめ所得税が引かれています。

この仕組みを「天引き」と呼びますが、この制度下では会社員が自分で納税の手続きを行う必要がないため、自身が稼いだお金の一部が税金として支払われている事実を、それほど強く意識したことのない人もいると思います。

サラリーマンが副業で稼いだお金には、会社の給与のような天引きの仕組みがないため、自分自身の手で所得税を税務署に申告して納税することになりますが、そのためには、副業で得た収益と経費を明らかにして、最終的な利益を確定する必要があります。

所得税の対象になるのは、副業で得られた収益の全体ではなく、最後に残った利益で、収益を上げる過程で使った様々な費用(経費)を収益から引いて、儲かった部分である利益を明らかにすることで、その利益に応じた税金の額が決定されます。

所得税は累進課税なので、利益が少なければ税率は低く、利益が多ければ税率も高くなります。

確定申告では、副業で得た収入、副業にかかった経費、最後に残った利益を確定申告書に記入し、所得税を計算した上で税務署に提出します。

あとはそれに従って税金を納めれば、所得税の納税は完了となります。

副業で引かれる税金を上手く節税するには?

確定申告で副業から得た利益を明らかにすることで、利益に対してかかる所得税を確定し、税務署に申告する作業であることは既に説明した通りですが、副業で得た利益のすべてに対して課税されるわけではありません。

所得税の確定申告は副業の場合、利益が20万円を超えた場合にのみ必要になります。これは「20万円ルール」と呼ばれていますが、ここでポイントになるのは、副業の事業全体の収益ではなく、経費を引いた後の利益が20万円より少なければ、所得税を納める必要はないということです。

そこで、副業の経費を増やすことによって利益を20万円以下に調整し、所得税を払わずに済ませるという節税方法が考えられます。

例えば、副業としてアフィリエイトサイトを運営していて、1年間の広告収入が30万円だった場合、そのまま利益として計上すると20万円を超えるので、確定申告で所得税を納めなければなりません。

しかし、経費として11万円を計上すれば、収益から経費を引いた後の利益は19万円になるので、20万円ルールの条件に該当し、所得税は不要となります。

逆に言えば所得税を払わないためには、11万円相当の経費を何らかの方法で使わなければならないわけです。

例えば、アフィリエイトサイトであれば、独自ドメインやサーバーの費用、有料の画像素材の費用、Adobeなどのソフトウェア代、パソコンやスマホといった電子機器、撮影に使ったデジカメの費用、プログラミングの勉強に使った書籍代など、サイト運営に関連したものであれば何でも経費に加えられます。

サラリーマンの副業の場合、会社からの給与で生活費や家賃をまかなえるので、副業で得た利益を現金として手元に残しておく必要性はそれほど強くはないはずです。

せっかく稼いだ利益を税金で取られるくらいなら、いっそのこと残さずに使い切ることで、モノや知識などお金以外の価値に替えてしまった方がいいという考え方もアリでしょう。

副業で確定申告を行う際の必要書類

確定申告は行う時期が決まっていて、毎年2月16日から3月15日の間に、前年の1月から12月の1年間に得た収支を税務署に報告し、所得税を納付します。

確定申告には青色申告白色申告という、2種類の方法があります。

青色申告は高度な申請方法で、帳簿の提出が義務付けられている分、経理は複雑になりますが、税制上の優遇措置が設けられています。

白色申告は青色申告より簡易な申請方法で、確定申告書で収支と納税額の報告をするだけで済みます。

青色申告は、税制上の優遇措置がある分、白色申告よりも有利ですが、サラリーマンの副業では、基本的に白色申告での申請となります。

青色申告が可能なのは給与所得や事業所得などの所得のみで、サラリーマンの副業が事業所得と認められれば青色申告も可能ですが、一般的な副業は雑所得のカテゴリーに分類されるため、青色申告は行なえません。

サラリーマンの確定申告(白色申告)に必要な書類は以下の3つです。

確定申告書

確定申告の内容を記入する用紙で、税務署で配布されているほか、ウェブからもダウンロードできます。

確定申告書には確定申告書Aと確定申告書Bがあり、前者のAは会社員向け、後者のBは個人事業主やフリーランス向けの用紙となります。

サラリーマンが副業の収入を申告する場合、確定申告書Aを使って、副業で得た収益を「雑所得」として計上します。副業で得た収益、経費、利益の金額と納税額を入力すれば、申告書の作成は完了です。

源泉徴収票

給与や報酬を支払っている会社が、所得税などを天引きして国に納付したことを示す用紙です。

一般的には雇用主が従業員に提出するもので、副業で得た収入に対しては発行されないことがほとんどですが、原稿料、講演料、デザイン料などの報酬に対しては発行の義務があるため、副業の職種がライターやデザイナーの場合は、年末に郵送されてくるかもしれません。確定申告の際には、本業と副業の両方の源泉徴収票を提出します。

マイナンバーカードか身分証明書

自治体から交付された納税者本人のマイナンバーカードか、あるいはマイナンバーが記載された通知カードで、持っていない場合は運転免許証、パスポート、健康保険証などの身分証明書を代用します。

確定申告は、上述の書類を税務署に直接持ち込んで行う方法と、郵便で送付する方法インターネット経由で行う方法(e-TAX)があります。

e-TAXの場合、確定申告書はパソコンで作成することになりますが、会計ソフトやオンライン会計サービスを利用すると、クレジットカードの履歴から自動的に確定申告書を作成してくれるので非常に便利です。

源泉徴収票や身分証明書は、スキャンしてパソコンに取り込んだ上で送信します。

確定申告で副業をしていることが会社にバレる?

副業をしているサラリーマンに付き物なのが、確定申告をすると副業をしていることが会社にバレるのではないかという不安です。

働き方改革以降は、政府や企業がサラリーマンの副業を積極的に後押しする機運が高まっていますが、それでも副業を社内規定で禁止している会社は少なくありません。

また、表向きは解禁されていても、上司や同僚から冷ややかな視線を向けられたり、根掘り葉掘り聞かれるのが嫌だという人もいるでしょう。

結論から言うと、確定申告を行った時点で、会社の給与とは別に収入を得ている事実を会社側に隠すことはできませんので、副業をしていることは会社側にはほぼ確実にバレると考えた方がいいでしょう。

その原因となるのが住民税で、確定申告の際に申告した収支は、税務署から自治体に送られて住民税の確定に使われますが、住民税は会社の給与から所得税と一緒に天引きされるため、会社は全ての社員の住民税の納付額を把握することになります。

その際、同じ給与水準の社員や本人の前年分と比較して納税額が増えていると、住民税が増えた分だけ、裏で別の利益を得ていたことがすぐに分かります。

ただし、会社が住民税から把握できるのは、その社員が給与以外で利益を得た事実のみで、それがどのような手段でどれだけの金額なのかについては分かりません。

住民税による副業の会社バレを回避する方法としては、会社からの住民税の天引きを避けるやり方があります。

住民税には特別納付と普通納付があり、通常は特別納付で会社の給与から天引きされますが、後者の普通納付を申請すれば、会社を通さずに自分の手で住民税を納付できます。

ただし、東京都をはじめとする多くの自治体が、住民税の特別納付を徹底する方針を打ち出しており、この手法を適用できる自治体は限られますので、基本的には住民税の天引きを回避する方法はない、と考えておいた方が良いでしょう。

そもそも、確定申告を行わなければ会社にバレることもない、と考える人もいるようですが、副業で一定以上の利益を得ていながら確定申告を行わないのは脱税にあたり、税務署の調査でそれが明らかになった場合、延滞税や無申告加算税がペナルティーとして課せられます。

現行の税制度では、住民税を払わずに済むような抜け道はなく、多くの場合、特別納付で会社の給与からの天引きになるため、副業にともなう所得の増加は、ほぼ確実に会社に把握されることになります。

まとめ

今回は、サラリーマンの副業の際の確定申告について解説しました。

副業において税金は常について回る問題で、会社を頼らず自分で税金を納めなければならない以上、経費を活用して利益を小さくし、納税額を少なくする努力をしなければなりません。

また、毎年2月から3月にかけては、確定申告の作業に時間を奪われずに、仕事に集中できる環境を作ることが大きな課題となります。

副業を一定以上の規模で行うのであれば、確定申告には必ず向き合わなければならず、その際に節税や控除の知識があるかどうかで、最終的に使えるお金の規模が大きく変わってきます。

副業に取り組む以上、確定申告は長く付き合うことになる制度なので、将来にわたって税金で損をすることのないよう、早い段階で仕組みを理解しておきましょう。

誰でも10分!WordPressブログの始め方

ブログを始めるには、ライブドアブログやはてなブログといった無料ブログを使う方法、
あるいはWordPressなどを使用する方法があります。

まだWordPressを持っていない人でも、簡単に準備できる方法を以下の記事で解説してます。
初心者でもわずか10分で始められるので、参考にしてみてください。

合わせて読みたい

【完全ガイド】誰でも10分!WordPressブログの始め方

独自ドメインを取得するなら「お名前.com」

「お名前.com」は、国内No.1のドメイン登録サービス。独自ドメインと合わせて、WordPressの自動インストールに対応したレンタルサーバーも利用できます。WordPressや独自ドメインを一度も使ったことのない人でも、スムーズに始められるはず。

独自ドメインを取得しようと考えている方は、以下のリンクから、ぜひご利用ください。

お名前.comで
独自ドメインを取得

Facebookシェア Twitterシェア LINEシェア はてなブックマークシェア

このサイトの管理人
泉 賢

GMOインターネット株式会社お名前.com事業部所属。
お名前.comのドメインに関するマーケティング業務を担当し、現在はオウンドメディアサイト運営を中心に活動中。

WEB学園をご覧になった方限定

ブログ作成なら独自ドメインがオススメ
[.com]0円クーポン適用中

クーポンをもらう

 

\ 今なら無料 /ブログを始めるなら
「お名前.com」

「お名前.com」は、国内No.1のドメイン登録サービス。独自ドメインとあわせてWordPress対応のレンタルサーバーも利用できるので、初めての方でもスムーズに始められます。

\ 3分でできる /内容を確認してみる