おすすめのキャッシュレス決済端末11選|選ぶ際のポイントや注意点も解説

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- キャッシュレス決済端末は、対応する決済手段・決済手数料・端末のタイプで選ぶ
- 端末の使いやすさや入金サイクル、POSレジとの連携機能などもチェックすると良い
- 導入時には審査が行われるため、余裕を持って手続きをする必要がある
キャッシュレス決済端末は、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、現金以外の支払い手段に対応した決済端末で、幅広い業種で導入されています。本記事では、キャッシュレス決済端末を選ぶ際のポイントやおすすめのサービスを紹介し、導入時の注意点も解説します。
目次
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キャッシュレス決済端末で顧客の利便性と売上を向上

キャッシュレス決済端末は、現金を使わずに支払いができるようにするための機器で、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、複数の支払い方法に対応しているのが特徴です。
飲食店や小売店、美容室、イベント会場など、あらゆる業種で導入が進んでいます。中には、1台で複数の決済方法に対応できる拡張性の高い端末もあり、導入後の運用やニーズの変化にも対応可能です。
本記事では、こうしたキャッシュレス決済端末を選ぶうえで重視したいポイントや、導入時に押さえておくべき注意点、おすすめのサービスについてわかりやすく解説します。
キャッシュレス決済端末は対応する決済手段・手数料・端末のタイプで選ぶ

キャッシュレス決済端末を導入する際は、「どの決済方法に対応しているか」「手数料はどれくらいかかるか」「端末のタイプはどれが最適か」という3つのポイントを押さえて選ぶことが重要です。
これらの条件が自店舗の業態や利用シーンに合っていないと、運用が非効率になったり、思わぬコスト負担が発生したりするおそれがあります。次の章からは、この3つのポイントとその他の比較ポイントについて、それぞれ詳しく解説していきます。
【重要なポイント3つ】
- 対応する決済方法を確認
- 決済手数料を確認
- 端末の種類を確認
【その他の比較ポイント】
- 端末は使いやすいか
- 入金サイクルを確認
- POSレジと連携できるか
- 決済以外の機能やサービスも確認
キャッシュレス決済端末の選び方で重要な3つのポイント

キャッシュレス決済端末を導入する際は、複数の観点から自社に合った機種を選ぶことが大切です。特に注目すべきなのは「どの決済方法に対応しているか」「手数料がどの程度かかるか」「どのタイプの端末が使いやすいか」という3つのポイントです。
本章では、これらの3つのポイントについて、それぞれ詳しく解説していきます。
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キャッシュレス決済端末の選び方で重要な3つのポイント
対応する決済手段を確認
まずは、自店舗の顧客層に合った決済手段をカバーしているかが重要です。飲食店や小売店、観光地など、業種や客層によって求められる決済手段は異なります。たとえば、インバウンド需要のあるエリアでは海外発行のクレジットカードへの対応が必要です。
一方で若年層の多い店舗では、PayPayや楽天ペイといったQRコード決済のニーズが高まっています。端末によっては、対応する決済方法が限られている場合もあるため、導入前に「どの手段に対応しているか」を必ず確認しましょう。
多様な決済方法に対応している端末を選ぶことで、機会損失の防止に繋がります。
クレジットカード・デビットカード
多くの顧客が利用する決済手段に対応しておくことは必須です。クレジットカードはVisa・Mastercard・JCBなどの主要ブランドに対応しているかが重要になり、端末によっては一部ブランドに対応していないこともあります。
デビットカードは、口座から即時に引き落とされる安心感から、特に高額決済の場面で選ばれやすい決済手段です。そのため、法人利用や年齢層が高めの顧客が多い業態では、デビットカードのニーズも高くなります。
キャッシュレス化が進み、現金を持ち歩かない人も増えている現在は、クレジット・デビットの両方に対応している端末を選ぶことは、顧客満足度の向上と売上アップにつながる基本的な対策です。
電子マネー
電子マネーに対応しているキャッシュレス決済端末か確認しましょう。電子マネーは、「プリペイド型(前払い)」「デビット型(即時払い)」「ポストペイ型(後払い)」の3種類に分けられます。
プリペイド型はSuicaやPASMOなどが代表で、事前にお金をチャージして使うタイプです。デビット型は、支払いと同時に銀行口座からお金が引き落とされます。
ポストペイ型にはiDやQUICPayなどがあり、クレジットカードと連携してあとからまとめて支払う仕組みです。特に都市部のコンビニや飲食店、小売店では、電子マネーを使うお客様が多く、導入することでスムーズな対応が可能になります。
キャッシュレス決済端末を選ぶ際は、こうした電子マネーに幅広く対応しているかを確認しましょう。
QRコード・バーコード
QRコード・バーコード決済に対応した端末は、コストを抑えてキャッシュレス決済を導入したいお店におすすめです。
PayPayやLINE Pay、楽天ペイなどの国内サービスに加え、AliPayやWeChat Payといった中国系アプリにも対応していれば、外国人観光客の利便性や満足度向上に繋がります。
端末の運用方法も簡単で、店舗がQRコードを表示してお客様に読み取ってもらう「表示型」と、お客様のスマホ画面のコードを店舗が読み取る「読み取り型」があります。どちらも特別な設備がほとんど不要で、手軽に導入できるのが魅力です。
初期費用が少なく始められる点でも、特に中小店舗にとって導入しやすい決済方法です。
決済手数料を確認
キャッシュレス決済では、決済手数料が必ず発生するため、できるだけ負担が少ないサービスを選ぶことが重要です。決済手数料とは、顧客がクレジットカードやQRコードなどで支払いを行うたびに、店舗側が支払う手数料のことです。
一般的には売上の3〜5%ほどがかかりますが、サービスによって決済手数料は異なります。手数料が高すぎると、たとえ売上が上がっても利益が削られるため注意が必要です。特に小規模店舗や低単価商材を扱う業種では、手数料の差が経営に大きく影響します。
導入前には、各サービスの料率や条件をよく比較し、自店舗の売上構成に合った手数料体系を選びましょう。
端末代金・月額利用料は無料のものもある
キャッシュレス決済端末には、初期費用や月額利用料が無料で使えるサービスも存在します。導入コストを抑えたい店舗にとっては、端末代金無料や月額費不要のプランは魅力的です。
たとえば、一定の条件を満たせば端末が実質無料のキャンペーンもあります。ただし、完全に無料というわけではなく、「一定期間内に取引実績が必要」などの条件付きであることが多いため、注意が必要です。
また、サポートやアップデート費用が別途かかるケースもあります。無料だからといって安易に導入を決めるのではなく、利用条件や制限事項を確認した上で検討しましょう。
端末の種類を確認
キャッシュレス決済端末には種類があり、自店舗の営業スタイルに合った端末を選ぶことが大切です。端末は大きく「設置方法」と「対応決済方法」の2つに分類されます。
まず、据置型はレジ周辺に常設して使うタイプで、安定した通信環境で使えるため、来店型店舗に向いています。一方でポータブル型は持ち運びが可能で、飲食店のテーブル会計や移動販売に適しています。
また、決済方法によっても「マルチ決済端末(複数の決済手段に対応)」と「専用決済端末(特定の方法にのみ対応)」があります。取り扱いたい決済手段や利用シーンに合わせて最適な端末を選びましょう。それぞれの種類について、以下で詳しく解説します。
【設置方法】据置型・ポータブル型
端末の設置方法には、レジに固定する「据置型」と、持ち運べる「ポータブル型」があります。据置型は、電源や通信環境が安定している店舗向けで、操作性や耐久性に優れています。スーパーマーケットや大型飲食店などでは一般的です。
一方、ポータブル型はバッテリー内蔵で、BluetoothやWi-Fi接続に対応しているため、テーブル会計や訪問販売、屋外イベントでの使用に便利です。ポータブル型の中にはスマートフォンと連携して利用するタイプもあり、低コストで導入しやすいのも特徴です。
どちらの設置タイプが自店舗に合っているか、営業スタイルやレジ周りのスペースを考慮して選びましょう。
【決済方法】マルチ決済端末と専用決済端末
複数の決済手段に対応できる「マルチ決済端末」と、特定の決済だけに対応する「専用決済端末」があります。
マルチ決済端末は、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など複数の支払い方法に対応しているため、幅広い顧客ニーズに応えられるのが最大の利点です。そのため、新規客や外国人観光客が多い店舗には特におすすめです。
一方、特定の決済手段(例:PayPay専用、交通系IC専用)にしか対応していない専用端末は、導入コストが低く操作もシンプルな場合が多いです。顧客層が限定的など、単一の決済手段に特化した運用でも対応できる場合に適しています。
自店舗の顧客層とニーズを見極め、柔軟な対応力が必要ならマルチ決済端末を選ぶとよいでしょう。
キャッシュレス決済端末のその他の比較ポイント

キャッシュレス決済端末を選ぶ際は、手数料や端末の種類だけでなく、操作性や入金サイクル、POSレジとの連携可否などもチェックすべきです。導入時に見落としがちな項目が、実際の運用に大きな影響を与えることも少なくありません。
業務の効率化や従業員の負担軽減、資金繰りの安定など、店舗運営の視点からも確認すべきポイントは多数あります。ここでは、使いやすさや入金タイミング、他システムとの連携、付加機能といった、実際の現場で重要になる比較ポイントを詳しく紹介します。
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キャッシュレス決済端末のその他の比較ポイント
端末は使いやすいか
誰でも簡単に操作できる端末であれば、業務効率が上がり、スタッフへの教育コストも抑えられます。キャッシュレス決済端末を導入する際は、機能の多さだけでなく、操作のしやすさも重視しましょう。
特にアルバイトや新入社員など、機器に不慣れなスタッフが使う場合でも簡単に操作できる設計であれば、会計業務がスムーズに進みます。また、複雑な設定や操作が必要な端末は、会計時のミスや待ち時間の増加にもつながりかねません。
店舗のオペレーションに合った端末を選ぶことで、日々の業務負担を軽減し、顧客対応にも余裕が生まれます。
入金サイクルを確認
キャッシュレス決済を導入する際は、売上金がいつ口座に振り込まれるのか、入金サイクルを必ず確認しましょう。入金のタイミングはサービスによって異なり、早ければ即日、長いと週1回や月1回などさまざまです。
お店の運営では、売上金がいつ使えるようになるかがとても大切です。たとえば仕入れ代金や家賃などの支払いがあると、入金が遅れると資金が足りなくなることもあります。
また、即日入金ができるサービスもありますが、その場合は追加の手数料がかかることがあるので注意が必要です。手数料が高くなりすぎると利益が減ってしまうため、スピードだけでなくコスト面もよく確認しましょう。
POSレジと連携できるか
POSレジと連携可能な決済端末なら、会計の二度打ちが不要となり、ミス防止と業務の効率化につながります。キャッシュレス決済端末とPOSレジを連携させることで、金額入力の重複作業が不要になります。
また、レジ周りの作業が簡素化されることで、接客スピードの向上にもつながります。さらに、売上データを一元管理できるため、日次・月次のレポート作成も効率的に行えます。
業務のデジタル化を進めたい事業者にとっては、POSレジ連携は非常に重要な比較ポイントです。
決済以外の機能やサービスも確認
キャッシュレス端末は、決済機能だけでなく、付加機能や周辺サービスもチェックすべきです。レシート出力機能や定期課金対応、ポイント管理、顧客情報の収集など、近年の決済端末は多機能化が進んでいます。
たとえば、会員カード連携やキャンペーンの自動適用ができる端末であれば、販売促進にもつながります。また、複数店舗展開している場合は、売上データの一括管理や分析機能も有効です。導入前に、将来の活用も見据えて機能面を総合的に確認しておきましょう。
おすすめのキャッシュレス決済端末11選

ここがおすすめ!
- 「Airペイ QR」や「Airペイ ポイント」を含めた各アプリ・機能で77種の決済手段を利用可能
- 振込手数料はすべての銀行で0円で、決済手段や金融機関によって入金が最大月6回
- 「Airレジ」との連携により、注文入力から会計までが一括で完了し、業務効率を向上できる
ここが少し気になる…
- POS機能を使いたい場合は「Airレジ アプリ」のダウンロード・連携が必要
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当店では、お客様の決済方法のニーズはpaypayで満たされたのではと思う。特筆すべきpaypayのサービスとしては、キャンペーンが多く、また、キャンペーンの知名度が高いので、キャンペーン時には来店動機の一つになっているようだ。
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今までは現金とペイペイしか対応していなかったのですが、これを導入したとこにより支払方法が増えてお客様には喜ばれています。 Airレジも導入していて、連携させることで販売管理や売り上げがすぐに見ることができるので販売部や経理部の方でも分かりやすいとのことでとても助かっています。
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エアペイを導入したことで、クレジットカードやQRコード決済など多様な支払い方法に対応でき、顧客満足度が向上しました。レジ業務もシンプルになり、現金管理の手間やミスが大幅に減少。導入費用が抑えられるうえ、スマートな店舗運営が可能になりました。

株式会社EPARKフィナンシャルパートナーズ
EPARKペイメントサービス

ここがおすすめ!
- 「初期費用」「端末代金」「月額費用」無料で、業界最安水準の決済手数料
- 売上金の入金明細は専用のWeb上明細システムへログイン後、PCから閲覧可能
- 契約前の最適な見積もり提案をはじめ、導入後のサポートデスクは年中無休
ここが少し気になる…
- 申し込み可能な業種が限られている
株式会社 USEN
USEN PAYUSEN PAYシリーズ
ここがおすすめ!
- 4種類のキャッシュレスサービスから、店舗ごとの業種業態に合わせて選択
- 「24時間の電話窓口」や「出張対応」など、導入から保守まで充実したサポート
- 「翌日入金サービス」の利用で、カード決済・交通系電子マネー決済の売上を翌日入金
ここが少し気になる…
- 決済手段によって利用開始までにかかる期間が異なる
PayPay株式会社
PayCAS Mobile

ここがおすすめ!
- ソフトバンクのSIMに対応しており、別途通信環境を用意する必要がない
- 端末に情報が残り「支払情報の確認」「返金処理」「日計の印刷」が1台で完結
- AndoroidOSを搭載しているため、さまざまなアプリを追加・更新して利用できる
ここが少し気になる…
- 4年以内に解約する場合は解約違約金の支払いが発生する
株式会社ジェイエムエス
JMS

ここがおすすめ!
- 71種類の決済ブランドに対応し、決済から売上票印字まで行える
- 「2回払い」「分割払い」「リボ払い」など、豊富な支払方法に対応
- 「タブレットPOSレジ」や「据置型POSレジ」とカード決済端末の連動が可能
ここが少し気になる…
- 出力した売上票(カード会社控)は売上票保管センターへの送付が必要
株式会社スマレジ
PAYGATE Station
PAYGATE Station
ここがおすすめ!
- 拡張性が高く、多種多様な決済が行える「マルチ決済」に対応
- P2PEソリューションにより、端末に情報を残さず安全に使える
- 「POS連動」や「基幹システム」など、外部連携も豊富
ここが少し気になる…
- 費用は端末代と月額の利用料金が必要で、レンタルには非対応
株式会社ユニエイム
CASHIER PAYMENT
CASHIER PAYMENT
ここがおすすめ!
- CASHIERの「POSレジ」「セルフレジ」「タッチパネル型券売機」と連携可能
- 「マルチ決済端末」「モバイル型決済端末」「カード型決済端末 」から用途に応じて選べる
- 「CASHIER POS」との連携により、人的ミスの軽減とスムーズな店舗運営が実現
ここが少し気になる…
- 他社のPOSレジとの連携はできない
Square株式会社
Square ターミナル
Square ターミナル
ここがおすすめ!
- あらゆるキャッシュレス決済に対応し、暗証番号の入力やレシートの発行も1台で可能
- 数分で完了するSquareアカウントへの登録だけで始められ、操作が簡単で使いやすい
- ソフトウェアは自動でアップデートされ、最新の高いセキュリティと機能を提供
ここが少し気になる…
- 初期費用として本体の購入費用が発生する
楽天ペイメント株式会社
楽天ペイ ターミナル
楽天ペイ ターミナル
ここがおすすめ!
- 「Black」「Red」「White」の3つから、店舗に合わせて自由に選べるカラー展開
- 「モバイル通信」と「Wi-Fi」の両方の接続が可能で、イベントや訪問営業にも対応
- 「楽天ペイ アプリセンター」により、楽天ポイントや領収書アプリなどを利用できる
ここが少し気になる…
- キャンペーン期間・対象外では端末の購入金額が発生する
株式会社リンク・プロセシング
Anywhere
Anywhere
ここがおすすめ!
- mPOS端末は1台で「都度決済」と「継続課金」に対応し、業務システムとの連携が可能
- モバイルオールインワン端末は場所を選ばず利用でき、1台でカードの読み取りから決済まで完結
- J-Debitを活用したキャッシュアウトの機能により、ATMなしで現金を引き出せる付加価値を提供できる
ここが少し気になる…
- 利用開始まで2ヶ月程度かかる
ヤマト運輸株式会社
マルチ決済端末レンタルサービス
マルチ決済端末レンタルサービス
ここがおすすめ!
- 利用形態に合わせて1日~6ヶ月までレンタル期間を選択可能なマルチ決済端末
- 短期・中期のイベントで利用しやすく、端末の受け取りから返却までが楽に済む
- バッテリー内蔵型でモバイル通信にも対応しており、Wi-Fi環境でなくても利用可能
ここが少し気になる…
- 6ヶ月以上の長期的な利用には向いていない
キャッシュレス決済端末の導入フローと注意点

キャッシュレス決済端末を導入するには、申し込みから審査、初期設定、実際の運用まで段階的なフローがあります。スムーズに運用を始めるには、各ステップでの注意点を押さえておくことが重要です。
ここでは導入の流れに沿って、それぞれの段階で気をつけるべきポイントを詳しく解説します。
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キャッシュレス決済端末の導入フローと注意点
1.申込み・審査
キャッシュレス決済端末の導入には、申し込み後に審査があるため、早めの手続きが重要です。申し込み自体はオンラインで完結する場合が多いですが、その後に事業内容や経営状況などの審査が行われます。
審査には数日から1週間程度かかることが一般的で、繁忙期や不備があった場合はさらに時間がかかることもあります。そのため、導入予定日から逆算して余裕をもって申し込むことが大切です。
また、必要書類(登記簿謄本、身分証など)を事前に確認し、スムーズな提出を心がけましょう。審査基準はサービス提供会社ごとに異なるため、不安がある場合は事前に問い合わせると安心です。
2.端末の受け取り・初期設定
端末の初期設定は基本的に自分で行う必要があるため、事前に流れを確認しておきましょう。審査に通過すると、数日以内に端末が発送されます。端末を受け取ったら、電源を入れてネット接続やアプリのインストール、店舗情報の入力など初期設定を行います。
多くの場合、マニュアルやサポートページが用意されており、電話やオンラインチャットでのサポートを提供するサービスもあります。しかし、現場で即対応できるようにするには、担当者が設定手順をしっかり把握しておくことが望ましいです。
開封から設置、設定までにかかる時間も見積もり、営業への影響が出ないよう準備しておきましょう。
3.運用開始
運用開始時には、スタッフへの周知とテスト運用が必須です。いきなり本番で利用するのではなく、まずは社内でテスト決済を行い、エラーや設定ミスがないか確認しましょう。
特にレジ業務を担当するスタッフには、端末の操作方法をしっかり共有しておく必要があります。また、レシートの印字状況や決済通知の確認、POSシステムとの連携状態など、実務に支障が出ないか事前にチェックすることが大切です。
トラブルが発生した場合の連絡先や対応方法も事前に共有し、店舗全体で安心して使える体制を整えておきましょう。
まとめ

キャッシュレス決済端末の導入を成功させるためには、あらかじめしっかりと準備し、一つひとつのステップを丁寧に進めることが大切です。申し込み・審査から、端末の受け取りや初期設定、そして実際の運用開始までには、それぞれ確認すべきポイントがあります。
また、決済手数料や入金サイクル、対応している決済方法などもサービスによって異なるため、比較しながら自店舗に合ったキャッシュレス決済端末を選ぶことが重要です。端末の使いやすさやサポート体制にも注目しましょう。
本記事を参考に、計画的にキャッシュレス決済端末の導入を進めることで、顧客にもスタッフにもやさしいお店づくりができるでしょう。