統合運用管理とは?ツールの機能やメリット・デメリット・選び方も解説
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- 統合運用管理とは、社内のITシステムを一元管理すること
- 統合運用管理ツールの導入で、ITシステムの運用管理を効率化できる
- 統合運用管理ツールを選ぶ際は、搭載機能や連携性、提供形態などを比較する
統合運用管理とは、社内のITシステムを一元管理することです。統合運用管理ツールの導入により、複数システムの運用管理を効率化し、運用コスト削減やシステムの安定稼働が期待できます。本記事では、統合運用管理の基礎知識、ツールの機能やメリット、選び方などを解説します。
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統合運用管理とは
統合運用管理とは、社内のITシステムを一元管理することです。統合運用管理を行えるツールを利用することで、他の運用管理ツールと連携して作業をしたり、ツール同士をつないでいるネットワークやサーバーを集中管理したりして、一元管理が実現します。
また、他の場所に蓄積されているデータを使って作業をしたり、業務や作業ごとに優先順位をつけたりといった管理も行えます。
ただし、これらの管理機能はサービス提供会社によって異なるため、自社が利用している他のツールとの連携性や、必要な機能が搭載されているかなどを考慮した上で、導入を検討する必要があります。
統合運用管理がビジネスに与える影響
前提として、ITシステムが統合運用管理されていなくても、日常業務を遂行することは可能です。しかし、社内に複数のITシステムが混在し別々に管理されている状態では、障害復旧に時間がかかったり、管理が複雑化したりなどの問題が発生します。
企業が統合運用管理を行うことで、業務効率の向上、リスク管理の強化、ビジネスの安定性向上といった効果が期待できます。
社内のITシステム全体を一元管理できるようになるため、問題発生時の迅速な対応が可能となり、ビジネスの継続性を維持できるようになります。
統合運用管理ツールとは
統合運用管理ツール(統合運用管理ソフト)は、ネットワーク・社内システム・サーバー・セキュリティなど、社内にある複数のITシステムを一元管理するためのツールです。多様化したシステム基盤の監視やジョブ管理、セキュリティ対策の管理などを自動化します。
さらに、統合運用管理ツールを活用することで、業務負担の軽減や人件費の削減といった課題解決にもつながります。多くのツールは、他の運用管理ツールとの連携機能、構成管理機能、自動化機能など、システム運用に必要な機能を豊富に備えています。
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統合運用管理ツールおすすめ10選(全37選)を徹底比較!選び方や導入時の注意点も解説
統合運用管理とは、複数のITシステムやサービスを一元的に管理することです。統合運用管理を効果的に行うためには、ツールの導入がおすすめ。本記事では、徹底比較して分かったおすすめの統合運用管理ツールとその選び方、導入時の注意点まで詳しく解説します。
統合運用管理ツールの主な機能
ここでは、統合運用管理ツールの機能における基本的な6つの機能を解説します。機能は製品によって大きな違いがあるため、自社の目的に合った機能を確認し、適した製品を選びましょう。
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機能 | 内容 |
---|---|
ジョブ管理 | システムのジョブの処理状態を管理する機能 |
可用性管理 | ITシステムを一定水準に維持する機能 |
性能(パフォーマンス)管理 | データ処理速度・能力を一定に維持する機能 |
構成管理 | ハード・ソフト・電源などを管理する機能 |
セキュリティ管理 | セキュリティ対策に関する機能 |
IT資産管理 | IT資産を適切に管理する機能 |
ジョブ管理
ジョブとは、特定のタスクや一連のタスクを実行するためにスケジュールされたプロセスやプログラムのことを指します。ジョブ管理は、ジョブのスケジュール・進捗確認・作業ログといった定型処理を監視し、ジョブの処理状況を管理します。
例えば、定期的な処理を自動化できるジョブ管理機能が搭載されたツールであれば、スケジューラー機能により、業務終了後にデータをバックアップしたり、毎月定期的にメンテナンスデータを出力したりなど、定期的な処理の自動化が可能です。
また、システム監視機能が搭載されたツールなら、システムに障害が発生した際の対応処理を含め、事前に定義されたプロセスを自動的に実行します。人手による作業を最小限に抑え、24時間365日の安定した運用を支援します。
可用性管理
可用性とは、ITシステムやサービスがユーザーによって必要なときに利用可能である状態を指します。高い可用性を維持することは、ユーザーの信頼を得るために重要です。
可用性管理は、システムやサービスが、ユーザーにとって常に利用可能な状態を維持できるよう監視・管理する機能です。ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークの状態をリアルタイムで把握し、異常を検知した場合は即座にアラートを発信します。
性能(パフォーマンス)管理
CPUやメモリ使用率、ディスク容量、ネットワーク帯域など、システムリソースの使用状況を監視・分析する機能です。性能データを収集・蓄積し、傾向分析やボトルネックの特定を行います。
収集したデータ分析を通じて、システムの最適化やパフォーマンス改善を支援します。
構成管理
ITシステムを構成するハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク機器など、各要素の構成情報を一元管理する機能です。構成要素間の関係性や依存関係を可視化し、変更管理やバージョン管理を支援します。
また、構成情報の変更履歴を記録することで、障害発生時の迅速な復旧や原因究明を支援します。
セキュリティ管理
システムのセキュリティ状態を監視し、脆弱性や不正アクセスなどのセキュリティリスクを管理する機能です。アクセス権限の管理、セキュリティパッチの適用状況確認、ログ監視などを行います。
セキュリティインシデントの検知と対応、コンプライアンス要件への適合確認も可能で、システム全体のセキュリティレベルを維持・向上させます。
IT資産管理
IT資産管理は、組織が保有するハードウェア、ソフトウェアライセンス、契約情報などのIT資産を一元管理する機能です。資産の取得から廃棄までのライフサイクル管理、コスト管理、ライセンス管理などを行います。
また、資産の利用状況や配置状況を把握し、効率的な資源配分や最適な投資計画の立案を支援します。
統合運用管理ツールを導入するメリット
統合運用管理ツールを導入することでITシステムの一元管理が実現し、さまざまなメリットが得られます。ここでは、統合運用管理ツールを導入するメリットについて詳しく解説します。
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統合運用管理ツールを導入するメリット
ITシステムの一元管理ができる
統合運用管理ツールの導入により、社内のデジタル機器・ネットワークシステムの一元管理が可能になります。その結果、各システムを個別に管理する手間が減り、業務の効率が向上します。
また、一元管理により、システム全体の状況を簡単に把握でき、トラブルが発生した際にも迅速に対応できるようになります。
運用管理の自動化ができる
統合運用管理ツールは、一部の定型作業を自動化する機能を搭載しています。例えば、システムの監視、ログの収集と分析、アラート管理などが自動化され、システム管理者の作業を大幅に削減できます。
そして、人件費の削減だけではなく、ヒューマンエラーの防止にも結びつきます。また、夜間バックアップや勤務時間外の作業も自動的に実行できます。
24時間・365日運用監視ができる
統合運用管理ツールを導入し、システムの異常や障害を24時間365日体制で監視することで、問題発生時にいち早く検知し、迅速に対応できます。
また、24時間体制の監視を自動化することで、夜間や休日の運用担当者配置が不要となり、人件費などの運用コストを大幅に削減できます。
システムを安定稼働させ、障害発生時でも迅速な復旧対応を行うことで、顧客への影響を最小限に抑え、信頼と満足度の向上にもつながります。
アプリケーションのパフォーマンスが向上する
統合運用管理では、それぞれのアプリケーションの個性を理解した上で、最適なサーバーやネットワーク環境を構築します。そのため、アプリケーションのパフォーマンスを最大限に引き出しやすくなります。
さらに、アプリケーションの状況に合わせて、サーバーやネットワークの設定を調整することも可能です。これにより、常に最適な環境でアプリケーションを動かすことができ、最高のパフォーマンスを維持しやすくなります。
セキュリティを強化できる
統合運用管理ツールには、セキュリティポリシーを一元管理する機能があります。これにより、セキュリティポリシーの一貫性を保ち、企業全体のセキュリティレベルを向上させることができます。
さらに、不正アクセスやマルウェアの侵入などのセキュリティリスクを早期に発見し、迅速な対応が可能となります。
統合運用管理ツールを導入するデメリット
社内に統合運用管理を導入する際、メリットに加えてデメリットも考慮しなければなりません。事前にデメリットを周知することで、適正な運用がしやすくなります。
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統合運用管理ツールを導入するデメリット
従業員が操作に慣れるためにサポートが必要
従業員が統合運用管理システムの操作に慣れるまでは、操作方法や機能についての研修が必須です。社内への統合運用管理ツールの導入は、従業員にとって新たな操作手順や機能の周知が要求されます。
適切な研修やトレーニングプログラムを講じて、従業員が統合運用管理システムに慣れ、効果的に活用できるようサポートすることが重要です。また、定期的な教育や情報共有を通じて、システムの利点や最適な利用方法の周知も行わなければなりません。
安定したツール運用まで時間がかかる
統合運用管理ツールで安定的なシステム運用を行うまでに、一定以上の時間がかかる場合があります。社内へのツール導入後、安定的なシステム運用を確保するための設定や規則の調整、システム環境に合わせた適正な設定と構成を行うための時間・人材が必要です。
また、ツールの機能や設定項目を最適化する試行錯誤とテスト、既存のプロセスや作業の流れをツールに適合させるための調整と変更が必要になる場合もあります。
したがって、安定的なシステム運用につなげるには、時間的余裕と十分な計画が必須です。導入後の調整期間を踏まえてシステム導入を検討しましょう。
コストがかかる
統合運用管理ツールは、機能が多いほど導入費用が高額になりがちです。統合運用管理ツールの機能は多種多様ですが、追加機能やモジュールの導入には追加費用が発生する場合があります。
よって、必要な機能を選択する際には、ニーズに合った機能を優先し、予算とのバランスを考慮しましょう。すべての機能を選択するのではなく、必要な機能だけを選択し、費用を抑えながら必要な業務のサポートを行います。
また、今後の機能拡張やアップグレードに柔軟な対応が可能なツールの選択も重要です。適切な機能選択と予実管理により、費用対効果の高い統合運用管理ツールの導入を実現しましょう。
統合運用管理ツールの選び方
統合運用管理ツールは数多く存在しており、特徴やメリットは製品ごとに異なります。いくつかの選定基準を考慮しながら、自社にマッチした統合運用管理ツールを導入しましょう。
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既存ツール・プラットフォームと連携できるか
組織には、さまざまなシステムやアプリケーションが存在します。統合運用管理ツールは、これらのシステムを一元化して統合的に管理する役割を持つため、自社内の既存のツールやプラットフォームと連携できるかは重要なポイントです。
連携によってデータを自動的に共有できるので、情報やデータの断片化が減少し、全体的な可視性や統一性が向上します。また、リアルタイムで連携できると、データや情報が常に最新状態となり、迅速な意思決定やトラブル対応が可能となります。
提供形態は自社に適しているか
統合運用管理ツールの提供形態として代表的なものに、オンプレミス型とクラウド型があります。それぞれの特徴を理解し、自社にマッチした提供形態を選択しましょう。
オンプレミス型
オンプレミス型は、一般的に自社内にサーバーを設置して運用管理を行いますが、中にはクライアントにインストールするツールもあります。細かな機能を搭載しているものが多く、必要な機能のカスタマイズが可能で、規模の大きい企業ほどメリットが大きいです。
しかし、自社で運用管理を行う手間がかかり、初期費用が高額になりやすい点がデメリットといえます。
クラウド型
クラウド型は、インターネットを通じてサービス提供元のツールを利用する形態です。最近の統合運用管理ツールはクラウド型が中心であり、選択肢も豊富に用意されています。特に、中規模・小規模の企業に適しています。
オンプレミス型とは異なり、初期費用を抑えて短期間で導入できますが、機能追加の柔軟性が低く、独自のカスタマイズは難しい点がデメリットです。
機能と予算が見合っているか
統合運用管理ツールを選ぶときには、自社が求める機能と予算が見合っているかの確認が大切です。システムの強化や業務効率化を目指す範囲に重点を置き、自社で必要な機能をリストアップします。
例えば、特定のアプリケーションのパフォーマンス監視を重視するのであれば、その機能を持つツールを選ぶ必要があります。また、システム導入費も重要な要因です。ツールの導入や運用にかかるコストが、ツールの導入で得られる効果を上回るかを確認しましょう。
自社と同様の規模や業種の企業の導入事例も参考にすると、導入効果や費用感などを掴みやすいです。
使いやすい操作性か
統合運用管理ツールは高機能なものが多く、各機器の詳細設定や利用状況を詳細に確認できます。しかし、その豊富な機能をすべて有効活用するには、一定の専門知識が必要となる場合もあります。
そのため、担当者にとって扱いやすい統合運用管理ツールを選定することが、結果的に工数削減につながります。例えば、直感的で操作しやすいインターフェースは、担当者が必要な情報をすばやく見つけることを可能にします。
可能な限り無料トライアルを利用したり、他のユーザーの口コミを参考にしたりして、自社のニーズに合った使いやすいツールを選びましょう。
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無料で使える統合運用管理ツールおすすめ17選|選定ポイントも解説
統合運用管理ツールとは、さまざまなITシステムを一元的に管理するためのツールです。多機能で高額な製品も多い一方で、無料で利用できるものもあります。本記事では、徹底比較して分かった、無料で使えるおすすめの統合運用管理ツールや選ぶ際のポイントなどを解説します。
セキュリティ対策は強固かつ適切か
統合運用管理ツールは、ITシステムの重要な情報を一手に扱うため、セキュリティ対策が極めて重要です。万が一、セキュリティ事故が発生した場合、業務への影響は甚大になる可能性があります。
具体的には、セキュリティパッチの適用、脆弱性の修正、データ保護、アクセス制限、統一されたセキュリティポリシーの管理などがなされているかを確認しましょう。情報漏洩対策やリアルタイムでのセキュリティインシデントの検知と通知機能も重要です。
統合運用管理ツールを導入する際の注意点
統合運用管理ツールの導入を検討する際には、いくつかの注意点にも留意しましょう。主に挙げられる注意点としては、以下のとおりです。
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統合運用管理ツールを導入する際の注意点
目的・目標を明確にする
闇雲にツールを導入しても、期待した効果は得られません。まず、現状の運用管理体制における課題や非効率な点を洗い出しましょう。そこから、業務効率の向上、コスト削減、システムのパフォーマンス改善など具体的な目的を定めます。
そして、現状分析に基づき、ツール導入によって「何を」「どの程度」改善したいのか、具体的な数値目標を設定します。設定した目標や導入による効果を関係者間で共有し、合意形成を図ることで、その後のスムーズな導入と運用体制構築につながります。
監視や分析に関する精度を確認する
監視や分析に関する精度はツールごとに異なり、カスタマイズ性・リアルタイム性・履歴性も細かく違いがあります。そのため、どのくらいの精度で統合運用管理を行っていきたいのか、目的に合わせた分析方法を十分に確認するようにしましょう。
例えば、以下のような点について確認しましょう。
- 監視する項目や監視の頻度がカスタマイズできるかどうか
- 監視データのリアルタイム性と履歴データの保存期間がどれくらいか
- 単純なグラフ表示だけでなく、相関分析や予測分析などの高度な分析機能が提供されているか
ツールを使いこなせる人材を育成する
高機能なツールを導入しても、使いこなせなければ意味がありません。ツールの導入をきっかけに、運用管理担当者のスキルアップを目指しましょう。
操作方法や機能の理解に時間を要するため、運用管理担当者への研修とトレーニングを計画し、実施する必要があります。また、疑問が生じた際にはサポートを求められるような体制も構築しておかなければなりません。
ツール選択時には、コストに見合ったサポート体制が用意されているかも重要視しましょう。ベンダーが開催するセミナーや勉強会に参加するなど、継続的に学習していくことも大切です。
統合運用管理はアウトソーシングも可能
統合運用管理はアウトソーシングサービスを活用して、外部に委託することも可能です。委託できる業務は主に、マネジメント・監視・チューニングの3つに分けられます。
ツールの導入と比較してどちらが適しているかは、企業が抱える課題や現状の管理体制などで異なるため、自社の実態を把握してから検討しましょう。アウトソーシングは運用開始までがスムーズであり、プロのノウハウを活用できることがメリットです。
まとめ
統合運用管理とは、企業内の様々なITシステムやネットワーク機器を一元的に管理・運用する手法です。この管理を実現するのが統合運用管理ツールであり、社内ITシステム全体を包括的に管理できるソリューションです。
システムの監視や運用を24時間365日体制で実施できることから、導入企業が増加傾向にあります。統合運用管理ツールの主な機能としては、ジョブ管理、可用性管理、性能管理、構成管理、セキュリティ管理、IT資産管理などが挙げられます。
導入を検討する際には、既存ツールとの連携性や提供形態、搭載機能などを確認し、自社のニーズに合ったツールを選びましょう。最適な統合運用管理ツールを選定するために、複数のツールを比較検討することをおすすめします。
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