建設業界がSaaSを導入するメリットとは?選ぶ際のポイントも解説
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- 建設業界がSaaSを導入することで、業務の効率化や標準化、生産性向上が期待できる
- 建設業界で活用できるSaaSには、施工管理ソフトや原価管理システムなどがある
- 建設業界がSaaSを選ぶ際は、必要な機能の有無や操作性、セキュリティ対策を確認する
建設業界では人手不足の深刻化や業務の属人化といった課題を抱えており、SaaSによる効率化や生産性の向上が急務となっています。この記事では、建設業界がSaaSを導入するメリットや選ぶ際のポイント、おすすめのSaaSを解説します。
建設業界にSaaSが必要な理由とは

SaaSとは、インターネットを通じて利用できるクラウド型のサービスのことです。自社でサーバーを保有したり、複雑なシステム管理を行ったりする必要がなく、必要な機能をすぐに使える点が特徴です。
近年は、建設業界でもSaaSの導入が多く進んでいます。その背景には、深刻な人手不足の進行や、ベテラン社員に業務が集中する属人化、紙や口頭に頼った非効率な業務フローといった課題があります。
SaaSを活用すれば、情報共有の効率化や業務の標準化が進み、限られた人員でも現場を回しやすくなります。建設業界におけるDX推進の手段として、SaaSの導入は急務といえるでしょう。
本記事では、建設業界がSaaSを導入するメリットや選ぶ際のポイント、おすすめのSaaSについて分かりやすく解説します。

SaaSとは?PaaSやIaaSとの違い、サービスの選び方も解説
SaaSとは、インターネット経由でソフトウェアを利用できるサービスを指します。コストを抑えて導入でき、どこからでもアクセス可能なのが特徴です。この記事では、SaaSのメリット・デメリットやPaaSやIaaSとの違い、SaaSの選び方などを解説します。
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建設業界にSaaSが必要な理由とは
人手不足が深刻化しているため
建設業界では人手不足の深刻化により、SaaSによる業務効率化が不可欠になっています。少子高齢化の影響で若手人材の確保が難しくなる一方、現場では限られた人数で多くの業務を回さなければならず、長時間労働が慢性化しています。
特に日報作成や書類管理、進捗確認などの間接業務に多くの時間を取られ、現場作業以外の負担が大きくなっています。
SaaSを導入することで、これらの業務をデジタル化・自動化でき、作業時間を大幅に削減できます。人手を増やすことが難しい今、SaaSによって一人あたりの生産性を高める取り組みが求められています。
時間外労働の上限規制への対応も必要
建設業界では、時間外労働の上限規制への対応が急務となっています。2024年から建設業にも時間外労働の上限規制が適用され、原則として月45時間・年360時間を超える残業が制限されました。
これにより、これまでのように長時間労働に頼った働き方の見直しが求められています。こうした制度改正を受け、限られた時間内で業務を完結させるためには、業務の効率化が重要です。
SaaSを活用すれば、情報共有や進捗管理を効率化でき、無駄な確認作業や移動時間の削減を図れます。法令を遵守しながら業務を進めるためにも、SaaS導入は重要な対策といえます。
参考:建設業 時間外労働の上限規制 わかりやすい解説|厚生労働省
業務が属人化しやすいため
建設業界では業務の属人化が進みやすいため、SaaSを活用した情報共有の効率化が必要とされています。建設業の現場では、施工管理や積算、工程調整などが長年の経験や勘に基づいて行われることが多く、特定のベテラン社員に業務が集中しがちです。
その結果、その担当者が休職や退職した際に業務が滞ったり、引き継ぎに時間がかかるといった問題が発生します。
そこで、SaaSを導入することで、図面や工程表、作業手順、過去の対応履歴などをクラウド上で一元管理でき、誰でも同じ情報を確認できるようになります。業務内容が可視化されると、知識やノウハウを組織全体で共有することが可能です。
DXを推進するため
建設業におけるDX推進にはSaaSの活用が欠かせません。建設業のDXとは、デジタル技術を活用して業務や働き方を見直し、生産性や品質を向上させる取り組みを指します。
紙や口頭に頼った従来の業務をデジタル化し、データを活用して効率的に仕事を進めることが目的です。SaaSは、現場と事務所をつなぎ、リアルタイムで情報共有できるため、DXの基盤となります。
建設業が持続的に成長していくためには、SaaSを活用したDX推進が重要といえるでしょう。

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?意味や必要性を解説
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建設業界がSaaSを導入するメリット

建設業界においてSaaSの導入は、慢性的な人手不足や業務の複雑化といった課題を解決する有効な手段です。現場と事務所が離れている建設業では、情報共有の遅れや書類管理の負担が生じやすく、生産性を下げる原因となってきました。
SaaSを活用すれば、インターネットを通じて業務データを一元管理でき、場所を問わず同じ情報を確認できます。業務効率化だけでなく、属人化の解消やコスト削減にもつながる点が大きな特徴です。
ここでは、建設業界がSaaSを導入する主なメリットを具体的に解説します。
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建設業界がSaaSを導入するメリット
業務効率や生産性を向上できる
SaaSを導入することで、建設業界の業務効率や生産性は大きく向上します。工程表や図面、報告書、写真、作業記録など、これまで紙や複数のツールで管理していた情報をSaaS上で一元管理できるため、必要な資料を探す時間が大幅に減ります。
また、クラウド型のSaaSであれば、現場・事務所・外出先など場所を問わず同じ情報にアクセスできる点も大きなメリットです。これまで電話や移動が必要だった確認や共有も、SaaS上で完結できるようになり、無駄な作業を減らせます。
人手不足が続く建設業において、限られた人員でも業務を回せる環境を整えることは重要であり、SaaSは一人あたりの生産性を高める有効な手段といえます。
業務を標準化できる
SaaSを導入することで業務の属人化を防ぎ、標準化を進められます。建設業界では、経験豊富な特定の担当者に業務が集中しやすく、その人しか分からない作業や判断が多くなりがちです。
SaaSを使えば、作業手順やノウハウ、過去の対応履歴をデータとして蓄積・共有できます。誰でも同じ情報を見ながら業務を進められるため、引き継ぎがスムーズになり、担当者が変わっても品質を保てます。
業務を仕組み化し、組織全体で回せる体制を作ることが、安定した現場運営につながります。
システム導入のコストを抑えられる
SaaSはオンプレミス型システムに比べて、導入コストを抑えやすい点がメリットです。自社でサーバーを構築するほか、IT設備を用意する必要がなく、インターネット環境があればすぐに利用を開始できます。
初期費用を抑えながら月額料金で必要な分だけ使えるため、資金負担を分散できます。また、システムの保守やアップデートはベンダー側が行うため、運用コストや管理の手間も削減できます。
このように、IT投資に慎重になりがちな建設業でも導入しやすい点がSaaSの強みです。
ペーパーレス化を推進できる
SaaSは、建設業界のペーパーレス化推進にも効果的です。例えば、建設業界では施工書類や日報、写真、図面など紙ベースの業務も多いですが、これらをデータで管理できるようになり、紙の書類を扱う機会が大幅に減ります。
そのため、印刷や保管にかかるコストを削減できるだけでなく、書類の紛失や破損といったリスクも軽減されます。また、必要な資料をすぐに検索できるため、確認作業の時間短縮にもつながり、全体的な業務効率化も図れるでしょう。
ペーパーレス化は業務効率の向上だけでなく、働き方改革やDX推進の基盤となる重要な取り組みです。
建設業界で活用できるSaaS

建設業界では現場と事務所をつなぎ、業務を効率化するためのSaaSが幅広く活用されています。建設業は工程が多く関係者も多いため、情報の分断や管理の煩雑さが課題になりやすい業界です。
SaaSを導入することで、施工状況や原価、進捗、勤怠などの情報をクラウド上で一元管理でき、業務の見える化が進みます。ここでは、建設業界で特に活用されている代表的なSaaSを紹介します。
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建設業界で活用できるSaaS
施工管理ソフト・アプリ
施工管理ソフト・アプリは、建設現場の業務を効率化する代表的なSaaSです。工程管理や写真管理、図面共有、報告書作成などを一つのシステムで行えるため、現場管理の負担を大きく軽減できます。
スマートフォンやタブレットから入力できるものも多く、現場で撮影した写真や進捗情報をその場で共有できます。紙の日報や口頭報告が不要になることで、事務所との連携もスムーズになります。
また、施工状況をリアルタイムで把握できるため、ミスや手戻りの防止にもつながるでしょう。
原価管理システム
原価管理システムは、建設業界における利益確保と経営安定を支えるために重要です。建設業では、工事ごとに材料費・人件費・外注費・経費など多くのコストが発生するため、原価を正確に把握できていないと、知らないうちに赤字工事になってしまうリスクがあります。
原価管理システムを導入すれば、これらの費用を工事単位で一元管理し、予算に対してどの程度コストがかかっているのかを確認できます。その結果、原価が膨らみ始めた段階で気づくことができ、発注内容の見直しや工程調整などの対策を講じられるでしょう。
また、Excelや手作業による管理と比べて、入力ミスや計算漏れを防げる点も大きなメリットです。原価の見える化が進むことで、現場任せではなく数字に基づいた経営判断ができるようになります。

原価管理システムとは?主な機能やメリット・選ぶポイントを解説
原価管理システムとは、原価計算や損益分析、原価シミュレーションなどの複雑な計算を効率的に行えるシステムです。この記事では、原価管理システムの基本的な機能やシステム導入によるメリット、導入前・導入時にそれぞれ考えるべきポイントについて詳しく解説します。
プロジェクト管理ツール
建設業では工程が多く関係者も多いため、進行状況の把握や情報伝達が複雑になりがちです。しかし、プロジェクト管理ツールを使えば、タスク内容・担当者・期限を明確にし、工事全体の状況を可視化できます。
複数の現場や案件を同時に抱えている場合でも、どこで遅れが出ているのか、どの作業に課題があるのかを一目で把握でき、迅速な対応が可能です。また、関係者全員が同じ情報をすぐに確認できるため、認識のズレや伝達ミスを防ぎ、指示や連絡の効率も向上します。
経験や勘に頼りがちな管理業務を仕組みとして支えられる点は、建設業界において大きなメリットといえるでしょう。

プロジェクト管理ツールとは?ガントチャートなどの手法解説やメリット、ツール選びの失敗しないポイントも
プロジェクトでは「人・もの・お金・時間・情報」など多くのリソースを適切に管理する必要があり、成功率を高めるため、プロジェクト管理ツールの利用が一般化しました。本記事では、プロジェクト管理ツールの基本機能やメリットをご紹介。失敗しないツール選びで着目すべきポイントや導入手順をおさえ、業績向上をバックアップします。
勤怠管理システム
勤怠管理システムは建設業界の労務管理を効率化し、法令遵守と働き方改革を支える重要なSaaSです。建設業では、現場ごとに勤務開始・終了時間が異なったり、直行直帰が発生したりするため、紙やExcelによる勤怠管理では正確な把握が難しくなりがちです。
勤怠管理システムを導入すれば、スマートフォンやICカードを使って現場から簡単に打刻でき、出退勤の記録や残業時間、有給休暇の管理なども自動化できます。そのため、管理者や事務担当者の集計作業の負担が大きく軽減されるでしょう。
また、時間外労働の上限規制への対応にも役立ち、労働時間を見える化することで長時間労働の抑制につながります。

勤怠管理システムとは?機能やメリット・デメリット、導入手順も解説
勤怠管理システムは、従業員の出退勤の時間や労働時間を適切に管理できるシステムです。給与計算など他システムとも連携でき、業務の効率化や不正打刻の防止にも役立ちます。本記事では、勤怠管理システムの機能やメリット・デメリット、選び方などを解説しています。
建設業界がSaaSを選ぶ際のポイント

建設業界でSaaSを選ぶ際は現場で本当に使えるかという視点が最も重要です。建設業は現場作業と事務作業が混在し、ITに不慣れな人も多いため、機能や価格だけで選ぶと定着しないケースがあります。
SaaSは導入して終わりではなく、日常業務の中で使われてこそ効果を発揮します。そのため、導入目的に合っているか、誰でも使えるか、安心して使えるかといった点を総合的に確認する必要があります。
ここでは、建設業界がSaaSを選定する際に押さえておきたいポイントを解説します。
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建設業界がSaaSを選ぶ際のポイント
目的に合った機能があるか
SaaSを選ぶ際は、改善したい業務や導入目的に合った機能があるかどうかを確認しましょう。建設業界では、施工管理を効率化したいのか、原価管理を強化したいのか、勤怠管理を正確にしたいのかなど、課題は企業ごとに異なります。
そのため、目的が曖昧なまま多機能なSaaSを導入しても、使いこなせず効果が出ないことがあります。まずは自社の業務を整理し、何を改善したいのかを明確にしたうえで、その課題を解決できる機能が備わっているかを確認することが重要です。
誰でも簡単に操作できるか
現場の作業員から事務員まで、誰でも簡単に操作できるSaaSがおすすめです。操作が難しいシステムは現場に定着せず、せっかく導入しても使われなくなってしまうことも考えられます。
特に建設現場では、パソコンを使う時間が限られるため、スマホやタブレットから簡単に操作できるかどうかが重要です。ボタン配置が分かりやすいか、入力項目が複雑すぎないかなど、実際の利用シーンを想定して確認しましょう。
セキュリティ体制は万全か
SaaSを選ぶ際は、セキュリティ体制の確認が欠かせません。建設業界では、図面や契約情報、原価情報など、外部に漏れてはいけない機密情報を多く扱います。
SaaSではインターネットを通じてデータを管理するため、データの暗号化やアクセス制限、ログ管理などの対策が整っているかを確認する必要があります。
誰がどの情報にアクセスできるのかを細かく設定できるSaaSであれば、不正利用のリスクを抑えられます。安心して使える環境かどうかは、SaaS選定における重要な判断基準の一つといえるでしょう。
利用料金は予算に見合っているか
SaaS選びでは、月額料金やサポート費用が自社の予算に見合っているかを確認しましょう。SaaSは初期費用を抑えて導入できる一方で、利用を続ける限り継続的なコストが発生する点が特徴です。
特に建設業界では、現場数や利用人数の増加に伴って料金が上がるケースも多く、オプション機能やサポートを追加した結果、想定以上の負担になることもあります。
そのため、単純に月額料金の安さだけで判断するのではなく、導入によって業務時間や管理負担がどの程度軽減されるのかといった費用対効果を確認しておきましょう。
サポート体制は充実しているか
SaaSを選ぶ際は、導入時から運用後までサポート体制が充実しているかの確認が重要です。建設業界ではIT専任の担当者がいない企業も多く、初期設定や操作方法の理解、トラブル発生時の対応を自社だけで行うのは難しいケースがあります。
そのため、導入時に設定支援や操作説明を受けられるか、運用中に不明点や不具合が発生した際に、迅速に問い合わせできるかを事前に確認することが大切です。
具体的には、電話やチャット、オンラインマニュアルなど、サポート手段が充実しているSaaSであれば、現場の不安を減らし、スムーズな定着につながります。
建設業界におすすめのSaaS
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おすすめの施工管理ソフト・アプリ
ここがおすすめ!
- 「工事原価管理」「工程管理」など、情報集約と見える化を実現
- 現場進捗や経営状況が分かり、ミスの防止や作業時間の削減に貢献
- 誰でも作成・修正できる「工程表機能」や「共有機能」を標準装備
ここが少し気になる…
- 最低利用期間は1ヶ月、会計連携プラン・受発注機能の料金は資料で確認
株式会社アンドパッド
ANDPAD
ここがおすすめ!
- 現場の効率化や経営の改善までクラウド上でらくらく一元管理
- 施工管理をはじめ、図面や黒板・受発注管理まで充実した機能を搭載
- 自社システムとの連携が行えて、作業時間の削減にも役立つ
ここが少し気になる…
- 「初期費用」「月額費用」「オプション費用」は問い合わせで確認
おすすめの原価管理システム
ここがおすすめ!
- 経費種別ごとに申請項目やワークフローを設定可能
- 最大6種類の経費精算フローを構築することができる
- 精算した経費は当実績原価として紐づけられ、原価計算の精度を向上できる
ここが少し気になる…
- 詳しい料金やプランを確認するには問い合わせが必要
-
見積発行の際、承認を電子化できる。また、低粗利で提案する際、ユーザーが各上長に直接フェイストゥフェイスでお伺いを立てなくとも、電子的に承認に入れるため、履歴も残り、管理の観点で負担軽減になる。
おすすめのプロジェクト管理ツール
ここがおすすめ!
- プロジェクトの進捗管理や書類・ファイルの一元化ができる
- クラウド型で外出先でもスマホからアクセス可能
- 直感的な操作性で、PCスキルを問わず誰でも簡単に使える
ここが少し気になる…
- ベーシックプラン以上の初期費用は問い合わせで確認が必要
ゾーホージャパン株式会社
Zoho Projects
ここがおすすめ!
- 連携や機能が充実しており、あらゆるビジネス・規模に対応
- リモート対応で、自宅やカフェでもオフィスと同じように作業できる
- タスク管理に優れているため、効率重視の方にもぴったり
ここが少し気になる…
- カスタム系の機能を利用する場合はプレミアムプランの契約が必要

株式会社ギャプライズ
monday.com

ここがおすすめ!
- ボード上でコミュニケーションが簡単に取れるため、クライアントにも進捗状況を把握してもらえる
- 管理ボードのスタイル・項目・色など、自社の用途やプロジェクトに合わせてカスタマイズできる
- 無料プランはクレジットカードの入力が不要なため、手軽にお試しできる
ここが少し気になる…
- 導入の際は3ユーザー以上の契約が必要になる

アトラシアン株式会社
Jira Software
ここがおすすめ!
- プロジェクトが一元管理でき、チームの連携が高まる
- すぐに使用できるテンプレートが各種用意されているため、簡単に始められる
- 企業やチームの規模に合った豊富なプランの中から選べる
ここが少し気になる…
- 初心者には複雑な使用感で最初はつまずきやすい

おすすめの勤怠管理システム
ここがおすすめ!
- 初期設定から定着まで電話・チャット・WEBなどでサポート
- 24時間365日お問い合わせ可能
- スマホアプリ対応で場所を問わず簡単に打刻ができる
- 月末の締め日に見直すだけで簡単に勤怠管理ができる
- 個人だけでなくチーム全体の勤怠管理ができる
ここが少し気になる…
- スマホアプリだと申請や修正画面がわかりにくい
-
出勤、退勤時にボタンを押して完結することだけでなく、ボタンを押し忘れても簡単に出退勤の入力ができます。振休や有給消化の申請に関してもシンプルでわかりやすいです。通常パソコンから申請をしていますが、アプリも使いやすいです。
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打刻の漏れや修正についての対応漏れが減った(対応率が向上した)また管理職としてメンバーの勤怠管理が容易になった。管理部門側での対応負荷も減ったようで業務時間が減少、効率化が実現できたため導入満足度は高かった
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jinjer勤怠を利用することによって、取り急ぎ問題となっていた「社内システムでは不可能な日付を跨いだ打刻」に関する問題が解決しました。 また、個人個人で日勤・夜勤がバラバラになっているシフト管理も、あらかじめスケジュールを登録できることにより解決しました。現場の責任者からも「シフト表を作る手間が省けた!」と大変好評でした。 労務部の立場としても、無理なシフトになっていないかの連携がリアルタイムにできることは大きなメリットでした。
株式会社DONUTS
ジョブカン勤怠管理
ここがおすすめ!
- プランが豊富で「出勤管理・シフト管理・休暇申請管理・工数管理」の4つの機能から組み合わせて選べるカスタマイズ性の高さ
- 「工数管理機能」を備えており、自社にあった納期の把握と共有の簡素化ができる
- Slack対応で打刻と合わせて始業や就業のタイミングを把握できる
- 医療機関の業種に特化した打刻方法を搭載
ここが少し気になる…
- 打刻ミスの修正は管理者側で行う必要がある
- シフト変更の管理が難しい
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フレックスタイム制の会社なので、その上ではジョブカンはシンプルで機能性に関しては問題ないと感じます。足りない時間やオーバーしている時間がわかりやすいので、自分自身で時間を確かめながら勤務時間の調整を行いやすいのは利点だなと感じます。
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日常的に使用するslackから打刻をできるようにすることで打刻漏れが減少した。 打刻漏れをしている従業員に対してリマインドをする工数が減った。 経理ツールとの連携で給与計算が楽になった。
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このサービスを利用することにより、従業員の勤怠状況が改善した。勤怠状況の改善を後押し機能した具体的機能として、当時社内で使用していたコミュニケーションツールのSlackとの連携ができたのが良かった。Slack経由で勤怠申請を行う従業員が劇的に増えたため、勤怠状況はそれに伴い改善した。
株式会社ヒューマンテクノロジーズ
KING OF TIME
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- 20種類の豊富な打刻方法と5カ国の言語・タイムゾーン対応で就業形態を問わず使える
- シンプルなUIと機能性で従業員への教育コストがかからない
- アラート機能や自動通知機能で労基法違反を防げる
- 残業などの時間外労働や休日勤務の把握がしやすい
- サポート体制やサービスが手厚く、企業や担当者に合わせたサポート体制を作れる
ここが少し気になる…
- 起動の速さや操作性はPCのスペックに左右される
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このサービスを使うことで、勤怠の打ち間違いや勤怠詐称が起きづらくできる。 特に支店や支社があるような会社は導入することで、社員の出退勤を正確に管理することが可能になります。給与計算システムへの連動も行えるので、アルバイトを雇っている業態でもとても活躍するかと思います。
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直感的で分かりやすいレイアウトでデザインの工夫がされていると感じる。またフォントなど見やすく初めて導入される企業にもおすすめできる。
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複雑な勤務体系(夜勤、変形労働など)がシステムで管理できるようになった。弊社は顔認証システムと連携をさせており、出社の場合はking of timeで打刻する必要がないので、便利。打刻忘れをした際も自分で修正ができるので、いちいち業務システム部などに修正の依頼をする手間が省かれる。
ソニービズネットワークス株式会社
AKASHI
ここがおすすめ!
- 機能に応じて3種類のプランから選べ、テレワークやシフト・工数管理まで対応している
- 自社にあった就業条件を踏まえて設定してくれる「初期設定サポート」がある
ここが少し気になる…
- シフトや工程管理まで使いたい場合は400円と割高になる
-
稟議の差し戻し等がスムーズに行えるため、社内決裁が滑らかに進むようになったと感じています。例えば稟議にコメントを入れる際、自動で申請者等に通知をする昨日もあるため、メールやチャットを送る手間が省けて良いかと思います。また、現在誰が稟議を確認しているかどの承認段階なのか一目でわかる画面構成のため、把握がしやすく業務が円滑に進んでいると感じています。
まとめ

建設業界では、人手不足の深刻化や業務の属人化、長時間労働といった課題を抱えており、SaaSを活用した業務効率化や生産性向上が急務となっています。
施工管理や原価管理、勤怠管理などをSaaSで一元化することで、情報共有のスピードが向上し、業務の標準化やコスト削減にもつながります。
一方で、導入にあたっては目的に合った機能があるか、現場で使いやすいか、セキュリティやサポート体制は十分かといった点を慎重に確認することが重要です。本記事を参考に、建設業界の課題解決につながるSaaSの導入を検討してみましょう。







