おすすめのタブレットオーダーシステム12選|選ぶ際のポイントも解説

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- タブレットオーダーシステムは、システムのタイプ・搭載機能・操作のしやすさで選ぶ
- コストやサポート体制、多言語対応の有無も確認すると良い
- 導入目的を明確にして、店舗に合わせた設定やカスタマイズを行うことが重要
タブレットオーダーシステムの導入は、業務効率化や顧客満足度の向上など、店舗と顧客の双方にとってメリットがあります。効果的な運用のために、店舗に合ったシステムを選びましょう。この記事では、タブレットオーダーシステムの選び方を交え、おすすめのシステムを紹介します。
目次
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タブレットオーダーシステム導入で顧客満足度を向上

タブレットオーダーシステムとは、顧客がテーブル上のタブレットを使って直接オーダーできるシステムです。スタッフによる手書き伝票やハンディターミナルを使ったオーダー対応を削減でき、注文ミスの削減につなげられます。
さらに、注文内容がその場でキッチンに共有されるため、オーダー伝達にかかる時間を削減でき、素早い商品提供が可能になるのも魅力です。さまざまな面から店舗の運営効率を向上させ、結果として顧客満足度の向上にも期待できます。
本記事では、タブレットオーダーシステムの選び方やおすすめの製品について解説します。
タブレットオーダーシステムはタイプ・機能・操作のしやすさで選ぶ

タブレットオーダーシステムを選ぶ際は、「システムのタイプ」「注文を促進する機能の有無」「顧客の操作のしやすさ」が特に重要なポイントとなります。
これらのポイントを押さえることで、店舗・顧客の双方が使いやすいシステムを導入でき、オーダーを効率化できます。また、コスト・サポート・多言語対応にも注目すると、システムの導入効果をさらに高められます。
それぞれのポイントについて、次の章から解説していきます。
【重要なポイント3つ】
- システムのタイプを確認
- 注文を促進する機能があるか
- 顧客が操作しやすいか
【その他の比較ポイント】
- コストはどのくらいか
- サポートは手厚いか
- 多言語に対応しているか
タブレットオーダーシステムの選び方で重要な3つのポイント

タブレットオーダーシステムは、システムのタイプ・注文を促進する機能に加えて、顧客にとって操作しやすいかをポイントに選ぶと、ツールの導入効果を高められます。ここでは、タブレットオーダーシステムの選び方で重要な3つのポイントを解説します。
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タブレットオーダーシステムの選び方で重要な3つのポイント
システムのタイプを確認
タブレットオーダーシステムには、「POSレジ一体型」と「特化型」の2タイプがあります。タイプによって総合的なコストや機器の設置スペースに差が出ることがあるため、それぞれの特徴を理解して、店舗に合ったものを導入しましょう。
POSレジ一体型
POSレジの機能の1つとしてタブレットオーダーシステムを利用できるタイプです。タブレットに入力されたオーダーがそのままPOSレジに反映され、レジ会計に加えて売上管理もワンストップで自動化できます。
また、POSレジによっては顧客管理や在庫管理などの幅広い業務をカバーでき、店舗運営効率の向上が見込めます。しかし、ほとんどの製品はPOSレジシステムの契約を前提としており、タブレットオーダーシステムだけを導入したいという場合には向いていません。
特化型
タブレットでのセルフオーダーのみに特化したタイプで、多くは既存のPOSレジと連携して使用します。そのため、すでに運用しているPOSレジがある店舗や、好きなPOSレジを選んでタブレットオーダーシステムと組み合わせたい場合におすすめです。
なお、製品によって連携できるPOSレジが違うため、システム同士の連携可否に注意しましょう。あわせて、サーバーやモニターなどの専用機器が必要かどうかも確認が必要です。
注文を促進する機能があるか
顧客の注文を促すような機能があるシステムは、顧客単価の増加や売上の向上に期待できます。例えば、「本日のおすすめ」や「人気メニューランキング」などの表示ができるかどうか確認しましょう。
また、1つのオーダーに対して、オプションのトッピングやセットドリンクを自動表示するシステムなどもおすすめです。
あわせて、ランチやディナータイムなど時間帯・曜日にあわせてメニューが自動的に切り替わるものは、手動でのメニュー更新の手間を削減でき、更新し忘れの防止にもつながります。
顧客が操作しやすいか
顧客にとって操作しづらいシステムは、注文意欲を失わせ、店舗の売上低下にもつながりかねません。タブレット操作に不慣れな顧客でも苦手意識を感じずに注文できるような、分かりやすく見やすいシステムを導入しましょう。
なお、画面レイアウトを自由に設定できるシステムならば、店舗の顧客層にあわせてカスタマイズしやすいです。デフォルトの画面の見やすさに加えて、このようなカスタマイズの可否にも注目しましょう。
タブレットオーダーシステムのその他の比較ポイント

タブレットオーダーシステムを選ぶ際は、上記のようなポイントに加えて、コスト・サポート・多言語対応の可否にも注目するのがおすすめです。ここでは、タブレットオーダーシステムのその他の比較ポイントを解説します。
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タブレットオーダーシステムのその他の比較ポイント
コストはどのくらいか
製品によって異なるものの、タブレットオーダーシステムの導入・運用には初期費用と月額料金がかかります。初期費用の内訳は、タブレット端末・POSレジ・プリンターなどの専用機器の購入費用や、初期設定費用、ネットワーク回線工事などが代表的です。
また、月額料金は、タブレットの数などに応じて料金が変動する「従量課金制」、毎月定額で利用できる「月額固定制」など、さまざまな料金体系があります。予算内で導入・運用でき、かつ必要な機能を備えたものを選ぶことで、システムの費用対効果を高められます。
サポートは手厚いか
故障などでタブレットオーダーシステムが使えなくなると、最悪の場合は店舗の運営が停止する恐れがあります。
そのため、トラブル発生時にサービス提供元から迅速な復旧サービスを受けられるかどうかは、タブレットオーダーシステムを選ぶ上で考慮すべきポイントです。例えば、土日祝や夜間・早朝でも窓口が開いているかや、訪問サポートの有無を確認しましょう。
手厚いサポートを受けられるシステムであれば、顧客へのサービスを停滞させることなく、長期にわたって安定的な運用につなげやすいです。
多言語に対応しているか
インバウンド需要が増加している現在は、外国人観光客への配慮が不可欠です。多言語対応のセルフオーダーシステムであれば、外国人観光客でもスムーズにセルフオーダーでき、スタッフの対応の負担も減らせます。
英語での表示に加えて、特にアジア人観光客が増加していることから、中国語・韓国語・ベトナム語に対応したシステムの導入が望ましいです。対応している言語だけでなく、ワンタッチで言語切り替えできるかなど、操作のしやすさも考慮しましょう。
おすすめのタブレットオーダーシステム12選
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【POSレジ一体型】おすすめのタブレットオーダーシステム9選
株式会社リクルート
Airレジオーダー


評判・口コミを紹介
手書きの伝票を使っていた頃はどうしても、オーダーミスや商品の出し忘れがありましたが、「Airレジ オーダー」を導入してからミスが大幅に減りました。キッチンモニターは、オーダーの状況がひと目でわかるので、厨房の調理スタッフにも好評です。
導入事例(壱岐牛・和牛 弦)|株式会社リクルート
ここがおすすめ!
- 「店内」「ハンディ」「店外」の3つの注文方法に対応
- 幅広い業態や規模の課題解決に貢献し、顧客満足度も向上
- 目的にあわせたプランの選択ができ、導入ハードルが低い
ここが少し気になる…
- プランや店舗状況により初期費用や追加ハンディ費用が発生
Square株式会社
Square

評判・口コミを紹介
以前はハンディと決済端末がそれぞれ別でしたが、オールインワンのSquare ターミナルに切り替えたことによって、お会計にかかる時間が全体的に減っています。
Square導入事例(CLASSIC INC.)|Square株式会社
ここがおすすめ!
- 売上の入金は最短翌営業日
- 初期費用・月額固定費用が0円
- オンライン決済で売上を最大化
ここが少し気になる…
- 払い戻しやオフラインモード時に対応している決済が限られている
Greedy Cat Japan 株式会社
Mr.Menu

ここがおすすめ!
- 余計な費用をかけずに低コストでの導入が可能
- テイクアウト・食べ・飲み放題や切り替えメニューなどに対応
- LINE・メール・電話でのサポート支援が受けられる
ここが少し気になる…
- 運用にあわせたカスタマイズのため、具体的な費用は問い合わせで確認
Okage株式会社
Okage Go 店内版

評判・口コミを紹介
モバイルオーダーシステムを導入してからは、オーダーを受ける手間が省け、浮いた時間で料理の説明などに力を入れることで結果的にお客さま満足度が上がりました。
導入事例(タカミヤホテルグループ)|Okage株式会社
ここがおすすめ!
- シズル感あふれるオーダー画面でお店の魅力を最大限に引き出せる
- SNSのリンクを貼ることで飛躍的にフォロワー数がアップする
- 管理画面から誰でも簡単に更新が可能
ここが少し気になる…
- 店舗にインターネット回線を引いていなければ導入できない
評判・口コミを紹介
funfo導入で得られた価値は多く、タブレットオーダーからモバイルオーダーに切り替えたことで、平均客単価は100円アップし、動画メニューを載せることで一部の商品の売上を4倍に増加できました。また、人件費率を約1%削減でき経営の効率化にも貢献していると感じております。
導入事例(ひねり蛇口ハイ 大衆酒泉テルマエ)|ファンフォ株式会社
ここがおすすめ!
- モバイルオーダーからPOSレジまで店舗運営に必要な全機能を提供
- モバイルオーダー決済により注文から会計までスマートフォンで完結
- 注文管理画面の多言語機能と表示内容を絞れるフィルター機能でさまざまな業務に対応
ここが少し気になる…
- モバイルオーダー決済の審査はブランドにより2~4週間かかる
株式会社Showcase Gig
O:der ToGo

ここがおすすめ!
- 「テイクアウト」と「イートイン」の2つの機能を搭載
- 注文・支払いだけでなく、データを活用した分析が可能
- Web上で簡単に注文でき、後日受取にも対応
ここが少し気になる…
- 商品や店舗管理機能の搭載については問い合わせで確認
評判・口コミを紹介
うちの一番の売りである2種類のおかずが選べるタマ弁なのですが、1つのお弁当で2種を選べるというシステムが他社にはありませんでした。Okageではそれが可能だったことが最大の決め手でした。以前は100%電話注文だった割合が、現在は4割がモバイルオーダーから。残りの4割が電話注文、2割が店頭注文という割合に変化しました。
導入事例(NEW SMILE)|Okage株式会社
ここがおすすめ!
- 「デシャップディスプレイ」でらくらく管理
- リンクを貼るだけで不慣れな方でも簡単にオーダーできる
- 従量課金制かつ初期費用無料で導入ハードルが低い
ここが少し気になる…
- POSの連携には対応していないが、併用は可能
株式会社ユニエイム
CASHIER

評判・口コミを紹介
飲み放題をご利用のお客様への対応もスムーズでした。本来であればお酒をよく飲まれるお客様に毎回注文を取りにいくのは大変ですが、テーブルオーダーのおかげでその手間が省けます。それにお酒を楽しむお客様は料理の注文も増えるので、追加注文も増えて本当に助かってます。
導入事例(和牛焼肉専門店 うし牛様)|株式会社ユニエイム
ここがおすすめ!
- 店舗情報・メニューを登録するだけでオーダーページの作成が可能
- 豊富な決済手段に対応しており、注文と同時に決済が完了できる
- 店舗の運用フローに合わせて、調理指示、注文管理方法を選択できる
ここが少し気になる…
- 基本的にはインターネット環境が常時必要
スキルネット株式会社
楽オーダー
楽オーダー
評判・口コミを紹介
外国のお客さんも多いですから多言語表示はすごく役に立っています。今までは四苦八苦してメニューの説明をしていたんですがセルフオーダー の多言語を入れてからはメニューの説明も不要で外国のお客さんはタブレット見て自分でどんどん注文してくれます、スタッフの負荷が大分減りました。
導入店舗のご紹介(焼肉 忠吉)|スキルネット株式会社
ここがおすすめ!
- 月額9,800円から導入可能で、中小企業でも導入しやすい
- 注文から会計・売上管理までクラウドサーバーで一元管理
- 直感的な操作により、教育コストの削減を実現
ここが少し気になる…
- 各プラン「初期費用」「機材費」が必要な場合がある
【特化型】おすすめのタブレットオーダーシステム3選
評判・口コミを紹介
電話でありがちなテイクアウトの無断キャンセルもあったりするのですが、menuさんが間に入ってくれるので売り上げに対する利益もきちんと守られるので安心感がありますね。
導入事例(餃子の店 おけ以 様)|menu株式会社
ここがおすすめ!
- 座席に縛られる売上上限がなくなり、全く新しい売上を創出できる
- 事前決済でオペレーションの最小化が可能になる
- 新たな利用者層へのアプローチにつながる
ここが少し気になる…
- 申し込みから公開までにおおよそ1~2週間かかる
スカイファーム株式会社
NEW PORT
評判・口コミを紹介
モバイルオーダーが役立つところは、追加オーダーのタイミングだと思っています。まず店頭で購入して、座ってお食事いただく。では次に何を食べようとなった時に、料理ラインナップの見やすさや注文のしやすさのあるモバイルオーダーが強みを発揮しています。実際にお客様の様子を見ていても、2品目以降の注文に対して非常にニーズがあるように見受けられます。
導入事例(株式会社横浜赤レンガ)|スカイファーム株式会社
ここがおすすめ!
- オーダーする際に単一店舗のみならず、複数店舗のメニューをまとめて注文できる
- 商業施設内のテナントなどの加盟店舗の売上、注文数やサービス提供状況などを一元的に確認できる
- 昼帯はフードコート型、テーブルオーダー型(まとめて事後決済)という時間帯別オペレーション変更への対応も可能
ここが少し気になる…
- 料金を確認するには問い合わせが必要
セイコーソリューションズ株式会社
Linkto モバイルオーダー

ここがおすすめ!
- 注文から決済までスマホで完結できる
- 様々な注文形態に対応可能
- コスト削減・オペレーション負荷が軽減できる
ここが少し気になる…
- 料金を確認するには問い合わせが必要
タブレットオーダーシステムの導入フローと注意点

タブレットオーダーシステムの導入効果を高めるには、適切な導入目的の設定やシステムの設定、運用体制の構築などのフローを踏むことが大切です。ここでは、タブレットオーダーシステムの導入フローと、各工程における注意点などを解説します。
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タブレットオーダーシステムの導入フローと注意点
1.導入目的を明確にする
タブレットオーダーシステムによって機能やサービスが異なり、これに伴って期待できる効果にも違いがあります。自社に必要な機能・サービスをしぼり込むために、タブレットオーダーシステムを導入する目的を明確にしましょう。
例えば、注文ミスの削減や商品提供の時間短縮を図る場合は、タブレットに入力されたオーダーをキッチンモニターで確認できるサービスが便利です。また、売上増加を狙う場合は、おすすめ商品やトッピングなどが自動表示されるサービスが適しているでしょう。
一般的に高機能なサービスは費用も高額なため、店舗に必要な機能を最小限に絞ることでコストを節約でき、機能を持て余す心配もなくなります。
2.複数のシステムを比較検討する
タブレットオーダーシステムは最初から1つに絞って決めるのではなく、複数の候補を比較検討しましょう。これによって、自店のニーズを最も満たしたサービスを導入しやすくなります。
比較検討の際は、機能・価格・操作性・サポート体制など複数の観点からチェックすることが望ましいです。高額であっても費用対効果が高いと判断できれば、導入を検討する価値があるでしょう。
一概に金額だけを見るのではなく、導入後に期待できる効果まで考慮しながら、最適なサービスを選定しましょう。効果測定がしにくい場合は、無料プランのあるシステムで試験運用してみるのも選択肢の1つです。
3.設定・カスタマイズを行う
システムの選定後は、実際に店舗で運用するために必要な設定を行います。店舗のオペレーションに合わせて、メニュー登録や写真・説明文の追加、テーブル配置・決済連携など必要な設定を完了させましょう。
必要に応じて、アレルギー対応メニューやカロリー表示などのカスタマイズも行います。初期設定に不安がある場合は、導入支援のあるサービスの導入を検討しましょう。
4.テスト運用を実施する
本格運用を開始させる前に、テスト運用を実施して、スムーズに利用できるかを確かめましょう。例えば、実際にタブレットを操作し、登録メニューの表示やオーダーの入力・変更・削除、決済方法の選択などが適切に行えるかを確認する必要があります。
事前のテスト運用によって、システム運用上の問題点を浮き彫りにでき、改善につなげられます。その結果、運用開始直後からトラブルや混乱も必要最小限に抑えられるでしょう。
システムの改善と並行して、タブレットの操作方法やオペレーションの確認といったスタッフ研修も重要です。タブレットの操作方法が分からない顧客への説明も含めて、現場スタッフ全員がスムーズに対応できる環境を整えたうえで、本格運用をスタートさせましょう。
まとめ

タブレットオーダーシステムとは、テーブルに設置されたタブレットを顧客自身が操作して直接オーダーするシステムです。スタッフが個別に注文対応する手間を省けるうえ、注文ミスの削減や商品提供時間の短縮にもつなげられます。
POSレジの一部として利用する一体型と、セルフオーダーに特化したタイプがあるため、コストや設置スペースなどを考慮しながら最適なものを導入しましょう。おすすめ表示機能や優れた操作性を備えたものは、顧客満足度の向上や売上増加などの効果も見込めます。
本記事を参考に、店舗・顧客双方にとって使いやすいタブレットオーダーシステムを導入し、店舗運営における課題解決につなげましょう。