医者・医師におすすめの転職サイト15選|選ぶ際のポイントや注意点も解説

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- 医師転職サイトを利用する際は、専門性・求人数・検索のしやすさに注目して選ぶ
- 年収アップを目指すなら、条件交渉のサービスがある転職サイトがおすすめ
- 転職成功のためには、対応してきた症例や手術内容などの実績を積極的にアピールする
「働き方や環境が合わない」「キャリアアップを目指したい」など、様々な理由で転職を考える医師も多いでしょう。転職サイトを上手に活用することで、希望条件に合った職場を見つけやすくなります。この記事では、医師におすすめの転職サイトや選ぶ際のポイントを解説します。
目次
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転職サイトを活用して医者としてキャリアアップ

「医師としてスキルアップしたい」「もっと待遇の良い職場で働きたい」という理由で、転職を考える医師は少なくありません。医師向けの転職サイトを利用することで、理想に近い転職先候補が見つかる可能性があります。
また、転職サイトによってはサポート担当者による転職支援が提供されており、初めての転職活動もスムーズに進めやすくなります。本記事では、医師向けの転職サイトの選び方やおすすめのサイトについて解説します。
医師転職サイトは専門性・求人数・検索しやすさで選ぶ

医師転職サイトを選ぶ際は、「医療業界に特化しているか」「求人数の豊富さ」「希望条件での検索が可能か」を確認しましょう。この3つのポイントを押さえて転職サイトを吟味することで、在職中の人やブランクのある人でも効率よく転職活動を進められます。
あわせて、条件交渉サポートの有無・アドバイザーの質・信頼性にも注目すると、転職活動の満足度がさらに高まります。それぞれのポイントについて、次の章から解説していきます。
【重要なポイント3つ】
- 医療業界に特化しているか
- 求人数は豊富か
- 希望条件で検索しやすいか
【その他の比較ポイント】
- 条件交渉などのサポートがあるか
- アドバイザーの質を確認
- 信頼できる転職サイトか
医師転職サイトの選び方で重要な3つのポイント

医師向け転職サイトを選ぶ際に重要なのが「医師向けであるか」「求人数は十分か」「希望条件で検索しやすいか」です。ここでは、それぞれの内容を詳しくみていきましょう。
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医師転職サイトの選び方で重要な3つのポイント
医療業界に特化しているか
転職サイトの中にはさまざまな業界・分野の求人を掲載する「総合型」と、特定分野に特化した「特化型」の2種類があります。医師が転職活動に利用する場合は、医療業界に特化したサービスを利用しましょう。
医療業界に特化した転職サイトは、医師向けの求人数も多いため、幅広い選択肢から転職先候補を探せます。したがって、希望条件に近い求人が見つかる可能性が高いです。
また、医療向けの転職サイトは、診療科目や施設の種類など、医師特有の検索条件に対応しているものがほとんどです。効率的な求人検索により、総合型の転職サイトよりも短期間で転職活動を終了できる可能性が高いです。
求人数は豊富か
転職を成功させるには、求人数の豊富な医師向け転職サイトを選ぶことが大切です。求人数が多いほど、自身の細かなニーズに合った求人が見つかる可能性が高まり、結果として納得のいく転職にもつながります。
なお、ほとんどの転職サイトは一般公開されていない「非公開求人」を保有しています。これは、事業所側のニーズに合った求職者にのみ公開されるもので、一般求人に比べて好条件の傾向があります。
つまり理想に近い転職に成功しやすいため、一般求人とあわせて非公開求人の数にも注目しましょう。また、常勤・非常勤・スポットなど希望の働き方がある場合は、その条件で検索した際の求人数にも注目する必要があります。
希望条件で検索しやすいか
医師転職サイトによって、検索条件の設定が異なります。希望の転職条件がある場合は、その項目で検索できるかを確認しましょう。医師向けの転職サイトの検索項目には、例えば次のようなものがあります。
- 勤務エリア
- 給与・福利厚生
- 転職時期
- 診療科目
- 仕事内容
- 勤務形態
- 施設形態
- 役職
- こだわり条件(残業なし・託児所あり・週3勤務など)
医師としてどのように働きたいかを明確にしたうえで、必要な検索機能を備えた転職サイトを選ぶことが大切です。
医師転職サイトのその他の比較ポイント

医師向け転職サイトを選ぶ際は、上記に加えて、次のようなポイントにも注目するのがおすすめです。ここでは、医師転職サイトのその他の比較ポイントを解説します。
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医師転職サイトのその他の比較ポイント
条件交渉などのサポートがあるか
特にエージェント型の医師向け転職サイトでは、専任のアドバイザーがワンストップの転職支援を提供することが多いです。支援内容はサービスによって様々ですが、キャリア相談や求人紹介、選考対策などが一般的です。
また、転職サイトによっては、内定獲得後に転職先との給与・待遇面の条件交渉を行ってくれる場合もあります。医師転職に精通したプロが条件交渉を代行するため、転職者自ら交渉するよりも、交渉の成功率が高まります。
特に年収アップや役職アップを目的に転職する場合は、このような条件交渉付きの転職サイトの利用がおすすめです。
アドバイザーの質を確認
アドバイザーによるサポート付きの転職サイトを利用する場合は、アドバイザーの質を確認しましょう。例えば、「連絡が遅い」「希望に合わない求人ばかり紹介される」「転職を急かす」などの場合は、アドバイザーの質が高いとはいえません。
アドバイザーの質を確かめるには、口コミサイトやSNSなどで、過去の利用者の意見・評価を確認するのがおすすめです。
サイトの利用中にアドバイザーの質が悪い・相性が良くないと感じる場合は、アドバイザーの変更を依頼するか、別サイトへの乗り換えを検討するのも選択肢の1つです。
信頼できる転職サイトか
転職の質を高めるには、信頼できる転職サイトを使うことも大切です。特に、転職では個人情報をやり取りする機会が多いため、安全な情報管理を行っているかは、転職サイトを選ぶ上で重要なポイントです。
例えば、「プライバシーマーク」「有料職業紹介事業許可」を取得している転職サイトであれば、情報管理の面を含めて一定の信頼が置けます。プライバシーマークとは、個人情保護体制が一定の水準を満たした事業者に与えられるマークです。
一方で有料職業紹介事業紹介許可とは、厚生労働省が定めた基準をクリアした転職サイト・エージェントに与えられます。有料職業紹介事業紹介許可番号が掲載されていれば、許可を取得していると判断でき、安全にサービスを利用できる可能性が高いです。
医師におすすめの転職サイト15選
株式会社 メディウェル
医師転職ドットコム
ここがおすすめ!
- 悩みや要望などを直接ヒアリングする「丁寧な対応」が得意
- 「専任コンサルタント」がつくことでスピード感ある対応が可能に
- 地道なリサーチと独自のネットワークにより、高品質な求人を提供
ここが少し気になる…
- 年収2,000万円以上や転科、WEB面接希望の場合は問い合わせで確認
エムスリーキャリア株式会社
エムスリーキャリアエージェント

ここがおすすめ!
- 医師紹介実績25万件以上の豊富な経験と実績
- 希望に合わせてオーダーメイドの求人も作成できる
- 医療経営士資格を持つコンサルタントが匿名での条件交渉から入職後までサポート
ここが少し気になる…
- 求人はコンサルタントからの紹介で、直接的にはアクセスできない可能性がある
株式会社エムステージグループ
Dr.転職なび
ここがおすすめ!
- 医師の専任コンサルタントと求人担当が連携して精度の高い求人を提案
- 給与や条件に関する難しい交渉も全面代行
- 94%の利用者が評価したコンサルタントのきめ細やかな対応力が強み
ここが少し気になる…
- 医師担当と求人担当が分かれていることで、連携ミスが生じる可能性がある
株式会社マイナビ
マイナビDOCTOR
ここがおすすめ!
- 20年以上の実績を持つマイナビブランドの安心感
- 取り扱う求人の約3割が非公開であり、好条件の求人に出会える可能性が高い
- 退職交渉のアドバイスや入職後のアフターフォローも受けられる
ここが少し気になる…
- 入職後のフォローについての具体的な内容は確認する必要がある
株式会社メディカル・プリンシプル社
民間医局

ここがおすすめ!
- 全国の拠点ネットワークでUターン・Iターン転職もおまかせ
- ミスマッチを防ぐため、求人紹介前に必ず面談を実施
- 求人紹介以外に保険や福利厚生サービスも提供
ここが少し気になる…
- 必須の面談は、多忙な医師にとって負担になる可能性がある
株式会社リクルートメディカルキャリア
リクルートドクターズキャリア

ここがおすすめ!
- リクルートグループの強みを活かした1万件以上の非公開求人を保有
- 年収アップや働き方改善など多数の転職成功実績あり
- キャリアアドバイザーが見学から入職まで徹底サポート
ここが少し気になる…
- 電話やメールでのやり取りになるため、直接相談したい場合には不向き
株式会社エバーアド
美容医師求人ガイド

ここがおすすめ!
- 「美容クリニック」に特化した転職エージェント
- 医療経営コンサルも行っているため、詳細な情報を提供してもらえる
- 月30名の転職実績を持つ経験豊富なコンサルタントによるサポート
ここが少し気になる…
- 美容クリニック専門のため、他分野への転職は対応できない
日本メディカルコネクション株式会社
JMC
ここがおすすめ!
- 求人の8割が非公開で、優良案件に出会える可能性が高い
- 経験豊富なエージェントによる押し付けない転職支援
- 医療機関や企業とのパイプが太く、他社にはない独自の求人を多数保有
ここが少し気になる…
- 「押し付けない」対応のため、医師側から積極的に働きかける必要がある
株式会社RSG
RSG Doctor Agent

ここがおすすめ!
- ベテランコンサルタントによる徹底サポートで利用者の満足度が高い
- 独自の求人情報を保有しており、年収1.2〜3倍アップの実績も多数あり
- 秘密厳守で、土日夜間も柔軟に対応してもらえる
ここが少し気になる…
- サイト上では、具体的な求人情報が確認できない
株式会社メディカルキャスト
ドクターキャスト

ここがおすすめ!
- 39,000件以上の非公開求人から希望に合った案件を紹介してもらえる
- 専任コンサルタントが転職後も無料でサポート
- 社会保険労務士による労働条件の交渉と確認が可能
ここが少し気になる…
- 転職後のサポート体制がどの程度充実しているかは確認が必要
株式会社メディカル・コンシェルジュ
MCドクターズネット

ここがおすすめ!
- 全国26拠点のネットワークで豊富な非公開求人を保有
- 転職からアルバイトまで専任コンサルタントがさまざまなニーズに対応
- スポット求人は、スピーディーなマッチングが可能
ここが少し気になる…
- 26拠点と大規模なため、地域によってサービスの充実度に差がある可能性がある
ここがおすすめ!
- 1996年創業の実績で培った医療機関ネットワークを活用
- 常勤・非常勤それぞれの専門チームによる手厚いサポート
- 求人情報を医師一人ひとりに合わせてカスタマイズ可能
ここが少し気になる…
- 全国対応だが、求人掲載が無い地域もある
株式会社リンクスタッフ
e-doctor

ここがおすすめ!
- 非公開求人が7割で、オーダーメイドの条件交渉も可能
- 希望条件を匿名公開できるドラフトシステムで、医療機関からスカウトが届く
- 最短で登録当日に面接設定まで可能なスピード対応
ここが少し気になる…
- スピード重視で十分な検討時間が確保できない可能性がある
株式会社 メディカルリソース
ドクタービジョン

ここがおすすめ!
- 日本調剤グループの信頼性で質の高い求人を厳選紹介
- 全国の拠点からコンサルタントが実際に現場を訪れ、詳細な情報を提供
- 1人の担当者が登録から入職後まで一貫してサポートするため、初めての方でも安心
ここが少し気になる…
- スポットは求人数が少ない
総合メディカル株式会社
DtoDコンシェルジュ
ここがおすすめ!
- 45年の実績と8,000の医療機関ネットワークを活用し、独自の求人情報を提供
- 「オーダーメイド転職」で希望を基に新たな求人を作れる
- 全国営業網で地方移住や遠方への転職もきめ細かくサポート
ここが少し気になる…
- 求人数は他社と比べると少なめ
医師転職サイトを利用する際の流れと注意点

医師向け転職サイトを利用して転職を成功させるには、複数の注意点があります。ここでは、医師向け転職サイトを利用する際の流れと注意点について解説します。
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医師転職サイトを利用する際の流れと注意点
1. タイミングを見計らって転職活動を始める
医師の転職には一般的に6ヶ月程度かかります。希望条件に合った職場がすぐに見つかるとは限らず、応募までに時間を要することが多いためです。
さらに、医師は特殊性の高い職種であるため、元の職場での引継ぎや退職交渉、新しい職場との条件交渉にもある程度の時間がかかります。スケジュールにゆとりをもって転職するためにも、転職活動は遅くとも入職希望時期の半年前からの開始が望ましいです。
なお、それぞれ上半期・下半期の始まりにあたる4月と10月は、病院が人員体制を見直すことが多く、医師向けの求人数が増える傾向にあります。つまり、求職者にとっては転職先の選択肢を増やすことができるため、納得のいく転職に成功しやすいです。
入職したい時期や求人数が多いタイミングを見計らったうえで、無理のない転職計画を立てましょう。
2. 複数の転職サイトを併用して進める
医師の転職では、複数の転職サイトの併用がおすすめです。これは、転職サイトによって保有する求人や求人企業の情報が異なるためです。複数のサイトを利用することで、より広範な情報を収集できるため、転職活動の質を高められます。
ただし、複数の転職サイトを併用すると、応募・選考のスケジュール管理が複雑になる恐れがあります。選考日程の重複などを避けるためにも、多くとも1〜3個の利用に留めるのが望ましいです。
3. 選考では過去の実績をアピールする
医師転職では即戦力を求められる傾向があるため、過去の実績や実務経験を積極的にアピールすることが大切です。例えば手術経験がある場合は、選考でその内容・件数を詳細に伝えることで、即戦力としての実力をアピールできます。
ただし、選考を有利にするために、現実以上に自分を大きく見せようとするのはやめましょう。意図的ではないにしても経歴詐称と見なされる恐れがあり、転職直後のトラブルにも発展しかねません。
選考における自己アピールに自信がない場合は、キャリア相談や選考対策を受けられる転職サイトの利用がおすすめです。アドバイザーが求職者の実務経験をもとにスキルを棚卸し、効果的にアピールするためのコツをアドバイスしてくれます。
4. 現場の内情を確認してから転職を決める
入職後のミスマッチを防ぐために、応募・選考前に、現場の内情を確認することが望ましいです。例えば、実際の業務内容や現場の忙しさ、残業・宿直の状況、人間関係などは、長く働ける職場を探すうえで大切なポイントです。
医師向け転職サイトの中には独自の情報収集によって、求人には載らないような施設ごとの内部事情を有しているサービスもあります。応募先を決める前に、アドバイザーにこのような情報について問い合わせてみましょう。
また、過去の転職者の現場についての口コミなどを確認するのもおすすめです。
まとめ

医師が転職をするなら、医師向けの転職サイトの利用がおすすめです。医師に特化した求人が豊富なため、転職先の選択肢を増やすことができ、理想の転職に成功しやすくなります。
また、転職サイトによってはアドバイザーによる転職支援を受けることができ、初めての転職活動でも心強いです。転職サイトによって求人数や検索機能が異なるため、複数のサイトを試してみて、自分にとって使いやすいサービスを選定しましょう。
本記事を参考に、適切な転職サポートを受けられる医師向け転職サイトに登録し、年収アップやキャリアアップにつながるような転職を成功させましょう。