IT転職で大手企業を目指すには?おすすめ転職サイト5選も紹介

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  • 大手IT企業は給与や福利厚生面が良く、スキルアップもしやすい環境がある
  • 大手企業は人気が高いため競争率も激しく、転職難易度は高めである
  • 大手企業に強いIT転職サイトエージェントを活用することで、転職成功率を高められる

IT転職を検討している方の中には、大手企業に転職したいと考えている方も多いのではないでしょうか。大手企業への転職はメリットも大きいですが、実現は難しい側面もあります。そこで本記事では、大手企業へのIT転職を成功させるポイントやおすすめの転職サイトを紹介します。

目次

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  1. 大手企業へのIT転職を目指そう
  2. 大手IT企業に転職するメリット
  3. 大手IT企業への転職難易度は高め
  4. 大手企業へのIT転職を目指す際のポイント
  5. 大手企業に強いIT転職サイト・エージェントを利用しよう
  6. 大手企業に強いIT転職サイト・エージェント5選
  7. その他のIT転職サイト・エージェントの選び方
  8. 転職サイトの基礎知識
  9. IT転職サイト・転職エージェントのよくある質問
  10. まとめ

大手企業へのIT転職を目指そう

IT業界への転職を考えた際、転職先はベンチャーから中小企業、大手企業まで幅広い選択肢があります。それぞれに魅力がありますが、中でも大手IT企業は安定性や待遇面を理由に人気が高い転職先です。

一方で、大手IT企業への転職は難易度が高いため、自己分析や企業分析を含めて入念な転職準備が求められます。また、IT転職サイト・エージェントを活用して、IT大手企業への転職を目指す求職者も増えており、自分に合ったサービス選びが重要となります。

本記事では、大手IT企業への転職を成功させるポイントや、おすすめのIT転職サイト・エージェントを紹介します。キャリアアップ・スキルアップにつながるIT転職を成功させたい場合は、ぜひ最後までご覧ください。

大手IT企業に転職するメリット

転職先として大手IT企業が人気が高い理由として、待遇面の良さやスキルアップしやすい環境が挙げられます。年収アップやキャリアアップを見込めることから、大手IT企業への転職を目指す人は少なくありません。

ここでは、大手IT企業に転職するメリットを具体的に解説します。

給与や福利厚生の内容が良い

大手企業は他の企業に比べて給与水準が高く、ベンチャー企業や中小企業との年収に100万~300万円ほどの差がつくこともあります。また、残業代の支給や有給休暇の取りやすさを含めて福利厚生も充実している傾向が高いのも、大手企業ならではのメリットです。

このような待遇の良さの理由として、大手ならではの資金基盤や売上が挙げられます。安定した環境の中で安心して働けるかどうかは、転職先を選ぶ上で重要なポイントといえるでしょう。

安定して長く働ける

IT業界は他業界に比べても変化がめまぐるしく、業績好調だった企業が突然窮地に立たされるケースは少なくありません。その点、資本が潤沢で案件受注数も多い大手企業は、経営が比較的安定しており、ベンチャーなどの企業に比べると突然の倒産のリスクは低いです。

つまり、転職後も長く働ける可能性が高いため、多くのIT求職者に志望されている傾向があります。大手企業だからといって安泰とはいえませんが、将来的なリスクをできる限り小さくしたい人には、やはり魅力が大きいでしょう。

スキルアップにつなげやすい

IT業界全般の傾向として、1人あたりの仕事の裁量権が大きく、自己成長につなげやすい点が挙げられます。その中でも大手企業は、下請受注が多い企業に比べてもスキルアップしやすい環境が整っているといえます。

その理由として、教育制度の充実や、大手ならではのプロジェクトの規模感が挙げられます。詳しい内容をみていきましょう。

教育制度が整っている

大手企業は従業員規模が大きく、人材育成のノウハウも豊富であることから、教育制度が充実している傾向が高いです。そのため、未経験からでもスムーズなスキルアップが見込めます。

具体的には、新人・未経験者向けの導入研修から、各分野ごとの専門知識・最新技術の取得まで、幅広いシーンを想定した教育が用意されています。

特に近年は、個人のスキルアップを目的にしたeラーニングの導入や、これらの費用補助・合格お祝い金を用意する企業が増えているため、従業員は経済的に無理なくスキルアップを目指しやすいです。

また、自己研鑽が奨励される社風の中に身を置けば、自発的に学習する姿勢が身に付きやすく、結果としてスキルアップにもつながります。

大きなプロジェクトや上流工程に携われる

大手企業は受注するプロジェクトの規模感が大きく、大規模なインフラシステムや公的機関の基幹システムの開発などを担うことも多いです。大手IT企業に転職することで、このような社会的・経済的影響力の大きなプロジェクトに参加できる可能性が高まります。

また、大手IT企業では、プロジェクトの下流工程は下請企業に委託し、本部では下請のマネジメントを担当するケースがほとんどです。そのため、年次の若い人や未経験から入った人でも、早い段階でマネジメントスキルの習得機会を得やすいです。

このように、大手企業では大規模プロジェクトの上流工程に携われる可能性が高く、実践的にスキルを磨ける環境が整っています。

大手IT企業への転職難易度は高め

大手IT企業は転職先希望として人気が高く、それだけに競争率も激しい傾向にあります。特に、中途採用は即戦力としての活躍を求められるため、一定のスキルや経験がある人でないと、転職は難しいといえるでしょう。

ただし、IT業界は全体的に人手不足の傾向があることから、未経験者であっても採用される可能性はあります。競争率が高い大手IT企業への転職を成功させるためには、ポイントを押さえた転職活動が重要です。

大手企業へのIT転職を目指す際のポイント

人気の高い大手IT企業への転職に成功するには、キャリアパス設計や企業分析を入念に行いつつ、他の求職者との差別化を図るような自己アピールを検討する必要があります。ここでは、大手企業へのIT転職を目指す際に押さえるべきポイントを解説します。

目指したい分野や職種はよく検討する

IT業界には、大きく分けて「ソフトウェア」「ハードウェア」「情報処理」「インターネット・Webサービス」「通信インフラ」などの分野があります。また、各分野においても職種が細分化しており、業務内容を始め求められる適性やスキルもそれぞれ異なります。

転職後のミスマッチを避けるためにも、分野・業種研究を入念に行ったうえで、自分がどのような仕事がしたいか、そして自分に向いているのかを検討しましょう。

あわせて、その職種に転職した後のキャリアプランにも目を向けると、転職の方向性を定めやすくなり、転職活動にも具体的な志望動機を持たせることができます。

企業分析をしっかり行う

大手企業といっても、社風や働き方は企業によって大きな差があります。例えば、チームワークを重視する社風や、リモートワーク中心で個人で黙々と仕事を進めていく職場など、企業ごとの雰囲気はさまざまです。

理想に近い働き方を実現するためにも、転職先を絞る上で入念な企業分析は欠かせません。職種別の主な担当業務や仕事範囲、人間関係、福利厚生の実態などを含めて、しっかりと情報収集することで、自分に最適な転職先候補を見つけやすくなります。

例えば、IT転職に特化したサイト・エージェントは実際の転職者の口コミを確認できることが多く、求人には載らないような内部事情を詳しく知れる可能性があります。

自己アピールのしかたを工夫する

競争率が高い大手企業のIT転職を成功させるには、他の求職者との差別化を図ることが重要です。企業が求める人物像や業務ニーズを理解し、自身の強みと結びつけて、効果的に自分をアピールしましょう。

例えば、IT経験者であれば、これまでに携わったプロジェクトを示しながら、スキル・実績・経験について具体的に示すことが望ましいです。IT未経験者の場合は、ポテンシャルを示すことを意識しましょう。

ITスキルはなくとも、転職後にやりたい仕事や就きたいポジションなどを具体的に語ることで、転職への熱意を示せます。また、IT業種ではコミュニケーション能力やマネジメントスキルも重視されるため、これらの分野に自信がある場合は前面に押し出してみましょう。

資格やポートフォリオも効果的

大手企業では、資格や経験を重視する企業も少なくありません。そのため、自分が専門とする分野や、これから目指す分野の上位資格を取得すると、転職活動が優位に進む可能性があります。

また、ポートフォリオを提出すると、採用担当者に自分の経験やスキルセットを一目でアピールでき、実力に見合った評価を受けやすくなります。また、「自分の実力を見て欲しい」というアピールにもつながるため、無理のない範囲で作成・提出してみましょう。

IT転職サイト・エージェントを活用する

IT転職サイト・エージェントとは、IT求人に特化した転職支援サービスで、分野・職種別に豊富な求人が集まっています。近年は、専任アドバイザーによる転職支援が充実したサービスも多く、プロからの支援を受けながら転職活動を進めることも可能です。

難易度が高いIT大手企業への転職を目指す人でも、このような手厚い支援を受けられるサービスであれば、転職に成功する確率が高まります。単身での転職活動に不安がある人は、利用を検討してみましょう。

大手企業に強いIT転職サイト・エージェントを利用しよう

IT転職サイト・エージェントは、サービスごとに特徴や強みを持つ企業の傾向、得意なIT分野・職種が異なります。ここでは、大手企業に強いIT転職サイト・エージェントを見分けるためのポイントを解説します。

大手企業に強いIT転職サイト・エージェントを見分けるためのポイント

  1. 保有求人数が多い
  2. キャリアアップ転職向けである
  3. 転職サポートが充実している

保有求人数が多い

求人数が多い大手の転職サイト・エージェントは、業界ノウハウが豊富であり、さまざまな企業と太いパイプを持っていることが多いです。そのため、小規模なサービスに比べて大手企業の求人も多い傾向にあります。

なお、求人数を考える際は、公開求人数に加えて非公開求人数にも注目しましょう。特に、非公開求人には、大手企業を含めて条件が良いものが多く含まれます。希望に近い転職に成功する確率が高いため、非公開求人を多く持つサービスから優先的に検討しましょう。

キャリアアップ転職向けである

IT転職サイト・エージェントには、未経験からの転職支援に特化したサービスから、キャリアアップ向けのサービスなど、さまざまなものがあります。

なお、大手企業の中途採用は、キャリア採用など即戦力を求める傾向が高いため、未経験者向けのサービスよりも、キャリアアップ転職向けの転職サイト・エージェントで取り扱われることが多いです。

そのため、大手IT企業への転職を希望する場合は、キャリアアップ向けの転職支援サービスの利用がおすすめです。

転職サポートが充実している

大手IT企業への転職を成功させるには、キャリアアドバイザーの充実した転職支援が受けられるサービスがおすすめです。業界に精通したプロの支援を受けることで、難易度の高い大手IT企業への転職に成功する可能性が高まります。

サービスによってサポート範囲は異なるものの、一般的には、自分に合った求人紹介や書類添削・面接対策、選考スケジュールの管理などのサポートがあります。

また、求人には載らないような企業の内部情報の提供や、企業ごとのニーズや業界事情を踏まえた選考対策に強みを持つサービスも多いです。各サービスのサポートの傾向を比較し、自分が求める支援を受けられるIT転職サイト・エージェントを利用しましょう。

大手企業に強いIT転職サイト・エージェント5選

レバレジーズ株式会社

レバテックキャリア

レバテックキャリア
出典:career.levtech.jp

レバレジーズ株式会社

レバテックキャリア

上流工程に関わりたい方や転職後のミスマッチを防ぎたい方におすすめ

GOOD

ここがおすすめ!

  • テクニカルヒアリングや経歴書の添削などによる手厚いサポート
  • 開発現場の情報収集により企業の内情がわかり、転職後のミスマッチを防止
  • 大手や人気企業はもちろんベンチャー企業まで幅広く対応
MORE

ここが少し気になる…

  • 研修や講座サービスがないため、未経験者向け求人は問い合わせで確認

株式会社明光キャリアパートナーズ

明光キャリアパートナーズエンジニア転職

明光キャリアパートナーズエンジニア転職
出典:meiko-career.jp

株式会社明光キャリアパートナーズ

明光キャリアパートナーズエンジニア転職

外国籍の方にも◎ビジネスマナーや言語のスキルアップをしたい方におすすめ

GOOD

ここがおすすめ!

  • 寄り添ったヒアリングで、経験や価値観に合う業種や会社を提案
  • 登録費用が不要かつ、手厚いサポートで初めての転職活動でも安心
  • 教育プログラムが充実しており、外国籍エンジニアの転職にも対応
MORE

ここが少し気になる…

  • 外国籍の場合は日本語能力試験N2以上をお持ちの方が対象

株式会社クリーク・アンド・リバー社

Webist

Webist
出典:webist-cri.com

株式会社クリーク・アンド・リバー社

Webist

都市部の求人が豊富!クリエイター職でのキャリアアップを目指す方におすすめ

出典:Webist
GOOD

ここがおすすめ!

  • 業界30年の実績から、取引企業3,000社の良質な求人が豊富
  • 正社員から派遣、業務委託など多様な雇用形態の求人を取り扱っており、ライフスタイルに合わせた働き方を選択できる
MORE

ここが少し気になる…

  • 非正規求人の割合が高く、正社員のみを希望する方には不向きな場合も

株式会社Cloud Link

クラウドリンク

クラウドリンク
出典:cloud-link.co.jp

株式会社Cloud Link

クラウドリンク

首都圏を中心に自社内開発企業への転職を希望する経験者の方におすすめ

GOOD

ここがおすすめ!

  • 100%自社内開発の求人を取り扱っているため、客先常駐や派遣案件は一切なし
  • 非公開求人では、年収・休日数、労働環境など審査を通過した優良求人情報のみをご紹介
  • 転職希望者の約70%が平均58.3万円の年収アップを実現、定着率も98.3%とトップクラス
MORE

ここが少し気になる…

  • 未経験者には不向き

株式会社インディードリクルートパートナーズ

リクルートエージェントITエンジニア

リクルートエージェントITエンジニア
出典:www.r-agent.com

株式会社インディードリクルートパートナーズ

リクルートエージェントITエンジニア

約20万件の求人数!自分のキャリアビジョンが明確な方におすすめ

GOOD

ここがおすすめ!

  • 約20万件の圧倒的求人数から、スペックや将来のキャリアパスを踏まえて厳選してくれる
  • 各プロセスごとにキャリアアドバイザーが伴走してくれる
  • 転職サポートイベントも毎月開催
MORE

ここが少し気になる…

  • 求人状況によってはアドバイザーへの面談・相談サービスが受けられないこともある

その他のIT転職サイト・エージェントの選び方

IT転職サイト・エージェントを選ぶ際は、上記に加えて、以下のようなポイントにも注目するのがおすすめです。特に自分のスキルレベルに合った転職サイト・エージェントであるかは、転職後のミスマッチを防ぐうえでも重要です。

未経験者向け・経験者向け・キャリアアップ向けなど、サービスごとに求めるスキルレベルは異なります。自分の実力とかけ離れたサービスを利用すると、選考通過に苦労するだけでなく、入職後もギャップから活躍できない恐れがあります。

現実的な自分の能力を測った上で、レベルに合ったサービスを選びましょう。自身の実力を測りかねる場合は、キャリアアドバイザーのキャリア面談があるサービスを利用すると、スキルセットや強みについて客観的なアドバイスを得られます。

【重要なポイント】

  1. 自分のスキルレベルに合っているか

【その他の比較ポイント】

  1. 条件を細かく絞って検索できるか
  2. 転職したいIT分野の求人が充実しているか
  3. スカウト機能があるか

転職サイトの基礎知識

大手企業へのIT転職には転職サイトや転職エージェントがおすすめですが、そもそも両者の違いや、利用するメリット・デメリットが分からないという人も多いでしょう。そこでここからは、転職サイトの基礎知識について解説していきます。

転職サイト・エージェントの有効活用につなげるためにも、ぜひ参考にしてください。

転職サイトの種類

転職サイト・エージェントは、大きく分けて「総合型転職サイト」と「特化型転職サイト」の2種類があります。それぞれの特徴を理解したうえで、自分のニーズに合ったタイプのサイトを利用しましょう。

総合型転職サイト

総合型転職サイトは、業界・分野・職種を問わずさまざまな求人情報を網羅的に扱うのが特徴です。求人の選択肢が幅広いため、初めて転職を考える人や、IT業界以外での転職も視野に入れている人に適しています。

総合型転職サイトは利用者数が多く、転職支援実績も豊富です。そのため、キャリアアドバイザーのサポートの質も高い傾向にありますが、一方で、特化型サイトに比べると1つの業界に対する理解が浅い可能性もあります。

例えば、IT業界用語で説明を受けられない可能性や、最新トレンド・サポートに精通していないことが考えられます。総合型転職サイトでのIT転職を希望する場合は、IT転職専門のキャリアアドバイザーが在籍しているかをチェックしましょう。

特化型転職サイト

特定の業界・職種の求人を扱うのが特化型転職サイトの特徴であり、IT転職サイト・エージェントの多くもこちらに該当します。特定分野に特化している分、IT業界特有の細かな職種区分やスキルに合わせた求人が見つかりやすいのがメリットです。

また、在籍するエージェントやキャリアアドバイザーは業界出身者が多く、IT業界の最新トレンドや、企業ごとの内部事情にあわせた選考対策を受けられる可能性も高いです。

総合型転職サイトに比べると総合的な求人数は少ないものの、IT業界に的を絞って転職活動を行うのであれば、特化型転職サイトのほうが利用しやすいでしょう。IT業界以外の転職にも興味がある場合は、総合型との併用もおすすめです。

転職サイトと転職エージェントの違い

転職支援サービスには、「転職サイト」と「転職エージェント」の2種類があります。それぞれ仲介やサポート内容に違いがあるため、ニーズに合わせて使い分けましょう。ここからは、転職サイトと転職エージェントの違いについて解説します。

転職サイトとは

転職サイトとは、求職者が自らWebサイト内で求人情報を探して応募するサービスです。業種・職種・勤務地などの検索条件を自分の都合にあわせて調整して、気に入った案件にだけ応募することができます。

自分のペースで転職活動を進められるため、希望条件が固まっており、無理な応募や選考を勧められたくない人は、転職サイトの利用が適しているでしょう。

また、今すぐの転職は考えていないものの、転職についての情報収集や、自分の市場価値を知りたいという人でも気軽に利用しやすいです。

転職エージェントとは

転職エージェントは、転職希望者と人材を求める企業の間に入ってマッチングを手助けするサービスです。専任のエージェントやキャリアアドバイザーがつき、転職に関する相談をはじめ、求人検索から選考までを一貫してサポートします。

転職エージェントでは、求職者の希望やスキルセット・経験をもとに、相性が良い求人を紹介してくれます。企業ごとに対策された書類添削や模擬面接に加えて、選考・内定スケジュールの管理まで任せられるサービスも多いです。

求職者が自ら管理する部分が少なくて済むため、在職しながらや、初めて転職する人でも心強いでしょう。

転職の成功率を上げるなら併用がおすすめ

転職サイトと転職エージェントではそれぞれ強みが異なるため、併用するのもおすすめです。例えば、転職エージェントでアドバイザーからの助言を得つつ、より選択肢が広い転職サイトでさらに情報を集めるといった利用方法があります。

なお、複数の転職サイト・エージェントを掛け持ちする場合は、応募・選考スケジュールの管理が煩雑になりやすい点に留意しましょう。

あらかじめ専任のアドバイザーに併用を伝えておくと、他サイトでの選考日程・内定を考慮したサポートを受けられる可能性があります。

転職活動において転職サイトを利用するメリット

IT転職で転職サイトを利用すると、効率的に転職活動を進められる可能性があります。ここでは、転職活動において転職サイトを利用するメリットをみていきましょう。

非公開求人を紹介してもらえる

ほとんどの転職サイトや転職エージェントでは、非公開求人を有しています。転職サイト・エージェントに登録することで、このような非公開求人を紹介してもらえる可能性があります。

非公開求人とは一般公開されていない求人を指し、企業側の求人条件にマッチした人物のみにピンポイントで公開されます。キャリア職や高年収など好条件のものが多く、理想の転職先候補が見つかる可能性が高いです。

また、一般求人に比べて応募者数が少ないため、高い選考通過率にも期待できます。希少性の高い非公開求人に巡り会う機会を増やすためにも、転職サイト・エージェントの利用がおすすめです。

最適な応募先を提案してくれる

専任のキャリアアドバイザーやエージェントがいる転職サイトであれば、求職者の希望条件やスキル・経験をもとに、最適な応募先を紹介してもらえます。特に求人数が多い転職サイトは、選択肢が広い一方で、マッチしたものを自力で見つけるのは大変です。

その点、専任のアドバイザーがいれば、プロの視点から応募先を吟味してくれます。求人検索の負担を減らしながら、自分にぴったりな職場が見つかる可能性が高く、在職しながらや子育て中など、忙しい人でも転職活動を有利に進めやすいです。

履歴書の添削や面接のアドバイスがもらえる

人気の高い大手IT企業への転職を成功させるには、企業ごとに異なるニーズに合わせて自分の強みを効果的にアピールすることが大切です。そのためには、入念な企業リサーチや自己分析、そして履歴書の書き方といったテクニックが欠かせません。

キャリアアドバイザーがいる転職サイトなら、企業ごとに対策した履歴書の作成指導や添削に加えて、面接のアドバイスを受けられます。自分の長所を最大限に引き出しながら選考に臨めるため、選考通過率も高まります。特に初めて転職活動をする人には心強いでしょう。

面接後のフォローや条件交渉もしてもらえる

キャリアアドバイザーの支援を受けられる転職サイトでは、面接や内定獲得後の企業側との条件交渉を代行してくれることが多いです。例えば、給与やポジションの希望など、求職者側からは直接言い出しにくいことも、アドバイザーが企業に伝えて交渉してくれます。

自分で転職先と交渉せずに済み、心理的負担を減らせるのが魅力です。また、プロが条件交渉を行うため希望通りの条件が叶いやすく、結果として転職活動の満足度が高まります。

転職活動において転職サイトを利用するデメリット

転職サイトを利用するとIT転職の効率化が見込めますが、場合によっては、十分なサポートが受けられない・担当アドバイザーとの相性が合わないといったデメリットが生じることもあります。

ここでは、転職活動において転職サイトを利用するデメリットと、対策について解説します。

履歴書添削や面接対策などのサポートが受けられない場合がある

転職サイトや転職エージェントによって、提供する転職サポートの内容や範囲は異なります。例えば、「面接対策」のある転職サイトでも、無制限の模擬面接を行うサービスや、面接のアドバイスに留まるケースなど、サービスによって内容はさまざまです。

そのため、転職サポートについて希望がある場合は、登録しようとしている転職サイト・エージェントが、求める範囲をカバーしているかどうかを確認しましょう。

特に、転職サイトはサポート範囲が狭い・サポートが全くない可能性もあるため、1人での転職活動に不安がある人は転職エージェントの利用が望ましいです。

担当アドバイザーとの相性が合わない場合がある

キャリアアドバイザーやエージェントごとに、対応品質や転職支援スキルに差があります。特に、担当のアドバイザーとの相性が合わない場合は、転職活動が思うように進みづらく、必要以上のストレスもかかりかねません。

そのため、アドバイザーとの相性が悪いと感じる場合は担当者の変更を依頼しましょう。ほとんどのサービスでは担当者の交代に対応しており、遠慮する必要はありません。

例えば、「返信が遅い」「求職者の希望を聞いてくれない」「的外れな求人紹介や就活アドバイスをする」などのケースは、早めの担当者替えが望ましいです。サイトへの登録前に、口コミサイトなどでアドバイザーの質・評判をチェックするのもおすすめです。

転職サイトを利用する際の注意点

転職サイトでIT転職を成功させるには、いくつかの注意すべき点もあります。特に、複数サイトからの同じ求人への応募や、希望通りの求人が見つからない可能性などには留意が必要です。

ここからは、転職サイトを効果的に利用する上で注意すべき点について解説します。

できるだけ多くの求人をチェックする

満足度の高い転職を成功させるには、できるだけ多くの求人情報をチェックしましょう。ほとんどの転職サイト・エージェントでは、ほぼ毎日新しい求人が掲載されるため、新着情報には一通り目を通すことが望ましいです。

比較対象を増やすことで、より希望に近い転職先候補が見つかる可能性が高まります。なお、掲載から時間が経っている求人情報は、すでに締め切られている場合や、内定者が決まっている可能性があります。

出遅れを防ぐためにも、新着情報を中心にたくさんの求人を確認することが望ましいです。

複数サイトから同じ求人への応募は控える

同じ求人が複数の転職サイト・エージェントに掲載されることは少なくありません。しかし、複数サイトから同一の求人に応募すると、選考に通るのが難しくなる恐れがあります。

複数の応募経路を持つ求人であっても、対応窓口は1つであることがほとんどです。つまり、複数サイトからの応募は企業側の採用担当者にすぐに見抜かれてしまい、印象が悪くなるリスクに注意しましょう。

また、企業側の転職サイトへの成功報酬の支払いが煩雑化しやすい点でも、複数経路からの応募者は敬遠される傾向にあります。たとえ、その企業への転職の熱意が高いとしても、複数サイトから同じ企業に応募するのは控えましょう。

希望通りの求人があるとは限らない

転職サイト・エージェントには大量の求人情報が掲載されていますが、自分の希望条件にぴったり合った求人が必ず見つかるとは限りません。特に、転職条件が細かいほど希望通りの転職の難易度は高くなります。

転職活動を成功させるには、選択肢の幅をある程度広げることが大切です。そのためにも、転職先の希望条件を整理して優先順位をつけ、妥協できない条件とできる条件を明確にしましょう。

なお、転職サイト・エージェントごとに、求人情報に偏りがあります。複数のサービスを併用してまんべんなく求人情報をチェックすることで、転職先の選択肢を増やせます。

IT転職サイト・転職エージェントのよくある質問

IT転職サイト・転職エージェントについて、まだ多くの疑問を持つ人もいるでしょう。そこでここからは、IT転職サイト・転職エージェントについてよくある質問と、回答をまとめました。ぜひ参考にして、転職サイト・転職エージェントの利用につなげてみてください。

一度に複数の企業に応募できる?

結論からいえば、一度に複数の企業への応募は可能です。転職サイト・転職エージェントによっては、無制限で応募できる場合もあります。しかし、応募先が増えるほど選考スケジュール管理が煩雑化し、面接対策も不十分になる可能性があります。

転職準備を入念に行うためにも、スケジュール管理がしっかり行える範囲でのみ応募しましょう。人によって異なるものの、多くても3社程度に留めるのが望ましいです。

なお、希望する応募先が多い場合は、キャリアアドバイザーに相談するのもおすすめです。スケジュール管理を依頼できるほか、企業側と交渉して選考日程を調整してもらえる可能性もあります。

IT転職サイト・転職エージェントは無料で利用できる?

基本的にIT転職サイト・転職エージェントは無料で利用できます。これは、採用成功時に企業が転職サイト・転職エージェントに成功報酬を支払う仕組みになっているためであり、原則として求職者側の費用負担は発生しません。

しかし、IT転職サイト・転職エージェントによっては、キャリアアドバイザーへの対面相談時や企業からの内定獲得時に、求職者に相談料・成功報酬などが発生することがあります。

利用料金の有無や料金体系は、サイト・エージェントによって異なるため、登録前に確認しましょう。また、サービスの利用料は無料でも、面接のための交通費・宿泊費などは実費負担となる点にも留意が必要です。

まとめ

好待遇でスキルアップもしやすい大手IT企業は、IT転職において人気の高い転職先です。激しい競争率を勝ち抜くために、入念な業界・職種研究や企業分析、効果的な自己アピール方法の工夫が欠かせません。

また、転職サイト・転職エージェントを活用するのもおすすめです。特にキャリアアップ向けで求人数が多いサービスは、大手IT企業の転職に強い傾向があります。

あわせて、キャリアアドバイザーによる転職支援の内容や質にも注目すると、転職活動がさらに効率化します。本記事を参考に、自分に合った転職サイト・転職エージェントに登録して、難易度の高い大手IT企業への転職を成功させましょう。

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