ロゴ作成AIの比較と使い方

会社設立、サービス立ち上げの時に必要になるロゴ作成。ロゴ作成AIを“発想と量産”に使いながら、本番品質へ仕上げるまでの実務フローと、具体的なツールの特徴・向き不向きを整理します。
まずは検索!ドメインは早い者勝ち
比較の視点:ライセンス・編集性・再現性
まず商用利用の可否と帰属、クレジット表記の要否、二次配布の扱いを確認します。次に、SVGやPDFでのベクター書き出し、フォントのアウトライン化や代替フォント指定などの編集性を点検します。再現性は“名刺で潰れないか”が指標です。原寸に縮小した状態での線幅や間隔を確認し、色や形状の安定度を見ます。
主要ツールの特徴と使いどころ
Canva ロゴメーカー
テンプレート数と編集の自由度が高く、入門に最適。商標登録を視野に入れるなら、Canva内の“基本図形と線、フォント”のみから自作し、ストック素材(写真・イラスト)はロゴに使わないのが前提です。商標を取りうる“オリジナル制作”の条件が明記されているため、ポリシーに沿って設計すれば実務に乗せやすいツールです。
Adobe Express ロゴ作成
無料でも使えるテンプレートとドラッグ&ドロップの手軽さが強み。既存のフォントやテーマカラーの取り込みが容易で、ブランド立ち上げ初期の“雰囲気づくり”に向いています。最終運用では、AI/SVG/PDFへの変換と最小サイズ検証を必ず挟みます
Looka
AI提案とブランドキットが特徴。複数のロゴファイルやカラーバリエーション、各種テンプレートで初期展開が早いツールです。本番運用では、SVGやPDFのベクター化・最小サイズ検証を経て、表記ルールへ落とし込みます。
Tailor Brands
“テンプレではないAI生成”を掲げ、購入後はベクターファイルのダウンロードが可能。商用利用の前提が明確で、ロゴ以外のブランド運用ツールも併設されています。
Brandmark
キーワード入力から短時間で多案を生成し、名刺やSNS素材まで一括で作れるのが強み。生成直後は線幅や余白が細めになることがあるため、最小サイズ検証と再調整を挟むと安定します。
実務フロー:生成 → 選定 → 仕上げ → 公開
複数案を生成し、名刺原寸とスマホ最小で視認テストを行います。通過案はSVG/PDFに変換して線幅0.2mm未満を回避し、RGB/HEXとCMYKの対応表、単色版を整えます。既存商標の近似を目視で避けたうえで、社名・URL・メール・SNSを同綴りに統一し、同綴りドメインを自動更新ONで確保、常時httpsとSPF/DKIM/DMARCを設定して公開します。
まとめ
どのツールを選んでも、仕上げで“ベクター化・最小サイズ検証・表記ルール化・ドメイン整合”を徹底すれば、本番品質に到達できます。まずは候補案を生成し、同綴りのドメインを確保して表記を揃え、作成を進めていきましょう
まずは検索!ドメインは早い者勝ち


