SaaSの具体的なサービス例|メール・チャット・会計など身近な業務ツールで解説

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  • SaaSは、インストールせずにインターネット経由で使える業務アプリの形です。
  • メール、チャット、会計、顧客管理など、日常業務で使うサービスの中にもSaaSはあります。
  • 具体的なサービス名を見るときは、人気順ではなく「自分の業務で何に使うか」で整理すると理解しやすくなります。

SaaSの具体的なサービスと聞くと、特別なITツールを思い浮かべるかもしれません。しかし実際には、メール、チャット、会計、ファイル共有、顧客管理など、日々の仕事で使っているWebサービスの多くがSaaSに近い形で提供されています。この記事では、個人事業主・中小企業・中堅大企業のどの立場でも理解しやすいように、身近な業務カテゴリごとの具体例からSaaSを説明します。サービスの優劣や順位ではなく、「どのような仕事で使われるのか」を初心者向けに整理します。

記事焦点想定読者
S-014(代表例)SaaS代表事例の網羅中級者
S-012(サービス)SaaSサービスの分類中級者
S-018(製品)SaaSを製品視点で見る上級者
本記事(具体的なサービス)日常で触れるSaaS事例初心者

目次

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  1. SaaSの具体的なサービスとは|身近なWebアプリとして考える
  2. 日常で触れているSaaSの具体例
  3. 個人事業主・中小企業・中堅大企業での使われ方
  4. SaaSサービスの分類と製品視点の違い
  5. SaaS・PaaS・IaaSの違いを具体例で見る
  6. 具体的なサービス名を見るときの注意点
  7. よくある質問(FAQ)
  8. まとめ|今日からできる3つのこと
  9. 関連記事
  10. 参考文献

SaaSの具体的なサービスとは|身近なWebアプリとして考える

SaaSは「Software as a Service」の略で、利用者がクラウド上で動くソフトウェアをネットワーク経由で使う形を指します。NIST SP 800-145では、SaaSは提供者のアプリケーションをクラウド基盤上で利用し、利用者はネットワーク、サーバー、OS、ストレージなどの基盤を管理しないモデルとして整理されています。まず基礎から確認したい場合は、SaaSとは(本格解説)もあわせて確認すると理解しやすくなります。

SaaSの使い方の基本構造 利用者がブラウザやスマートフォンからクラウド上のアプリケーションを使う流れを示した図。 利用者PC・スマホブラウザ・アプリ クラウド上のアプリソフトを使う 提供者運用保守 利用者はアプリを使い、基盤の多くは提供者側で管理される
図1:SaaSはクラウド上のアプリをネットワーク経由で使う形

日常で触れているSaaSの具体例

身近なSaaSは、仕事の道具としてすでに使っていることがあります。たとえば、メールや予定表を共有するグループウェア、チームで会話するチャット、請求や会計を扱うクラウド会計、営業先や問い合わせ履歴を管理する顧客管理などです。ここで挙げる名称は、サービスを評価するためではなく、SaaSをイメージしやすくするための例です。さらに広い事例を見たい場合は、SaaSの代表例(中級者向け)で確認できます。

業務カテゴリ具体的なサービス例主な使い方
メール・グループウェアMicrosoft 365、Google Workspace などメール、予定表、文書共有、共同編集
チャット・会議Slack、Microsoft Teams、Zoom など社内外の連絡、会議、ファイル共有
会計・請求・経費freee、マネーフォワード クラウド、弥生会計オンライン など仕訳、請求書、経費精算、入出金管理
顧客管理・営業管理Salesforce、HubSpot、Zoho CRM など顧客情報、商談履歴、問い合わせ管理
ファイル共有Dropbox、Box、Google Drive など資料の保存、共有、権限管理
業務カテゴリ別のSaaS例 メール、チャット、会計、顧客管理、ファイル共有の五つのカテゴリを示すカード図。 身近なSaaSは業務ごとに見つけられる メール予定表・共同編集 💬チャット会議・連絡 ¥会計請求・経費 👥顧客管理商談・問い合わせ ファイル共有保存・権限管理
図2:SaaSはメール・会計・顧客管理などの業務カテゴリで考えると分かりやすい

個人事業主・中小企業・中堅大企業での使われ方

SaaSの見え方は、組織の規模によって少し変わります。個人事業主なら、請求書作成や会計、ファイル共有などを少人数で使う場面が中心です。中小企業では、部署をまたぐ連絡、営業管理、勤怠や経費精算など、業務をそろえる目的で使われます。中堅大企業では、権限管理、監査ログ、社内ルールとの整合など、管理面も含めて検討されます。どの規模でも、SaaSは「業務をWeb上で扱う道具」と考えると理解しやすくなります。

規模別のSaaS利用シーン 個人事業主、中小企業、中堅大企業でSaaSが使われる場面の違いを示す図。 1個人事業主会計・請求・共有少人数で使う 2中小企業部門間の連絡営業・勤怠を整える 3中堅大企業権限・監査・連携管理面も見る
図3:SaaSは規模により使い方と確認ポイントが変わる

SaaSサービスの分類と製品視点の違い

本記事では、具体的なサービス名を見ながらSaaSのイメージをつかむことを目的にしています。一方で、営業支援、会計、人事、マーケティング、ファイル共有のように分類軸から整理したい場合は、SaaSサービスの分類を読むと整理しやすくなります。また、導入候補を機能、契約、管理者設定、運用体制などから見る場合は、SaaSを製品視点で見る記事が役立ちます。

見方主な問い向いている読者
具体例で見るこのサービスはSaaSなのか初心者、研修担当者
分類で見るどんな業務カテゴリがあるのか中級者、導入担当者
製品視点で見る機能・契約・運用をどう確認するか情報システム、管理部門

SaaS・PaaS・IaaSの違いを具体例で見る

SaaSとあわせて出てくる言葉に、PaaSやIaaSがあります。初心者向けに言えば、SaaSは完成したアプリを使う形、PaaSはアプリを作るための開発環境を使う形、IaaSはサーバーやストレージなどの基盤を借りる形です。日常で使うメールやチャットはSaaSとして理解しやすい一方、開発者が使う実行環境やサーバー管理はPaaS・IaaSの領域に近づきます。詳しくはSaaS・PaaS・IaaSの違いで確認できます。

SaaS、PaaS、IaaSの違い クラウドサービスをアプリ、開発環境、基盤の三層で整理した図。 SaaS完成したアプリを使う PaaSアプリを作る環境を使う IaaSサーバーなどの基盤を借りる 使うものが「アプリ」なのか「開発環境」なのか「基盤」なのかで分ける
図4:SaaSは完成したアプリを使うモデルとして理解しやすい

具体的なサービス名を見るときの注意点

具体的なSaaS名を見るときは、名前だけで判断せず、何の業務に使うのか、どのデータを扱うのか、管理者がどこまで設定できるのかを確認することが大切です。とくに個人情報、顧客情報、経理情報を扱う場合は、利用規約、権限設定、ログ管理、データの保管場所、解約時のデータ出力などを確認します。公共機関や高い安全性が求められる場面では、ISMAP登録クラウドサービスリストのような公的な確認制度が参照されることもあります。

  • 料金や利用者数だけでなく、自社の業務に合うかを確認する
  • サービス名ではなく、メール・会計・顧客管理などの業務カテゴリで考える
  • 顧客情報や個人情報を扱う場合は、権限管理とデータ管理を確認する
  • 導入前に、使い始める方法だけでなく、やめるときのデータ出力も確認する

よくある質問(FAQ)

Q. SaaSの具体的なサービス例は何ですか?

A. メール、グループウェア、チャット、会計、顧客管理、ファイル共有などのWebサービスが例になります。Microsoft 365、Google Workspace、Slack、Salesforceなどは、SaaSを説明するときに挙げられることが多いサービス例です。

Q. 無料で使えるWebサービスもSaaSですか?

A. 無料か有料かだけでは判断できません。クラウド上で提供されるアプリを、ブラウザやアプリから利用する形であれば、SaaSに近いサービスとして理解できます。

Q. Microsoft 365やGoogle WorkspaceはSaaSですか?

A. メール、予定表、文書作成、共同編集などのアプリをクラウド上で利用するため、SaaSの具体例として説明されることがあります。ただし、契約内容や利用する機能によって確認すべき点は変わります。

Q. SlackやSalesforceはSaaSですか?

A. Slackはチャット・コラボレーション、Salesforceは顧客管理の領域で、SaaSの例として扱われることがあります。どちらもサービスの優劣ではなく、業務カテゴリの例として見ると分かりやすいです。

Q. SaaSとクラウドサービスは同じですか?

A. SaaSはクラウドサービスの一種です。クラウドサービスには、SaaSのほかにPaaSやIaaSもあります。SaaSは、その中でも完成したアプリを使う形と考えると理解しやすいです。

Q. どのSaaSを選べばよいですか?

A. この記事では特定サービスの推奨は行いません。まずは、解決したい業務、扱うデータ、利用人数、管理者の有無、既存システムとの連携を整理してから、候補サービスの公式情報を確認することが大切です。

まとめ|今日からできる3つのこと

SaaSの具体的なサービスは、特別なIT用語として覚えるより、日々の業務で使っているWebアプリから考えると理解しやすくなります。メール、チャット、会計、顧客管理、ファイル共有などを見直すと、すでに使っているSaaSに気づけるはずです。

  1. 今使っているWebサービスを、メール・会計・顧客管理などに分けて書き出す
  2. そのサービスで扱っているデータと、管理者設定の有無を確認する
  3. 基礎、分類、製品視点の関連記事を読み、SaaSの理解を一段ずつ深める

関連記事

参考文献

  • 発行元:National Institute of Standards and Technology|資料名:The NIST Definition of Cloud Computing, Special Publication 800-145|発行年:2011年|URL:https://doi.org/10.6028/NIST.SP.800-145|取得日:2026年6月14日
  • 発行元:経済産業省|資料名:クラウドサービス利用実態調査(指定出典・入稿前に資料年の再確認推奨)|発行年:未確認|URL:https://www.meti.go.jp/statistics/|取得日:2026年6月14日
  • 発行元:総務省|資料名:令和7年版情報通信白書|発行年:2025年|URL:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/|取得日:2026年6月14日
  • 発行元:国家サイバー統括室・デジタル庁・総務省・経済産業省|資料名:ISMAP登録クラウドサービスリスト|発行年:随時更新|URL:https://www.ismap.go.jp/csm?id=cloud_service_list|取得日:2026年6月14日

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