【厳選】Webサイト運営で押さえておきたいSEO用語・知識

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アフィリエイトやウェブマーケティングの世界では、日常では聞き慣れない言葉が次々と出てきます。
頻繁に新しい用語が流行することもあって、ついていくのは大変です。

今回は、油断していると置いていかれがちなSEO用語について、改めて確認してみましょう

記事の目次

SEO用語の基本

アフィリエイトやウェブマーケティングについて、ウェブや書籍で勉強しようとしても、出てくる用語が分からないと理解が進みません。

ここでは、SEOに関する専門用語の中で、ぜひとも知っておきたいものを紹介します。
この機会に全部覚えてしまいましょう。

インプレッション

本来は「印象」や「気持ち」といった意味の単語ですが、ウェブマーケティングの世界では「サイト上の広告がユーザーの目に触れた回数」のことです。
「インプ」や「imp」といった略称が使われることもあります。

PV(ページビュー)との違いは、PVがページの表示回数なのに対して、インプレッションは広告の表示回数を個別にカウントします。
例えば、1ページに2つの広告が表示されている場合、1回ページを開いたときのPVは「1」ですが、インプレッションは「2」になります。

エゴベイト

特定の人物や集団のエゴ(自尊心)に訴えかけることで、被リンクやアクセスを集める手法で、特に有効なのがネットのインフルエンサーを取り上げる方法でしょう。

強い影響力を持つインフルエンサーを肯定的に取り上げた記事は、インフルエンサー本人に紹介される可能性が高く、そのファン層にも拡散されやすいことから、多くの被リンクやアクセスを得るチャンスがあります。

インフルエンサー側は第三者であるメディアからの称賛が得られ、メディア側はインフルエンサーの持つ訴求力に相乗してアクセスを確保できるという、相互にメリットがある手法となっています。

オーガニック検索

検索エンジンが示す検索結果のうち、広告枠などを除外した純粋な検索結果のことで、自然検索やナチュラル検索とも呼ばれることもあります。

検索結果の画面にはリスティング広告のように、広告費を投じることで上位進出が可能な項目もありますが、オーガニック検索は検索エンジンによる純粋なサイトの評価のみで順位が決定されています。

このオーガニック検索において検索順位の上位に進出することが、多くのサイトの目指すところとなります。

オーソリティ

SNSでの連絡先の交換にもQRコードは使われています。

「権威」を意味する言葉で、ユーザーから高い信頼性を得ているサイトを指して「オーソリティがある」「オーソリティサイト」と呼びます。

オーソリティサイトの例としてよく名前が挙げられるのはWikipediaです。
とはいえ、Google検索の評価基準にはオーソリティに該当する項目はないことが関係者の証言で明らかにされており、必ずしも具体的な内実をともなった用語とはいえないようです。

なお、米国のSEO企業であるMoz社は「ページオーソリティ」「ドメインオーソリティ」といった独自の評価指標を提唱していますが、Google検索の評価とは別物である点に留意が必要です。

オールドドメイン

過去に利用されたことのあるドメインのことです。

ドメインの中には、過去に有名なサイトで使われていたものの、サイトが閉鎖するなどして契約が更新されず、開放されたものがあります。

ドメインは持ち主が変わっても、過去サイトの外部リンクや検索エンジンの評価がそのまま継承されることが多いため、取得直後から、検索エンジンで上位進出が可能になる有利な立場を確保できます。

オールドドメインは人気が高く、特に実績のあるサイトで使われていたドメインとなると、激しい争奪戦になるのが通例です。

「お名前.com」では、ドメインのオークションを定期的に開催しており、持ち主のいなくなったオールドドメインの入札が行われていますので、興味のある人は覗いてみましょう。

外部リンク

他サイトから張られているリンクのことです。
Googleの検索順位に大きな影響を与えることから、SEOの実力をはかる基準のひとつとして重視されています。

一般的に、外部リンクの数が多いほど、そのサイトやドメインは検索エンジンで上位表示されやすくなります(ただし、金銭での購入などによる不正な外部リンクはその限りではありません)。
他にも被リンク、バックリンク、インリンク、インバウンドリンクといった様々な呼称がありますが、どれも意味は同じです。

QDF

Query Deserves Freshnessの略称で、検索結果に時事的な話題を優先的に表示するアルゴリズムのことです。

Google検索では一部のワードに関して、通常の検索順位を忠実に反映せず、最新の話題があるページを上位に表示することがあります。
そういったワードでは、新しい情報をいち早く更新したサイトに上位表示のチャンスがあるため、通常のSEOとは違った戦略が求められます。

クローラー

検索エンジンがウェブの情報収集のために巡回させているプログラムのことです。

膨大な情報の集積であるインターネットを検索するには、ネットワークを走査して情報をインデックス化(見出し化)する作業が必要になります。
クローラーは定期的にサイトを訪れて内容を調査し、変更があった部分を検索エンジンのデータベースに反映させることで、検索情報を常に最新の状態に保っています。

クローラーの訪問にはタイムラグがあり、遅い場合は変更を加えてから半年近くも反映に時間がかかることもあります。
Google Search Consoleにはクローラーを手動でリクエストする機能「Fetch as Google」があり、これを利用すればサイトの変更をすぐに検索内容に反映できます。

検索クエリ

クエリとは「質問」「問い合わせ」の意味で、ウェブマーケティングの世界では、検索エンジンへの問い合わせ内容、つまり検索に利用する語句のことを指します。
「検索ワード」や「検索語句」と同義です。

検索ボリューム

検索クエリによって検索が行われた回数のことです。検索クエリによって検索が行われた回数のことです。

検索ボリュームが大きい検索クエリは、それだけユーザーの需要が高く、人気があるワードであることを示しています。
その中でも特に飛び抜けたものは「ビックワード」と呼ばれ、ビックワードの検索結果で上位に進出すると多くの人の流入に繋がることから、サイト間での熾烈な競争が展開されています。

コンバージョン

直訳すると「変換」「転換」で、ウェブマーケティングでは「最終的な成果」のことを指します(「cv」と省略されることもあります)。

その意味するところはサイトによってさまざまで、ECサイトの場合は商品が売れること。
商品を紹介するサイトでは商品に関する問い合わせや資料請求。
コミュニティサイトでは会員登録がコンバージョンとなります。

サイトを訪れた人が最終的な成果であるコンバージョンまでに至る確率のことを「コンバージョン率」(成約率)と呼びます。

SERP

Search Engine Result Pageの略で「サープ」と読みます。
検索エンジンで検索結果を表示するページのことです。

検索エンジンからのユーザーの流入の規模を決定付けるのがSERPであり、SEO(検索エンジン最適化)は、このSERPにおける上位表示を実現するための施策です。
SERPsと複数形で使われることもあります。

サイトマップ

サイト内部のリンク構造を示すファイルのこと。
HTML形式で作成されるユーザー向けのものと、XML形式で作成される検索エンジン向けのものがありますが、SEOで重視されるのは後者です。

Google Search Consoleでサイトマップを指定すると、クローラーの巡回が効率よく行われるようになることから、SEOでは基本となる施策のひとつです。
WordPressには、ブログのリンク構造を解析してサイトマップを自動出力するプラグインが提供されています。

サジェスト

「予測変換」のことです。
Google検索には検索ワードを入力すると、同時に検索される頻度の高いワードの組み合わせを候補として表示する「Googleオートコンプリート」という機能があります。
これは、あるワードの有力な関連語を調べる際に非常に役立つ機能です。

Google Search Consoleでサイトマップを指定すると、クローラーの巡回が効率よく行われるようになることから、SEOでは基本となる施策のひとつです。
WordPressには、ブログのリンク構造を解析してサイトマップを自動出力するプラグインが提供されています。

サテライトサイト

Google検索では外部リンクの多寡が検索順位に大きく影響します。
そこで複数のサイトを作り、そこから本体のサイトにリンクを集めることで検索順位を上昇させる施策が有効になります。

これはサイトの周辺に衛星のようにサイトが存在することからサテライト(衛星)サイトと呼ばれます。
サテライトサイトは、本体サイトと関連した品質の高いサイトである限りにおいて有効ですが、実際は外部リンクの水増しのために粗製乱造された無内容なサイトが多いことから、Googleは外部リンク先のサイトの評価を厳しくしており、現在は無内容なサテライトサイトによる検索順位の押し上げは不可能となっています。

CTR

Click Through Rateの略で、クリック率を意味します。

ウェブ広告の効果や、検索エンジンからサイトへの訪問者数を計測する際に重視される数値で、「クリック数÷表示回数×100」で算出されます。

例えば、1000回表示されたページの広告が10回クリックされた場合、CTRは1%となり、CTRは数字が大きいほど、ユーザーがクリックした実績がある、つまり強い訴求力を備えた広告やリンクであるとみなされます。

CTRの向上には、テキストやビジュアルをユーザーに強く訴えかける表現にする、広告やリンクとの親和性の高いユーザーを集めるといった対策が考えられます。

内部リンク

サイトの内部に張り巡らされたページ間のリンクのことです。

基本的に内部リンクの数はSEOに影響がなく、同一サイト内で大量にリンクを張り巡らせても効果はありません。
内部リンクで重要なのは、サイト内の関連したページ同士を適切に結びつけることです。

関連性の高いページを紹介するリンクは、ユーザーの利便性の向上に貢献し、ひいてはサイト全体の品質の向上に繋がることから、検索エンジンに高く評価されます。

nofollow属性

ページの特定のリンクを、検索エンジンの評価対象外になるように指定する属性です。

信頼性に欠けるページやセキュリティ面でリスクのあるページへのリンクがあると、検索エンジンはサイト全体の評価を下げます。
そこで、リンクにnofollow属性を指定すると、クローラーはリンク先の情報を取得せず、サイトもリンク先の悪影響を受けなくなります。

ブラックハットSEO

不正な手段で検索エンジンでの上位表示を狙う手法です。

支離滅裂なワードの羅列を記事内に仕込む(ワードサラダ)、無内容なサイトを大量に作成して外部リンクを水増しする(サテライトサイト)などの方法があります。
検索エンジンによるペナルティの対象であり、検索順位の下降などの罰則を受ける可能性があります。

最悪の場合、検索結果から排除されることもあり、特にGoogle検索の検索結果から完全に消去されることを「Google八分」と呼びます。

ページランク

かつてGoogle検索で検索順位に大きな影響を与えていた指標。
外部リンクの数を基準に10段階に分類され、ページランクが高いほど検索順位も上位に表示されていました。

しかし2012年のペンギンアップデート以降はサイトの品質が重視されるようになり、ページランクの重要性は低下。
現在では指標として機能していません

ホワイトハットSEO

正規の手法で行われる検索エンジン対策です。

人気の検索ワードに対応した記事を作成したり、実績のあるサイトからの外部リンクを得たり、スマートフォンでの表示に対応するといった施策が該当します。
いずれも、ユーザーの利便性を向上させるための施策であり、検索エンジンもそれを評価して、そのサイトを検索順位の上位に置くようになります。

モバイルファーストインデックス(MFI)

Googleが実施している、モバイルサイトを優先的に扱う新システムのことです。

これまでGoogle検索では、パソコン向けのサイトの内容を主な評価対象としてきましたが、モバイルファーストインデックスでは、スマートフォンなどのモバイル向けのサイトが優先的に評価対象になります。

これによりスマートフォンに対応していないサイト、スマートフォンからの利用に制限のあるサイトは、検索順位において不利になります。

モバイルファーストインデックスは、2018年3月から移行が開始され、2021年3月に全てのサイトが対象になったことが発表されました。

ランディングページ

アフィリエイトサイトやECサイトで、ユーザーが最初に訪れることを想定して作られたページのことで、検索エンジン、SNS、ウェブ広告のユーザーは、ランディングページ誘導されるのが一般的です。

ランディングページは、商品やサービスの内容を分かりやすく提示すると同時に、購買や契約に結びつけることが目的となります。

下方に長くスクロールする縦長のページが多く、購入ボタン以外の外部リンクがほとんどない、読者に強く訴求するためにインパクトのあるテキストやデザイン、グラフや数字が使われるといった特徴があります。

リスティング広告

検索連動型広告のことで、検索エンジンの検索結果の画面に表示される広告のことで、検索に使われるキーワードに合致した内容の広告が表示されるところに特徴があります。

一般的な広告では、いかにターゲットとなる顧客層に対し的確に広告を届けるかが鍵となりますが、検索と連動したリスティング広告では、キーワードに関心のあるユーザーしか広告を目にしないため、極めて高い広告効果を得ることができます。

Googleが提供するリスティング広告は、入札方式で広告の掲載順位が決定され、ユーザーがクリックするごとに料金が発生する仕組みとなっています。

リダイレクト

あるページを訪れたユーザーを自動的に別のページへと転送するしくみです。

サーバー側の設定(.htaccessファイル)か、あるいはページ内に記載された転送用のプログラムにより実行されます(前者のサーバー側で設定する方法が推奨されています)。

その際、「301」あるいは「302」のステータスコードにより、検索エンジンに保存されている転送前のページの評価を、転送後のページに引き継ぐことが可能です。
「301」は恒久的に変更する場合、「302」は一時的な変更の場合に使用します。

ロングテールワード

検索ワードの中でも、特に多くの検索ボリュームを持つものをビックワードと呼びますが、そのビックワードに2〜3の単語を組み合わせたものをロングテールワードと呼びます。

ビックワード周辺の細分化されたニーズを掴まえるための手法で、流入規模こそビックワードに劣るものの、ビックワードに関連した課題や目的を明確に持っているユーザーが使用することが多く、コンバージョン率が高くなる傾向があることから、SEOの有力な施策のひとつとされています。

YMYL

Your Money Your Life」の頭文字を取った略称で、ユーザーの資産や健康などに影響を与える可能性のあるコンテンツを指し、具体的には投資、保険、クレジットカード、法律、医療、医薬品などのジャンルが該当します。

これらのジャンルは、誤った情報が流布されると社会的な悪影響が大きいことから、検索エンジン側で厳しい内容のチェックが行われています。

特に重視されるのがE-A-Tと呼ばれる、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の三要素で、これらが欠けた記事は、検索順位での上位進出は困難。

YMYLを扱った記事では、専門家の執筆あるいは監修が入るのが通例です。

まとめ

今回は、アフィリエイトやウェブマーケティングの世界で使われているSEO用語を解説しました。
聞いたことがない言葉もあれば、既に知っていた、あるいは知っていたつもりだが実は意味が違っていた言葉もあるのではないでしょうか。

T業界の専門用語は「バズワード」と揶揄されることも多く、既に知られている内容を難しく言い換えただけと感じられるものもあるかもしれません。
しかし、新しい用語が使われるときは、それに応じた技術上の理由や環境の変化があることも多いのです。

見慣れない用語が出てきたときは、その言葉が使われるようになった背景にまで踏み込んで考えてみると、より理解が深まるかもしれません。

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このサイトのライター
逢坂 秀範

ウェブメディアやメールマガジンのコンテンツ制作のプロ。
豊富な経験と知識でwebの作成や運用、用語などを分かりやすく解説します!

 
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