ファクタリングとは?融資との違いや仕組み・メリット・注意点を詳しく解説

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  • ファクタリングは企業が保有する売掛金を早期に現金化できる資金調達方法
  • ファクタリングは融資を断られた企業でも資金調達ができる可能性がある
  • ファクタリングには悪徳業者が存在するため選ぶ際は十分な注意が必要

ファクタリングとは、企業が保有する売掛金を早期に現金化できる資金調達方法です。売掛金を即時に現金化できるスピード感が魅力です。本記事では、ファクタリングの仕組みや種類、メリット・デメリットのほか、融資や手形割引との違い、ファクタリングが役立つシーンなどについて解説します。

目次

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  1. ファクタリングとは
  2. ファクタリングの仕組み
  3. ファクタリングとその他の資金調達方法の違い
  4. ファクタリングを利用するメリット
  5. ファクタリングを利用するデメリット
  6. ファクタリングの利用手順・具体的な流れ
  7. ファクタリングに必要な書類一覧
  8. ファクタリングの主な審査基準
  9. 業種別|ファクタリングの活用事例
  10. ファクタリング会社を選ぶ際の6つの注意点
  11. ファクタリングに関するよくある質問(FAQ)
  12. 急な現金化に強いファクタリング会社

ファクタリングとは

ファクタリングとは、未回収の売掛債権をファクタリング会社に売却することで、取引先からの支払いを待たずに現金化できるサービスです。

そもそも「ファクタリング」とは債権買取りを意味し、掛け取引の仕組みを活用した資金調達方法の一つです。掛け取引では取引先から代金を後払いで受け取りますが、その代金を回収する権利が「売掛債権(売掛金)」にあたります。

ファクタリングを利用すると、売掛債権を売却することで、支払い期日前でも現金を受け取ることが可能です。取引先からの入金がまだ先であっても、早急に資金を確保する必要がある場合に非常に有効な手段となります。

ファクタリングは違法?

法的には、ファクタリングは売掛債権の売買契約であり、民法上の「債権譲渡」に該当します(民法第466条ほか)。そのため、適法に契約が締結されている限り、ファクタリング自体は違法ではなく、法律上認められた資金調達方法です。

ただし、以下のケースの場合は例外で、債権譲渡ではなく貸付業に該当すると判断された事例もあるため、契約内容の注意が必要です。

  1. 実質的に貸付と同等の「偽装ファクタリング」
  2. 個人向けの「給与ファクタリング」

参考:民法(明治二十九年法律第八十九号)|e-Gov 法令検索

中小企業庁もファクタリングを推奨

ファクタリングは中小企業庁が利用を推奨しており、後述する「ABL(売掛債券担保融資)」とともに中小企業での利用促進が図られています

その背景には、大企業に比べて中小企業は資金調達の手段が限られており調達のハードルも高いこと、それにより多くの中小企業が経営難に陥れば日本経済に打撃を与えかねないことなどがあります。

また、売掛債権の利用を促進するために法令や制度の整備も行われています。以下がその例です。

  1. 債権法改正:譲渡制限特約付き債権の譲渡も可能に
  2. 振興基準での努力義務の設定:親事業者・下請事業者間での基本契約で、売掛債権譲渡を行いやすくする事項を盛り込むことが努力義務に

参考:売掛債権の利用促進について|中小企業庁

参考:債権法改正により資金調達が円滑になります|経済産業省

参考:下請中小企業振興法に基づく振興基準の改正について|内閣府ホームページ

ファクタリングの仕組み

ファクタリングの仕組みを大きく区別すると、買取型と保証型の2つのタイプに分けられます。売掛債権を根拠として資金の提供が行われるのは同じですが、それぞれの用途・資金提供のされ方に違いがあります。

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ファクタリングの仕組み

  1. 買取型
  2. 保証型

買取型

ファクタリングサービスで一般的なのは買取型です。ここまで解説してきたファクタリングの概要と同じで、買取型は売掛債権をファクタリング会社に売却して資金化する方法を指します。

買取型では、売却が成立すれば手数料が差し引かれた金額が入金されます。「ファクタリング」というとこの買取型ファクタリングを指すのが一般的で、より手軽な資金調達方法として近年利用が広まっています。

なお、買取型には、依頼主が売掛先から回収した売掛金をファクタリング会社に支払う「2者間ファクタリング」と、売掛先企業が買掛金を直接ファクタリング会社に支払う「3者間ファクタリング」の2種類があります。

2社間のファクタリング

2社間ファクタリングは、自社とファクタリング会社だけの契約でファクタリングを行う方法を指します。この方法では売掛先を介さないため、売掛先との信頼関係を維持したい場合やファクタリングの利用を隠したいといった際に利用されるケースが多いです。

売掛先に合意を得る必要がなく、ファクタリングの利用事実も知られないため、よりスピーディーに資金を調達できるメリットがあります。しかし、後述する3社間ファクタリングよりも手数料が高く、審査も通過しにくいのがデメリットです。

売掛先に知られずファクタリングを利用したい場合や、迅速な資金調達をしたい場合には、2社間ファクタリングがおすすめと言えます。

2者間ファクタリングとは?仕組みやメリット・デメリット・3者間ファクタリングとの違いも解説

2者間ファクタリングとは、ファクタリング会社と利用者のみで契約するファクタリングのことです。資金調達までがスピーディーで、売掛先に知られずに利用できるという特徴があります。本記事では、2者間ファクタリングのメリットやデメリット・3者間ファクタリングとの違いを解説します。

3社間のファクタリング

3社間ファクタリングは、売掛先に売掛債権の売却を通知し、自社・売掛先・ファクタリング会社の3社で合意をしたうえで契約が締結されます。売掛先は、自社ではなくファクタリング会社に対して支払を行います。

3社間ファクタリングは、2社間ファクタリングよりも手数料が安く、審査に通過しやすいのがメリットです。また、3社間ファクタリングを提供する企業は主に大手企業であるため、安全性・信頼性が比較的高い点もメリットと言えます。

売掛先に知られたくない特別な事情がある場合を除き、基本的には3社間ファクタリングがおすすめです。ただし、3社間ファクタリングは2社間ファクタリングに比べると契約手続きが煩雑であり、手間と時間を必要とされる点には注意です。

保証型

保証型のファクタリングは、資金調達ではなく、取引先の倒産などで売掛金の回収が不能となった場合の備えとして利用されます。保険に近いサービスで、ファクタリング会社が回収不能分を支払ってくれるため、取引先の信用面で不安がある場合に有効です。

保証型ファクタリングには、売掛金の回収が困難と判断されてから保証金を受け取れるものもあれば、売掛先の支払遅延が発生した時点で保証金を受け取れる場合もあります。受け取りの条件がサービスによって異なるため、申し込む前に条件をしっかりとチェックしましょう。

ファクタリングとその他の資金調達方法の違い

ファクタリングは事業者が資金を調達する際に有力な候補となる方法ですが、ファクタリング以外にも資金調達の方法はさまざまあります。ファクタリングは他の方法とどのように違うのか、混同されやすい以下3つの資金調達方法と比較して見ていきましょう。

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融資との違い

ファクタリング銀行融資
資金調達の方法売掛債権を売却するお金を借りる
契約の種類債権譲渡(売買)金銭消費貸借(借入)
取扱業者ファクタリング業者銀行・賃金業者
審査の対象売掛先(取引先企業)自社
資金化のスピード最短即日〜数日数週間〜1ヶ月以上
コスト手数料(高い)金利(低い)
担保・補償不要原則必要

資金調達の方法として代表的なのが、銀行からの融資です。ファクタリングと融資の大きな違いとしては、調達できる金額と審査の仕組み・難易度が挙げられます。

融資は事業の規模や業績などをもとに融資額が決まる仕組みで、制度ごとに限度額が定められています。そのため、未来の業績への期待から高額な資金調達ができる場合も多いです。一方でファクタリングは、手元にある売掛金以上の資金は調達できません。

また、銀行融資の審査は申込者の信用力が重視されますが、ファクタリングでは売掛金の信用力、つまり売掛先の経営・財務状況などが重視されます。そのため、赤字決算・債務超過など、自社の信用情報に不安がある中小企業でも心置きなく申し込みが可能です。

手形割引との違い

ファクタリング手形割引
資金調達の方法売掛債権を売却するお金を借りる
契約の種類債権譲渡(売買)融資(手形貸付)
取扱業者ファクタリング業者銀行・手形割引専門業者
対象売掛金(請求書)受取手形
資金化のスピード最短即日〜数日数日〜1週間程度
倒産時のリスク業者が負う自社が負う

日本で広く利用されてきた資金調達方法に手形割引もあります。手形割引は、銀行や手形割引専門業者に受取手形の割り引きを依頼し、手形の決済期日前に現金化させる方法です。ファクタリングと似ていますが、資金化の対象が売掛債権か手形かという違いがあります。

そして、ファクタリングと手形割引の相違点は、ファクタリングが売掛債権の売買であるのに対し、手形割引は融資として取り扱われる点にあります。

手形割引では手形が期日に決済されずに不渡りになったとき、利用者がその弁済負担を負う「償還請求権あり」の契約に相当します。そのため、返済が発生するリスクがあることがファクタリングとの違いと言えます。

ファクタリングと手形割引の違いとは?共通するメリットも解説

ファクタリングと手形割引はどちらも資金調達に役立つサービスですが、現金化する対象や貸金業法の適用有無など、異なる点がいくつかあります。本記事では、ファクタリングと手形割引の違いや共通するメリット・デメリットなどをわかりやすく解説します。

ビジネスローンとの違い

ファクタリングビジネスローン
資金調達の方法売掛債権を売却するお金を借りる
契約の種類債権譲渡(売買)金銭消費貸借契約
取扱業者ファクタリング業者信販会社・消費者金融など
審査の対象売掛先(取引先企業)自社の業績・信用
資金化のスピード最短即日〜数日最短即日〜数日
信用情報影響なし影響あり

ビジネスローンは事業資金専用のローンのことで、法人や個人事業主が事業運営のために利用します。ビジネスローンとファクタリングの大きな違いは返済義務の有無と信用情報への影響です。

ローンは借入のため、元本と金利を合わせて返済する必要があります。また、利用により負債が増加するため、信用情報にも影響します。

ビジネスローンは、銀行・信用金庫・ノンバンク・信販会社・消費者金融などさまざまな企業が提供していますが、借金の一種であるため利用のハードルが高いと感じる人も多いです。

ABL(売掛債権担保融資)との違い

ファクタリングABL
資金調達の方法売掛債権を売却するお金を借りる(担保を入れる)
契約の種類債権譲渡(売買)担保付融資契約
取扱業者ファクタリング業者銀行・信用金庫
審査の対象売掛先の信用 + 債権の質自社の信用 + 債権の質
資金化のスピード最短即日〜数日数週間程度

ファクタリングとABL(売掛債権担保融資)は、どちらも売掛債権を対象にした資金調達方法です。しかし、ファクタリングが売掛債権の売買なのに対し、ABLは売掛債権を担保に設定して融資を受ける方法です

また、ABLでは売掛債権だけでなく、在庫や原材料なども担保として使える場合があります。売掛債権の売却のみであるファクタリングとは異なる点です。

さらに、銀行融資と同様に審査の面でも違いがあります。ABLは融資であるために、審査では利用者の信用力が重要視され、ファクタリングよりも審査の難易度は高めです。

ファクタリングの主な種類

名称対象となる債権主な利用者特徴
一括ファクタリング売掛金中小企業
(納品業者)
支払企業が主導して導入する仕組みです。手形に代わる決済手段として売掛金を一括で現金化できますが、利用するには支払企業側が制度を導入している必要があります。
医療ファクタリング診療・介護報酬病院・歯科
介護施設
国保・社保が支払元となるため信用力が高く、比較的低い手数料で利用できます。ただし、実際の入金までに1.5〜2ヶ月程度かかる点には注意が必要です。
注文書ファクタリング注文書・発注書建設業・製造業
IT業
受注段階で資金を確保できるため、材料費や外注費などの先行支払いに役立ちます。ただし、通常の買取型ファクタリングよりも審査が厳しく、手数料が高くなる傾向があります。
【注意】
給与ファクタリング
個人の賃金個人
(労働者)
給料日前に賃金を現金化できる仕組みですが、現在は実質的に違法な貸付(闇金)とみなされています。そのため、絶対に利用してはいけません。

買取型ファクタリング・保証型ファクタリングの中にも、さまざまな種類のファクタリングが存在します。利用者が属する業種・業界や利用目的によって適したサービスが異なるため、それぞれのファクタリングの特徴について詳しく解説します。

一括ファクタリング

一括ファクタリングは、従来の手形取引に代わる取引方法で、手形取引よりも手間を削減できます。また、他のファクタリング方法とは異なり、代金を支払う側が利用を決めるという点が大きな特徴です。

支払い者が主体となるため3者間の契約となり、支払い者は手形発行などの手間をかけずに手形と同じような取引形態を維持できます。

手形取引の代わりに利用されている決済手段には「でんさい(電子記録債権)」もありますが、でんさいネットへの加入が必要・償還請求権の発生など、一括ファクタリングとはやや条件が異なります。大手金融機関ではでんさいの導入を積極的に進めています。

一括ファクタリングとは?メリットやでんさいとの違いも解説

一括ファクタリングとは、金融機関が売掛債権を一括で買い取り、納入企業に代金を振り込むサービスです。支払企業は手形発行の負担を軽減でき、納入企業はスピーディーな資金調達が可能となります。本記事では、一括ファクタリングのメリットやでんさいとの違いを解説します。

医療ファクタリング

医療ファクタリングは、買取ファクタリングの一種で、医療債権(診療報酬債権・介護報酬債権など)を利用する取引を指します。

日本では国民皆保険制度が導入されているため、医療費の一部は国・地方公共団体・組合などが負担しています。そのため、各医療機関や介護施設はこのような機関に関して一定の請求権を保有しています。それを活用したものが医療ファクタリングです。

買取の手続きがやや特殊であることから、民間ファクタリング会社では取引を断られるケースがあります。そのため、事前に医療ファクタリング専門業者に相談しましょう。

医療ファクタリングとは?仕組みや利用メリット・注意点を解説

医療ファクタリングとは、医療機関の診療報酬・介護報酬・調剤報酬などの債権をファクタリング会社が買い取り、資金化できるサービスです。債権を早期に資金化でき、新しい医療設備導入などにも役立ちます。この記事では、医療ファクタリングのメリットや注意点などを解説します。

注文書ファクタリング

注文書ファクタリングとは、買取型ファクタリングの一種で、受注段階で資金が不足している場合に、注文書(発注書)をもとに将来発生する売掛金を前倒しで資金化できるサービスです。

通常のファクタリングは、納品後に発行された請求書を対象としますが、注文書ファクタリングは受注時点で利用できる点が大きな特徴です。そのため、仕入れ費用や外注費などの初期コストを早期に確保できます。

大口案件を受注したものの手元資金が不足している場合や、入金サイトが長い業種における資金繰り対策として活用されています。

注文書ファクタリングとは?仕組みやメリット・審査に通りやすくするポイントも解説

注文書ファクタリングとは、注文書をファクタリング業者に売却して資金化する方法です。一般的な請求書ファクタリングと比べ、早い段階で資金調達できます。本記事では、注文書ファクタリングのメリットやデメリット、利用の流れに合わせて、審査に通りやすくするポイントも解説します。

給与ファクタリング

給与ファクタリング・給料ファクタリングとは、企業の資金調達手段として普及したファクタリングを個人の資金調達に応用したサービスです。売掛債権ではなく、個人の給与を受け取る権利を売ることで、給料日前に現金を得られます。

給与ファクタリングはファクタリングの手法をとっているため、借金とは異なります。ただし、「貸金業にあたる」という見解が示されており、「貸金業登録」を行っていない業者は給与ファクタリングをサービスとして提供することはできません

また、手数料がカードローンなど他の現金調達方法よりも高くなることが多いため、利用には注意が必要です。

参考:ファクタリングに関する注意喚起|金融庁

給与ファクタリングとは?仕組みやリスク、悪徳業者の見分け方を解説

給与ファクタリングとは、給与を債権として買い取ってもらい、給料日よりも前に現金を受け取る手法を指します。しかし、給与ファクタリング業者の中には、悪徳業者も存在するため、利用には注意が必要です。本記事では、給与ファクタリングの仕組みやリスクなどを解説します。

その他のファクタリング

ファクタリングには、買取型をはじめとするさまざまな種類があります。以下では、ここまで紹介しきれなかったファクタリングの種類について解説します。

国際ファクタリング

国際ファクタリングは保証型ファクタリングの一種で、国内企業が海外企業に商品を販売する際、売掛金の回収を確実に実行するために海外のファクタリング業者を交えて契約を行う方法です。

基本的に、自社(輸出業者)・取引先である海外企業(輸入業者)・輸出国のファクタリング会社・輸入国のファクタリング会社の4者間で契約を行います。

輸出国のファクタリング会社は、輸入国のファクタリング会社から依頼を受け、取引先企業の信用調査や代金回収の保証を行います。取引先は自国側のファクタリング会社に代金を支払い、輸入国のファクタリング会社を経由して自社に代金が渡されます。

将来債権ファクタリング

将来債権ファクタリングは、文字通り未請求であるが、将来発生する可能性がある債権を利用したファクタリングを指します。

例えば、契約期間1年・毎月決まった金額を支払うといった内容の業務委託契約を特定の企業と交わしている場合、まだ債権そのものは発生していない状態ではあるものの、将来発生する可能性がある請求権を保有していると言えます。

そのため、まとまった金額の資金調達に合う買取ファクタリングに対し、将来債権ファクタリングでは3~6カ月に分けて無理なく財務の改善が図れます。なお、地代・家賃なども将来債権に相当しますが、賃借人が個人の場合は原則として利用できません。

リバースファクタリング

リバースファクタリングは、売掛金ではなく買掛金を利用してファクタリング会社が支払いを肩代わりする取引を指します。売掛金を保有する債権者ではなく、買掛金を保有する債務者が利用するという点で通常のファクタリングとは大きく異なると言えます。

一般的に、ファクタリングは売掛金を保有する企業が利用するサービスですが、リバースファクタリングでは買掛金を用いることから、反転を意味するリバースといった用語が使われています。

リバースファクタリングを活用することで、代金の支払いに余裕ができます。そのため、買掛金が多額で支払いに難航するとき・資金繰りに余裕を持たせたいときに利用価値があります。

リバースファクタリングとは?通常のファクタリングとの違いやメリット・デメリットを解説

リバースファクタリングとは、未払いの買掛金をファクタリング会社に立て替えてもらえるサービスです。買掛金の支払期日を先延ばしでき、資金繰りの改善に繋がります。本記事では、リバースファクタリングのメリット・デメリット、通常のファクタリングとの違いや、利用時の注意点などを解説します。

ファクタリングを利用するメリット

ファクタリングは比較的新しい金融サービスですが、利用者数は年々増えつつあります。何故かと言うと、ファクタリングには融資やビジネスローンにはない数多くのメリットがあるためです。ここでは、一般的な買取ファクタリングの8つのメリットについて解説します。

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最短即日で資金調達できる

銀行融資を申し込む場合、厳格な審査を経て実際に現金を受け取れるまでにはかなりの日数を要します。資金繰りに余裕がある間は問題ありませんが、急な支払いや外注費の確保が必要な場面では、銀行のスピード感では間に合わないケースも少なくありません。

ファクタリングも売掛先の信用調査は行われますが、融資に比べて申し込みから現金化までのステップが非常に短いのが特徴です。特に2社間ファクタリングであれば、最短即日で資金調達が可能なサービスもあり、緊急性の高いビジネスシーンにも迅速に対応できます。

借入ではないため信用情報機関に記録が残らない

ファクタリングは債権の「売却」によって資金を得る仕組みであり、調達した資金が負債として扱われることはありません。負債を増やさずにキャッシュを確保できるため、債務超過のリスクを避けたい場合や、決算書上の見た目をきれいに保ちたい場合にも非常に有効です。

また、融資ではないため日本信用情報機構(JICC)などの信用情報機関に借入の記録が残る心配もありません。返済の遅滞がなくても借入事実はその後の融資審査に影響を及ぼす可能性がありますが、ファクタリングなら将来の銀行借入への道を狭めることなく心置きなく利用できます。

自社が赤字・税金滞納でも利用可能

銀行融資やビジネスローンでは自社の業績が重視されるため、赤字決算や税金滞納があると審査通過は極めて困難です。しかし、ファクタリングの審査で最も重視されるのは「売掛先の信頼度」であり、自社の業績内容が悪くても審査結果に決定的な悪影響は及ぼしません。

実際にビジネスローンを断られた会社でも、優良な売掛債権さえ保有していれば問題なく利用できるケースが多くあります。担保や保証人を設定する必要もなく、現状の経営状態に不安を抱えている事業者であっても、気軽に申し込みができる点は大きな強みと言えるでしょう。

参考:売掛債権の利用促進について|中小企業庁

売掛先の倒産リスクを回避できる

ファクタリングを利用すれば、売掛債権が持つ「貸し倒れリスク」ごと業者へ譲渡することが可能です。通常の買取ファクタリング契約は「償還請求権」がないため、万が一契約後に売掛先が倒産して回収不能になっても、利用者が代わりに代金を支払う義務は一切発生しません。

自力での回収が厳しい実態を考えると、倒産による連鎖倒産や大きな損失を防ぐことは企業存続において非常に重要です。単なる資金調達の手段としてだけでなく、未回収リスクを回避するための「保険」のような目的で活用できる点も、ファクタリングならではの大きなメリットです。

ファクタリングを利用するデメリット

ファクタリングには多くのメリットがありますが、一方で注意すべきデメリットも存在します。ここでは、利用前に押さえておきたい4つのデメリットについて解説します。

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融資に比べて手数料が高くなる場合がある

ファクタリングの最大のデメリットは、銀行融資などの借入と比較して手数料が割高に設定されている点です。特に、取引先に通知を行わない「2者間ファクタリング」の場合、業者が負う未回収リスクが高いため、手数料が10%〜20%程度になることも珍しくありません。

手数料が高すぎると、最終的に手元に残る利益が削られ、かえって経営を圧迫する可能性があります。利用する際は「スピード」と「コスト」のバランスを冷静に見極め、緊急性が低い場合は他の資金調達手段と比較検討することが重要です。

審査に通らないと利用できない

ファクタリングは融資に比べて審査が柔軟といわれていますが、決して「審査なし」で利用できるわけではありません。審査の主な対象は「売掛先の支払い能力」であるため、自社の業績が良好であっても、売掛先の経営状態に不安があると判断されれば、買取を断られる可能性があります。

また、売掛先との取引実態を証明できない場合や、入金期限を過ぎた不良債権なども審査落ちの対象になります。審査通過を前提とした過度な資金計画は避け、常に複数の資金調達手段を確保しておくことが賢明です。

売掛金の額面を超える資金調達はできない

ファクタリングで調達できる金額は、あくまで現在保有している売掛金(請求書)の範囲内に限られます。借入のように、将来の利益を見込んで多額の資金を確保することはできないため、急な大規模投資などで高額な現金が必要な場合には不向きです。

例えば、手元にある請求書が300万円分であれば、手数料を差し引いた約250万〜280万円程度が調達可能額の目安となります。それ以上の資金が必要な場合は、資産売却やビジネスローンなどの融資と組み合わせて検討する必要があります。

悪徳事業者・違法業者が存在する

ファクタリング業界には、法整備の隙を突いて、事実上の「ヤミ金」として活動する悪質な業者が一部存在します。「審査なし」「手数料一律1%」といった過度に有利な条件をうたい、実際には高額な手数料を請求したり、強引な取り立てを行ったりするケースも報告されています。

特に「給与ファクタリング」や、形式上は売買であっても実態が貸付である「偽装ファクタリング」には注意が必要です。金融庁のガイドラインを確認し、運営会社の所在地や実績、契約内容を十分に精査したうえで、信頼できる正規業者を選ぶことが重要です。

参考:ファクタリングの利用に関する注意喚起|金融庁

ファクタリングの利用手順・具体的な流れ

ファクタリングを検討しているものの、契約から資金化までの具体的な流れが分からず、不安を感じる方も少なくありません。ここでは、スムーズな資金調達を実現するために押さえておきたい3つのステップを解説します。

複数社への見積もり比較と申し込み

まずは、自社の売掛債権がいくらで現金化できるのか、無料見積もりを依頼します。手数料や入金スピードは業者によって異なるため、時間に余裕があれば複数社を比較し、より良い条件を選ぶことが重要です。最短即日での資金化を希望する場合は、場所を選ばず手続きできるオンライン申し込みがおすすめです。

必要書類の提出と審査

見積もり内容に納得できたら、審査に必要な書類を提出します。ファクタリングの審査では、利用者自身よりも「売掛先の信用力」が重視されるため、売掛先が大手企業や自治体であれば通過率が高くなり、手数料も抑えられる傾向があります。

また、審査では「取引が実在しているか」「二重譲渡に該当しないか」といった債権の正当性も厳格に確認されます。請求書に加えて、契約書や発注書などの取引内容が分かる資料や、入出金履歴を確認できる通帳のコピーを用意しておくと、審査がよりスムーズに進みます。

【注意】「審査なし」を謳う業者との取引は避ける

必要書類が少ないファクタリング会社であっても、正規の業者は必ず審査を実施します。「審査なし」を謳う業者は、高額な手数料を請求する悪徳業者の可能性があります。金融庁からも悪質なファクタリング会社に関する注意喚起が出ているため、少しでもおかしい、怪しいと思う点があれば相談窓口へ問い合わせしましょう。

ファクタリングの利用に関する注意喚起|金融庁

契約締結と入金

審査に通過した後は、最終的な手数料や振込予定日などの契約条件を確認し、契約を締結します。契約後のキャンセルは原則として難しいため、不明点は事前に必ず確認しておきましょう。

トラブル防止のため、契約書の控えを受け取り、見積もり内容と相違がないか最終確認することも重要です。手続き完了後、最短で当日から数日以内に指定口座へ入金されます。

ファクタリングに必要な書類一覧

ファクタリング会社によって細かな違いはありますが、一般的に求められる書類は以下の通りです。

書類名分類用途・注意点
請求書・発注書
(注文書)
売掛債権の証明【必須書類】
買取対象となる債権を証明する書類です。支払期日・金額・取引先名が明記されている必要があります。
銀行口座の通帳(コピー)取引の実態証明【必須書類】
売掛先からの入金履歴や資金の流れを確認するために使用されます。直近数ヶ月分の提出を求められるのが一般的です。
身分証明書・登記簿謄本法人・個人の証明本人確認および事業実在性の確認に使用されます。法人の場合は、発行から3ヶ月以内の履歴事項全部証明書の提出が求められます。
決算書・確定申告書事業状況の確認直近1〜3期分の提出を求められます。赤字でも利用は可能ですが、事業の継続性や経営状況の確認を目的としています。
基本契約書・成約資料その他(補足)売掛先との契約実態を補足的に証明する書類です。提出できると審査がスムーズに進み、条件面で有利になる場合があります。

ァクタリング会社によって必要書類は異なりますが、1つでも欠けると審査が進まず、資金化が遅れる原因になります。特に登記簿謄本や印鑑証明書などは、取得に数日かかる場合もあるため、利用を検討した段階で早めに準備しておきましょう。

近年はオンラインで手続きが完結するサービスも増えています。書類をPDFや写真で用意しておくと、申し込みから入金までをよりスピーディーに進めることができます。

ファクタリングに必要な書類|請求書のみでの利用は可能?必要書類の少ないファクタリングも解説

ファクタリングを利用する際は、必要書類を揃えなければなりません。身分証明書や請求書はもちろん、決算書や登記簿謄本も必要になることがあります。本記事では、ファクタリングに必要な書類や、必要書類が少ない業者を利用するメリット・デメリットなどを解説します。

ファクタリングの主な審査基準

ファクタリングの審査基準は銀行融資とは大きく異なり、主に以下の3つのポイントが重視されます。自社の業績に不安がある場合でも、これらの基準を理解していれば審査通過の可能性を高めることができます。

売掛先(取引先)の信用度

審査で最も重視されるのは、利用者ではなく売掛先の支払い能力です。万が一、売掛先が倒産などで支払不能になった場合、ファクタリング会社が損失を被るリスクがあるためです。そのため、売掛先が大手企業や公的機関であれば、利用者の会社が赤字決算や債務超過、税金滞納といった状況であっても、審査に通る可能性があります。

売掛債権の支払い期日

売掛金の入金期日(支払いサイト)も重要な基準です。支払い期日が遠すぎる場合、その間に売掛先の経営状況が悪化するリスクが高まります。一般的には、期日が30〜60日以内と近いものほど審査に通りやすく、手数料も抑えられる傾向があります。

利用者自身の信頼性と取引実績

利用者についても、売掛先との過去の取引実績や対応の誠実さが確認されます。特に、売掛金を一度利用者の口座で受け取ってから業者へ送金する「2社間ファクタリング」では、回収した資金を確実に送金してくれるかどうかが重要視されます。

通帳のコピーなどで過去の入金履歴が確認でき、連絡がスムーズであれば、信頼性が高いとみなされ、審査が有利に進みます。

ファクタリングの審査とは?審査に落ちる理由や通らない場合の対処法も解説

ファクタリングは企業の資金調達に活用できますが、利用するには審査を通過する必要があります。本記事では、ファクタリングの審査基準とされる要素や審査に落ちる理由・通過するためのポイント・審査に通りやすいファクタリング業者の選び方などを解説します。

業種別|ファクタリングの活用事例

ファクタリングは、単なる赤字の補填ではなく、キャッシュフローを戦略的に改善するために活用されています。ここでは、多くのファクタリング会社で公開されている実績データを基に、代表的な3つのモデルケースを紹介します。

業界別|ファクタリングの活用事例

  1. IT・ベンチャー
  2. 製造業
  3. 建設業(注文書)

IT・ベンチャー|4,500万円をわずか4時間で調達しチャンスを掴む

利益率は高いものの、外注費や広告費の支払いが先行するビジネスモデルで、急成長に伴い数千万円規模の運転資金が即座に必要となりました。しかし、銀行融資の審査を待っていては、ビジネスチャンスを逃す状況でした。

そこで、AI審査によるオンライン完結型のファクタリングを活用し、申し込みからわずか4時間で4,500万円の資金を調達でき、必要なタイミングでの投資を可能にしました。

製造業|大型受注でも資金繰りを安定させて納期を確保

大手メーカーから数千万円規模の大型受注を獲得したものの、材料費や外注費の支払いは翌月末に迫っており、製品代金の入金は3ヶ月後という深刻なキャッシュフローのタイムラグに直面しました。そこで、すでに納品が完了している別の取引先への請求書(売掛債権)をファクタリングで即時現金化し、必要な資金を確保しました。

建設業(注文書)|3ヶ月先の入金を待たずに着工資金を調達

長期工事を受注したものの、着工に必要な資金が不足していました。銀行融資の審査を待っていては着工に間に合わないため、請求書ではなく「注文書」の段階で現金化できるサービスを利用し、わずか2日で必要な資金を準備することができました。

ファクタリング会社を選ぶ際の6つの注意点

ファクタリング会社は、それぞれ手数料や利用条件が異なるため、単純に比較することは簡単ではありません。ここでは、自社に合った会社を見極めるために重要な6つのポイントを解説します。

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希望の条件を満たしているか

まず、検討しているファクタリング会社が自社の希望条件を満たしているかを再確認しましょう。特に重要なのは「買取可能額」と「利用対象」です。多額の資金を必要としているにもかかわらず上限額を理由に断られたり、個人事業主は利用対象外とされていたりするケースもあるため、事前確認は不可欠です。

あわせて、資金化までに要する期間も重要なポイントです。2社間ファクタリングであれば最短即日〜数時間での入金も可能ですが、3社間の場合は売掛先への通知や承諾が必要となるため、数日から数週間かかることもあります。自社の資金繰りの期限に間に合う契約方式かどうかを、最優先で確認しましょう。

手数料が相場に対して妥当か

ファクタリング手数料には法定の上限規制がないため、提示額が相場の範囲内かどうかを慎重に見極める必要があります。一般的な目安として、2社間では10%〜20%程度、3社間では1%〜10%程度とされています。

売掛先の信用力や支払期日までの日数によって変動はあるものの、相場を大きく上回る高額な手数料を提示された場合は注意が必要です。十分に比較検討せず契約してしまうと、収益を大きく圧迫しかねません。複数社から見積もりを取得し、条件を客観的に比較することが重要です。

参考:ファクタリングに関する注意喚起|金融庁

運営会社の信頼性は十分か

ファクタリング業界には貸金業のような登録制度がないため、事業者の信頼性を慎重に確認する必要があります。公式サイトに「代表者名」「所在地」「固定電話番号」が明記されているかは、基本的なチェックポイントです。実態が不透明な業者は、トラブル発生時に連絡が取れなくなるリスクがあります。

また、口コミや評判、運営歴、取引実績なども確認しましょう。参入障壁が比較的低い業界であることを踏まえ、実績が明確で透明性の高い事業者を選ぶことが、安全な資金調達につながります。

担当者の対応や説明は適切か

高額な資金が動く契約だからこそ、担当者の説明が明確で誠実かどうかも重要な判断材料です。電話やメールでのやり取りを通じて、質問に丁寧に回答してくれるか、契約内容を分かりやすく説明してくれるかを確認しましょう。

契約を急かしたり、質問に対して曖昧な回答をしたりする場合は注意が必要です。少しでも不安を感じた場合は、無理に契約を進めず慎重に再検討する姿勢が大切です。

償還請求権のない契約になっているか

契約を結ぶ前に、償還請求権のない契約(ノンリコース)になっているかを必ず確認しましょう。本来の買取型ファクタリングでは、売掛先が倒産するなどして売掛金が回収できなかった場合、その未回収リスクはファクタリング会社が負担します。利用者が代わりに支払う義務はありません。

しかし、契約内容によっては、未回収分を利用者に請求できる条項が含まれているケースもあります。この場合、実質的には借入に近い性質となり、想定外の返済義務を負う可能性があります。

万が一売掛金が回収不能となった場合の責任が誰にあるのかを、必ず契約書で明確に確認しましょう。確説明が不十分であったり、少しでも不安が残ったりする場合は、契約を避けるのが賢明です。

契約書の控えを受け取れるか

契約締結時には、手数料や支払期日などが明記された契約書の控えを必ず受け取りましょう。優良な業者であれば、契約書を2通作成し、双方が1通ずつ保管するのが一般的ですが、控えの交付を拒む業者には注意が必要です。

受け取った契約書は、口頭説明と相違がないか必ず確認しましょう。特に、追加費用や特約条項が含まれていないかを丁寧にチェックすることが大切です。書面による証拠を確保することが、トラブル防止につながります。

ファクタリングに関するよくある質問(FAQ)

ここでは、ファクタリングの審査や手数料、支払いなど利用前に知っておきたいよくある質問をQ&A形式で紹介します。ぜひ参考にしてください。

Q1. ファクタリングに消費税はかかりますか?

かかりません。ファクタリングは「商品の売買」ではなく「債権(お金を受け取る権利)の譲渡」にあたるため、消費税の課税対象外です。手数料に消費税を上乗せして請求する業者は、知識不足か悪質業者の可能性があるので注意してください。

Q2. ファクタリングに金利はかかりますか?

金利(利息)は発生しません。金利は「借入期間に対する費用」ですが、ファクタリングは借入ではなく債権の売買です。その代わり、買取金額に応じた一回限りの手数料(割引料)が発生します。

Q3. どんな売掛金でも利用できますか?

原則として、請求書を発行済みの確定した売掛金が対象です。ただし、支払い期日を過ぎた不良債権や、売掛先が個人の場合は回収リスクが高いため、多くの業者で断られる傾向があります。

Q4. 個人事業主でもファクタリングは利用できますか?

利用可能です。フリーランスや個人事業主向けのサービスも増えています。ただし、業者によっては「法人間取引(BtoB)の請求書のみ」を対象としている場合があるため、売掛先が法人であることを確認してから申し込むとスムーズです。

個人事業主・フリーランス向けにおすすめのファクタリング会社はこちら

個人事業主向け優良ファクタリングおすすめ11選(全20選)!審査が甘い・即日入金対応の優良会社も!

ファクタリングには、個人事業主が利用できる業者もあります。ファクタリングは保証人や担保が不要で、個人事業主でも資金調達が容易です。この記事では、個人事業主におすすめのファクタリングや選ぶ際のポイント、口コミや評判、利用時の注意点などを解説します。

Q5. ファクタリングの審査にはどれくらい時間がかかる?

最短で数時間、通常は1〜2日程度で審査が完了します。AI審査を活用したオンライン完結型サービスなら即日入金も可能です。一方、売掛先通知が必要な3社間ファクタリングや対面面談が必須の業者では、3日〜1週間程度かかることもあります。

ファクタリングの審査に関する記事はこちら

ファクタリングの審査とは?審査に落ちる理由や通らない場合の対処法も解説

ファクタリングは企業の資金調達に活用できますが、利用するには審査を通過する必要があります。本記事では、ファクタリングの審査基準とされる要素や審査に落ちる理由・通過するためのポイント・審査に通りやすいファクタリング業者の選び方などを解説します。

Q6. ファクタリングを利用して売掛金が倒産したらどうなる?

利用者が代わりに支払う必要はありません。多くの契約は「償還請求権なし(ノンリコース)」となっており、売掛先の倒産リスクはファクタリング会社が負います。借入ではないため、肩代わりを求められることも原則ありません。

Q7. ファクタリング会社に支払いできない場合どうなる?

支払いが遅れると、まず業者から督促が入ります。2者間ファクタリングにて回収した売掛金を他の支払いに使うと、債権譲渡通知が取引先に送られ、今後の取引に影響する可能性があります。また、資金の流用は横領罪や詐欺罪に問われることもあるため、回収した売掛金は期日までに必ず支払いましょう。

急な現金化に強いファクタリング会社

急な支払いへの対応にはスピードが不可欠ですが、同時に手数料の妥当性や契約の安全性も譲れません。ここでは、これまで挙げた注意点をクリアし、利用者からの信頼も厚いファクタリング会社を厳選して紹介します。

株式会社アクティブサポート

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出典:ququmo.com

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業界トップクラスの低コストで、手数料をなるべく抑えて資金調達を急ぎたい方に

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審査スピード最短30分入金スピード最短2時間
審査通過率非公開手数料1%〜
利用対象者法人・個人事業主取引形態2者間ファクタリング
調達可能額問い合わせ必要書類・請求書
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フォーム送信は24時間対応
オンライン完結◯(LINE対応あり)債権譲渡登記不要
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ここが少し気になる…

  • 実際に手数料がどの程度になるかは問い合わせて確認する必要がある
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評判・口コミを紹介

資金調達額600万円 申込から振込まで3時間

銀行に行っても貸してもらえず、途方に暮れていたとき広告を見てすぐに相談しました。 私は、ネットが苦手で不安でしたが サポートセンターに問合せをしながら安心して契約を進めることができました。必要書類も少なくこんなに簡単に資金調達ができるんだとびっくりしてます。 また困った際にはお願いしようと思います。(東京都 建設業)

ご契約事例|QuQuMo online

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一般社団法人日本中小企業金融サポート機構

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出典:chushokigyo-support.or.jp

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上限下限なしかつ必要書類が2点だけ!建設業や運送業などにおすすめ

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審査通過率非公開手数料1.5%〜
利用対象者法人・個人事業主取引形態2者間ファクタリング
調達可能額下限上限なし(実績3万〜2億)必要書類・通帳のコピー(表紙付き・3か月分)
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土日対応なし営業時間平日9:30〜18:00
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評判・口コミを紹介

3時間で資金調達(調達額:280万円 資金使途:資材費)

…問い合わせてみると、担当者から、売掛金をすぐに資金化できる、売掛先が関わらずに利用できると聞いて契約をしました。 資材費の支払いが明後日と近づいていたので、相談してみたところ、契約した当日に振り込んでもらうことができました。 丁寧かつ早い対応で安心感がある会社だなと感じたので、また急に資金が必要になった際は頼ろうと思います。

お客様の声|一般社団法人日本中小企業金融サポート機構

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株式会社ビートレーディング

ビートレーディング

ビートレーディング
出典:betrading.jp

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ビートレーディング

国内各地に支店あり!オンラインはもちろん対面で契約手続きを行いたい方にもおすすめ

基本情報

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メールや問い合わせフォームは24時間受付
オンライン完結◯(希望に応じて来社・訪問も可)債権譲渡登記問い合わせ
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  • 日本全国各地(東京・仙台・名古屋・大阪・福岡)に支店あり!オペレーターや担当者の顔が見えるので安心して申し込み可能
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  • 必要書類が少なく3万円の少額買取実績あり!書類提出後、最短30分以内に無料見積もり可能
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ここが少し気になる…

  • メールや問い合わせフォームは24時間受付だが、営業時間外の問い合わせは翌営業日の対応になる可能性あり
  • 書面契約も可能な一方、その場合は必要書類が増える

評判・口コミを紹介

内装業(調達金額300万円・調達日数1日)

進行中の現場で急遽必要になった資材があったのですが、売掛金の入金日との関係でまとまった資金が手元にない状況でした。しかし、ビートレーディングさんでファクタリングを契約した当日に入金してもらえたため、すぐに資材を追加購入し、滞りなく工事を進めることができ納期に間に合いました。

月間1,000件のご利用実績|BE TRADING

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まとめ

ファクタリングとは、売掛金の支払期日前に現金を受け取れる資金調達の方法で、経済産業省も中小企業を中心に利用を奨励しています。

負債を増やさずに資金を確保できることに加え、最短即日の現金化が可能で、信用情報に影響を与えず返済の負担もありません。さらに、赤字や債務超過があっても利用でき、担保や保証人が不要で、個人事業主でも利用可能です。売掛先の倒産リスクに備えられる点も大きなメリットです。

一方で、希望条件との適合性や手数料の妥当性、業者の信頼性、担当者の対応、償還請求権の有無、契約内容など、選定時には注意すべき点もあります。本記事を参考に、信頼できるファクタリング会社を選び、安心して活用してください。

【専門家監修】優良ファクタリングおすすめ12選を徹底比較!口コミや即日対応・個人事業主向けも

企業の資金繰りをスピーディーに行いたい事業主にとって、数多くのファクタリング会社から1つの業者を選ぶのは大変です。本記事では、おすすめの優良ファクタリング会社を個人事業主向けや即日入金など目的別に紹介します。また日本FP協会の幹事を務めるファイナンシャルプランナー(CFP)の金子賢司さんに、取材協力をいただきました。

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