30代におすすめの看護師転職サイト14選|転職成功のポイントも解説

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- 30代看護師の転職は20代と比べて不利になるものの、人手不足のため売り手市場である
- 30代後半になると即戦力として見られやすく、指導者としての能力も求められる
- 経験のある診療科を選ぶことで採用されやすく、複数の科を経験していると転職に有利
体力的な負担の増加や人間関係のストレスなどから、30代での転職を考える看護師の方も多いです。自分のライフスタイルや経験に見合った職場への転職を成功させるには、看護師向け転職サイトを活用しましょう。この記事では、30代におすすめの看護師転職サイトを紹介します。
目次
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30代看護師の転職事情とは

30代看護師は、仕事・私生活の両面で大きな変化が起こりやすい世代でもあり、その結果、転職を考える人も多いです。30代看護師の転職は20代よりは不利になるものの、人手不足による売り手市場が続いているため、転職成功の可能性は十分にあります。
しかし、30代前半と後半では転職事情が異なります。転職を成功させるには、年齢に合わせた転職活動を行うことが大切です。
30代前半の場合
30代前半は産休・育休から復帰する人が多い年代であり、転職市場も活発です。この世代はまだ伸びしろが大きいと見なされやすいため、ポテンシャルを買われることが多いです。
そのため30代前半の看護師は、スキルや業務経験が未熟であっても、仕事に対する意欲や熱意を示すことで、転職に成功する確率が上がります。
30代後半の場合
30代後半の看護師は看護経験も十分であり、即戦力としての力が評価されます。また、若手看護師の割合が多い病院では、指導者の役割を期待されることも多いです。
このような採用側のニーズに応えるために、30代後半の看護師の転職活動では、看護スキルや業務経験、リーダー・指導者としての実績を存分にアピールすることが大切です。
30代看護師の主な転職理由

30代看護師は大きな環境の変化が起こりやすい世代であり、その結果として転職を考える人が少なくありません。ライフステージや体力面の変化、人間関係など、さまざまな要因が転職を考えるきっかけにつながっています。
ここでは、30代看護師の主な転職理由について解説します。
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30代看護師の主な転職理由
体力的な負担が大きい
看護師のキャリアとしては若手に入る30代ですが、20代に比べると体力面の衰えを感じる人も多いでしょう。特に看護師は、夜勤や早番・遅番などシフトが不規則なうえ、残業も多い傾向にあります。
また、看護師は患者の体位変換や介護などの力仕事も多く、歳を重ねるごとに体力的な厳しさを感じるという人は少なくありません。そのため、もう少し体力的にゆとりを持って働ける職場に転職したいと考える人が増えやすいです。
人間関係のストレスが大きい
中堅的な立場にあたる30代看護師は、若手看護師の指導に入ることも多く、そのプレッシャーにさらされやすいです。さらに、看護師長と若手看護師の間に立って板挟みになるというケースもみられ、人間関係の面でストレスを感じる人は少なくありません。
また、患者側からもベテラン看護師として期待されやすく、その分、患者やその家族からの当りがきつくなることもあります。このような環境に耐えきれなくなり、転職を考える人が多くなっています。
ワークライフバランスを重視したい
30代は、結婚・出産など大きなライフステージの変化を迎えることが多い世代です。プライベートが忙しくなり、仕事と家庭を無理なく両立できる職場への転職を考える人は少なくありません。
特に、日勤のみ・短時間勤務など雇用形態の変更を希望する人が多いです。また、小さな子供がいる場合は、託児所や自宅に近い職場に移りたいと考える人もいます。
待遇面で不満がある
30代看護師は、20代に比べると昇給スピードが緩やかになることがあります。一方で、中堅看護師として求められる業務量や責任は大きくなり、収入が割に合わないと感じる人が増えています。
そのため、もっと適正な評価を受けられる職場への転職を考える人が多いです。また、福利厚生が不十分として、より充実した職場を探す人もみられます。
キャリアアップしたい
中堅にあたる看護師は看護業務にも慣れており、その分、毎日の仕事にやりがいを感じにくくなることがあります。また、自分の得意分野・不得意分野もある程度自覚できるものの、必ずしもやりたい診療科や業務に就けるとは限りません。
今後のキャリアに不安を抱き、よりやりがいのある仕事を求めて、新しい職場を探す看護師が多くみられます。若手からベテランへの過渡期にある30代看護師は、自分と向き合う機会が多く、結果として転職する人も多い世代といえます。
30代看護師が転職するメリット

20代よりも難しいとされる30代看護師の転職ですが、一方で30代での転職だからこそ優位になる点もあります。ここでは、30代看護師が転職するメリットについて解説していきます。
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30代看護師が転職するメリット
これまでの経験を評価してもらえる
30代看護師は、これまでの経験やスキルを評価してもらえる可能性が高いです。特に、リーダーや指導役を必要としている病院では、経験豊富な30代看護師は歓迎される傾向にあります。
転職市場においては、市場価値が高い人材ほど転職先の選択肢の幅を広げられます。つまり、30代看護師は転職活動を優位に進めやすく、希望の勤務条件や診療科などへの転職に成功する可能性が高いです。
自分に合った働き方を選択できる
前述のように、転職市場において市場価値が高い30代看護師は、転職先の選択肢が多くあります。そのため、自分に合った職場を見つけやすく、理想に近い働き方を実現できる可能性があります。
体力の低下や家庭との両立を理由に転職する人にとっては、無理のない働き方が可能になり、看護師としてのキャリアを諦めずに済む点も魅力です。なお、転職では、自分の希望と実際の職場のミスマッチが起こることもあります。
自分に合った働き方ができるかどうか、応募前に職場の勤務体系・業務内容・雰囲気などについて入念に情報収集しましょう。
給料アップの可能性がある
中堅にあたる30代看護師は、これまでの経験やスキルが評価され、転職直後から管理職に登用される可能性があります。管理職はさまざまな手当てがつくため、給料アップも見込めます。
特に指導者やリーダーの経験がある人は、管理職など重要なポジションを任されやすいです。その分大きな責任も求められますが、30代に入って昇給スピードが伸び悩んでいる人にとって、転職による給料アップは大きな魅力といえます。
30代看護師が転職サイトを選ぶ際のポイント

30代看護師が転職する際には、看護師向けの転職サイトの活用がおすすめです。看護師の転職支援に特化したWebサービスなので、診療科・勤務地・勤務条件・雇用形態など、さまざまな看護師向けの求人から希望の転職先を探すことができます。
また、転職サイトによっては選考対策もサポートしてくれるため、初めて転職活動をする人にも心強いです。自分に合ったサポートを受けるためにも、次の2つのポイントに注目しながら、登録する転職サイトを決めましょう。
サポート体制が充実しているか
看護師向け転職サイトの中には、履歴書の添削や面接アドバイスなどの選考対策に加えて、内定後の条件交渉の代行などを行うサービスもあります。登録前には、自分が必要なサポートが受けられるかどうかを確認しましょう。
特に30代看護師が転職を成功させるには、これまでのスキルや経験を棚卸し、自分の強みを生かした自己アピールにつなげることが大切です。
これらの作業は、自分1人では難しいこともあるため、看護師の転職に精通したキャリアアドバイザーのアドバイスを受けられると安心です。
希望の働き方ができる求人が豊富か
看護師向け転職サイトによって、求人の傾向に差があります。例えば、正社員に強い転職サイトや、契約社員・パート・夜勤なしの求人が豊富なサービスなど、求人内容はさまざまです。
転職活動をスムーズに進めるためにも、自分の希望に合った求人が充実しているかに注目しましょう。会員登録なしで検索できるサイトも多いため、希望条件を入力し、ヒットする求人数がどれくらいかを確認するのがおすすめです。
雇用形態・勤務地・勤務時間・業務内容・診療科など、条件を細かく絞って求人検索できるサイトは、自分が求める転職先を効率よく探しやすいです。
30代におすすめの看護師転職サイト14選
レバレジーズ株式会社
レバウェル看護

ここがおすすめ!
- 表に出にくい「リアルな情報」や「聞きにくい情報」の共有
- 電話だけでなくLINEでも気軽に相談でき、自分のペースで進められる
- 事前に面接の対策が行えるため、安心して面接にのぞめる
ここが少し気になる…
- 登録に必要なメールアドレスがない場合は電話にて問い合わせ
株式会社エス・エム・エス
ナース専科 転職


ここがおすすめ!
- 掲載求人は20万件以上と業界最多かつ、日本全国から探せる
- 「地域担当制」「チーム制」で、地域に根差したリアルな情報を共有
- 「独自のノウハウ」で、理想の働き方を目指せるマッチングを実現
ここが少し気になる…
- 非公開求人の有無は問い合わせで確認
クラシス株式会社
スマイルナース


ここがおすすめ!
- 7つの項目を自由に組み合わせて探せ、最適な求人を一発で検索
- 「無料求人紹介サービス」の活用で転職活動のハードルが下げられる
- 業界経験豊富なコーディネーターが採用決定まで完全サポート
ここが少し気になる…
- 希望する地域によっては求人数がない場合も
株式会社メディカル・コンシェルジュ
MCナースネット


ここがおすすめ!
- 看護師・保健師・助産師などの非公開求人を多数紹介
- 「常勤」「単発」「パート・派遣」など生活にあった働き方提案が可能
- 働く上での不安を解消するサポート体制が充実で転職後も安心
ここが少し気になる…
- 求人数や連絡方法は問い合わせで確認
株式会社メディカルジョブセンター
ナースジョブ


ここがおすすめ!
- 厚生労働省より正式に許可を得てサービスを提供
- 北海道から沖縄まで最大級の地域求人数で、理想の求人を見つけやすい
- 「専任キャリアアドバイザー」による手厚いサポートで安心
ここが少し気になる…
- 非公開求人の内容や逆指名の可否は問い合わせで確認
株式会社クイック
看護roo!転職
株式会社トライトキャリア
看護師ワーカー
ディップ株式会社
ナースではたらこ

株式会社ナースパワー人材センター
ナースパワー
株式会社メディカルリソース
ナースステップ
一般財団法人日本病院経営革新機構(JFHM)
とうきょうナースステーション

ここがおすすめ!
- 病院団体が運営する信頼性の高いサービスで、職場の内部情報はネガティブなものまでしっかり提供してくれる
- 東京エリア(一都三県)の求人に特化しており、総合病院や地域密着型病院の求人が多数
- 看護師専門のエージェントが転職を無期限サポート
ここが少し気になる…
- 非公開求人メインの取り扱いなので、事前に求人を確認できない
- 病院の求人が中心のため、美容クリニックや介護施設の求人割合は少ない
株式会社モード・プランニング・ジャパン
キララサポート看護
その他の看護師向け転職サイト選び方

看護師向けの転職サイトを探す際は、上記に加えて、以下のようなポイントにも注目するのがおすすめです。特に「求人数」「対応するエリア」は、転職サイトを選ぶ上で重要なポイントです。
一般的に求人数が多い転職サイトほど、求人の種類が多く、自分に合った転職先も見つけやすくなります。なお、サイトによって対応できる転職エリアが異なるため、この点もあわせて確認しましょう。
【重要なポイント2つ】
- 求人数は多いか
- 転職希望のエリアに対応しているか
【その他の比較ポイント】
- 条件を細かく絞って検索できるか
- 口コミ・評判をチェック
- 担当者との連絡手段を確認
30代看護師が転職に成功するためのポイント

30代看護師がスムーズに転職を成功させるには、転職のハードルが低い施設を選ぶのも選択肢の1つです。また、30代看護師は体力面の不安や、責任ある立場を求められることも多いため、体力・これまでの経験を配慮して転職先候補を選ぶことも重要です。
ここからは、30代看護師が転職に成功するためのポイントを解説していきます。
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30代看護師が転職に成功するためのポイント
転職ハードルが低い施設を選ぶ
30代看護師の転職では年齢がネックになりやすく、特に30代後半は前半に比べると転職の難易度が上がります。しかし、あまり年齢が問われない職場に照準を合わせると、転職のハードルを下げられる可能性があります。
ここでは、30代看護師でも転職のハードルが低い施設について、具体的にみていきましょう。
療養型病院
療養型病院とは、慢性疾患を持つ患者や、継続的な医療ケア・リハビリテーションを必要とする患者が、長期療養するための病院です。中途採用の傾向があるため、30代看護師は若い戦力として歓迎されやすく、転職のハードルは低いといえます。
療養型病院は急性期治療を必要とする患者はほとんどいないため、業務量が比較的少なく、総合型病院などに比べると残業がないのも魅力です。そのため、「体力的に不安がある」「家庭との両立を重視したい」などの悩みを抱える30代看護師でも働きやすいでしょう。
また、患者一人ひとりとじっくり向き合う看護がしたい人にとっても、やりがいがあるでしょう。
精神科
精神科は転職の年齢制限を設けていないことが多く、30代看護師でも転職しやすいです。なお、精神科に勤務する看護師は、患者・家族のメンタル面でのサポートのほか、点滴・注射・服薬管理など、医師の治療補助が主な業務となります。
対人スキルや疾患に対する幅広い知識が求められるため、看護経験が十分な30代看護師は歓迎される傾向にあります。ある程度の夜勤はあるものの、他診療科に比べると残業は比較的少なく、ワークライフバランスを重視する人にもおすすめです。
訪問介護サービス
訪問介護サービスにおける看護師の業務内容は、医師の指示に基づいた自宅での療養上の世話や診療の補助です。例えば、服薬管理・点滴や注射・褥瘡(床ずれ)の処置などが代表的です。
最近は訪問看護サービスの需要の高まりを背景に、人手不足が続いているため、即戦力で働ける30代看護師の転職は歓迎されやすいです。訪問介護サービスは基本的に日勤のみのため、夜勤をしたくない人でも働きやすい職場です。
また、1人あたりのサービス提供時間が決まっているため、残業も発生しにくく、時間内でじっくり患者と向き合えるのも魅力です。
医療機関以外
看護師の転職先は、医療機関以外にもあります。例えば、老人ホーム・保育園・一般企業の産業看護師のほか、医療機器メーカーや治験施設などが代表的です。また、看護師としての実務経験を活かし、看護師養成所の教員として活躍する人もいます。
これらの職場は夜勤や残業の割合が低く、体力面に不安のある人・家庭を重視したい人も働きやすいでしょう。また、病院勤務に比べて医療ミスへのプレッシャーもないため、精神的負担も減らせます。
さらに、医療施設以外での勤務は、医療分野以外のスキルも習得できるのも魅力です。他の世界も見てみたいという人にとっては、魅力的な転職先候補といえます。
自身の体力を考慮する
30代は20代に比べると、体力が落ちることも多いです。そのため、看護師として長くキャリアを積みたいのであれば、体力面を気にせずに働ける職場を探すことが大切です。例えば、夜勤がない・残業が少ない・体力が少ない診療科や施設を選びましょう。
なお、多くの職場では夜勤ができる人は重宝されやすく、転職活動を優位に進められる可能性があります。また、勤務開始後も各種手当がつくため収入面でもメリットがあります。転職に求める条件の優先順位を決めたうえで、無理なく働ける職場を探しましょう。
経験のある診療科を選ぶ
中堅に入る30代看護師は、20代に比べるとポテンシャル採用は難しくなります。一方で、即戦力として実績やスキルを評価されることが多いため、特別なこだわりがなければ、実務経験のある診療科を選んだ方が転職に成功しやすいです。
なお、複数の診療科を経験している人は、幅広い知識やスキルを有していると判断されるため、転職に有利になります。
30代から看護師を目指す場合

看護師の国家試験には年齢制限がないため、30代からでも看護師になることは可能です。なお、正看護師になるには、看護専門学校3年または看護大学4年に通う必要があります。准看護師の場合は、准看護師養成所に2年の通学が必要です。
一定の時間と労力は必要であるものの、他の仕事や家庭との両立が可能であれば、30代からでも看護師を目指せます。ただし、30代からのスタートは、20代に比べて体力や私生活の面で働き方を制限されやすいため、無理なく働ける職場を探すことが重要です。
30代で看護師を辞めて他職種を目指したい場合

30代で看護師を辞めて他職種を目指したい場合は、これまでの経験・スキルが活かせる職種を選びましょう。例えば、医療機器・薬品系のメーカーや治験コーディネーター、看護師養成所の教員などは、看護師としての知識・経験を役立てながら働けます。
また、コミュニケーション能力や観察力に自信がある場合は、一般事務や営業職でも活躍できる可能性が高いでしょう。なお、どの職種であっても30代の転職は、20代に比べて難易度が上がる点に留意が必要です。
転職活動に不安がある方は、キャリアアドバイザーによるサポートが充実した転職サイトの利用がおすすめです。総合型転職サイトや目指す業界に特化した転職サイトは、求人数が豊富で、未経験からの転職を歓迎する求人も多いため、利用を検討してみましょう。
まとめ

中堅に入る30代看護師は、職場・私生活において悩みが多い世代でもあり、結果として転職を考える人が少なくありません。20代に比べるとポテンシャル採用の難易度は上がるものの、一方で経験・スキルが評価され、即戦力として歓迎されることも多いです。
特にリーダー・指導者経験のある人は、転職をきっかけに年収・キャリアップできる可能性があります。夜勤・残業なしで働きたいという人は、業務量が比較的少なく転職ハードルも低い療養型病院・精神科・訪問介護サービスなども検討しましょう。
やや難易度の高い30代看護師が転職を成功させるには、プロのサポートが受けられる看護師向けの転職サイトの利用がおすすめです。転職サイトによってサービス範囲が異なるため、自分が求めるサポートを備えた転職サイトを選びましょう。