ドメインを譲渡したいときは?受け渡しの方法や手順について解説

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保有しているドメインを他の人に譲渡したいけれど、どんな方法があるのか分からず困っている…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ドメインは当事者同士の合意があれば、その所有権を譲渡することが可能です。
ただし、ドメインは、それ自体が一種の資産として価値を持つため、口約束での譲渡はトラブルの元。
事前の交渉はもちろん、契約書の作成、名義の変更、サービスの移管などの段取りが必要になります。

今回は、ドメインの譲渡を行う際の方法や手順について解説します。

ドメインの譲渡とは?

取得したドメインを誰かに譲り渡したいという場面は、実は少なくありません。

例えば、使っていないドメインを友人に譲りたい場合や、ドメインを希望者に売却したい場合などでは、ドメインの保持者が別のユーザーへと所有権を移行させる必要があります。
その際に行われるのが、「ドメイン譲渡」の手続きです。

特に機会が多いのは、ドメインの売買に関わる譲渡でしょう。
もともとドメインは最初に取得したユーザーにのみ所有権があり、その期限が切れない限り他のユーザーは途中からドメインを取得できません。
そのため、どうしても欲しいドメインがある場合には、所有者に連絡をして交渉を行った上で譲渡してもらうことがありますし、それ以外にも、オークションサイト売買サービスを通じてドメインを購入すると、ドメインの譲渡が行われます。

ドメインの「移管」と「譲渡」の違い

譲渡とよく似た言葉に「移管」があり、「ドメイン移管」も耳にする機会の多い設定作業ですが、これはドメインの譲渡とは全く異なります。

ドメインの移管は、ドメインを管理しているサービスを変更する手続きで、サービスは変わってもドメインの所有者は変わりません。

ただし、ドメイン譲渡の際に、譲渡先のユーザーが利用しているドメイン管理サービスへの移管が同時に行われることはあります。

ドメインの管理サービスを変更する方法は、この記事の後半で解説します。

ドメイン譲渡の相場について

ドメインの譲渡の手段のひとつに、ドメインオークションやドメイン売買サービスでの、金銭を伴った取引があります。

その相場はドメイン次第で様々ですが、極めて高いものでは数千万〜数億円に達することもあります。
とはいえ、安い場合は数百円程度、価値のあるドメインでも数万円台が相場で、高いものでも基本的には10万円〜20万円程度となっています。

ドメイン譲渡は契約書が必要?

ドメインの譲渡の際には、譲渡元と譲渡先の間で契約書が交わされることがあります。

ドメインオークションやドメイン売買サービスを経由して譲渡する場合は、両者の合意がないと譲渡できないシステムになっているため、契約書を交わす必要はありません。
しかし、こういったサービスを間に置かず、個人間で直接ドメインの取引を行う場合には、トラブルに繋がる可能性があるため、必ず事前に契約書を交わしておきましょう。

ドメイン譲渡の契約書はウェブにテンプレートが無償で公開されているので、それを利用できます。
またドメイン譲渡に対応した弁護士事務所もあるので、費用はかかってしまいますが、高額なドメインの売買の際はそこに仲介を依頼するのも手でしょう。

ドメインを譲渡する方法は?

ドメインの譲渡には、いくつかの方法があります。

相手と直接交渉して受け渡しする方法のほかに、ドメインオークションドメイン売買サイトなどのサービスを経由する方法があります。

ドメイン譲渡の主な方法としては、次の4つが挙げられるでしょう。

1:オークションサイトを利用する

ドメインオークションに出品してドメインを売買する方法です。

ドメインを専門にしたオークションとしては「お名前.com」のドメインオークションが有名で、ドメイン譲渡の手続きまでサポートしてくれるので、安全に売買が行なえます。

また、ヤフオクなどの一般のオークションサイトでもドメインを取り扱っていますが、この場合は取引にシステムは関与せず当事者間でのドメインの譲渡になります。
オークションは人気のドメインの価格をフェアに決められる点がメリットですが、普通のドメインの場合、取得希望者が現れず入札自体が行われないことも珍しくない点には注意が必要です。

2:ドメイン買取サービスを利用する

ドメイン買取サービスを通じて売買する方法です。

ドメインの買取・販売を行っているサービスはいくつかあり「中古ドメイン販売屋さん」などが知られています。
オークションと異なるのは確実に売買が行える点で、費用が予測しやすいのも利点です。
ただし、ドメインの値付けはサービス側が一方的に行うため、希望の金額とはかけ離れた取引になることもあります。

3:個人間で譲渡を行う

ドメインの保有者と取得希望者が、個人的に交渉を行い譲渡する方法です。

通常は取得希望者がドメインの保有者にメールなどで連絡を取り、売却の意思を確認した上で売買の交渉を行います。
間に業者が入らないため仲介手数料が発生しない点は魅力ですが、取引の前に条件を固めて契約書を交わしておかないと、トラブルに発展するリスクがあります。

4:サイトM&Aサービスを利用する

サイトM&Aサービスを利用して、サイトごとドメインを売買する方法です。

M&Aは「Mergers(合併)and Acquisitions(買収)」の略で、サイトM&Aサービスでは、出品されている収益性のあるサイトを購入できます。
買収したサイトにはドメインが付いてくるので、結果的にドメインの売買にもなります。

ただし、サイトが付随すると売買の価格はドメイン単体よりもかなり高くなる傾向にあり、ドメインで別のサイトを運用したい場合は、割高になる可能性があります。

「お名前.com」でドメインを譲渡する方法

ここでは実際にドメインを譲渡する具体的な方法について解説していきます。

ドメインの譲渡の手順としては、最初にドメインの名義(所有者情報)の変更を行い、次にそのドメインを新しい所有者に譲渡する作業を行います。

ドメイン譲渡の作業では、同じドメイン管理サービスを利用しているユーザーに渡す方法と、別のドメイン管理サービスを利用しているユーザーに渡す方法の2通りがあります。

「お名前.com」を例に、それぞれのやり方の手順を見ていきましょう。

ドメインの名義を変更する

ドメインの譲渡の際にまず行うのは、ドメインの名義の変更です。
ドメインには所有者情報が登録されていて、これはWhois情報として外部にも公開されますが、この情報を譲渡先の方のものに書き換えます。

「お名前.com」に「お名前ID」とパスワードでログインすると「お名前.com Navi」が開くので、そこから設定を行っていきましょう。

「お名前.com Navi」にログインし、メニューの「ドメイン」から取得済みのドメインをクリックしましょう。

ドメイン詳細のページが開いたら下方にスクロールし、「ドメイン情報(Whois情報)」から「登録者情報」の「設定」をクリックしましょう。

「Whois情報変更一情報入力」が開くので、登録されている情報を新しい名義に変更しましょう。

名義の変更が完了したら「次へ」ボタンをクリックします。

入力した新しい名義の情報に問題がないことを確認したら「確定」ボタンをクリックしましょう。

ドメインを「お名前.com」のユーザーに譲渡する場合

ドメインの名義の変更が完了したら、次はいよいよドメインの所有権の譲渡です。

所有権の譲渡のやり方は2種類あり、ひとつは「お名前ID」を既に持っているユーザーに、ドメインの所有権を渡す方法、もうひとつは新しく作成した「お名前ID」にドメインの所有権を移し、「お名前ID」ごとドメインを渡す方法です。

前者の場合、譲渡先のユーザーの「お名前ID」とパスワードを譲渡元に渡さなければならないため、セキュリティ面での懸念が残ります。
後者の方法であれば、新設した「お名前ID」でドメインを受け取った後、パスワードを変更するなり、別のお名前IDにドメインを移すなりすれば、安全にドメインの譲渡が可能です。

ここでは2種類のやり方を解説するので、状況に応じて使い分けるようにしましょう。

「お名前.com Navi」にログインし、メニューの「ドメイン」から「ドメイン機能一覧」をクリックしましょう。

「登録情報の設定」で「お名前IDの付け替え」をクリックします。

「お名前IDの付け替え」のページが開いたら、変更したいドメインのチェックボックスを有効にします。

「お名前.com」のユーザーにドメインを譲渡したい場合は、「既存のお名前IDに付け替え」を選択して、譲渡先のお名前IDとパスワードを入力し「確認」をクリック、次の確認画面で「確定」ボタンをクリックすると、譲渡が完了します。

「お名前ID」を持っていない人に譲渡する場合は、「お名前IDを新規発行して付け替え」を選択し、新しく「お名前ID」を作成しましょう。

お名前IDに必要な情報を入力し終えたら「確認」をクリックして、次の画面で「確定」ボタンをクリックしましょう。

後は作成した「お名前ID」とパスワードを譲渡する相手に伝えれば、お名前IDごとドメインを譲渡することができます。

ドメインを「お名前.com」から他の事業者のユーザーへ譲渡する場合

「お名前.com」のドメインを、他のドメイン管理サービスの利用者へと譲渡する手順も解説しましょう。

異なるドメイン管理サービス間でドメインを移動させるには、「お名前.com」側でAuthCodeを取得し、受け入れ側のサービスにドメイン名とオースコードを入力します。
なお、AuthCodeが必要になるのはJPドメイン以外で、JPドメインではオースコードなしで移管が行なえます。

AuthCodeの取得方法は次の通りです。

「お名前.com Navi」にログインし、トップからドメインの「詳細」をクリックしましょう。

「ドメイン詳細」が表示されたら、「AuthCode」の「表示」をクリックしましょう。

「移管先・移管検討理由について教えてください」に回答して「次へ」をクリックします。

「AuthCodeを取得する」をクリックしましょう。

表示されたドメインのAuthCodeを利用して移管の手続きを進めましょう。

ドメインの譲渡に関するQ&A

ドメインの譲渡は、実施される機会がそれほど多くないこともあって、有益な情報があまり出回っておらず、行うにあたって知りたいトピックが見つからないことがよくあります。

ここではドメインの譲渡に関してよくある疑問にQ&A形式で解答します。

Q1:ドメイン譲渡にかかる手数料は?

ドメインの譲渡にあたって、他のドメイン管理サービスへと移管する場合には一定の費用がかかります。

この費用はドメイン管理サービスやドメインの種類によって異なりますが、おおむね1000円〜2000円程度で、例えば他社から「お名前.com」へ「.com」を移管する場合、移管料金は1012円に設定されています。
費用としてはそれほど高額ではありませんが、譲渡元と譲渡先のどちらが負担するかをあらかじめ決めておきましょう。

Q2:ドメインの譲渡はすぐに完了する?

ドメインの譲渡は、同じドメイン管理サービスであればすぐに完了しますが、異なるドメイン管理サービスの間で行われる場合は、移管が完了するまでに2週間程度かかります。

また注意したいのが、移管直後にある再移管の制限で、ドメインを取得した直後の60日間は、別の事業者への移管が行えないというルールがあることも覚えておきましょう。

Q3:どんな種類のドメインでも譲渡できるの?

ドメイン管理サービスによって移管可能なドメインの種類は異なります。

ドメイン管理サービスの中には「.com」や「.net」といったドメインしか移管を受け付けないこともあるので、移管が必要な場合は、移管が可能かどうか事前に調べておきましょう。

Q4:ドメインの設定は引き継がれるの?

ドメインの管理会社が変更になった場合、ドメイン周辺の設定がリセットされるのに注意しましょう。

例えばDNSサーバーの設定は、ドメイン管理サービス側で行っているため、別のサービスに移管すると全ての設定がキャンセルされて無効になります。
ドメインを譲渡した後に、そのドメインが以前のように機能しない場合は、ドメイン周囲の設定を見直してみましょう。

まとめ

今回は、ドメインの譲渡を行う際に知っておきたい知識と実際の手順について解説しました。

ドメインの譲渡は、人気のあるドメインを入手しようとするなら必ず知っておきたい手段ですが、高額な費用での取引となることが多いため、価格の交渉取引条件の合意契約書の作成といった付随する作業が多く、個人で行うにはかなりハードルの高い作業となります。

ドメインオークションやドメイン売買サービスでは取引プロセスが自動化されているので、安全にドメインの譲渡が行なえますが、高額なドメインを個人間の交渉で売買する場合は、弁護士に依頼するなどして、可能な限りトラブルを避けるための対策を整えましょう。

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逢坂 秀範

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