中小企業向けeラーニングのおすすめ8選|選ぶ際のポイントも解説
Check!
- オンラインで学習できるeラーニングには、従業員数の少ない中小企業向けのものもある
- eラーニングの導入によって、会場代や交通費などの研修コストを大幅に削減できる
- 導入の際は、学習の進めやすさやカスタマイズ性の高さなどもチェックする
オンラインでさまざまなコンテンツが学べるeラーニングには、従業員数の少ない中小企業向けのものもあります。少人数でも利用でき、ランニングコストが抑えられる点が特徴です。この記事では、中小企業におすすめのeラーニングや選ぶ際の比較ポイントなどを解説します。
目次
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中小企業にも導入が推奨されるeラーニング
eラーニング(e-learning)は、テキストや動画、模擬テストなど多様なコンテンツを通じて知識やスキルをオンラインで習得する学習方法です。この手法は、企業の研修にも広く活用され、効率的な学習を支援しています。
企業向けのeラーニングを活用して従業員のスキル向上や新たな知識の獲得を促進することで、組織全体のパフォーマンス向上や競争力の強化につながるとされています。
従業員数の少ない中小企業にとっても、eラーニングは適した選択肢です。eラーニングを導入することで、限られた人材リソースを最大限に活用しながら、従業員のスキルアップの実現に繋がります。
eラーニングは少人数でも利用可能であり、ランニングコストが抑えられるという特徴があります。この記事では、中小企業におすすめのeラーニングプログラムや、eラーニングのメリット、選ぶ際の比較ポイントなどについて詳しく解説します。
eラーニングを導入するメリット
eラーニングを導入するメリットとして、研修コストの削減、各従業員の研修の進捗を管理できることなどが挙げられます。ここからは、eラーニングを導入するメリットについて解説します。
研修におけるコスト・負担の削減
eラーニングを導入するメリットとして、研修コストの削減が挙げられます。従来の対面研修では、会場の確保や交通費、宿泊費、備品代といったさまざまなコストがかかります。また、日程調整や、会場への移動に手間がかかるといった負担も生じます。
しかし、eラーニングを導入することで、研修にかかるコストを大幅に削減することが可能です。また、従業員は仕事やプライベートの隙間時間などに講座を視聴できるため、講師や研修関係者のスケジュールや場所に縛られることなく、研修を受けることができます。
研修の進捗を一元管理できる
eラーニングを導入することで、研修の進捗を一元管理できます。各従業員が教材や講座をどこまで閲覧したかの確認や、テストの結果を自動集計などができるため、手入力や紙媒体によるテストやアンケートが不要になります。
また、従業員の研修の理解力を確かめることができ、研修の効果を高めることが可能です。さらに、各従業員の成績を一覧で確認できるため、人事評価や人材配置などに活用することもできます。
中小企業向けeラーニングを選ぶ際の比較ポイント
中小企業が適切なeラーニングシステムを選ぶためには、以下のようなポイントに注意することが重要です。これらのポイントに注目して検討することで、最適なeラーニングシステムを導入し、従業員のスキルアップと組織の成長を実現が期待できます。
ここからは、中小企業向けeラーニングシステムの比較ポイントについて解説します。
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中小企業向けeラーニングを選ぶ際の比較ポイント3つ
少人数でも利用できるか
eラーニングシステムによっては、20名以上からなど最低利用人数が決まっている場合があります。そのため、中小企業はeラーニングシステムが少人数のニーズに適応可能かどうか確認することが必要になります。
具体的には、プラットフォームの利用条件や価格設定について詳細に調査することが重要です。特に、最低利用人数が規定されている場合、自社の従業員数に合致するかどうかを確認しましょう。
少人数向けに柔軟な対応ができるプラットフォームを選択することで、研修プログラムを最適な範囲で提供し、効果的な学習環境を確保することが可能です。
月額料金は予算に見合っているか
中小企業にとっては、予算を効果的に活用することが大切です。eラーニングシステムの価格設定が、少人数の企業に適しているかどうか比較検討しましょう。
中小企業向けのeラーニングシステムを選ぶ際には、クラウド型のシステムがおすすめです。クラウド型のシステムは、サーバーの構築費用や管理コストを気にする必要がなく、手軽に利用できるためです。
しかし、月額のほかに初期費用やオプション料金がかかることもあるので、あわせてチェックしましょう。
コンテンツが充実しているか
eラーニングでは、コンテンツを購入して学習する形態と自社で作成したオリジナル教材を用いて学習する形態があります。しかし、中小企業にとって、独自のコンテンツを作成するには時間とリソースが必要です。
多くの場合、限られた人材で業務に追われているため、予め豊富なコンテンツが提供されているシステムがおすすめです。
また、提供されるコンテンツが自社のニーズに適合していることも重要です。自社の業務や課題に関連するトピックやスキルがカバーされているか、従業員の必要な能力向上に貢献できるかを確認しましょう。
中小企業におすすめのeラーニング8選
GOOD
ここがおすすめ!
- 企業の規模に合わせた料金体系があり、どれだけ費用が掛かってくるか予算を立てやすい
- 年に4回以上のアップデートが行われており、PCの最新のOSにも対応できる
- デザインの選択やロゴの登録が可能で、オリジナル感ある資料が作れる
MORE
ここが少し気になる…
- 教材は自社で作成する必要があるため、1から始める場合は時間や労力が掛かる可能性も
価格(税別) | eラーニング格安プラン ・ユーザー数/50人まで 1ヶ月あたり4,900円 ・ユーザー数/100人まで 1ヶ月あたり9,800円 ・ユーザー数/300人まで 1ヶ月あたり29,400円 ・ユーザー数/500人まで 1ヶ月あたり49,000円 ・ユーザー数/1,000人まで 1ヶ月あたり98,000円 ・ユーザー数/1,500人まで 1ヶ月あたり142,500円 ・ユーザー数/2,000人まで 1ヶ月あたり180,000円 ・ユーザー数/3,000人まで 1ヶ月あたり240,000円 ・ユーザー数/5,000人まで 1ヶ月あたり/327,200円 eラーニング標準プラン ・ユーザー数/100人まで 1ヶ月あたり19,800円〜 ・ユーザー数/300人まで 1ヶ月あたり49,400円〜 ・ユーザー数/500人まで 1ヶ月あたり79,000円〜 ・ユーザー数/1,000人まで 1ヶ月あたり153,000円〜 ・ユーザー数/1,500人まで 1ヶ月あたり222,500円〜 ・ユーザー数/2,000人まで 1ヶ月あたり285,000円〜 ・ユーザー数/3,000人まで 1ヶ月あたり395,000円~ ・ユーザー数/5,000人まで 1ヶ月あたり582,200円~ eラーニング開発プラン ・初期開発費用 問い合わせで確認 |
自社教材活用型 | ◯ |
自社・サービス内教材活用型 | - | サービス内教材活用型 | - |
対応言語 | ・英語 ・日本語 |
スマホ対応 | ◯ |
ISO | ISO/IEC 27001 | 学習管理(LMS) | ◯ |
テスト作成・アンケート作成 | ◯ | SNSコミュニティ、掲示板 | ◯ |
インポート形式 | ・動画 |
学習コンテンツ | ・社内研修 ・オンライン教室 ・その他 |
GOOD
ここがおすすめ!
- 7,000本以上の動画が見放題かつ、普段の生活にも役立つプログラムが豊富なためスキルアップにつながる
- スマホからでも動画を視聴することができ、移動をしている際でも効率よく学ぶことが可能
MORE
ここが少し気になる…
- 研修のような基礎的な動画が多いため、内容が浅いと感じてしまう可能性も
価格(税別) | 1ヶ月あたり1ユーザー1,500円 | 自社教材活用型 | - |
自社・サービス内教材活用型 | - | サービス内教材活用型 | ◯ |
対応言語 | 日本語 | スマホ対応 | ◯ |
ISO | ISO/IEC 27001 | 学習管理(LMS) | ◯ |
テスト作成・アンケート作成 | ◯ | SNSコミュニティ、掲示板 | ◯ |
インポート形式 | - | 学習コンテンツ | ・ビジネス基礎 ・Office アプリ ・セキュリティ・コンプライアンス ・対策 ・マネジメント ・プログラミング ・マーケティング ・デザイン ・営業 ・英語 |
GOOD
ここがおすすめ!
- クラウド型とインストール型があり、企業に合わせて利用できる
- 他言語に対応しており、使用したい言語用テキストファイルを追加するだけで外国人社員も学習可能に
MORE
ここが少し気になる…
- 動画視聴時に10秒早送りをする機能がなく、もう1度聞きたい場合は最初から見直す必要がある
価格(税別) | 無料 | 自社教材活用型 | - |
自社・サービス内教材活用型 | - | サービス内教材活用型 | ◯ |
対応言語 | 日本語 | スマホ対応 | - |
ISO | - | 学習管理(LMS) | - |
テスト作成・アンケート作成 | - | SNSコミュニティ、掲示板 | - |
インポート形式 | - | 学習コンテンツ | プログラミング |
株式会社イー・コミュニケーションズ
SAKU-SAKU Testing
初心者にも◎受講者の管理をスムーズに行いたい方におすすめ
GOOD
ここがおすすめ!
- 不慣れな方でも作成・登録しやすいコンテンツ機能を多数搭載
- ユーザー管理機能を備えているため、より細かな対象でカテゴリーやグループを紐づけられる
MORE
ここが少し気になる…
- 事務局運営やカスタマーデスクを利用する場合はオプション扱いとなる
価格(税別) | ・ユーザーID数300未満 1ヶ月あたり600円 ・ユーザーID数300以上 1ヶ月あたり300円 |
自社教材活用型 | - |
自社・サービス内教材活用型 | - | サービス内教材活用型 | ◯ |
対応言語 | 日本語 | スマホ対応 | - |
ISO | - | 学習管理(LMS) | ◯ |
テスト作成・アンケート作成 | ◯ | SNSコミュニティ、掲示板 | ◯ |
インポート形式 | - | 学習コンテンツ | - |
GOOD
ここがおすすめ!
- 定額制では750コース・4,500本以上の動画を備えており、コンテンツ不足解消にもうってつけ
- 1つの動画は5分程度で終わるため、隙間時間の活用にもなる
MORE
ここが少し気になる…
- 自社コースでコンテンツ不足になった場合はコンテンツプラスプランへの切り替えが必要
価格(税別) | ・ベーシック(自社コース) 年契約1ヶ月あたり1ユーザー120~300円、月契約1ヶ月あたり1ユーザー360円 ・コンテンツプラス(自社コース+受け放題コース) 年契約1ヶ月あたり200円~500円、月契約1ヶ月あたり600円 |
自社教材活用型 | - |
自社・サービス内教材活用型 | ◯ | サービス内教材活用型 | - |
対応言語 | 日本語 | スマホ対応 | ◯ |
ISO | - | 学習管理(LMS) | ◯ |
テスト作成・アンケート作成 | - | SNSコミュニティ、掲示板 | - |
インポート形式 | 動画 | 学習コンテンツ | ・セキュリティ研修 ・ハラスメント研修 ・階層別研修 ・テーマ別研修(ITスキル・コンプライアンス・営業など) |
GOOD
ここがおすすめ!
- 5か国語に対応し、グローバル展開している企業にもぴったり
- バージョンアップは毎月、機能追加を伴うバージョンアップは年4回行われ、常に最新
MORE
ここが少し気になる…
- スキル管理やキャリアカルテを利用したい場合は「HRDクラウド」に契約する必要がある
価格(税別) | ・eLクラウド 問い合わせで確認 ・LMSクラウド 問い合わせで確認 ・HRDクラウド 問い合わせで確認 |
自社教材活用型 | - |
自社・サービス内教材活用型 | ◯ | サービス内教材活用型 | - |
対応言語 | ・日本語 ・英語 ・中国語 ・越語 |
スマホ対応 | ◯ |
ISO | - | 学習管理(LMS) | ◯ |
テスト作成・アンケート作成 | - | SNSコミュニティ、掲示板 | - |
インポート形式 | 動画 | 学習コンテンツ | ・ハラスメント検収 ・情報セキュリティ研修 ・コンプライアンス研修 ・管理職研修 ・若手社員研修 ・新入社員・内定者研修 |
GOOD
ここがおすすめ!
- 2週間の「無料体験」が行える
- 受講者IDごとの月額料金で無駄を省き、予算を抑えられる
- 既存資料を組み合わせて「オリジナル」の学習を組め、ドリルの自動採点機能もある
MORE
ここが少し気になる…
- 無料プランは20ユーザーまでしか使えず、商用利用ができない制限がある
価格(税別) | ・初期費用 5,000円 ・月額利用料 1ユーザーあたり180円 |
自社教材活用型 | ◯ |
自社・サービス内教材活用型 | - | サービス内教材活用型 | - |
対応言語 | 日本語 | スマホ対応 | ◯ |
ISO | - | 学習管理(LMS) | ◯ |
テスト作成・アンケート作成 | ◯ | SNSコミュニティ、掲示板 | ◯ |
インポート形式 | - | 学習コンテンツ | - |
GOOD
ここがおすすめ!
- 月額固定・ユーザー登録無制限で従業員が多いほど割安になる
- 初心者でも簡単に作れる「動画・スライド」コンテンツを搭載し、自由に作成可能
MORE
ここが少し気になる…
- 機能が1番少ないEntryプランでもある程度の価格になるため、受講者数が少ない場合は割高になる可能性も
価格(税別) | ・Entry 1ヶ月あたり70,000円 ・Standard 1ヶ月あたり200,000円 ・Pro 1ヶ月あたり360,000円 |
自社教材活用型 | ◯ |
自社・サービス内教材活用型 | - | サービス内教材活用型 | - |
対応言語 | 日本語 | スマホ対応 | - |
ISO | - | 学習管理(LMS) | ◯ |
テスト作成・アンケート作成 | ◯ | SNSコミュニティ、掲示板 | ◯ |
インポート形式 | ・動画 ・画像(スライド) |
学習コンテンツ | - |
その他のeラーニングの選び方
効果的な学習を実現するためにeラーニングシステムを導入する際には、前述したポイント以外にも以下のようなポイントに注目して、比較検討することがおすすめです。
予算や組織の規模ももちろん重要ですが、利用したい教材の種類やシステムの使いやすさなども考慮すべき要素です。以下のポイントを確認しながら、ニーズに適合したシステムを選びましょう。
【重要なポイント2つ】
- 教材の種類を確認
- 学習を進めやすいか
【その他の比較ポイント】
- 提供形態を確認
- カスタマイズ性が高いか
- セキュリティ対策は万全か
まとめ
中小企業が成長を続けるためには、効果的な人材育成が欠かせません。そのため、eラーニングの導入は、効率的で効果的な学習を実現する方法として大きな注目を集めています。
また、eラーニングの導入によって、対面型研修で生じていた多くのコストの大幅な削減や、従業員の進捗状況を一元管理することが可能です。多くのeラーニングでは、さまざまなテーマやスキルに関するコースが揃っています。
中小企業向けeラーニングは、限られたリソースの中で成長を遂げるための有力なツールです。企業の成長をサポートするために、eラーニングの導入を検討しましょう。