GoogleビジネスプロフィールのQ&A機能とは|廃止後の代わりとよくある質問の置き場所

Q&Aの使い方を調べているなら、先に知っておくべきことがあります。
この機能は既に廃止されており、新しい質問を投稿することはできません。解説記事の多くはまだ使える前提で書かれているため、手順どおりに操作しても該当する画面が見つかりません。
本記事では、GoogleビジネスプロフィールのQ&A(公式の表記は「質問と回答」)がどうなったのかを時系列で整理し、代わりに何が導入されたのかを確認します。
そのうえで、よくある質問を今どこに置くべきかを解説します。店舗からの情報発信そのものは投稿(最新情報)の活用法で扱っています。
- 新しい質問の投稿は2025年12月以降できない — 既存の質問にオーナーが回答することのみ可能
- 代わりは「マップに相談」 — 2026年8月7日に日本で提供開始された、AIが回答を生成する機能
- 自分で質問を用意する運用は終了 — 検索語を含む質問を自作する手法は実行できない
- AIが参照するのはプロフィール・クチコミ・写真・ウェブサイト — この4つを整えることが新しい対策になる
- よくある質問の置き場所は公式サイトへ移った — FAQページがAIの参照元として機能する
GoogleビジネスプロフィールのQ&A機能とは?今も使えるのかを先に整理
GoogleビジネスプロフィールのQ&A機能とは、店舗に対して質問を投稿し、回答を掲載できた機能です。現在は新しい質問の投稿ができません。
かつては誰でも質問を投稿でき、オーナーだけでなく利用者も回答できました。「電話するほどではないが確認しておきたい」という疑問を受けられる窓口として機能していた項目です。
GoogleビジネスプロフィールのQ&Aが表示されていたのは、Google検索のナレッジパネルとGoogleマップの店舗詳細です。この欄そのものが順次なくなっています。
今できること・できないこと
できる範囲は限定的です。Googleビジネスプロフィールの現状を整理すると次のようになります。
- 新しい質問の投稿 … できない(利用者・オーナーのいずれも不可)
- 2025年11月までに投稿された既存の質問への回答 … オーナーまたは管理者のみ可能
- 回答可能な質問の確認 … 管理画面の「質問と回答」のセクション
- 利用者による回答 … できない
-
※ 管理画面に「質問と回答」の項目自体が表示されない場合もあります。削除が段階的に進んでいるためで、操作ミスではありません。
Q&Aはいつ、どうなった?2025年11月以降の経過
廃止は段階的に進みました。API の停止から始まり、告知を経て、代替機能の提供へと移っています。
経過を押さえておくと、なぜ解説記事と実際の画面が食い違うのかが分かります。多くの記事は2025年11月より前に書かれたものです。
| 時期 | 起きたこと |
|---|---|
| 2025年11月3日 | Q&AのAPIが廃止。外部ツールからの質問・回答の読み取りと投稿が停止した |
| 2025年12月3日 | Googleがヘルプコミュニティで、Q&A欄の段階的な削除を告知した |
| 2025年12月以降 | 新しい質問の投稿が不可に。既存の質問への回答はオーナー・管理者のみ可能 |
| 2026年3月12日 | 代替機能「Ask Maps」を米国・インドで公開 |
| 2026年8月7日 | 「マップに相談」として日本で提供開始(8月8日に日本語対応) |
Googleビジネスプロフィールからこの機能を外した理由として挙げられたのは、質問が増えすぎて利用者が必要な回答を見つけにくくなっていたことです。情報が多いほど探しにくくなるという問題への対応でした。
何が代わりになった?「マップに相談」の仕組みと日本での提供開始
代わりに導入されたのは「マップに相談」です。生成AIのGeminiと連携し、利用者の質問にAIがその場で回答を生成します。
日本では2026年8月7日から提供が始まりました。Googleマップアプリの検索バー直下にボタンが置かれ、自然な言葉で質問できます。
従来のQ&Aとの最大の違いは、回答を書く主体です。人が書いて蓄積するのではなく、AIが既にある情報から組み立てます。
- 自然な会話を通じて答えを見つけることができます
- 5億人以上の投稿者コミュニティからのクチコミと3億以上の場所に関する情報を活用している
Googleビジネスプロフィールを運用する側にとって重要なのは、参照元です。AIはクチコミや場所の情報を読んで回答するため、元になる情報が不足していれば正確に答えられません。
つまりGoogleビジネスプロフィールの対策の方向が変わりました。質問と回答を自分で書き込む作業ではなく、参照される情報を充実させる作業になります。
自分で質問を用意して答える運用はもうできない?
できません。オーナーが質問を投稿し、自ら回答を書いておく運用は、新しい質問の投稿ができなくなった時点で実行不能になりました。
この手法はGoogleビジネスプロフィールの運用でよく使われていました。「駐車場は何台ありますか」のように、検索されやすい言葉を含む質問を自作して回答を置いておく方法です。
現在この手法を推奨している記事を見かけても、実行できません。該当する投稿ボタンが表示されないためです。
残っているQ&Aは消える前に保存する
過去の質問と回答がGoogleビジネスプロフィールの管理画面に残っている場合、内容を手元に残しておくことをおすすめします。削除が進むと参照できなくなります。
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管理画面の「質問と回答」を開く
項目が残っていれば、過去に投稿された質問の一覧を確認できます。
-
内容を記録しておく
画面を保存するか、質問と回答のテキストを書き出して控えます。
-
未回答のものに回答する
まだ回答できる状態であれば、残っている質問に回答を入れておきます。
-
内容を公式サイトのFAQへ移す
実際に寄せられた質問は、そのままFAQページの項目として使えます。
最後の手順が重要です。過去に寄せられた質問は、顧客が実際に知りたかったことの記録です。これを捨てずに移しておけば、FAQページの内容をゼロから考える必要がなくなります。
よくある質問はどこに置けばよい?AIが参照する4つの情報源
置き場所は4つに分かれます。プロフィールの各項目、クチコミ、写真、そして自社のウェブサイトです。
「マップに相談」はGoogleビジネスプロフィールの情報を含むこれらを読んで、回答を生成します。質問の種類によって、どこに情報を置けば拾われやすいかが変わります。
| よく聞かれる質問の種類 | 情報を置くべき場所 |
|---|---|
| 営業時間・定休日 | プロフィールの営業時間の項目(特別営業時間も設定する) |
| 駐車場・設備・支払い方法 | プロフィールの属性(ビジネス情報)の項目 |
| 店の雰囲気・混雑状況 | 写真とクチコミ(文章で言語化されたクチコミが拾われる) |
| 料金・プラン・メニューの詳細 | 公式サイト(項目数が多く、プロフィールには収まらない) |
| 予約方法・キャンセル規定 | 公式サイト(条件分岐があり、短文で説明できない) |
| 資格・実績・施術の流れ | 公式サイト(判断材料として参照される) |
上3つはGoogleビジネスプロフィール側で完結します。設定項目が用意されているため、埋めるだけで済みます。
下3つは収まりません。説明の欄は全角375文字までで、しかもどんな種類のリンクも置けないため、詳細を書く場所がないのです。
プロフィール側で先に埋めるべき項目はどこ?
営業時間、属性、カテゴリの3つです。これらは質問として寄せられる頻度が高く、設定項目も用意されています。
埋まっていないとAIが参照できる情報がない状態になり、回答が生成されません。Q&Aの代わりとして最初に手を入れる場所です。
Q&Aの代わりに先に埋める3項目
- 営業時間 … 通常の営業時間に加え、祝日などの特別営業時間も設定する
- 属性 … 駐車場、バリアフリー、支払い方法、設備などを該当分すべて選ぶ
- カテゴリ … 主カテゴリを実態に最も近いものにし、追加カテゴリも設定する
編集できる項目の一覧はGoogle「ビジネス プロフィールを編集する」で確認できます。
店舗名と説明文の書き方はビジネス名とは何かをまとめた記事、写真でクチコミを補う考え方は写真・動画の載せ方で解説しています。
公式サイトのFAQページは何を満たせばよい?
満たすべき条件は3つです。1問1答の形で書かれていること、条件や例外まで書かれていること、そして更新できる状態にあることです。
Q&Aの廃止で起きたのは、よくある質問の置き場所がGoogle上から自社サイトへ移ったということです。
次の図は、質問に答える仕組みがどう変わったかを整理したものです。なお図の中では、スペースの都合でGoogleビジネスプロフィールを「GBP」と略して表記しています。
図の④が本記事の結論です。Googleビジネスプロフィールの話はここに行き着きます。条件や例外を含む質問は、プロフィールの項目には収まらないため、公式サイトのFAQページに置くしかありません。
FAQページを作るときは、推測で項目を並べないでください。過去に実際に寄せられた質問や、電話で繰り返し聞かれる内容から作ります。
| FAQページの条件 | 具体的な書き方 |
|---|---|
| 1問1答で書く | 質問文をそのまま見出しにし、直後に結論から答える |
| 条件と例外まで書く | 「ただし〇〇の場合は」まで含める。ここがプロフィールでは書けない部分 |
| 更新できる状態にする | 料金改定や規定変更をすぐ直せる仕組みにしておく |
| プロフィールから導線をつなぐ | ウェブサイトの欄に公式サイトのURLを設定しておく |
注意点があります。Googleビジネスプロフィールのウェブサイトの欄には、SNSのページを指定できません。ガイドラインで、実際のビジネスのウェブサイトとは異なるランディングページへの誘導が認められていないためです。
つまり独自ドメインの公式サイトがなければ、ウェブサイトの欄そのものが空のまま残ります。AIが参照する4つ目の情報源が存在しない状態です。
FAQページを置く先として、AIが質問への回答からサイトを自動生成する月額制のサービス(AI生成型サブスク)という選択肢があります。
複数の事業者が提供しており、その代表例の一つに、お名前.comのAIホームページパックなどがあります。月額2,855円(税込)から利用できます。
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※ AIホームページパックの月額2,855円(税込)は、基本料金2,596円(税込)にサービス維持調整費10%を加算した金額です。
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※ 「AI生成型サブスク」は制作方式の分類名です。複数のサービスがこの方式に含まれます。
何をどこに置くかの整理はホームページ目的の整理法、FAQやポリシーのページの作り方はホームページのロゴ・ブログ・メニューバー作成ガイドで解説しています。
個人で運営する場合の進め方は個人ホームページの作り方、外注した場合の費用感はホームページ制作の流れと費用で確認できます。
会社や店舗の情報を階層立てて置く構成はコーポレートサイト向けAIホームページパックで比較できます。
- 実際のビジネスのウェブサイトとは異なるランディングページにユーザーをリダイレクトすることはできません。これには、ソーシャルメディアサイトに作成したページも含まれます
外出先から店舗情報を調べる行動が一般化していることは、総務省「通信利用動向調査」でも確認できます。質問への答えがその場で得られるかどうかが、来店の判断を左右します。
よくある質問の置き場所なら「お名前.com AIホームページパック」がおすすめ
GoogleビジネスプロフィールのQ&Aの廃止で、質問に答える場所はGoogle上からなくなりました。
条件や例外を含む回答を置けるのは、自社サイトだけです。
FAQページを持っていれば、AIが参照する情報源として機能します。独自ドメインとサーバーが最初からセットになっています。
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質問に答えるだけで、AIがあなた専用のサイトを自動生成します。
よくある質問(GoogleビジネスプロフィールのQ&A FAQ)
廃止の状況、代替機能、既存の回答の扱い、これからの対策について、つまずきやすい7点をまとめました。
- Q1. GoogleビジネスプロフィールのQ&Aは今も使えますか?
A1. 新しい質問の投稿はできません。2025年12月以降、利用者もオーナーも質問を投稿できなくなりました。2025年11月までに投稿された既存の質問には、オーナーまたは管理者のみが回答できます。
- Q2. 管理画面に「質問と回答」が表示されません。
A2. Googleビジネスプロフィールで削除が段階的に進んでいるためです。操作ミスではありません。項目が残っている場合は、消える前に内容を記録しておくことをおすすめします。
- Q3. 代わりの機能は何ですか?
A3. 「マップに相談」です。生成AIのGeminiと連携し、利用者の質問にAIが回答を生成します。日本では2026年8月7日に提供が始まり、8月8日から日本語に対応しました。
- Q4. 自分で質問を投稿して自分で回答する方法はまだ使えますか?
A4. 使えません。新しい質問の投稿ができないためです。この手法を推奨している記事は、2025年11月より前に書かれたものです。
- Q5. 過去のQ&Aはどうなりますか?
A5. 削除が進んでいます。自動で保存される仕組みは案内されていないため、残っているうちに内容を手元に記録しておいてください。実際に寄せられた質問は、FAQページの項目としてそのまま使えます。
- Q6. これから何をすればよいですか?
A6. AIが参照する情報を整えます。まずGoogleビジネスプロフィールの営業時間・属性・カテゴリを埋め、写真とクチコミ返信を充実させてください。そのうえで、料金や規定などの詳細は公式サイトのFAQページに置きます。
- Q7. SNSのアカウントをウェブサイトの欄に設定すればよいのでは?
A7. 設定できません。ガイドラインで、実際のビジネスのウェブサイトとは異なるランディングページへの誘導が認められておらず、SNSのページも含まれます。SNSはソーシャルプロフィールの欄に設定します。
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